”限られた世界”の子どもたちと、長く続く交流の輪を築きたい！

私たちのページをご覧いただき有難うございます。
共同企画者の辻本大輔です。

写真は支援活動で訪問する予定の町の一つ、シェニニ。
岩砂漠の中を車で走っていると急に現れる、山の斜面に築かれた村です。

クサールと呼ばれる先住民族ベルベル人の遺跡に、今も人が住んでいます。

観光で楽しむ分には雰囲気満載ですが、
環境的にも経済的にもとても厳しい場所です。

 

良くいえば昔ながらの生活をそのまま残したという表現ができます。

しかし、外国や国内からの観光客も来ますし。
貧しい国々でもスマートフォンなどが普及している現代。
完全に外の情報に触れないというのは不可能です。

どうしたって自分たちの生活を『外の世界』と比べてしまいます。


僕もシェニニをはじめチュニジアの南部地域（砂漠の広がる内陸部）を訪れた時に、
現地の人からお金や物をせがまれた経験が何度かあります。

個人的にはただただ腹の立つできごとでしたが、
その背景を想像するとなんとも言えない気持ちになりました。

直接お金を募金する
物を買って（サービスを受けて）お金を落とす

など、現実的で素晴らしい関わり方もあります。

しかし、環境、教育、経済、メンタリティーなど。
いろいろなものが絡み合って、長い年月をかけて変われない体質になってしまったこれらの地域。
そしてそこに住む人たち。

『施し』は結局彼らに何の変化も生み出さないと感じますし、
残念ながら現地を知る人たちなら皆同じような感想だと思います。

 

これらの地域の現状。
自分たちに出来ることと出来ないこと。

いろいろ考えた結果、僕たちが目指すべきは、
『現地の人たちが気付き、考え、動き、維持する』
その状態を創りだすことだと考えています。

もちろん簡単には実現できない長大なビジョンです。
しかし動かなければ何も変わりませんし、
動けば何かが起こる可能性は高くなります。

現に今まで面識のなかった方たち（日本人も、チュニジア人も）から、
有難いことに少しずつ応援の言葉をいただけることが増えてきました。


これからも目指す状態に1％でも近づけるよう活動していきます。
もし僕たちの想いや活動に共感いただけたなら、ご支援やシェアなどで、お力を貸していただけると嬉しいです。