支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 138人
- 募集終了日
- 2022年10月24日
ミャンマー|クーデター、洪水被害で困窮する人々に食糧、医療、教育を
#子ども・教育
- 現在
- 1,975,000円
- 支援者
- 88人
- 残り
- 17日
過酷な生活をしている野良猫ちゃん達への支援
#地域文化
- 現在
- 618,000円
- 支援者
- 101人
- 残り
- 6日
吉村作治エジプト調査隊、存続の危機!
#地域文化
- 現在
- 7,730,000円
- 支援者
- 393人
- 残り
- 42日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 49,097,000円
- 支援者
- 2,504人
- 残り
- 19日
貧困や虐待等で親を頼れない若者が将来を諦めず生きていける伴走支援を
#子ども・教育
- 現在
- 6,797,000円
- 支援者
- 348人
- 残り
- 11日
貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い
#子ども・教育
- 総計
- 88人
絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために!月々のご支援で安定的な整備を
#地域文化
- 総計
- 116人
プロジェクト本文
NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金(※1)の宮本善和と申します。石垣島と西表島の周辺に広がる日本最大のサンゴ礁(※2)が衰退の危機に瀕しており、仲間と一緒に保全活動を行っています。
※1:http://www.strata.jp/sangokikin/
※2:http://sekiseisyouko.com/szn/about.html
わたしと八重山のサンゴ礁の出会いは、27年前に石垣島の白保の海に潜ったときです。どこまでも透き通った水の中に、幾重にも重なる様々なサンゴ礁と、色とりどりの魚がまるで沸くように泳ぐその圧倒的な生命力に、「こんな世界があるのか?」と打ちのめされて以来になります。
その後、その八重山のサンゴ礁が、畑からの赤土流出、海水温の上昇による白化、オニヒトデの大発生による食害などで大きく衰退していると知り、この貴重なサンゴ礁を守ろうという研究グループに参加しました。その後、石西礁湖サンゴ礁基金を立ち上げ、寄付を集めながら、赤土流出防止の取組、オニヒトデの駆除、環境学習などをサポートし、自身も取り組んできました。
このような活動の中で、サンゴ礁の回復のためには、よく報道されているサンゴの人工増殖よりももっと大切なことがあることが分かってきました。
大切なのは、八重山の海の環境をサンゴの生息に適した状態に改善していくことなのです。つまり、汚水を減らす、赤土流出を減らす、サンゴを傷めない、海中や海岸のゴミを減らすなどの行動をもっと八重山全域に広めていく必要があります。そのようなことから、多くの方々と意見交換を重ね、八重山の海を守り育む輪を広げる「八重山うみしまフレンドシップ(※3)」プロジェクトを始めることに至りました。
※3:https://umishima.net
◆プロジェクトを立ち上げたきっかけ
八重山のサンゴ礁は、360種を超えるサンゴが生息する豊かで多様性の高い海域です。そこでは、ダイビングやマリンレジャーなどの観光、漁業などの多様な利用がされ、地域の産業や暮らしに欠かせない存在となっています。それが大きく衰退しているのです。最近では、2016年の夏に大規模な白化が生じて約9割のサンゴが白化し、7割が死滅しています。現在は少しづつ回復してきてはいますが、その回復のスピードは芳しくはありません。また、今年も海水温が上昇して白化が広がりつつあり、再び2016年規模の大白化が起きるのではないかと懸念されています。
八重山のサンゴ礁を元の状態の近くまで回復するためには、よくマスコミで報道されるサンゴの人工増殖だけでは、その規模的にも費用的にも無理があります。それよりも、海域の水質などの環境をサンゴが元気に生息できるような状態に回復する必要があるのです。海水の環境が改善していい状態であると、例え短期的に白化をしても海水温が下がれば、サンゴは自己回復することができます。
そのためには、陸から雨天時に流入する赤土を止め、産業排水や生活排水から流れこむ栄養塩(窒素やリンなど)や農薬などを減らす必要があります。また、サンゴの白化をもたらす海水温の上昇は地球温暖化の影響です。わたしたちの生活や経済活動からCO2を減らしていく必要があるのです。ダイビングや漁業などの際にも配慮とケアを行い、持続可能な利用をしていくことも欠かせません。海を漂流するゴミや漂着するゴミを減らすことも必要です。海の環境をサンゴの生息に適した状態に改善していくことが必要不可欠なのです。
石西礁湖サンゴ礁基金ではまず、赤土流出の多いサトウキビの夏植栽培から、赤土がほとんど出ない株出栽培の普及に取り組みました。仲間が実験を繰り返し、石垣市、農協、製糖工場、生産者の方々とともに、八重山の農地で主流のサトウキビ栽培の夏植栽培のほぼ半分程度を株出栽培に転換することに成功しています。
株出栽培の支援を提案し、普及させた仲間(干川氏)とサトウキビ畑の実験圃場
しかし、まだまだ問題はたくさんあります。赤土対策もさらに拡大していく必要がありますし、最近、サンゴの生息の障害となっていると科学的にも立証された栄養塩(窒素やリン)を減らすことも必要です。栄養塩は、畑の化学肥料や畜産などからも、事業排水や生活排水からもでている可能性があります。これらを減らしていく必要があるのです。海の利用もサンゴ礁を痛めないで持続可能なようにしていく必要もあります。海の生き物が取り込んでこんしまうマイクロプラスチックなどのゴミも減らしていくことが求められます。
八重山の60団体以上の事業者や関係団体の方々に聴き取りをすると、サンゴ礁が衰退していることは皆さんよく分かっていらっしゃいました。ただ、自分たちとどう関係しているのか、もしくは自分たちが何をすればいいのか分からないという声を多く聞きました。そのため、さまざまな分野の事業者、そして居住者や観光客などとサンゴ礁生態系との関係を分析しました。その結果、すべての方々が大なり小なりサンゴ礁生態系にマイナスの影響を与えていることが分かりました。このようなマイナスの影響を少なくし、各自の行動をサンゴ礁に優しい方向に少し変えていくことが必要なのです。
そうです! 八重山のサンゴ礁を守るには、八重山のすべての事業活動や生活から生じるサンゴ礁の海へのマイナスの影響を少なくすることが必須なのです。そのためには、八重山の事業者や居住者、そして来訪者それぞれが行動を少し変えていくきっかけと働きかけが必要です。
そこで、わたしたち石西礁湖サンゴ礁基金は、事業者や人々にこのような取組や行動をうながし、かけがえのない八重山のサンゴ礁生態系を守り育む輪を広げる「八重山うみしまフレンドシップ」というプロジェクトを始めました。このプロジェクトを広げるとともに、具体的なサンゴ礁回復のプロジェクトを起動するには、まずは、最低でも200万円ほどの資金が必要です。皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
◆プロジェクトの内容
NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金では、WWFジャパン、石西礁湖自然再生協議会(事務局:環境省※4)のワーキングメンバーとともに、八重山のサンゴ礁の海を守る輪を広げていこうとしています。サンゴ礁を守る取組や、海の環境への影響を低らしていく行動をされている、もしくは予定している事業者、団体、個人などを広く募集し、「八重山うみしまフレンドシップ」として登録していくプロジェクトです。
※4:http://sekiseisyouko.com/szn
八重山のすべての事業者、団体、個人(子供たちも含めて)がこのプロジェクトの登録対象者です。登録された方々にはシンボルマークを差し上げ、それを経済活動や生活で利用していただくことで、プロジェクトを多くの方に知ってもらい、さらに参加・登録者を増やしていきます。
まずは、汚水を減らす、ゴミを減らす、サンゴを傷めないなど、少しでもできることから始めていただき、次第に参加・登録者を増やすことで八重山のサンゴ礁の回復が促されていきます。そのため、このプロジェクトを普及・拡大していく必要があります。そして、参加・登録者の交流や情報交換を促すとともに、分野別によりよい行動のガイドラインを作成して、その行動のレベルアップを促していきたいと考えています。そして、サンゴ礁を守り、育み、その恵みを活かし続けられる八重山への転換を図っていきます。
さらに、サンゴ礁にインパクトの大きい赤土流出やリン酸塩などの栄養塩類を低減する具体的な対策の調査を進め、複数のプロジェクトを起動させて展開していきます。例えば、最近の研究成果(※5)から、サンゴの生息に大きな影響を与えるとされているリン酸塩の低減を行うため、(a)その主な発生源と推定される畜産排せつ物の堆肥化を活発化する、(b)畑作での化学肥料を減らして、たい肥を活用するなどのプロジェクトを起動する調査を始めいます。
※5:https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/20897
【八重山うみしまフレンドシップのアプローチ】
◆CO2 削減、カーボンニュートラルで海水温の上昇を食い止め、サンゴの白化を低減する
◆プラスチックごみ等を減らし、海の漂流、漂着ゴミを低らす
◆サンゴを傷めない、サンゴ礁と共存する観光や飲食業など、持続可能な産業へ転換する
◆赤土、栄養塩、農薬を減らし、海と共存する農業を推進する など
フレンドシップの参加・登録は、子どもでもできるように無料です。参加・登録を頂いた方々へのメリットは、上記のシンボルマークをご提供させていただき、ご商売や活動でさまざまお使い頂くことができるようになることです。加えて、参加・登録者には、八重山のサンゴ礁の保全・再生に関するさまざまな情報をお届けするとともに、参加・登録者どうしで情報交換をしながら、交流をしていく予定です。
◆プロジェクトの展望・ビジョン
このプロジェクトが八重山のサンゴ礁の回復に効果を発揮するためには、八重山の多くの事業者、団体、個人の参加・登録が必要です。
ハーバード大学の研究者によれば、そのプロジェクトの賛同者数がそのコミュニティの3.5%に達すると地域に浸透するとされています。そのため、このプロジェクトでは、八重山の人口約54,000人(石垣市 49,710人、竹富町 4,288人(2021年))の3.5%に相当する2,000もの方々の参加・登録を目指しています。これは簡単なことではありません。
その達成のためには、効果的な呼びかけや広報活動に関わる費用が必要です。また、よりよい行動のガイドラインについては、ダイビングなどの海の観光、農業(畑作、畜産など)、飲食店、ホテル、居住者向けに作成していく予定です。その作成にも費用が必要なのです。
さらには、サンゴ礁にインパクトの大きい赤土や栄養塩を低減するための具体プロジェクトを起動するためにも資金が必要です。
わたしたちは、このプロジェクトが達成されることで、八重山の共通の宝物であるサンゴ礁の海を守り育むことが当たり前のこととなることを目指します。そのためにも、八重山の海とともに、いつまでも暮らし、営み、八重山に新たなサンゴ文化が育まれることを願っています。ぜひご支援のほどよろしくお願いします。
【寄付を頂いた資金の使途】
今回、募集する120万円は以下のような資金使途で使用させて頂きます。
□「八重山うみしまフレンドシップ」の普及の活動費:30万円
□シンボルマークのシール印刷費:10万円
□サンゴ礁により良い行動を促すガイドライン作成・プロジェクト調査費:60万円
□「八重山うみしまフレンドシップ」の運営費:20万円
◆応援メッセージ
■惠小百合(美ら島 流域経営赤土流出抑制システム研究会 江戸川大学名誉教授)
◇あなたも3.5%(サンゴ)メンバーに!
◇3.5は、サンゴ!3月5日は、サンゴの日!
◇3.5%の人が動けば社会も変わる
(エリカ・チェノウス教授:ハーバード大学)
◇八重山のサンゴ礁を次世代に贈るため、あなたも3.5%(サンゴ)メンバーに!
◇「アリの眼 トリの眼 イルカの眼 サンゴの眼」になる人募集中!
◇珊瑚の眼で珊瑚の気持ちの代弁者・発信者になってくださる方を増やしましょう!!
現代に生きている私たちが次世代に贈る「あすの原風景」のひとつが珊瑚礁です。一度その存在を目の当たりにしたら誰もが虜になる魅力的な生き物と彼らが創り出す素晴らしい自然景観を元気にし、未来の子どもたちにも満喫してもらいたいですね。
30〜50年後の未来の子どもたちにとってその時に生きている土地や環境の姿が「原風景」の一つを構成している現場となります。今、私たちが先達から引継ぎ、暮らし、新たにつくりあげている眼の前の環境は、あすの世代にとっての原風景となるのではないでしょうか?
あなたは、次世代にどのような贈りものを遺したいですか? ここに住みたい!いつまでもここがこのままあり続けて欲しい!この素晴らしい世界!この美しいふるさと!この魅力的な自然!と感動してもらえる環境や資源はあなたと今生きているみんなで次世代に贈れます!!
珊瑚礁の白化現象の原因と見られる海水温の上昇や気候変動という地球規模の環境の変化をもたらしたのは私たちを産み育ててくれた先代達、30〜50年前に生きていた世代の判断と私たち自身のこれまでの行動によります。いわば“世代害”です。
かつての公害は、環境汚染源や原因が特定でき、1972年の当時OECDが日本は、公害との闘いにおける公害防止技術は勝利をおさめたと言える状況であると評価しました。 しかし誰もがほんの少しずつ気づかずに環境負荷を世代全体で高め続けてきた現代の環境変容は、SDGsで達成目標としている事柄を全て同時に世界中の一人ひとりが行動変容し続けていかなければ、地球環境全体の疲弊したレジリエンス(ストレスに対応し回復する)力を発揮できない状況です。 あなたの身の回りのコミュニティのメンバーの3.5%の人々に八重山フレンドシップのことをお話しし、サンゴメンバーを増やしていきましょう!
私は、関東の甲武信岳に源を発した一滴の源流水がそれぞれ甲州、武州、信州に流れ笛吹川、荒川、信濃川になって行く河川流域の一つ、荒川の流域ネットワークのミズガキ復活活動から、サンゴ礁海域のサンゴの保全活動につながりました。遠くにいてもいつでも3.5%の人々と自分ができるサンゴ礁保全につながる日常の行動を増やしていきたいと思っています。
地球は一つ、足元の大地にはその土地ごとの地形と人の営みや自然、特にその環境固有の微生物が棲む土壌があります。土壌をアリの眼で健全かどうか、そこに降る雨水を溜めどこへ流しているのかを確かめて観る眼、地球規模で移動する渡鳥の眼=鳥瞰・俯瞰で地球や日本列島を観る眼、地球の海域を巡るイルカの眼で海洋と陸からの水や栄養の流れを観る眼。サンゴの気持ちを思いやり、サンゴが白化してしまう事がわかっているのならば、珊瑚礁海域の海水温を30°以上に上げないで欲しいと観る眼で身の回りの環境を観て、サンゴが人間にやって欲しいと思うことを実行する人々をご一緒に増やしましょう。
■竹川大介(北九州市立大学教授 生態人類学)
豊かな海は豊かな生活を支える海です。大洋に浮かぶ小さな島々には、海と共に生きてきた人々の暮らしがあります。かつて、そこには海を守る知恵と、海を上手に利用する工夫がありました。そうやって島の人々は、ずっと生きてきたのです。 人の暮らしと豊かな自然は、決して対立するものではありません。豊かな自然があってこそ、豊かな暮らしがあるのです。
しかし、近年の地球レベルでの気候変動や経済活動の発展によって、海と人との関わりは変わってしまいました。昔の知恵は失われ、海も痩せ細ってしまいました。 美しいサンゴ礁は豊かな海の一つの象徴です。でもサンゴ礁だけを守れば良いということではありません。海全体の生態系を再生し守り続けていくために、先人たちにならい、新しい知恵と工夫が求められています。
■海津ゆりえ(文教大学国際学部国際観光学科教授)
「サンゴ礁を守る」とは?
エメラルドグリーンの海や熱帯魚の楽園などの「美しい景観」。サンゴ礁という言葉からこれらを思い浮かべる人は多いと思いますが、それは私たちが享受するサンゴの一側面の姿に過ぎません。
サンゴ礁が発達する地域では、人々はさまざまな形でサンゴ礁を利用してきました。建築材料として、礁池はタコや貝などの漁場として、サンゴ礁によって荒波から守られた砂浜は祭りの場として、津波から守ってくれる天然の防潮堤として、セメントの材料となる石灰石として、観光や冒険の場でもある鍾乳洞として、その土地の生活や生業の中にサンゴ礁は生かされてきたのです。
サンゴは4億5000万年前に生まれた生物ですが、全てのサンゴがサンゴ礁を作るわけではありません。世界の海の中で太平洋、大西洋、インド洋の熱帯・亜熱帯の浅海にのみ発達し、その面積は60万㎢*(海表面積の0.17%)に過ぎません。しかも成長が極めて遅く、フットボールサイズのサンゴ礁ができるまでに20年もかかります**。サンゴ礁が発達するにはサンゴ虫が生息できることが必須で、日光、塩分濃度、透明度、砂泥が堆積していないなど条件が満たされることが求めら、大量の汚染物質が流出する沿岸地域では徐々にサンゴが死滅し、サンゴ礁が発達しなくなっていきます。
私たちが当たり前のようにサンゴ礁を享受できているのは、奇跡のように恵まれた状態なのです。私たちは、日常生活圏から少し遠いところにあるサンゴ礁について、時々忘れてしまいます。しかし地上にいる私たちの営みの出口にあるのは海であり、海の生き物であり、サンゴ礁なのです。気付かぬうちにダメージを与え、失ってしまうことがないよう、私たちの生命の源である海そしてサンゴ礁に心を寄せて、皆で守っていきたいと思います。
*地球大図鑑(2005)ネコ・パブリッシング、p393
**絵でみる世界海洋地図(1994)同朋社出版、p30
■上村真仁(筑紫女学園大学現代社会学部教授/NPO法人夏花副理事長)
八重山の海は世界的にみても生物多様性の豊かな海だと言われています。この海や島の自然と共にある暮らし、それぞれの島やシマ(集落)にも多彩で魅力的な暮らしの文化が受け継がれています。
2004年WWFサンゴ礁保護研究センターに着任し、サンゴ礁と島の暮らしの関わりについて調べる中で、自然の恵みを上手に取り入れた暮らしについておじぃ、おばぁに教えていただきました。私は、この“自然が豊かであってこそ暮らしの文化が豊かになること”、“自然と文化を大切にすることで心豊かな暮らしが実現すること”、という教えを「サンゴ礁文化」と呼んでいます。
時代は変わり、暮らしは便利になりましたが、大切に守り受け継がれてきた島の自然や文化を次世代に繋ぐために、この八重山うみしまフレンドシップの取り組みを通して、新しく、多彩な「サンゴ礁文化」が生まれることを期待しています。
■鈴木倫太郎(特定⾮営利活動法⼈ 喜界島サンゴ礁科学研究所研究員 元WWFサンゴ礁保護研究センター長)
美しく青い海が広がる八重山のサンゴ礁にはサンゴや数多くの生き物が暮らしています。私たちは、その光景に自然の偉大さを感じ、地域に暮らすひとはその光景を故郷と感じるでしょう。また、島外からは八重山の美しい景観と自然を感じて楽しむために、多くの人が訪れます。そして、その多くの人々は八重山の海の海産物の恵みを受け、自然の防波堤となるサンゴ礁に守られながら暮らしています。
私たちの暮らしに多くの恵みを与えてくれるサンゴ礁を守ることは、私たちの暮らしを守ることにつながります。そして、私たちはサンゴ礁から受ける恩恵を次の世代にまでも受け続けるため、サンゴ礁を守る活動を進めなくてはなりません。
八重山うみしまフレンドシップは、多くの人たちが八重山のサンゴ礁を守る気持ちを見える形にする仕組みです。八重山のサンゴ礁の海を守るため、この新しい取組に多くの人が賛同し、発展していくことを願います。
■小林俊介(WWFジャパン海洋グループ白保プロジェクトリーダー)
八重山をはじめとした南西諸島の海域・陸域は、世界的にも希少な動植物が息づく、生物多様性の非常に高い地域として知られています。WWFは、こうした自然環境を保全するための取り組みを継続してまいりました。特に石垣島では、WWFサンゴ礁保護研究センター(通称「しらほサンゴ村」)を唯一のサテライトオフィスとして構え、20年以上にわたり活動を継続し、多くの皆さまに支えられ、調査研究や赤土流出対策、環境教育や地域のサンゴ礁文化の発掘と保全などの取り組みを展開してまいりました。
WWFに限らず多くの方が、南西諸島や八重山の自然を守るための取り組みを継続されておりますが、残念ながら気候変動等の世界的な環境の悪化もあり、サンゴを含む自然環境は未だ危機的な状況下にあります。
八重山うみしまフレンドシップの取り組みを通して、より多くの関係者がサンゴをはじめとして八重山の自然のことを考え、自然環境の保全につながるアクションがより積極的に取られるようになっていくことを期待しています。
- プロジェクト実行責任者:
- 特定非営利活動法人 石西礁湖サンゴ礁基金理事宮本善和
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
【寄付を頂いた資金の使途】 今回、募集する120万円は以下のような資金使途で使用させて頂きます。 □「八重山うみしまフレンドシップ」の普及の活動費:30万円 □シンボルマークのシール印刷費:10万円 □サンゴ礁により良い行動を促すガイドライン作成費:60万円 □「八重山うみしまフレンドシップ」の運営費:20万円
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額との差額は、別途の寄付、助成金、自己負担で賄います。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
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リターン
3,000円+システム利用料
感謝の豊かな八重山のサンゴ礁のポストカード by石西礁湖サンゴ礁基金
感謝の気持ちを込めて、八重山のサンゴ礁のサンゴ礁のポストカード2枚セットを差し上げます。
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 11
- 発送完了予定月
- 2022年11月
3,000円+システム利用料
海洋プラスチックから再成形したウミガメキーホルダー by 竹富自然資産財団
海岸のクリーンアップから回収した海洋プラスチックを洗浄、粉砕、成型して作られた可愛いウミガメのキーホルダーです。
- 申込数
- 20
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年11月
3,000円+システム利用料
感謝の豊かな八重山のサンゴ礁のポストカード by石西礁湖サンゴ礁基金
感謝の気持ちを込めて、八重山のサンゴ礁のサンゴ礁のポストカード2枚セットを差し上げます。
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 11
- 発送完了予定月
- 2022年11月
3,000円+システム利用料
海洋プラスチックから再成形したウミガメキーホルダー by 竹富自然資産財団
海岸のクリーンアップから回収した海洋プラスチックを洗浄、粉砕、成型して作られた可愛いウミガメのキーホルダーです。
- 申込数
- 20
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年11月