子どもたちのよりどころ☆新潟市の小さなフリースクールを守りたい!!
支援総額
目標金額 1,150,000円
- 支援者
- 80人
- 募集終了日
- 2022年9月24日
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- 現在
- 36,000円
- 支援者
- 6人
- 残り
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#子ども・教育
- 現在
- 97,000円
- 支援者
- 20人
- 残り
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- 現在
- 1,090,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 12,000円
- 支援者
- 3人
- 残り
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- 現在
- 24,000円
- 寄付者
- 5人
- 残り
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#動物
- 現在
- 10,130,000円
- 支援者
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- 残り
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#地域文化
- 現在
- 1,052,000円
- 支援者
- 97人
- 残り
- 15日
プロジェクト本文
終了報告を読む
🌟自己紹介
はじめまして。新潟市でフリースクールを運営している藤枝 陽(ふじえだ よう)と申します。
私は15年ほど公立高校の先生をしていました。たくさんの生徒と学ぶ中で、いつしか「もっと一人ひとりと丁寧に学べる場所をつくりたい」と思うようになり、先生を辞めて起業して小さなフリースクールを個人で立ち上げました。
「おうちフリースクールWAKAME新潟」に通う生徒さんは、学校の仕組みや雰囲気に馴染めなかったり、学習に苦手意識を持っていたりと様々な事情を抱えています。
しかしみな学ぶ意欲にあふれ、とっても思いやりのある穏やかな子どもたちばかりです。
スクール名「WAKAME」は、私たち夫婦が育てている愛亀の名前から取りました。下の写真が、我が家の本家本元の「ワカメ」ちゃんです。
寓話にもあるように、カメが一歩一歩着実に前にすすむイメージにちなんで、子どもたちがのんびりと学べる場所にする、という思いを名前に込めました。
小学校低学年から中学校3年生までと幅広い年齢のさまざまな得意分野を持つ仲間が集まり、日々自分のペースで勉強しています。
現在は12名ほどの生徒さんが利用、授業は1コマ定員4名。
1〜2名の生徒さんにつき、スタッフが1名寄り添い、一人ひとりに合った個別課題を考えながら学習指導にあたっています。
時にはホワイトボードを使って板書しながら個別授業をします。
また別の日は、何人かで集まって少人数でグループ授業もします。
何人かで創作活動をするときは、3〜4人で机を囲んで作業をしたり、
調理実習をして作ったご飯をみんなで食べたり・・・。
基本的に5教科を軸に学習支援をしていくことを念頭に開室した、私ですが、、、。
初めのうちは、家以外の場所で過ごすことだけでも精一杯の生徒さんもいます。長いこと自分自身を責め、学ぼうとする力が一時的に不足していることも多いからです。
その場合は、心と体のエネルギーが満たされるまでじっくりと対話を通してご本人と向き合い、葛藤や不安を受け止める時間を長く取るようにしています。
時には創作活動で手を動かしながら、ただ穏やかな時間を共有する機会を重ねていきます。
そして、少しずつ学習プリントで問題を解いたりする時間が取れるようになり、結果的に、長時間の対面での学習活動へと進んでいける場合が多いですね。
教員をしていた時よりもちろんお給料は減りましたが、私自身が心から満たされ、子どもたちと一緒に学ぶ時間をこれまで以上に楽しめるようになりました。
子どもたちと過ごす授業の時間が大好きでしたが、今はもっともっと好きになりました。いつもニコニコしていられるようになりました。
「不登校の子どもたちをサポートする事業をやっています」
と伝えると、よく
「大変ですね」
と言われますが、
苦労してるな、大変だなと感じることは極端に少なくなりました。
なぜなら、今の私には
一人ひとりの子どもたちに対し、丁寧に向き合う時間が存分に与えられているからです。
そうはいっても、クラウドファンディングのきっかけは運営資金の工面が理由なのは確かなので、その問題について、次の部分で詳しく説明させていただきます!
🌟公的な補助金はなし!!そんなフリースクールの運営資金をなんとかしたい!!
ご存じの方も多いかと思いますが、フリースクールは「民間施設」ですが、文部科学省からきちんと「ここで学習した時間は出席扱いとする」と公的に学習の場所として定められています。
それでも、運営資金は保護者の方々から集めるお月謝のみ。
そして、運営スタッフの持ち出し資金でまかなっている!!
主な支出は…
✅子どもたちが集う学習室のお家賃
✅光熱費
✅非常勤講師の先生方や補助スタッフの人件費
✅教材費
✅広告宣伝費(Webサイトや予約専用サイトの運営費)
などなど。
これを毎月ひねりだすのは至難のワザです。
不足分は毎月私の事務員パート代から捻出しています。
※藤枝は現在、地元新潟市の建設会社で事務職員として週3日フルタイムで働いています。
(※下の写真が勤務先のHPです😆)社長も奥様もとても理解がある方で、私の子どもたちの支援活動をすごく応援してくださっています!!
あとは、ハンドメイド作家としてアクセサリーを制作販売し、イベント収入をスクール運営資金に充てています。
※下記は作品の一部です。
パート代で教材や教具を買ったり、貯金でプリンタを揃えたりと、多くの備品をなんとかやりくりして導入してきました!!
もっと買いたい教材や備品がものすごくたくさんあるんです。
じゃあ、月謝を上げたらいいじゃない。
そうおっしゃる方も多いかもしれません。
もちろん少しずつ値上げさせていただきながら、ここまできました。
しかし運営資金のためにお月謝を値上げしても、保護者の方の負担が増していき、
さらには、スクールで過ごしたことで元気になった子どもたちが学校復帰を果たすと、運営資金は減少するという矛盾があります。
公的支援の意味を持ちながら、学習塾のようにご利用者様のお月謝収入によって運営費を賄う現状のままでは、子どもたちの居場所として安定的な運営を続けていくことが難しいと感じています。
「学校に行きたくても行けなくて、悩んで悩んで、助けてほしくて、
いろんな思いを抱えてやっとここを見つけて学ぶ子どもたちに、
もっとさまざまな学習体験を提供したい。
そのために、運営資金を少しでも増やしたい。」
「子どもたちのために一生懸命カリキュラムに工夫を凝らしサポートして、
子どもたちが元気になればなるほど、資金は減少する」
どうしたらいいんだろう?
代表の藤枝は考えました。
◎クラウドファンディングを行って多くの方に活動を応援してもらい、運営費用のご支援をいただこう!
今度も大切な子どもたちの居場所を守り、安定した事業運営ができるよう、当面のスクール拠点の運営費用をご支援いただけませんでしょうか。
さらに皆様のサポートをもって
私たちは『非営利型の一般社団法人』を設立します。
2022年度中に自力で定款を完成させ、法人登記をいたします。
どうか皆様のお力を貸してください。
”不登校”でも勉強したい気持ちはすごくある。
学校に行きたくても行けない気持ちを抱えて悩む子どもたち。
さて話は一旦変わりまして、
ここで”不登校”という現象のことを、
データとともに客観的に確認しておきたいと思います。
私たちのスクールに来てくれている生徒さんだけではなく、世界中で学校に行けない(あるいは行かない)子どもたちは存在します。
2022年7月現在、日本全国で、学校にいけない子どもたちの数はどんどん増え続けています。
先月の2022年6月10日、文部科学省が最新の調査結果を公表したものを以下に示します。
この報告書では「令和2年度問題行動等調査」を引用していますが、
令和2年度時点で既に
全国の不登校児童生徒数は、19万6127名にのぼっています。
そして、そのうち約34%の子どもたちは、なんの支援も受けずに孤立しています。
また、以下のグラフは実際に小学生の子どもたちが「学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ」を回答した結果です。
ここでは、2割強の子どもたちが「不登校のきっかけはよくわからない」と答えています。
子どもたち自身もきっと、
「なんで学校には、行けないのか」
「なぜ学校以外の場所なら学ぶことができるのか」
は、うまく説明できないんだろうな。
私自身も、子どもたちと一緒に過ごしながら日々感じています。
🌟おうちフリースクーWAKAME新潟 *ふじえだの思い
フリースクールが「公的な学習の場」であり、
教育の選択肢の一つであることを知ってほしい。
クラウドファンディングをやろうと思ったきっかけは、
「フリースクールという選択肢を、もっと多くの方に知ってほしい」
という思いからです。
誤解を恐れずに書きます。
”選択肢”と書くとまだまだこう思う方も多いのではありませんか?
いやいや、学校に行くのが当たり前でしょ?
「選ぶ」も何も、学校に行けない人は”特別な子”なんだから。
学校に行けない子が、学校に行けるようになるために、
一時的にサポートする場所なんでしょ?
私も、かつてはそう思っていた一人でした。
私自身がフリースクールを開くまでは「学校の先生」だったから、
というのも大きいかもしれないですね。
世の中の多くの方々が「フリースクール」に抱く思いや、
学校現場で先生たちがフリースクールに抱く考え方も、すごくよくわかります。
学校にいたときは、個々で多様な性格と得意分野を持つ子どもたちに対し、
同じペースで
同じ学習内容を
同じ基準で
課す
一定期間学習したら
一定の基準で点数をつけ
評価する
という教育活動を毎日繰り返していました。
そのことで子どもたちのことを客観的に評価できていると信じていたからです。
確かに、学校では大多数の子たちが非常に効率よく学習できます。
たくさんの友だちと1ケ所に集まって交流できる学校の仕組みは、とても効果的に成長を促すことができると思います。
だから、学校は今までもこれからも必要で、学校はとても重要な教育の場であると考えています。
その気持ちは教員を辞めた今も変わりません。
ただ学校という場所に違和感を抱く子どもたちは、体に不調をきたしてもなお、絶対に学校に合わせて自分を変えなくてはいけないのでしょうか?
「社会性が育つ」とは、学校に行けるようになることなのでしょうか?
現役教員時代の私は、どうしてもそうは思えませんでした。
学校以外でなら、イキイキと自ら学ぶペースを保てる子どもたちに、学校以外の学習の「選択肢」を認めてほしいのです。
学校を否定なんてしていない。
私だって学校は大好きだし、先生たちのことも心から尊敬しているし、たくさんのことが経験できる素晴らしい場所だって思ってる。
でも、「学校が絶対唯一のもの」という価値観を少しだけ和らげてほしい。
そして、学校という仕組みのもとではどうしても学ぶことができない、それどころか体調まで崩してしまう子どももいることを知ってほしいのです。
文部科学省の資料でも
「不登校児童生徒の多様な教育機会の確保」という項目がしめされています。
「フリースクール等民間団体との対話の場を通じた連携促進」という言葉も載っています。
多くの方々が、既存の学習制度に対する子どもたちの変化に気づいている今。
ぜひこのプロジェクトを通じて、
少しでもフリースクールや不登校の問題について知っていただけたら嬉しいです。
ご支援いただいた資金の活用使途
今回このプロジェクトでわたしたちのスクールにご支援いただいた資金は、以下のように使用させていただきます。
①教室のお家賃
6ヶ月分 282,000円(47,000円×6ヶ月)
②教室の水道光熱費
6ヶ月分 約40,000円(電気代3,700円、水道代2,300円、ガス代700円×6ヶ月)
③教室の通信費
6ヶ月分 約40,000円(インターネット通信費用5,000円、スクール専用回線のスマートフォン代2,500円)
④スタッフ3名(外国語非常勤講師1名とボランティアスタッフ2名)の手当
6ヶ月分 318,000円
⑤生徒一人につき一台PCが使えるように、PCをもう一台購入する費用
100,000円
⑥非営利型の一般社団法人の設立費用
150,000円
⑦プロジェクト実行のための手数料
220,000円
合計 115万円
🌟おうちフリースクーWAKAME新潟 *ふじえだの夢
~未来を切り拓く力を育む、創造的な学習サポートをつづけていきたい~
2021年6月1日に開業した当初、私には教室がありませんでした。
フリースペースを転々としながら、放浪の民のように訪問型学習支援をしていた私が、
2021年12月1日にやっと教室を開くことができ、半年余りで20名弱の子どもたちが登録する規模になりました。
生徒さんたちや保護者の皆様に支えられながら、こんなに素敵な教室が出来上がりました。
しかし、まだまだ歩き始めたばかりの、のんびりカメペースの「WAKAME」です。
それでもこれからもっとたくさんの方々に知っていただき、地域の方々に支えられながら子どもたちの学習サポートをずっと続けていきたいです。
ここへ集う子どもたちが目を輝かせながら学ぶ姿をずっと見ていたい。
そしていつか、未来のスクール長にここを引き継ぎ、わたしがいなくなっても、子どもたちが安心して学べる場所を守っていって欲しい。
それが今の私の夢です。
この夢の実現には、皆様の力が必要です。ぜひこのプロジェクトを通じて、私たちの活動を知ってください。そして日本全国にある様々な子どもたちの居場所・学習室にも少しだけ関心を持っていただけたら嬉しいです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!!
- プロジェクト実行責任者:
- 藤枝 陽(おうちフリースクールWAKAME新潟)
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年10月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
おうちフリースクールWAKAME新潟の教室のお家賃(6ヶ月分)に282,000円、スクール非常勤スタッフ3名分の勤務手当(6ヶ月分)に318,000円、教室の水道光熱費(6ヶ月分)40,000円、教室の通信費(6ヶ月分)40,000円、生徒用PCを一人一台使えるようにPC購入費に100,000円、スクールの一般社団法人設立費用に150,000円、手数料に220,000円を充てさせていただきます。
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プロフィール
新潟市で「おうちフリースクールWAKAME新潟」を運営中。 元・高校の国語の先生で、現在はフリーランスで活動中です。 2020年に公立学校教員を退職後、2021年6月に起業。 2021年12月1日にWAKAME新潟を開室。 現在は事務員として働く傍ら、不登校の子どもたちの支援事業に奔走中!
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リターン
3,000円+システム利用料
感謝のメール送りますコース☆みんなでがんばって入力したメッセージをお送りします!
◎子どもたちと一緒に入力した感謝のメールをお送りします。
スクールスタッフと、子どもたちとでタッチタイピングの学習を兼ねて、PCで感謝のメッセージを入力して、メールでお送りします。
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
5,000円+システム利用料
感謝のおはがき送りますコース☆子どもたちの素敵な絵画を絵葉書にして送ります
◎子どもたちがアクリル絵の具で描いた絵画をデザイン化したポストカードに、感謝のメッセージを印刷してお送りします。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
3,000円+システム利用料
感謝のメール送りますコース☆みんなでがんばって入力したメッセージをお送りします!
◎子どもたちと一緒に入力した感謝のメールをお送りします。
スクールスタッフと、子どもたちとでタッチタイピングの学習を兼ねて、PCで感謝のメッセージを入力して、メールでお送りします。
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
5,000円+システム利用料
感謝のおはがき送りますコース☆子どもたちの素敵な絵画を絵葉書にして送ります
◎子どもたちがアクリル絵の具で描いた絵画をデザイン化したポストカードに、感謝のメッセージを印刷してお送りします。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
プロフィール
新潟市で「おうちフリースクールWAKAME新潟」を運営中。 元・高校の国語の先生で、現在はフリーランスで活動中です。 2020年に公立学校教員を退職後、2021年6月に起業。 2021年12月1日にWAKAME新潟を開室。 現在は事務員として働く傍ら、不登校の子どもたちの支援事業に奔走中!