〈プロジェクト終了ご報告〉
1.はじめに
平素は私ども(一社)子ども電話 童神の活動にご理解・ご協力賜り、誠に有難うございます。又、この度のクラウドファンディングに当たり、暖かい応援コメントと貴重な浄財をお寄せ下さり、心よりお礼申し上げます。
私ども子ども電話 童神は、2017年3月より設立準備を開始し、2018年6月21日、公証人役場にて定款認証を受け、法務局に登記申請し、同日付で正式に一般社団法人の法人格を持つ組織として設立いたしました。
其の後、同年9月2日より、実際に若年者からの電話を受ける活動を開始いたしました。
設立直後は、原則毎週日曜日の21:00~23:30に若年者からの電話を受ける活動を開始いたしましたが、本年1月から活動時間を原則毎週日曜21:00~翌月曜07:00に延長し、更に本年8月からは、電話受け手ボランティア養成講座の受講生の実習の一環で、毎週日曜10:00~16:00の時間帯にも活動を開始いたしました。
新たな電話受け手ボランティアを養成するための口座も、本年1月19日より開講し、月に2~3回の研修を積み重ね、11名の外部講師と1名の内部講師(研修担当理事)の指導の下、20回の学習を終え、12月22日の終業まで大詰めを迎えました。
いじめや虐待・体罰・貧困などで若年者の尊いいのちが失われる度に、多くの大人が胸を痛め、「同じ様な事件・事故・出来事を二度と繰り返させてはならない」と感じているにも拘わらず、尊い若年者のいのちが失われる事件・事故・出来事は後を絶ちません。
私たち一人一人にできることは小さいかもしれません。社会を直ぐに大きく変えることもできないかもしれません。しかし、多くの大人が力をあわせれば、少しずつでも確実に社会は改善して行くと確信しています。
私たち子ども電話 童神は、子どもの権利条約、特に第12条の理念に基づき、若年者のいのちを守ること、そして若年者が自ら考え自ら行動する機会を尊重することで、他者を尊重し、主体的に自己成長・社会貢献する若年者が育ち、様々な違いはあっても同じ社会の構成員として共に歩んでいく、そんな社会の実現に向け、フェステーナレンテに(ゆっくりとでも確実に)活動を拡充して参りたいと考えています。
これまでの皆様の物心両面からのご支援に心よりお礼申し上げると共に、引き続き、当法人の活動へのご理解・ご協力賜ります様、お願い申し上げます。
なお、この度は皆様へのお礼ならびにプロジェクト終了ご報告が遅延いたしましたことをお詫び申し上げます。
(一般社団法人)子ども電話 童神
理事長 田里友邦
2.クラウドファンディングで頂いた浄財の主な使途報告
2018年12月17日~2019年1月31日に実施いたしましたクラウドファンディング(以下、CFと略す)を通して、皆様より暖かい応援コメントと総額61万5000円のご支援を頂き、手数料17パーセントを差し引いた約50万円をCF実施業者・Readyfor様より受領いたしました。慎んでお礼申し上げます。使途をご報告いたします。なお、今回のご報告は、CFを通して頂いた浄財の使途であり、CFを通さないでご寄付・募金頂いた浄財の金額ならびに其れを含めた法人全体の2019年度決算報告につきましては、2019年度の会計年度である本年12月31日に閉め、税理士を通して確定申告を行った後に、当法人WEBサイトへの公開という形で皆様に決算報告をいたします。
【2018年12月~2019年1月実施分CFで頂いた浄財の使途】
※不足分につきましては、CFを通さずにご寄付・募金頂いた浄財にて支出しております。
(1)事務局費用:11万8800円
※理事・サポートスタッフの名刺製作費、署名入り封筒製作費・消耗品購入費・文書郵送代金、税理士・司法書士への業務委託費等
(2)法人税:3万5000円
(3)第1期電話受け手ボランティア養成講座講師謝礼金(交通費混み)及び研修会場借用費:42万5040円
※福岡県・長崎県・愛知県・東京都ご在住の外部講師11名の先生方にご指導を賜りました。内、2名の講師の先生より
「謝礼金・交通費の受領を辞退するので、其の分、子どものために役立てて欲しい」旨、お申し出を頂きましたので、9名の先生方に謝礼金(交通費混み)をお支払いいたしました。プライバシー保護のため、個別の謝礼金の金額につきましては非公表とさせて頂きます。ご了承下さい。
(4)広報費:5万4000円
※リーフレット製作費等
(5)電話代金:2万9675円
※フリーコール維持費等
3.2019年度(第1期)電話受け手ボランティア養成講座実施状況報告
【外部講師の先生方にご指導頂いた講座】
1月19日(土)『電話受け手の実践(1)』中村尊先生(チャイルドライン支援センター 理事)
1月26日(土)『子どもの人権』迫田登紀子先生(弁護士)
『子どもの安心・自信・自由』重永侑紀先生(にじいろグループ 代表)
4月7日(日)『知っておきたい!性の多様性の基本=LGBT.q+の子どもたちの話によりそうために
=』石崎 杏理先生(friends 代表)
5月12日(日)『少年院の子どもたち』渡辺玲子先生(法務省名古屋第3管区部長・沖縄少年院前
院長)
『SDGsについて』亀井直人先生(2030SDGsファシリテーター)
5月19日(日)『いのちの参観日』玉城ちはる先生(シンガーソングライター)
6月2日(日)『発達障害への理解を深めるために』田中みか先生(一般社団法人togatherland代
表)
6月16日(日)『電話受け手の実践(2)』中村尊先生(チャイルドライン支援センター 理事)
6月30日(日)『不登校について』林智恵先生
7月14日(日)『ファシリテーションについて』亀井直人先生(日本ファシリテーション協会元九
州支部長)
7月28日(日)『子どもアドボカシーについて』堀正嗣先生(熊本学園大学教授)
8月25日(日)『グリーフサポートについて』森みか先生(暮らしのグリーフサポートみなと代表)
※上記の外部講師の先生方によるご指導に加え、当法人研修担当理事の城戸孝良氏の指導の下、『カウンセリングの基礎』についての講座を合計9日、実施しております。
4.その他の活動報告
若年者からの電話を受ける活動、ならびに新たな電話受け手ボランティアを養成するための研修事業が当法人の活動の主軸ですが、其れ以外の活動の概要をご報告いたします。
(1)2018年12月17日 民放ラジオ出演
(2)12月18日 朝日新聞へ童神の活動記事が掲載される
福岡)子ども向け無料相談電話を開設 ボランティア募集:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLD755KQLD7TIPE018.html
(3)2019年1月10日 毎日新聞へ童神の活動記事が掲載される
電話相談:若者ボランティア、受講生募集 「時間拡大で人員必要 ... - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190110/ddl/k40/040/361000c
(4)1月12日(土) 博多駅前にて街頭募金活動
※外部助っ人サポーター6名の協力を得て、3時間街頭募金活動並びにチラシ配布を行いまし
た結果、ご通行の皆様より総額1万3643円のご寄付を頂きました。
(5)2月3日 ラジオ沖縄出演(2月1日収録) オリンピース出演
(6)3月2日・3日 福岡市内の飲食店にてチャリティーライブ実施
※両日で3000円のご寄付を頂きました。
(7)5月5日 博多ベイサイドにて街頭募金実施
5名の助っ人スタッフの下、同日12時から19時に該当募金・リーフレット配布を実施いた
しました結果、4万4343円のご寄付を頂きました。
(8)5月12日 福岡市中央区の飲食店にてチャリティーライブ実施
1万2000円のご寄付を頂きました。
(9)5月18日 福岡市中央区のライブハウスにてチャリティーライブ実施
12万5000円のご寄付を頂きました。
(10)5月19日 ラジオ沖縄番組『思いやり交差点』電話インタビュー出演