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先端技術を用いて、日本らしいワイン産地の未来をつくるプロジェクト

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支援総額

2,460,000

目標金額 15,000,000円

支援者
35人
募集終了日
2022年1月14日

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プロジェクト本文

まだ山梨のワインがそれほど注目されていない頃、
仲間とともにつくり手のもとを訪ね、彼らの想いと夢を共有しました。


ぼくができることは「伝える」ことだと思い自分の店で山梨のワインを売りはじめました。

しかし、「山梨のワインでしょ…」「国産は興味ないから…」と、最初は山梨のワインは売れませんでした。


それでもワインづくりをする人たちの想いを、

彼らに代わって「伝える人と場」が必要だと信じ、日々売り場に立ち続けました。

 

 

醸造家の日々の努力と、ぶどうの産地として地域の人々が持つおもてなしの力、そして応援して盛り上げてくださったワインジャーナリストやメディアの方々。さらには、山梨の、日本のワインを応援してくださる人々によって、徐々に山梨のワイン業界全体に、ワイン産地である地域に活気がみなぎりはじめました。

 

みなさまの力を借りて、自分たちを見つめ直し、浮かび上がる地域の問題を、当事者自らが見出だし、解決方法を模索し取り組んでいく。こうしてよりよい産地ができるように、その基礎をつくって次の世代に託したいと思っています。


ワインツーリズムの立ち上げから13年。

山梨のワイン業界、産地に活気が生まれた今、次なる挑戦へ。

 

今回のプロジェクトで実現すること

 

次世代に産地を継承していくために、ワイン産地としてのインフラ整備が急務です。二次交通、言語対応、ホスピタリティ、宿泊などなど。10年以上ワインツーリズムを実践してたくさんの声に向き合ってきたからこそ見えてくる未来があります。

 

まずは、VR(仮想現実)技術によってワイナリー や畑、産業遺産など地域の様子をアーカイブ。「360°の画像や映像でまるでその場にいるような感覚で」産地や文化を体験してもらいます。

 

そして、はじめて産地に来ても地域の魅力を存分に体験できるよう目的地までの散策をAR(拡張現実)技術でサポートできるようにします。

 

※こちらはデモ映像となりますが、360°の映像で、まるでその場にいるような感覚で産地や文化を体験できます。スマホでご覧になる方は、デバイスを動かしながらお楽しみください。

 

■︎ 時間・空間を超える最先端VR技術を駆使し、ワインツーリズムの未来をアップデート

・日本各地の産地をもっと身近にします。

・産地に来ることができない人にも産地の様子や文化を伝えます。

・栽培技術・醸造技術習得の学習教材や、ぶどう棚の技術などの伝承にも役立てます。

・現在のワイナリーやワインづくり、畑、地域の様子を先端技術でアーカイブしておきます。

 

■︎ 土地勘のない方も、外国の方も快適に楽しめるARガイド機能搭載

・土地勘のないはじめての方にも、言語の違う国外から来る方にも優しい産地を目指します。

・この地に住む方々の情報を反映した魅力ある散策のサポートをします。

・言語対応が難しいワイナリーや地域のサポートとなります。

 

■︎ 地域の課題を解決するために、まずは新たな体験を提供します

・産地のPRやオンラインのワインツーリズムなどにも活用していきます。

・先端技術を担い手不足や技術の伝承などに役立てます。

・最先端技術と組み合わせた日本らしい産地の体験をつくります。

 

一般社団法人ワインツーリズムとは

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。一般社団法人ワインツーリズム 代表の大木貴之と申します。

 

私は、山梨のワイン、日本ワインに誰も目を向けていない頃から、産地をめぐり楽しむワインツーリズム®︎を提唱してきました。私たちが活動を始めた目的は、地域の持続です。

 

2008年のイベント立ち上げ当初から「地域にあるものを活用し、地域にないものを提供する」として、ワイナリーはじめ地域の皆様に協力していただきながら産地という一つのサービスを提供してきました。

 

10年以上イベントやツアーを実施してきたからこそ、地域内外からたくさんの改善のご意見を頂いてきました。都度表面化してくる地域の課題にじっくり向き合いながら、イベントによる人の流れを活用して、一つ一つ段階的に改善していこうと何年も取り組んできました。

 

 

ワインツーリズム®︎を提唱し、実践してきた苦悩の13年間

 

地域にある人・モノ・サービスを繋いで、地域ならではの体験をつくろうとしてきて13年。山梨ワインの中心地である甲州市勝沼は、当時人口およそ9,500人だったのが、今では人口約8,100人になりました。


人口は減っています。でも、多くの人が山梨ワインをきっかけに地域を訪れてくれて、産地に人の流れが生まれ、山梨のワイン、日本のワインの人気が高まるにつれて飲食店は10店舗以上増加。ぶどうづくりやワインづくりの若い担い手が育ち、地域外から新たな面白い日常を提供してくれる仲間も増えてきました

 

現在、ワインツーリズムは一般社団法人ワインツーリズムの理事3名が中心となって活動しています。

 

ワインツーリズムの大筋を考えている私は、普段甲府市で飲食店を経営してます。

ワインツーリズムのイベントを仕切るのはもう1人の理事、ワイン産地である甲州市に住み、地域でイベントを請け負う会社を経営しています。そして、イベントだけでなく日々のツアーなどを行っているもう1人は、北杜市に住み、山梨に密着した旅行代理店を経営しています。

 

 

ワインツーリズムのイベントが皆様にはお馴染みかと思いますが、このイベントは皆さんからの参加費だけで開催させていただいています。私たちの人件費までは賄い切れていません。赤字の時は、理事3人が補填して開催を維持してきました。負担した総額はこの10年で各自、数百万円になっている状況です。

 

それでも続けてきたのは、たくさんの地域の人たちの力を借りて、自分たちが暮らす地域が少しでも良くなり、自分たちの仕事が持続できればと思っているからです。たくさんの地域の人たち、来てくださる皆様の楽しそうな姿、そして皆様の消費の力が地域に元気をくれたからです。もし途中でやめると、それがなくなるという恐怖もあったので、やり続けてきました。

 

このワインツーリズムのイベントの他にもワイナリーの情報発信や、いろんな方からのお願い事の調整など、特に予算もない中で、日々の仕事の合間を縫って、それぞれができることを行ってきました。こうした状況の中、新型コロナウイルスがやってきました。

 

私、大木が経営する飲食店。コロナ禍でお客様が急減しました

 

新型コロナウイルスの襲来、そこから見えたこと

 

新型コロナウイルスの影響で、ワインツーリズムのイベントもツアーも、ワイナリーも飲食店もほぼすべてが止まりました。

 

新型コロナウイルスのような社会的な要因によって、人流が抑制され、産地に人が来ることができなくなって、はじめて私たちは、脆弱な基盤の上で、当たり前に来ることができる人たちだけを対象としていたことに気がつきました。産地のインフラは10年前とさほど変わらず、産地に興味を持つ人たちにとって優しく考えられていなかったのです。

 

こうした反省を踏まえ、皆様が産地に来られるような状態に戻った時に、より楽しく便利にワイン産地を巡れるようにしていく期間と考えて、今回これまで産地が抱えていた課題の改善に取り組み、山梨を世界に誇れるワイン産地に近づけていきたいと考えています。

 

今回取り組むサービスだけでなく、今後はさらに、空き家の多い山梨故に「空き家を活用した町宿」や「長期滞在型シェアオフィス」、「会員制ワインセラー」、「ぶどうの残渣問題」など、地域の抱える課題に先端事例や先端技術を取り入れていくことで、より地場産業を活用し、テクノロジーと観光を組み合わせ、地域の課題に向き合い持続させていく仕組みをつくっていきたいと思います。

 

 

今、地域が抱える課題。小さな歪みの集積

 

人が減って、日々のサービスに綻びが出てきています。これは地域の人が少なくなってきいてる中で、地域外からの人の流れが増えてくることによって起きています。既存のサービスでは賄いきれない状況になりつつあり、この状況は悪くなることはあっても良くなることはありません。


そこで、人手の代わりにテクノロジーを活用した新しいサービスの構築と提供が必要となります。

 

イベントを活用して少しでもそれぞれの不の改善に努めてきましたが、私たちだけではどうしようもありません。産地でありながら、ワインツーリズムといいながら、今ある人、モノ、サービスを繋いできた故に小さなな歪みがたくさんあり、それを修正する時間も余裕もなくこれまでやってきました。

 

ただ忙しい日々を繰り返して、自分たちの日常を持続させていくことに必死でした。それでもいつか根本的に変えないといけないことはわかっていました。

 

クラウドファンディングで実現すること
先端技術で地域の課題にまとめてアプローチ

 


今までの概念では時間がかかりすぎること、もっと根本から変えないと時代に通用しないことが見えてきていました。そこで今回、いくつかの地域の課題改善に先端技術を使って、ある程度まとまったアプローチをかけていきたいと考え、クラウドファンディングに挑戦します。

 

13年前に、地域の持続のために地場産業の製造現場を開放し、人の流れをおこし、地域の小さな商いを持続させることで、地域に変化を起こしていく「オープンファクトリー」を先駆的に実施して「地場産業×観光」で新たな10年を描いていこうと努めてきました。

 

そして今、地域に不足するサービスを、次世代技術を活用して提供することによって、産地に来てくれる人の、そして地域に暮らす私たちの生活をあらゆる面でより良い方向に変化させ、新たな10年を描けていければと思っています。

 

*オープンファクトリーとは「ある特定のエリアにおいて、期間限定で複数の工場を公開し、見学・体験プログラムやツアーを提供し、モノづくり及びモノづくりのまちを地域内外にアピールするイベントのこと(岡村他(2019,p65)」


「時間」と「場所」にとらわれない点を活かし、過去に遡って産地の歴史を体験したり、どこからでも、ワインがボトルに入るまでのプロセスを、まるで自分がその地に暮らし、ぶどうを育て、ワインを醸造する地域の人になったような感覚になれるサービスをVRで構築します。実際に来ることができないからこそ、産地について学び、楽しめて、行きたくなるようなサービスをつくります。

 

更に、元のような日常となり、多くの人が産地に来てくださったときに向けて「どこをめぐったら良いか」「どの道を通るか」「地域の史跡の紹介」「おすすめスポット」などをARを使って提供する仕組みを構築します。

 

ARについては、株式会社ビーブリッジが手掛ける『coconey(ココニー)』を利用します。

『coconey(ココニー)』は、ARナビ×スポット情報のシェアから生まれる新たな移動体験により、お出かけをもっと楽しくするサービスです。

※ 詳しくはこちら:迷わず『coconey(ココニー)』

 

・株式会社ビーブリッジ:xR(AR/VR/MR)のコア技術を軸に様々な事業を展開。

 

 

■︎ 場所にとらわれない
産地に来れない状況の改善:VRを活用し360°を映像化。その場にいながらも、ワイナリーを訪問したり、ワイナリーの一員になったような没入感を提供します。遠方すぎていけないなど物理的要因、コロナなど社会的要因、病気や年齢による身体的要因など産地に来れなくても楽しめるサービスを提供します。

 

■︎ 時間にとらわれない
地域の四季と歴史の再現:VRを活用し、ぶどう畑の四季をその場で体験することができます。ワイナリーや地域の観光名所も含めた四季の姿を記録し伝えます。現在の映像だけでなく、ゆくゆくはCGによる歴史再現映像なども踏まえ地域の文化を伝えます。 

 

■︎ 不慣れな土地をめぐりやすく
住宅地にワイナリーが存在し分かりにくい:ARを活用し、不慣れな道でもめぐりやすく、魅力的な散策のサポートをします。またワイナリーの情報や、来訪者にお願いしたいルールなども伝えやすくします。上記いずれも言語対応のサービスを予定しています。

 

産地の歴史や文化を記録しておくことの重要性


ワインツーリズムというイベントも「暮らしているかのように産地の日常を体感してもらう」というコンセプトものです。今、私たちは、新型コロナウイルス以前の普通の日常がいかに素晴らしいものであったかを実感しています。だからこそ、産地の技術や日常を、そして地域の文化を、産地に来れない状況でも、そこに暮らす当事者のような目線で皆様に体験としてお届けできるのではないかと考えました。

 

そして私たちは、地震、台風、土砂災害など自然災害が毎年のようにあちこちで起こる昨今、地域の姿をアーカイブしておくことの大切さを学びました。それは、技術の継承だけでなく地域の文化、失われてしまってからでは「記憶」にしか残らない産地の姿を「記録」に留めておく役割もあるからです。

 

本取り組みが描く地域産業の未来

 

ワインだけでなく、各地域には様々な地場産業があります。各地で繋がれてきた産業を次の世代に繋いでいくためにも、私たちは自分たちの取り組みが、少しでも他産地の参考になるような仕組みをつくり、今回のサービスを最終的には「他の産地への横展開」「グローバルへの発信拠点」に繋げていきたいと思っています。

 

 

ご注意事項

 

・未成年者の飲酒は法律で禁止されています。お酒を含むリターンに関しては、20歳以上の方に限りご支援いただけます。

 

・お酒を含むリターンに関しましては、通信販売酒類小売業免許を保有するFOURHEARTS株式会社から送付いたします。

 

・本クラウドファンディングでのご支援は、寄附控除にはなりませんのでご注意ください。

 

・リターンにつきましては制限個数の追加、新たなコースの追加の可能性がございます。

 

・支援時にご回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。

 

・リターンの内容・性質などに鑑み、当社の判断でご支援をお断りする場合があります。あらかじめご了承下さい。なお、この場合、理由に関するお問い合わせには応じかねます。

 

・本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、READYFOR利用規約の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

・ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。

 

プロジェクト実行責任者:
一般社団法人ワインツーリズム協会 大木 貴之
プロジェクト実施完了日:
2022年11月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

一般社団法人ワインツーリズムが、ワイン製造プロセスを体験できるサービスをVRで構築します。

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リターン

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【一足お先に!】VRサービス体感コース

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※こちらのリターンには、VRヘッドセットはついておりません。

申込数
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・山梨ワイン1本

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※ワインは、ワインツーリズムに参加いただくワイナリー様から取り寄せたものとなります。酒類販売免許を保有するFOURHEARTS株式会社からの送付となります。

申込数
8
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発送完了予定月
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