この活動の中で、忘れることの出来ない犬…。

 

動物保護管理所向かいの山。

 

 

↓が、丸の中を拡大した写真です。

 

 

1匹の白い犬が、管理所を見ています。

この白い犬は、この写真を撮る半月前から

管理所周辺に住み着いていました。

 

おそらく、夜中か明け方に飼い主が、

あえて管理所付近に棄てて行ったのでしょう…。

 

当時、このような無責任で身勝手な飼主が

多かったのです。

 

管理所付近に棄てられた犬達は、

直感なのか、家に帰ろうとするのか、

食べ物を探しに山を下りるのか、

管理所に長く居座る犬はいませんでした。

 

この白い犬は、ここが自分にとって危険な場所なのか

分かっていたと思います。

それでも、この場所を離れようとしませんでした。

 

管理所職員さん、保健所職員さんは、

この犬の存在を、見て見ぬふりで通し、

人に話したりしませんでした。

苦情や通報が入ったり、

人間に危害を加えそうだと判断したときには
「捕獲」しなければいけないから…。
それが職員さん達の「仕事」だから…。

 

ですが、とうとう幕を下ろさなきゃいけない日が

来てしまったのです。

 

 

二ヶ月半、職員さん達は見守ってきましたが、

捕獲しなければいけない日が来てしまったのです。

 

管理所の門に繋いで捨てる飼い主、

フェンスの中に投げ捨てる飼い主、

真似する人がいないようにと、

それまではこのような事実を、

このように捨てて逝く飼主が多いという事を、

一度も公の場で書いたことはありませんでしたが、

この白い犬の事は、当時のブログに書きました。

 

この白い犬の、飼主を想い信じ続けた姿…

懸命に生きていた命の証を伝えたくて…

 

この白い犬の死を、孤独で終わらせたくなくて…

 

 

当時の警備員のおじさんが、

その場にうずくまり、声をあげて泣きました…。

「山下さん、実は全部俺が悪いとよ!

あの白い犬が腹が減ったろうと思って、

毎晩道路脇にご飯を置いてたとよ!

俺がご飯さえあげなければ、

そのまま山を下って生き延びてたかもしれんのに!

俺があの白い犬を殺した!」

 

「おじちゃん、違うよ!

あの白い犬はね、飼主を待ってたとよ。

必ず飼い主が迎えに来るからって、

あの場所でずっと飼い主を信じて待ってたとよ!

おじちゃんが殺したんじゃないとよ!」

 

 

2008年4月29日 殺処分

 

あの警備員さんは、

一生自分の罪だと思い、

十字架を背負っていくのでしょうか…

 

簡単に犬猫を捨てる人間は、

犬猫の命を奪い、

人間の心も傷つけている…

その事にいつか気付く日が来るのでしょうか。

 

犬も猫が人間の身勝手で殺されるなんてもう嫌だ!

人間の身勝手で、命を必死に守ろうとして頑張っている

職員さん達を傷つけるのはもう嫌だ!

 

今の宮崎県には何が必要なんだろう…

私は何をすればいいんだろう…

私に何が出来るんだろう…

 

2008年4月、ひとつだけ強く誓ったのは、

白い犬の死を絶対に無駄にはしない!させない!

という事でした。

 

 

 

 

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