1000年の伝統を子供たちへ継承するため御社殿の修復を実現したい

1000年の伝統を子供たちへ継承するため御社殿の修復を実現したい

支援総額

1,333,000

目標金額 1,300,000円

支援者
51人
募集終了日
2023年3月10日

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プロジェクト本文

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津島本宮社とは

 

はじめまして、宮城県登米市にある津島本宮社(つしまもとみやしゃ)で宮司を務めます遠藤諭と申します。

 

 津島本宮社は、御祭神に素戔嗚尊をお祀りし、古くは祇園天王社と申し今日もなお「ご天王さま」と尊称されています。社伝によれば「日本地誌提要 巻31」に「武烈天皇の御代あるいは聖武天皇の天平2年の創建にかかる」という記載があることから天平2年(730年)の創建と伝えられております。

 

 以後、源頼朝が奥州藤原征伐を試み、本社にて祈願し戦勝を納めたので、文治5年(1189年)4月28日に当時の代官であった葛西壱岐守(かさいいきのかみ)に仕えていた佐久間左衛門尉定義に本社の守護を命じたとも伝わっています。

 

 古文書には、奥州藤原秀衡奉納の経文「金光経全巻」や「短刀」「御幕」などがあったことも記されていることから秀衡の崇敬が厚くよせられていたことも窺われます。

 

 現在の御社殿は昭和7年10月に上棟、棟梁は登米市迫町の大畑惣治(津島神社棟梁の大畑幸吉の子)による「流れ造」の建物です。以来およそ90年のあいだ小破修理を繰り返しながら、登米市迫町北方の守護神として1200年以上氏子の崇敬により維持されてきました。

 

 

 

 

東日本大震災での被害

 

東日本大震災での被害修繕計画を立てておりましたが、その間もなく福島県沖地震があり二度の震災被害をうけることになってしまいました。

 

御社殿(南向き)は手前から拝殿・幣殿・本殿と三つの建物が繋がって建てられています。拝殿東側前方の束石(下画像)が崩れ落ちたことによって拝殿全体が東側に傾きました。

 

幣殿と本殿については傾きがないので、建物の結合部分にかなりの被害がありました。現在大規模な修復工事を要する状況です。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 津島本宮社の氏子は約270戸。被害総額420万円と多額の資金が必要である状況を鑑みました。

 

①近年氏子世帯数が減り地元だけで290万円を募ることは厳しいということ

②地元を離れて暮らす若い方が増えているということ

 

 そこで、前回「津島神社修築工事」にクラウドファンディングで多額のご支援とご協力をいただいたお陰で思いが形になり、感謝の気持ちでいっぱいになったことを思い出しました。

 

 今後の津島本宮社の神社運営は、故郷を離れて暮らす方や、全国のご支援者さまとの連携が大切であることを感じております。

 

 津島本宮社は規模の小さい神社ですが、地元には神社を大切にする若い方やお子様、氏子の皆さんがいます。このプロジェクトを立ち上げることにより、問題意識や竣工の慶びを共感共有しながら、未来の神社運営の道を切り開くことができたらとも考えています。

 

 今回、津島本宮社の初挑戦として、地元の方々だけでなく全国の皆様にもご協力いただきたくクラウドファンディングでのご支援を賜る決意をいたしました。

 

 

御社殿修築工事事業プロジェクト

 

津島本宮社では、この御社殿修復工事はとても大規模な工事です。建物を修繕することは勿論ですが、この修復工事を通して地域で継承されてきた伝統や崇敬心を次の時代の子供たち若者たちに繋ぎ伝えていきたいと考えています。

 

 とくに近年、若い方は離れた場所で暮らす方が殆どですので、そんな地元を離れた若い方また支援者の皆様とも、この「修復から継承」への経過と、そこに育まれる「思い・祈り」を共有したいと思います。

 

 例年4月14日に近い日曜に執り行われる「津島本宮社例祭」「神輿渡御」は地域に欠かすことのできない祭礼ですが、この工事の完工報告は4月の例祭に行えたらと考えています。また地域の神楽伝承会が指導する小学生による子供神楽の奉納演舞もこの例祭にあわせて行いたいと考えています。

 

 この計画に対し、地域一丸となって予算を立て、下記の事業費にて実施することにしました。

 

 

 

津島神社御社殿修築工事事業

【概要】

御社殿 33,057㎡

木工事、社殿基礎工事、床下土間外部工事、廊下部基礎工事、仮設工事 他

【工期】

令和5年3月着工

令和5年4月完工

【事業費】

収入の部 計420万円

 氏子寄付目標額     290万円

 クラウドファンディング 130万円

支出の部 計420万円

 社殿修復費       250万円

 印刷・広報       58万円

 諸経費         112万円

 

 

皆様の心のよりどころとなる神社を目指します

 

このプロジェクトを通して、以下の事項を成し遂げたいと考えております。

 

(復興)
・将来の震災や自然災害による被害に耐えられるよう御社殿を修復する。

(伝統継承)
・御社殿の様式である「流れ造」の伝統建築を継承する
(氏子育成)
・未来の氏子総代(神社運営)の意識啓発のための事業を考え、実施する
(遠隔教化)
・ネット情報の整備をし故郷を離れて暮らす、氏子へのアプローチできる環境をつくる。
・snsを活用した神社教化広報
・ご支援いただいた方への情報提供とそれに伴う祭行事・事業を実施する

 

このような展望のもとに、未来の津島本宮社のため永続的に事業・行事を行います。

何卒、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

宮司からのご挨拶

 

遠藤 諭

津島本神社 宮司(代表役員)

 

 

こんにちは、遠藤諭と申します。

大学時代、神主修行時代を除けば宮城県登米市で生まれ育ちました。神社の環境で育ちましたので幼少のころから、毎日はじめて会うお参りの方々と接することが多い環境でした。

 

津島本宮社は、私が常駐する神社ではありません。普段は車で10分程離れた津島神社にてお務めしています。津島本宮社は津島神社の本宮である大切な神社ですので、まめに足を運び境内管理に務めいます。

 

私事ですが、高校時代はボート部でした。部活動は学校ではなく「長沼漕艇場」でした。この長沼が高校時代の思い出の地であり、津島本宮社が鎮座する場所でもあります。特に長沼フートピア公園には市の内外から週末には驚くほど大勢のお子様とご家族が訪れそして楽しんでいかれます。

 

 

津島本宮社総代会会長からのご挨拶

 

遊佐徳郎さん

津島本宮社総代会 会長 

 

 

津島本宮社は、宮城県登米市迫町北方天方地区にある神社です。去年NHK朝のドラマ「おかえりモネ」に出てきた風車の隣接地にあり、眼下には、日本ボート協会Aコース認定長沼ボート場があり、春は桜の花が咲き乱れ、遠くには栗駒山の残雪を見ることができ、夏は長沼にハスの花が咲き、冬には朝晩に近くの伊豆沼から飛び立つガンやコハクチョウを見ることができる風光明媚なところに鎮座しています。

 

 神社の創建は奈良時代の聖武天皇の御代、天平2年ですので、今から1292年前と言われています。また源頼朝が奥州平泉へ藤原秀衡討伐に行く途中に戦勝祈願したと古文書には記されています。このような由緒ある神社です。

 

 

令和4年(2022年)3月16日夜発生した、福島県沖の地震で登米市は震度6強の揺れに見舞われ、津島本宮社も例外ではなく基礎部分から神社全体の改修工事が必要となりました。地区の氏子の皆様も高齢化が進み、思うように改修資金を募ることができません。

 

 このような状況ではございますが、全国の皆様に改修資金のご協力を頂き、早急に復旧したいと存じますので、何卒、ご理解とご奉賛を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

クラウドファンディング事業担当 挨拶

 

鈴木則彦さん

津島本宮社 氏子

 

 

こんにちは、津島宮社氏子の鈴木則彦と申します。

 東日本大震災による地盤沈下、令和3年4年と続いた大震災による建物の歪みにより、雨漏りや床板の抜け、土台、束石のズレなどに対し、できる限りの応急処置はしてきました。しかし、柱の倒れや梁の歪みが次第に目立つようになり、今後倒壊の危険も考えられます。

 

 また、観光地としてのフートピア公園や長沼、最近ではおかえりモネの舞台になったりなど、参拝される方々に対し壊れたままでは今後何年維持できるかわかりません。

 

 私自身、子供の頃から身近にある神社で、正月の初詣はもちろん、春の神輿渡御ではちょっと怖かった獅子舞、神社のすぐ近くにある長沼で行われるボート大会の必勝祈願など、いろいろとお世話になっています。

 

 大規模な修繕に伴い、氏子の皆さんが一丸となって協力しなければいけないのもありますが、それでも能力が及ばない部分もあり、有識者の方や様々な方からのご支援が必要です。

 

 地元にいる方々だけでなく、全国の皆様にもクラウドファンディングでのご支援をいただきたいと思いますので、ご協力いただきますよう宜しくお願いします。

 

 

応援コメント

 

袋 正さん

元宮城県議会議員

 

 

東洋一の長沼ボート場・長沼フートピア公園は「おかえりモネ」のロケ地として話題になりました。その小高い丘に立つオランダ風車に隣接する森の中に、ひっそりたたずむ津島本宮社。近くには景勝地の兵糧山もあり、津島本宮社は古くから、ゆったりとした風土の中に鎮座する由緒ある神社です。

 

 創建は天平2年(730年)と伝えられ以来千二百余年にわたり地域の守護神として人々の安泰安寧を見守ってきました。

 

 東日本大震災被害や新型コロナウィルス感染症が流行といった災難が多い近年、ストレスがたまるばかりですが、この度、津島本宮社の修繕が開始されることになり、非常に感激しております。

 

 令和5年の竣工の折には、皆様も是非、津島本宮社を訪れ、ゆったりとしたひとときを過ごし、静寂な雰囲気を感じながら様々な事柄をご祈願いただきたいと願っております。皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

プロジェクト実行責任者:
(宗)津島本宮社 宮司 遠藤 諭
プロジェクト実施完了日:
2023年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

津島本宮社が御社殿修復工事費用を氏子(地元住民)や崇敬者(その他の寄付者)から募って、この資金を工事費用として使用する

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は 神社及び神社総代会で募る氏子崇敬者からの寄付を母財として計画を実施します

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プロフィール

津島本宮社の御由緒を記す旧記・古文書は、元禄6年(1693年)の大火にてその大半を焼失したため、その詳細を 明確には出来ませんが現存する『日本地誌提要 巻三十一』 という書本のなかに「武烈天皇の御代、あるいは聖武天皇の 天平二年の創建にかかる」という記載があることから、本社 の創建は天平二年(七三〇年)と伝えられております。 また、歴代神職の羽生氏所蔵の古文書には、奥州藤原秀衡奉 納の経文「金光経全巻」や「短刀」「御幕」等が御神宝として所 蔵されていたことが記載されており、秀衡の崇敬が厚くよ せられていたことも窺われます。  源頼朝が奥州藤原氏征討を試みた際、本社にて祈願し戦 勝を納めた。この文治五年(一一八九年)四月二十八日に当 時の代官であった葛西壱岐守に仕えていた佐久間左衛門尉 定義が本社の守護を命ぜられ、社領として三十九貫文を奉 納された。以後は祇園牛頭天皇と崇められ、現在も「ご

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リターン

3,000+システム利用料


お気持ちコース

お気持ちコース

感謝のメールをお送りします
活動報告をお送りします

支援者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

10,000+システム利用料


基本コース

基本コース

御礼状
撤饌(ご神前に供えた五穀米をお召し上がり下さい)

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

10,000+システム利用料


応援コース:10000円

応援コース:10000円

感謝のメールをお送りします
活動報告をお送りします

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

30,000+システム利用料


ご芳名コース

ご芳名コース

御礼状
撤饌(神前にお供えした五穀米をお召し上がり下さい)
芳名永久保存(芳名帳にご芳名記載、本殿内に保存)
芳名板顕彰(境内にご芳名を掲載)

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

30,000+システム利用料


応援コース:30000円

応援コース:30000円

感謝のメールをお送りします
活動報告をお送りします

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

50,000+システム利用料


御朱印帳コース

御朱印帳コース

御礼状
撤饌(神前にお供えした五穀米をお召し上がり下さい)
芳名帳永久保存(芳名帳に芳名を本殿内に永久保存します)
芳名板顕彰(境内の芳名板に芳名を掲示します)
御朱印帳

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

プロフィール

津島本宮社の御由緒を記す旧記・古文書は、元禄6年(1693年)の大火にてその大半を焼失したため、その詳細を 明確には出来ませんが現存する『日本地誌提要 巻三十一』 という書本のなかに「武烈天皇の御代、あるいは聖武天皇の 天平二年の創建にかかる」という記載があることから、本社 の創建は天平二年(七三〇年)と伝えられております。 また、歴代神職の羽生氏所蔵の古文書には、奥州藤原秀衡奉 納の経文「金光経全巻」や「短刀」「御幕」等が御神宝として所 蔵されていたことが記載されており、秀衡の崇敬が厚くよ せられていたことも窺われます。  源頼朝が奥州藤原氏征討を試みた際、本社にて祈願し戦 勝を納めた。この文治五年(一一八九年)四月二十八日に当 時の代官であった葛西壱岐守に仕えていた佐久間左衛門尉 定義が本社の守護を命ぜられ、社領として三十九貫文を奉 納された。以後は祇園牛頭天皇と崇められ、現在も「ご

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