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「マダバードプロジェクト」 ~マダガスカルの野鳥を守る~

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支援総額

227,000

目標金額 600,000円

支援者
24人
募集終了日
2023年8月31日

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プロジェクト本文

「アイユーゴー」ってどんな団体?

 特定非営利活動法人「アイユーゴー」は貧困、環境など地球規模の問題に関して、支援を必要としている地域の人たちに対し支援活動を行っています。

 

 アイユーゴーの名前の由来は、日本語で「愛」「融合」、英語で「I You Go!」つまり、何時も「途上国の人と共に」という思いから来ています。主にタイ・ラオス・ベトナム・マダガスカルの地域で活動しています。いつもは多くの方々にご支援をいただき心から感謝申し上げます。

 

 マダガスカルの支援は、2005年「愛・地球博」が愛知で開催された際に、マダガスカル大統領が本会の所在する大阪府熊取町に立ち寄った折に、排ガス規制により使用できなくなる救急車を、外務省、在日マダガスカル大使、マダガスカルのNGO「SAKURA」と協力して寄贈したことから始まります。

 

 2005年、救急車の寄贈した時の様子

 

 その後、学校・図書館・トイレ建設や、緑化事業・古着の寄贈などを現地NGO「SAKURA」と共に行っています。

 

 

現地NGO「SAKURA」ってどんな団体?

 NGO「SAKURA」は、マダガスカルの大学教員ら10数名によって2007年に設立されました。すべてのメンバーが日本への留学経験者というユニークなNGOです。日本からの救急車の寄贈をきっかけとして、マダガスカルの農村地域の生活改善、子供たちの教育、環境保護などを共に考え、支援活動を行っています。

 

今回のプロジェクトの現地NGO「SAKURA」の中心的なメンバーのハジャ氏

(アンタナナリボ大学理学部教授 鳥類の専門家)

 

「マダガスカル」って、なぜ重要なの?

 戦争と飢餓によって荒廃したアフリカや中東の国々は、世界で最も貧しい地域です。マダガスカルは、世界貧困国ランキングのワースト10位にランクされてます(https://eleminist.com/article/2262)

 

 また、名目ベースの人口一人当たりのGDP(国内総生産)は世界ワースト5位にランクされます。(IMF(International Monetary Fund))

 

 こうした国だからこそ外部からの援助による保全の必要な地域であると考えます。ここマダガスカルは生息する生物の多くが固有種であるというユニークな生物相にあり、その多様な環境(※世界遺産に登録されています)から、白血病や糖尿病の治療薬となるマダガスカルニチニチソウのように、病気の新しい治療薬の原料となる植物も発見されています。他の動物と同様に、鳥は植物の種子や花粉を運ぶことによってそれらの有用植物の生育を助けています。

 

 このように、マダ・バードの活動はマダガスカルの鳥類学を発展させるとともに、マダガスカルの貴重な自然を保護するために大きな役割を担っています。

 

※1990年 世界自然遺産:ツィンギ・デ・ヘマラ厳正自然保護区

 2007年 世界自然遺産:アツィナナナ雨林

 2010年 アツィナナナ雨林は「危険にさらされている世界遺産」のリストに登録

 

 このようにマダガスカルには、世界的にも貴重な固有の野鳥が多く生息しています。しかし森林開拓が進められた結果、その種類と数が激減しています。私たちは、パートナーである現地のNGO「SAKURA」と共に「Mada Birds」マダバードプロジェクトとして、マダガスカルに生息している貴重な野鳥を守る活動を行っています。

マダガスカルに生息する固有の色鮮やかな野鳥

 

 マダ・バードとは、「マダガスカルの鳥」(マダは「マダ」ガスカルからとっています)という意味で、

ロゴはこのようになっています。

 

マダ・バードのロ

 

 

マダガスカルの野鳥をデザイン(後から紹介するTシャツのデザイン)

 

 鳥は人間の生活や自然環境にとって欠かせない存在であることから、私たちは彼らを環境保護活動のシンボルに定めました。鳥は自然環境において計り知れない役割を果たすとともに、人間社会においても大きな価値を持った存在です。

 

 例えば、鳥は有害な昆虫を捉え、雑草の種子を食べ、ネズミ類の大発生を抑えることで疫病の流行を防いでいます。一部の鳥は花を咲かせる植物の花粉を運び、海鳥の糞は有益な肥料となり、ダチョウやキジやガチョウの羽は装飾品に用いられます。また、鳥は人間にとって重要な食料の1つにもなっています。

 

 このようなことから「Mada Birds」マダバードプロジェクトのアイデアは産まれ、人々が研究活動や教育活動などに参加する中で、鳥類を中心としたマダガスカルの稀有な生物多様性の保護活動を行い、自然環境を破壊することなく持続的に共存する可能性を探っています。

 

 

マダガスカルのラヌマファナ熱帯雨林

 

 

 

 現地の村人たち

 

村人と共に植林作業をしている様子

 

 

プロジェクトの内容

 紹介したように、このプロジェクトは、マダガスカルには世界的にも貴重な固有の野鳥が多く生息しています。しかし森林開拓が進められた結果、その種類と数が激減しています。

 

 私たちは、パートナーである現地のNGO「SAKURA」と共に「Mada Birdsマダバードプロジェクト」として、マダガスカルに生息している貴重な野鳥を守る活動を行ってきました。

 

 今回のプロジェクトは、貴重な野鳥が減少している現状を村人たちに理解していただく事業です。先に紹介したNGO「SAKURA」のメンバーのハジャ氏(アンタナナリボ大学理学部教授 鳥類の専門家)はマダガスカルの自生種の鳥150種ほどを調査してまとめています。更にその内容は、フランス語などの外国語ではなく自国のマダガスカル語でまとめています。それはマダガスカルの子供たちが親しみを持って接してほしいという思いから自分の国の鳥たちを紹介しているのです。これは画期的なことと思います。 

 

 いよいよ、自然環境問題が、マダガスカルの子供たちにとって身近に迫ってくるのです。環境問題は子供のときから関わることが大切です。

 

そのためにも今回の教科書が必要となるのです。その教材費として送金します。ご協力、よろしくお願いいたします。

 


   

ハジャ氏(鳥類の専門家)による教育現場。 ブックは Prof. Rakotomanana, Hajanirina著

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 私たちがこれまで取り組んできたマダガスカルの事業は、自然環境問題教育環境問題です。事業は2009年から始まり、主に3つの事業に展開してきました。 

 

 初めは、自然環境問題の再生・保全事業です。日本の約1.5倍の面積に高原が広がっていますが、森林らしき面積は極めて少ないです。村人も植林の必要性を認識していて植林を希望していました。そこで私たちは自生種を中心にユーカリ、アカシアそしてシナモンの植樹を数として十数万本行ってきました。

 

植林したパイナップルやシナモンの若木(シナモンの葉から油を抽出され薬などに加工されます)

 

 次に取り組んできたのが、教育環境問題です。途上国で書物に接する機会が少ない子供たちのための読書空間をつくり、子供たちが集まり語り合える場所の提供として図書館の建設をしました。

 

 子供たちに完成した図書館で何を学びたいかと聞いてみた。ある子供は英語ですと答え、ある子どもはフランス語ですと答えました。マダガスカルは長い間フランスの植民地だったのです。関連して井戸の建設も進めました。

 

村人と共に学校を建設する様子

 

完成した井戸を喜ぶ村人たち(中央にはハジャ氏)

 

 そして次に取り組んできた事業が今回の「マダバードプロジェクト」事業になります。マダガスカルの鳥を守ろう。大切な鳥を守るには自然を守らなければならないと関連付け、マダガスカルの貴重な鳥の保護活動も連動して進めることにしました。今までにも支援事業としてTシャツを作成しその収益をNGO「SAKURA」に寄贈しました。

 

製作したTシャツ(マダガスカルの野鳥をデザインしています)

 

 

 今回の「マダバードプロジェクト」を通じて村人たちがマダガスカルは世界自然遺産に選ばれる地域であり、世界で最も保全の必要な地域であることを認識し、貴重な野鳥や他の動物と同様にマダガスカルの貴重な自然を保護に繋がるきっかけとなると思います。

 

 更に、村人たちと息を交わし、現地NGO「SAKURA」と協力し自立に向けて何かできるのか共に考え支援してまいります。

 

「マダバードプロジェクト」にご理解・賛同して頂ける皆様に

 活動に賛同して頂ける方には、活動内容の状況は感謝のお手紙を通じてご報告させていただきます。又、マダガスカルの現地で購入した民芸品やプロジェクトのオリジナルTシャツをご用意いたします。又、ホームページを通じてプロジェクトに関するグッズの販売や、更には現地のスタディツアーの企画もご案内いたします。

 

 ※掲載写真の使用に関してアイユーゴー及び現地NGO「SAKURA」掲載承諾取得済みです。

  今回の「マダバードプロジェクト」の教材費の寄贈について現地NGO「SAKURA」からの承諾を取得しています。

 

プロジェクト実行責任者:
新田 幸夫(アイユーゴー)
プロジェクト実施完了日:
2023年10月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

集まった資金は、現地NGO「SAKURA」に環境保全と貴重な野鳥保護のための教材費のとして送金いたします。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額とに差額がある場合は、自己資金を充填し必ず目的を達成いたします。

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プロフィール

 私がアイユーゴーと携わるきっかけは、今から20年ほど前、タイ北部の少数民族のための図書館建設プロジェクトから始まります。支援先の村は本当に貧しい地域でしたが、子どもたちのキラキラとした目の輝きに本当に驚かされました。以来、私にとってアイユーゴーの国際支援活動は大切な位置付けとして、自分のできる範囲でコツコツと活動しています。

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リターン

3,000+システム利用料


感謝のお手紙

感謝のお手紙

感謝のお手紙を送ります。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年10月

5,000+システム利用料


マダガスカルのお土産 + 感謝のお手紙

マダガスカルのお土産 + 感謝のお手紙

現地の民芸品と感謝のお手紙をお送りします。

申込数
7
在庫数
42
発送完了予定月
2023年10月

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 私がアイユーゴーと携わるきっかけは、今から20年ほど前、タイ北部の少数民族のための図書館建設プロジェクトから始まります。支援先の村は本当に貧しい地域でしたが、子どもたちのキラキラとした目の輝きに本当に驚かされました。以来、私にとってアイユーゴーの国際支援活動は大切な位置付けとして、自分のできる範囲でコツコツと活動しています。

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