伝統と芸術の共存 ラオス若手デザイナー能力向上に日本人の力を
ご支援いただいた皆さまへ
この度は「伝統と芸術の共存 ラオス若手デザイナー能力向上に日本人の力を」のプロジェクトにご支援いただき誠にありがとうございました。
このプロジェクトの舞台であります「Lao Fashion Week2024」(以下LFW)は一昨日無事終了いたしましたので報告をさせていただきます。
今回のLFWでは昨年までデザイナー1名の派遣でしたが(小野原誠氏)、今年は小野氏に加えもう1名デザイナーを派遣することができました。(ATSUSHI NAKASHIMA氏)これも皆様のご支援のおかげでございます。重ねて御礼申し上げます。
ラオスの若手デザイナー支援プロジェクト”Lao Young Designers Project”は2014年よりスタートしており、今年で11年目を迎え世界のファッション市場進出に向けて皆努力をしているところでございます。ただまだ発展途上のところもあり、我々laoculture.jpとして今回のプロジェクトで底上げを図るべくクラウドファンディングを活用させていただきました。
今年のLFWも東南アジアを中心に日本や韓国から35名のデザイナーが参加しており、若手デザイナーはショーを観るということだけではなく、バックステージでの動き方を見ることやそこで洋服を間近に見ることによる技術の習得、また各国デザイナーとの交流などを通して間違いなく成長をしていることを感じるところでございます。
今回のプロジェクトでは各国のファッションアカデミーに派遣するためのコンテストが行われその審査会を実施いたしました。若手デザイナー5名のデザインプレゼンテーションを受けそれに対して審査するものであり、そこにデザイナーの小野氏、laoculture.jpが参加し審査をいたしました。主催者や各国デザイナー、有識者など計13名による審査となりました。
デザイン、素材選定、素材のこなし、デザインスケッチ、プレゼン資料の作成レベル、プレゼンテーションでの話し方などファッションアカデミーや今後のビジネス展開において今後求められる資質を審査項目として審査が行われました。
審査結果はLFWの3日目(最終日)の一番最後に発表され、現在経験を積んでいる今回ショーに参加した他の若手デザイナーも含め大いに盛り上がるものとなりました。
1位は、パリのESMOD
2位は、シンガポールのNAFA
3位は、ロンドンカレッジオブデザインのハノイ校
4位は、フィリピンのファッションアカデミー
5位は、タイのファッションアカデミー
に派遣されます。
これまでもLFWにおいて若手デザイナーと各国デザイナーとの交流は行われてきましたが、技術力向上のみならず世界で通用する人間力向上も目指し、来年以降も精度を上げて継続してこのような支援をして参る所存であります。
引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
<収支報告>
今回皆さまからご支援いただいた資金は全額このプロジェクトへの参加・運営のために使用させていただきました。
使用項目は、
・デザイナー派遣にかかる旅費交通費 デザイナー2名およびそれぞれのアシスタント2名 合計4名分 410,000円
・デザイナーチーム4名の現地での滞在にかかる諸経費 約50,000円
・このプロジェクトのプロモーションのために出展した「2024.5月のラオスフェスティバル」参加・運営費用 120,000円
・デザイナー小野氏へ提供したラオス素材 40,000円
なお、現地での宿泊費用はLFW主催者より現物で提供を受けております。
<リターンの発足状況について>
皆さまへのリターンにつきましては、現地で揃え昨日帰国した際に持ち帰っております。
皆様のご登録住所へ郵送させていただきます。発送に少々お時間いただけると幸いでございます。
ここ2週間のうちにはお届けできるかと存じます。
この度のご支援誠にありがとうございました。改めまして感謝申し上げます。
このプロジェクトは今回で終わるものではございません。来年もその次の年も継続して行われるものでございます。
laoculture.jpのInstagramやFacebookで活動を発信しておりますので、引き続きご興味をお持ちいただければ幸いでございます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
共同代表 辻 亜希子
共同代表 阪本 洋