支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 62人
- 募集終了日
- 2018年8月24日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
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- 現在
- 40,597,000円
- 支援者
- 1,987人
- 残り
- 27日
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- 総計
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不登校の子どもの心をまもりたい てらこやサポーター'大募集
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- 総計
- 0人
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#地域文化
- 総計
- 10人
貧困や虐待等で親を頼れない若者が将来を諦めず生きていける伴走支援を
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- 現在
- 6,136,000円
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- 302人
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認知症の人と家族の会2024|認知症でも安心して暮らせる社会を!
#子ども・教育
- 現在
- 4,530,000円
- 寄付者
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神戸朝鮮高級学校の生徒たちにより良い教育環境を!継続支援にご協力を
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- 総計
- 94人
プロジェクト本文
ご覧いただき、ありがとうございます。
私たちは、オンライン教育プロデューサー、田原真人さんの呼びかけで集まった、
「自己組織化する学校」プロジェクトのメンバーです。
今年の1月8日に、田原さんから以下のようなメッセージがFacebookに投稿されました。
「不登校が約20万人、引きこもりが6万人いるという状況を教育システムの歪みだと捉えて、その歪みに溜っているエネルギーを放出し、教育システム全体が変容する取り組みをやりませんか?」
その呼びかけに、あっという間に300人以上が集まり、現在いろいろなプロジェクトを立ち上げながら活動しています。
現在、不登校は20万人、子どもの引きこもりは6万人、自殺率は先進国1位、といわれています。
子どもたちのいのちに、一体何が起こっているのでしょうか?
これらの問題が、長年続いており、根本的な解決に至っていないことから見ても、
個々の家庭や学校の努力だけでは解決できない、教育システム全体の構造的な問題があると私たちは考えています。
(出典:NPO アジア人文文化交流促進協会2018年国連カウンターレポート)
不登校、引きこもり、自殺。
これらのことが起こる根底にあるもの、それは「自己否定」の感情ではないでしょうか。
田原さんは、日本の教育システムが、子どもたちに「自己否定」の感情を抱かせやすい構造になっていると分析します。
個人を感情や身体性から切り離し、唯一の「正解」を与える教育システムは、
自己否定や他者の否定の感情を抱かせ、それが不登校、いじめ、自殺等、様々な社会問題へとつながっていきます。
そのシステム自体に、子どものいのちの全体性を損なう仕組みが含まれているからです。
高度経済成長の時代には、このような教育システムのおかげで、私たちは効率よく稼働する機械文明を作り上げ、経済的な発展を遂げました。
その時代には、自分の感情や身体性を切り離し、「機械」のように振る舞えることが、「仕事ができる人」「優秀な人」「立派な大人」だったかも知れません。
しかし、時代は大きく変わり、それとともに、社会もどんどん変容しています。
インターネットのおかげで、私たちは膨大な情報に簡単にアクセスできるようになりました。
AIの発達によって、「機械」ができることは、どんどん「機械」がしてくれるようになっていくでしょう。
これからの子どもたちに必要な教育は、「いのちあるものにしかできないこと」を、育み伸ばしていくような教育ではないでしょうか。
現在ベストセラーとなっている最新の組織論『ティール組織』などでも、「自分らしさ」「人間性」を仕事に持ち込むことの重要性や、個人の全体性の回復が仕事を生産的・創造的にすることが語られています。
これは、人を機械のパーツのように扱う組織ではなく、それぞれの人がいのちとつながって活動することが、結果的に仕事の質や組織を良い方向へ導いていくということに、多くの人たちが気づき始めているということだと考えられます。
音楽家やスポーツ選手が、自分の身体性や感覚とつながり、リラックスかつ集中しているとき、最も素晴らしいパフォーマンスができるように、人の力は、その身体性とつながることからしか発揮されません。
苦しみを抱えている個人の側からも、急速な変化を遂げている社会の側からも、今求められているのは「一人一人が自分のいのちを生きることを支援する教育」ではないでしょうか。
そのような時代の変化を受けて、教育の方向性も大きく変わろうとしています。
それが、「主体的、対話的な深い学び」「アクティブ・ラーニング」を軸とした、教育改革です。
「主体性」とは、いわば、子どもの内側にある「いのち」から生まれてくるものです。
ところが、ここに大きな矛盾が生まれます。
それは、現在の学校教育の構造の中で「主体性」を育むのは非常に難しい、ということです。
「主体性」とは自分で考え、自分で決めて、自分で行動しようとする態度。
一方、学校では、唯一の正解のあるカリキュラムが、教師主導で日々進んで行き、「正解」にたどり着けるかを試験によって評価されます。
教師から「主体的に学びなさい」と「指示」されて生徒がする行いは、「主体的」ではあり得ません。
「主体性」を育むには、トップダウン型の学校の構造や教師の意識など、学校教育の前提そのものの問い直しから始める必要があります。
前提の問い直しには、教育の関わる個々人の意識の変化が必要になります。
その変化が実際の学校教育に浸透し、子どもたちに届くまでには、これから長大な時間が必要になることが予想されます。
「自己組織化する学校」プロジェクトは、そのようなこれからの教育の流れを先取りし、オンライン上に教育の前提を転換させた場を作ろうという取り組みです。
これは、元予備校の講師として10年以上教育に携わってきた田原さんが、2012年から4000人以上の教育関係者を巻き込んで行ってきた「反転授業の研究」や、ZOOMを使ったフラットな対話の場の研究、またコーチング、カウンセリング、NVC(非暴力コミュニケーション)など対人援助の知見、ファシリテーション、最新の組織論の知見などを統合し、形にしたものです。
それは、臨床心理学の大家カール・ロジャースが「全ての人には自己実現していく力が自然と備わっている」とする人間観や、アクティブ・ラーニング研究の小林昭文さんが言う「学習者中心主義」の考え方とも重なるものです。
「自己組織化する学校」の場で大切にされているのは以下のようなことです。
・「人にはもともと自己実現していく力が備わっている」という人間観
・メンバーの一人一人が「自己一致」の状態を意識する
(自己一致とは、自分の身体感覚や感情を感じ取り、頭と身体が一致しているような状態でいることです。カウンセラーやコーチなど、対人援助職の方が人を支援する時に大切にしているあり方でもあります)
・お互いの価値観を尊敬、尊重しながら正直に対話を行う中で、それぞれの多様な「個性」の芽生えを促す
・個性の違いを排除するのではなく、「違うからこそお互いに学び合える」ということに価値を置く
また、場全体には、それぞれの参加者の方の「こんなことをやりたい!」という気持ちから、色々なプロジェクトが生まれています。
●「ジコヨビ(自己組織化する予備校)」
中高生を対象に、国語、数学、物理、英語などを「やる気の湧き出るメカニズム」を使って、オンラインでみんなで学んでいく学習コミュニティ。8月スタート。
●「SDGs@オンライン~水をテーマに学ぶ~」
学校に行っていないお子さんを対象にした、SDGsを学ぶプロジェクト
●「居場所を繋ぐプロジェクト」
日本各地にある「子どもの居場所」をオンラインでつなぎ、同じ思いを持っている人同士が出会い、交流できるためのプロジェクト
他にも、様々なワークショップや、対話の場が開かれています。
全国各地にある、フリースクールや、オルタナティブ教育の場、また学校に行っていない人、学校に行っているけれども何か不自由さや苦しさを感じる、という人たちを、オンラインのZOOMのシステムを使えば簡単につないでいくことができます。
「自己組織化する学校」で大切にしていることは、簡単に言えば「いのちへの信頼を基盤にした教育」「子どもが丸ごと肯定されることから始まる教育」ということです。
そのようなことを大切にしている居場所や人をどんどん繋いでいくことで、「いのちが大切にされる教育」への流れを大きく加速させ、ネットワークを作り、それを必要としている方々のところへ届けていきたいと考えています。
【自己組織化する学校フェイスブックページ】
皆さまから頂いたご支援で、「自己組織化する学校」のプロジェクト・活動を伝えるプラットフォーム、ホームページを作りたいと考えています。
今回のクラウドファンディングでは、皆さまから頂いたご支援で、「自己組織化する学校」のプロジェクトや活動を多くの方に知っていただくためのWEBサイトを作りたいと考えています。
そしてこのクラウドファンディングをきっかけに、教育に同じ想いや願いを持つ皆さまと繋がり、対話ができたり、活動に参加していただけたら、とても嬉しいです。
今までこの「自己組織化する学校」に関わっていたのは、全国の先生・教師・親御さんたちが中心でした。彼らは子供たちの未来のために、自分たちにできることはないか?と考えて立ち上がった人たちです。
そして、その想いがプロジェクトとして実を結ぼうとしています。
次はまさに学びのど真ん中にいる子供たち、学生さんたちにこの想いを届けたい。そんな願いから、このプロジェクトを起ち上げています。
プラットフォームとなるホームページができることによって、より多くの人たちに「自己組織化する学校」の目指す世界を知ってもらい、学びの場に参加してほしいと思っています。
ぜひそのためにあなたの力を貸してください。
今回、皆さまから頂いたご支援には様々なリターンを考えています。オリジナルのTシャツ、ホームページでのライター体験、「自己組織化する学校」1か月校長先生・1か月用務員のおじさん体験など、まさに「自己組織化する学校」に参加しながら楽しんでいただけるようなリターンを用意しております。
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プロフィール
1971年生まれ。 早稲田大学大学院博士課程物理学及び応用物理学専攻。「生きている状態とは何か?」に興味を持ち、細胞性粘菌アメーバの協同的なふるまいを研究。 大学院中退後、河合塾などで物理の予備校講師になり、『微積で楽しく高校物理が分かる本』などの書籍を9冊執筆。 2004年に物理ネット予備校(フィズヨビ)を始め、動画を使って高校物理を学べる環境を作る。 2017年、完全リモートチームによる生命的な組織「与贈工房」をスタートし、約20名の仲間といっしょにパラダイムシフトの実現を目指し、活動中。
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リターン
3,000円
【自己組織化する学校】感謝の気持ちを込めたサンクスメール&動画コース
■感謝の気持ちを込めたサンクスメール
■お礼の動画
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年8月
3,000円
【自己組織化する学校】『Zoomオンライン革命』(書籍)
■自己組織化する学校発起人田原真人著書『Zoomオンライン革命』
■感謝の気持ちを込めたサンクスメール
■お礼の動画
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2018年9月
3,000円
【自己組織化する学校】感謝の気持ちを込めたサンクスメール&動画コース
■感謝の気持ちを込めたサンクスメール
■お礼の動画
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年8月
3,000円
【自己組織化する学校】『Zoomオンライン革命』(書籍)
■自己組織化する学校発起人田原真人著書『Zoomオンライン革命』
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- 24
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2018年9月
プロフィール
1971年生まれ。 早稲田大学大学院博士課程物理学及び応用物理学専攻。「生きている状態とは何か?」に興味を持ち、細胞性粘菌アメーバの協同的なふるまいを研究。 大学院中退後、河合塾などで物理の予備校講師になり、『微積で楽しく高校物理が分かる本』などの書籍を9冊執筆。 2004年に物理ネット予備校(フィズヨビ)を始め、動画を使って高校物理を学べる環境を作る。 2017年、完全リモートチームによる生命的な組織「与贈工房」をスタートし、約20名の仲間といっしょにパラダイムシフトの実現を目指し、活動中。