こんにちは、シャンティ国際ボランティア会の竹内です。

ヒマラヤ山脈を望み、自然豊かな国というイメージのネパールの経済を見ていきます。

 

ネパールはインドと中国という二つの経済大国に挟まれた地形をしています。このことから、主な貿易や国内産業は両国の影響を多大に受けます。特にインドとは国境の行き来が自由で輸出入も比較的簡単なことから、インドの急速に成長する市場に輸出していくことが期待されています。

 

中国も急速に経済発展を遂げていますが、インド同様8,000ともいわれる数多くの品目に輸出制限がなく、貿易活動はとても活発です。

 

 

ネパールは近年、貧困解消という点において大きな発展を遂げた国の一つで、貧困層は2004年の53%から2011年の25%へと大幅に減少することに成功しました。一方で、この数字はまだ国民の4分の1が一日1.25ドル以下の生活をしていることを意味しており、国連からは後発的発展途上国、最も貧しい国の一つに分類されています。

 

これに対しネパール政府は、この後発的発展途上国からの脱却を国の最優先事項に掲げ、2022年までの卒業、そして2030年までに中所得国への仲間入りを目指しています。

 

 

ネパールの主要産業は農業で、労働人口も全体の7割近くが農林水産業に属しています。第2次産業の多くも農業分野に関係しており、豆類や麻、サトウキビ、たばこ、穀物類といった農作物の製品化を行っています。

 

第3次産業では観光が活発です。世界遺産を多く有するカトマンズ盆地は、観光客に人気だったほか、8,000m級の山々を望むヒマラヤ山脈では、世界最高峰のエベレストはもちろん、多くの登山家に親しまれています。

2008年には50万人以上がネパールを訪れ、その数は年々増えていき、2012年には80万人を超えました。