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『落研/学園春歌考』

『落研/学園春歌考』
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支援総額

1,224,000

目標金額 3,500,000円

支援者
124人
募集終了日
2021年5月9日

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プロジェクト本文

▼自己紹介  実は小生、浄土真宗本願寺派の僧侶です。

 私、昭和48年に京都の龍谷大学文学部を卒業し、落語研究会に所属していた「きぬ乃家布t」と申します。学生時代に、今は「幻の歌集」と呼ばれている「おちけん愛唱歌(春の唄)特集その1」を、仲間と一緒に作っています。

 卒業後は、令和2年の夏に休刊となった仏教の総合大衆雑誌『大法輪』の編集部に、50歳まで勤めていました。退職後は、編集関連のアルバイトや派遣労働者として、その日その日の煙を立てて居ります。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ 皆で歌う楽しい言葉遊びの文化を伝えたい!

 昭和45年前後、龍大の深草・大宮学舎に集う学生たちが、下宿やコンパ等で口にしていた歌を集めた『落(おち)研(けん)/学園春歌考』の出版を企画しています。

 当時、大阪の近畿大学の落語講談研究会には、落語や講談という他の班を圧倒していた春歌班がありました。そこで、なぜ大学の落研の仲間たちは春歌が好きなのかを探り、笑いを誘う庶民芸能の延長線上に位置する春歌の魅力を解き明かそうという試みです。

 学園春歌の歌詞には、謎掛け・駄洒落、同義語・同音語・同音異語、対句・畳語・重ね詞、七五調の韻律、譬喩法・進級法、あるいは方言など、あらゆる日本語の修辞テクニックが満ち溢れています。その言葉のウイットを学生たちは面白がったのです。そんな洒脱な言葉遊びに基づく大衆文化遺産を残したい・伝えたいの一心で、このプロジェクトと相成りました。

 

〽サッポロばかりが ビールじゃない

 アサヒにキリンに サントリー

 だけど私が 奪いたいのは

 今宵あなたの 唇(くち)ビール  (松の木小唄)

 

 早稲田の学生は昔、春歌を含めた歌集を出版しています。ただ、それも50年も前のこと。このままでは、放浪芸と同じように亡くなってしまいます。小沢昭一氏ではないですが、庶民の誇るべき文化として記録すべき価値・必要があるとの思いに駆り立てられています。しかし、大不況の出版界、しかもこのコロナ禍です。これまで出版社に原稿を持ち込むこと、20数社。ほとんどが「お断り」、原稿を読んでもいただけない門前払いが続くという有様。弱り果てて先輩に相談すると、「龍大には10万からOBが居るやろ。卒業生に支援してもらえ」とのアドバイスを受け、予約受付という形でクラウドファンディングに縋ることとなりました。

 

▼プロジェクトの内容 「高齢者よ、元気を出そう。新型コロナに負けるな!」

 全国から学生が集まり、地方の大衆文化の融合する場所が大学です。そして主にコンパの席で好んで歌われたのが学園春歌、その歌詞から洒脱(しゃだつ)な言葉遊びに基づく春歌を学術的?に検証しようというのが、『落(おち)研(けん)/学園春歌考』の狙いです。

 一口3000円で、1200口分を目標としました。御協力いただいた方に一冊、進呈いたします。自費出版という形であれば、出版社も検討してくださるとの考えです。誰もが覚えのある、恋愛がらみの滑稽談を、腹を抱えて笑い飛ばすのが春歌です。綺麗事で済ませるな、上品ぶるな、本音で生きよ、というメッセージに溢れています。男女の愛憎に迷い惑う、そんな辛さ苦しさを笑いへと誘(いざな)う、煩悩即菩提への昇華が春歌にはあります。

 

〽入学してから幾年ぞ 取った学科が十五六

 落とした学科が二十六 できた子供がもう五つ

 ああ これで今年も落第か 落第か

  ドドンガドンときて ドドンガドンドン(龍谷大学の学生ソングから)

 

 巻末の章には、龍大の学生ソングも多々紹介しています。龍大の卒業生各位、龍大・近大の落研・落講研の諸氏は勿論、文中に登場する落語家・立川談志、講釈師・旭堂南陵、DJ・諸口あきら、ルポライター・竹中労が好きだった皆々様、さらに日本語に関心の深い方々も、ぜひこのプロジェクトに参加してくださいますよう、お願い申し上げます。もちろん、春歌を愛する巷の隠れたファンたちも、是非。

 「軍隊のぞき節」の本籍地に当る龍大の深草学舎には、「大学のぞき節」が伝わっています。ラジオやテレビでは知ることのできない、言わば裏の大衆音楽史を覗いてはみませんか。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 心の暗い霧を払うには、笑顔になること。それはまた「人生、思うようにはならない。それでも朗らかに生きようじゃないか」という、開き直りに似た人生哲学を培うことになります。ユ─モアが不幸を忘れさせてくれるように、辛いこと苦しいことを笑い飛ばす逞しさ、そういう人生観が春歌 (笑い唄)にはあります。ストレスを溜め込んだ、息苦しい現代社会。清濁併せ呑む度量があり、人に寛容だった一昔二昔前が恋しくはありませんか?春歌は、人と人とを繋ぐ絆のようなものです。周囲を笑顔にさせます。コロナ禍が終息したなら、皆で手拍子しながら歌いながら、楽しく明るく生きようではありませんか!

 

 

【プロジェクト終了要項】

製作物    
落研・学園春歌考


出版完了予定日    
2021.12.31


著者    
谷口幸璽


発行部数    
1200部

 

 

 

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プロフィール

谷口幸璽プロフィール 昭和25年生まれの道産子で、小学校は札幌、中学・高校は奈良、 大学は京都。それから八王子・浅草・川崎など、関東を流れ流れて 現在は、千葉の船橋に住みついています。    特技は、インタビュー。これまでに、八代目林家正蔵師匠、松原泰 道和尚、俳優の笠智衆さん等の談話筆記を担当しました。好きな 俳優は、シャーリー・マクレーン、笠智衆さん。  趣味は、戯れ唄の採集。でも、音楽は大好きなのですが、音痴です。  もう70歳、若い時から、高血圧に糖尿病。癌の手術も二度、経験。 腰痛に悩む高齢者で、ストレッチに励む日々であります

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リターン

3,000


『落研/学園春歌考』

『落研/学園春歌考』

 春歌の源流には民謡・俗曲・流行歌など、あらゆる歌謡が流れ込んでいます。長年に亙(わた)って練られてきた歌の文句の粋(すい)を集めた歌集も添えています。歌の伝承を考慮し、楽譜を添えてもいます。どうぞ、春歌の桃源郷(ユ─トピア)に遊んでください、笑ってください。
 全国各地の古い民俗芸能の写真を見るだけでも、昔の人々の高らかな笑い声が聞こえてきそうです。明治・大正・昭和初期の日本人は斯くも大らかだったのかと、溜息が出ます。
 ご協力いただいた方には、『落研/学園春歌考』を1冊贈呈します。
 写真は、昭和四十五年頃、龍大落研の旧ボックス前にて。

支援者
124人
在庫数
786
発送完了予定月
2021年12月

プロフィール

谷口幸璽プロフィール 昭和25年生まれの道産子で、小学校は札幌、中学・高校は奈良、 大学は京都。それから八王子・浅草・川崎など、関東を流れ流れて 現在は、千葉の船橋に住みついています。    特技は、インタビュー。これまでに、八代目林家正蔵師匠、松原泰 道和尚、俳優の笠智衆さん等の談話筆記を担当しました。好きな 俳優は、シャーリー・マクレーン、笠智衆さん。  趣味は、戯れ唄の採集。でも、音楽は大好きなのですが、音痴です。  もう70歳、若い時から、高血圧に糖尿病。癌の手術も二度、経験。 腰痛に悩む高齢者で、ストレッチに励む日々であります

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