スラムの困窮者支援のため、服やバッグを製作する事務所を開設したい!

スラムの困窮者支援のため、服やバッグを製作する事務所を開設したい!

支援総額

1,063,000

目標金額 1,000,000円

支援者
38人
募集終了日
2022年3月14日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

◎達成の御礼◎

ネクストゴール1,200,000円を設定させていただきます。

 

フィリピンのスラム街に縫製事務所を開設するためのこのプロジェクトは、本当にたくさんの方に応援いただき、無事に目標額の1,000,000円を達成することができました。皆さまのご協力に心からお礼申し上げます、本当にありがとうございました!


プロジェクトの終了まで残すところわずかとなりましたが、縫製事務所運営開始後の安定した資材(製作物の生地やパーツなど)確保のため、ネクストゴール1,200,000円設定させていただくことになりました。


仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、ご支援いただいた範囲内で資材調達に活用させていただく予定ですが、ぜひ皆さまからの多くのご支援いただけますと幸いです。


私たちホープエイドの活動に共感いただく全てのご支援者の皆さまと共に、ネクストゴール目指して完走できるよう、引き続きあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

2022年3月8日追記

NPO法人ホープエイド

 

 

私たちNPO法人ホープエイドについて

 

NPO法人ホープエイドは、フィリピンをはじめとしたアジア地域で、貧困や虐待などで困窮する子どもを支援するため、2021年に承認・設立された特定非営利活動法人です。

 

私たちは、子どもたちの安全な暮らしと教育が社会全体を変えてゆくと考え、スラムや孤児院・保護施設などを支援することで、子どもたちの輝く未来を奪う児童労働を減らし、教育を通じて健全に育成する機会を提供することを目的に活動しています。

 

(写真:私たちがホープエイドを運営しています。日本スタッフ/フィリピンスタッフ)

 

― 子どもたちの安全な暮らしと学びのため、安定した雇用をつくる ―

 

各種政策によって数年前と比べれば貧困率は下がり、状況は改善傾向にあると見られがちなフィリピンですが、まだまだ貧富の差は激しく、多くの子どもが貧困に苦しんでいるのが現状です。

 

「経済成長を続けるフィリピン」に注目が集まるその裏で、家庭が貧しいために、満足な食事や住環境の確保どころか、ストリートチルドレンとしての生活や、就学できずに児童労働を余儀なくされている子どもがたくさんいます。

 

 

(写真:簡易な小屋が密接して立ち並ぶスラム。壁や屋根が一部しかないことも)

 

スラム街で暮らすこのような子どもたちが、貧困や暴力、児童労働の犠牲にならず、充分な学びを得るためには、まず貧困家庭の救済が急がれます。親に職があり、安定した食生活や住環境があれば、学校をやめてゴミ拾いなどの過酷な児童労働に頼らざるをえない悪循環を断ち切ることができるからです。

 

今回、皆さまにお願いしたいのは、子どもたちの親に仕事を提供するため、パーカーやTシャツ、バッグなどの衣料品を作る縫製事務所を開設するためのご支援です。

 

 

(写真:ホープエイドのヒアリングを受けてくれたスラムの子どもたち)

 

縫製事務所を開設して”プラスの連鎖”をつくりたい!

 

ホープエイドでは、生活に困窮する子どもたちを直接支援するため、フィリピンのスラムや孤児院・保護施設などに、食料や医療品・生活用品等を届けるプロジェクトを2022年に開始します。

 

スラムで暮らす子どもたちの親によって縫製事務所で作られた衣料品は、日本での検品後、これらのプロジェクトにご支援いただいた方々へのお礼としてお届けしたり、デザインや素材にこだわってラインナップ化し、日本国内で販売したりする予定です。

 

先ほど、フィリピンの現状について皆さまにお伝えしたように、子どもたちが安全に暮らし、学べない最大の理由は、家庭が貧しいから。

 

そもそも、スラムでは日雇い労働が基本である上に、働き口も不足しています。家計のために子どもも学校に通わず働く、親と同様安定した職に就くことができずスラムでの生活から抜け出せない、というのが貧困の連鎖です。

 

 

しかし、子どもたちが必要な学びを身につけて成長すれば、貧困の連鎖を断ち切るきっかけになり、ひいてはフィリピンの貧困問題そのものを変えていくこともできる”プラスの連鎖”になるのではないでしょうか。

 

その足がかりとして、まずは子どもたちの親に安定した仕事を提供できるよう、縫製事務所の開設にご協力いただきたいと考えています。

 

下の動画と写真は、縫製事務所の開設予定地です。この場所は、支援対象としているスラム街や、ご協力いただいている地元の教会に近く、スラムの人達が通いやすい立地です。この事務所を継続的に運営していくための賃料や、縫製に必要なミシンなどの機材購入資金が、皆さまにお願いしたいご支援の使途です。

 

動画では、予定地の周辺を含む建物の様子や、部屋の使い分けの予定などを、現地スタッフよりご案内させていただいております。現地の空気感の伝わる動画になっておりますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

(写真:縫製事務所開設予定地の外観と内観)

 

 

雇用対象の家庭が暮らす2つのスラムのこと

 

縫製事務所開設予定地の近くには、私たちホープエイドのスタッフが、支援と状況把握のために定期的に訪れているスラムが2つあります。

 

ともにフィリピンの首都・マニラ市周辺にあるスラムで、1つは市内にある世界有数のスラムと言われるトンド地区、もう1つはマニラ市の北西に位置するナボタス地区です。

 

縫製事務所の設備が無事に整ったら、特に困難な事情を抱えていたり仕事に困っていたりするスラムの家庭に、ホープエイドのスタッフが直接声をかけ、縫製の仕事をお願いしていきます。

 

経験がなくても技術を身につけられるよう指導員も配し、その場限りの日銭稼ぎにならず、長期的に生計を立てる手段となるように支援します。

 

ゴミ山を中心とした世界有数のスラム・トンド地区
「ハッピーランド」としてメディアから好奇の目を向けられたスラム 

 

皆さまの中にも、「ハッピーランド」と呼ばれるスラムを、テレビ番組やルポ記事などで目にしてご存知の方がいらっしゃるかもしれません。

 

その通称とは裏腹に、多くの人がゴミ拾いで生計を立てているため、いたるところにゴミ山が点在するスラムがトンド地区です。

 

一世帯あたり平均5人の家族が、1日約297ペソ(約670円※2021年10月現在/ホープエイド調べ/以下同)で暮らす厳しい毎日です。中には、7人家族で1日に100~200ペソ(約224円〜448円)での非常に苦しい生活を強いられている家庭もあります。

 

多くの人が「スカベンジャー」と呼ばれる、ゴミを拾って売る仕事をしており、衛生的にもとても問題の多いスラムです。

 

 

 

ホープエイドでは、現地スタッフがスラムに暮らす人々と直接話し、困っていることや必要な支援についてヒアリングを行っています。

 

今年ホープエイドでヒアリングをしたほとんどの人が、食料品や衛生用品、また、貧しい食事の栄養不足を補うためのビタミン剤の支援を希望し、約半数の人が粉ミルクや学用品といった子どもに必要な物を支援してほしいと回答しました。

 

このことからもわかるように、多くの子どもは安全で健康な生活を送ることができていません。依然猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、仕事・食料不足がより深刻になり、毎日は食事を取れていないという家庭もあります。

 

学校に通っていない子どもも居ますし、両親が通わせたいと考えていても、経済的な事情で兄弟のうち一部の子どもだけをなんとか通わせているという家庭もありました。

 

 

(写真:スラム家庭を訪問して状況や希望する支援等をヒアリングするホープエイドのスタッフ)

 

今回は、スタッフが直接話を聞いた家庭の一部の詳しい事情について、皆さまにご紹介したいと思います。

 

「心臓に病気を持つ赤ちゃんを病院に連れて行きたいけれど…」

2歳になるアンは、心臓に病気を抱えています。ゴミ収集作業員として生計を立てる父親と6人家族で、父親の収入は月に約14,000ペソ(約31,580円)。

 

3人の子どもを含む6人での暮らしは厳しく、両親はアンに治療を受けさせたくても、病院に連れて行くことすらできません。

 

食べ物や衛生用品はもちろん慢性的に不足していますが、もし支援を受けられるならアンのための治療薬がほしいと話します。

 

「火事で焼け出され、家と食べ物が必要です」

14歳のレイボと9歳のプリンセスは、ホープエイドのスタッフが彼らに会う前日に火事に遭い、家を失ったばかりでした。

 

9人の大家族ですが、スカベンジャーの父親の収入は月に7,000〜8,000ペソ(約15,790円〜18,040円)。

 

学校に行く余裕はなく、履き物や服も足りていないと、裸足の姿で教えてくれました。

 

(写真:ホープエイドのヒアリング用紙を持つ、左/プリンセスと右/レイボ)

 

墓地の中に形成された特殊なスラム・ナボタス地区
貧困だけでなく、自然災害も脅威に 

 

トンド地区と同様にマニラ湾に面し、マニラ市外に位置するものの、トンド地区とは隣同士の位置関係のナボタス地区。このスラムの特徴は、墓地そのものがスラムになっているということ。世界的に見ても珍しいそうです。

 

海に隣接したその立地から、漁港関連の仕事をしている人が多く、一世帯あたりの平均人数は5人とトンド地区と同じです。

 

しかし、1日あたりの平均収入は255ペソ(約575円)とトンド地区を下回り、スタッフがヒアリングした家庭のうち最も収入が低い家庭は9人家族で1日に100ペソ(約224円)でした。

 

家族に障害がある人の割合は約11%で、トンド地区の3倍以上と高く、障害を持つ家族に代わって働く子どももいました。世界最大級といわれるトンド地区と同じか、それ以上に厳しい状況を強いられているスラムであることがうかがえます。

 

また、漁港関係の仕事で生計を立てる家庭が多いナボタス地区では、台風で漁に出られなくなると収入に直接のダメージとなり、天候の影響で仕事を失うことへの不安も尽きません。

 

 

 

「台風で失った家を再建したいが…」

ニールの家族は8人家族。

 

漁師の父親の収入は1日あたり約400ペソ(約900円)で、平均を上回る収入と言えますが、大家族なので経済的には不安定です。

 

さらには、先の台風で家を失い、現在は隣人の家で寝泊りをさせてもらっているそうです。そのため、食料品や学用品などの他に、家を建てるための資金が必要だそうです。

 

 

(写真:ホープエイドのヒアリング用紙を持つニールと、台風で被害を受けたニール一家の家)

 

「学校で学ばせたい、けれど学用品を買う余裕がない」

6歳になるクリスの息子はもうすぐ入学予定。

 

しかし、建設作業員として働いて得られる収入だけでは、学校に通いたがっている子どもの就学に必要な学用品などを買い与えるだけの余裕がありません。

 

雇用を作って子どもの暮らしと学びを守る、
”プラスの連鎖”にご支援ください!

 

ホープエイドでは、今回ご紹介したような子どもを持つ親を縫製事務所での雇用対象とし、子どもたちの救済につなげたいと考えています。

 

雇用を作ることで子どもの暮らしと学びを守る”プラスの連鎖”をつくり出す縫製事務所設立に、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします!

 

ご支援へのお礼として、縫製事務所開設に先駆け、実際にスラム家庭からの雇用で作った麻のトートバッグ(5,000円〜)や、オリジナルロゴパーカー(10,000円〜)をご用意しました。

 

ともに、ホープエイドのオリジナルロゴをあしらい、普段のファッションにも合せていただきやすいシンプルで使い勝手のいい仕上がりです。現地での製作後、日本での検品を経て、皆さまにお届けいたします。

 

 

(写真:パーカーは、ホワイト/グレー/ネイビーの3色をS〜 XLの4サイズで展開。いずれも手作業での製作のため、お届けするお品は写真と多少異なることがあります。)

 

そのほか、現地で雇用するスラムの親やその子どもたちから届くメッセージ(全リターン共通)や、縫製事務所に記念のネームプレート掲出、日頃からホープエイドの活動にご協力いただいている現地キリスト教会での歓迎会(現地集合・現地解散となります。詳細について、ご希望の方に個別にアレンジさせていただきます。)など、感謝の気持ちを込めてさまざまなリターンをご用意しています。

 

ぜひ、それぞれのリターン内容も合わせてご覧ください。

 

【リターンについてのご注意事項】

・新型コロナウイルス感染症の影響により、返礼品の製造状況などの都合で配送予定が変更になる場合がございます。

・ご希望者の方向けの歓迎会についても、新型コロナウイルス感染症の影響で開催時期を順延するなど場合がございますので、ご了承ください。

 

(写真:50,000円と100,000円のリターンでは、希望によりホープエイドの支援活動に協力してくださっている現地のキリスト教会で、雇用対象となった家庭の皆さんや現地スタッフと歓迎会を開催しておもてなしいたします)

 

(写真:一部リターンでご支援くださる皆さんのお名前を掲出するネームプレートのイメージ)

 

 

プロジェクト実行責任者:
庄子秀樹(特定非営利活動法人ホープエイド)
プロジェクト実施完了日:
2022年8月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

特定非営利活動法人ホープエイドが、マニラ市内に衣料品やバックなどを製作する事務所を開設し運営するための資金とします。資金の内訳は、事務所を継続的に運営していくための賃料と光熱費(半年分)30万、機械購入費150万、材料費20万を予定しています。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差異は自己資金で補填致します。万が一自己資金でも確保できなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金は致しかねます。

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プロフィール

ホープエイドの活動は、主体である日本事務所による運営と、現地フィリピンのスタッフによるヒアリング・支援アレンジメントなどの実務で成り立っています。また、スラムにおける人々の雇用や支援物資を届けるにあたり、地元のキリスト教会にご協力いただいています。キリスト教信者の多いフィリピンにおいて、地元の教会は日頃から身近な存在です。現地の人々と共に歩み、地域に根ざした教会と連携することで、「地域密着型の支援団体」として活動できることも、ホープエイドの特徴です。

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リターン

3,000


alt

●感謝のメッセージカード●報告レポート●オリジナル待受け画像

●感謝のメッセージカード
現地で雇用したスラムの親やその子どもたちから届いた、感謝のメッセージカードをお送りします。(PDF形式でメールで送付)

●報告レポート
縫製事務所開設に関するご報告をPDFにしてメールでお送りいたします。

●オリジナル待ち受け画像
フィリピンゆかりの名所や美しい風景の画像をお送りします。(PNG形式でメールで送付)

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

3,000


【応援コース 3,000円】●感謝のメッセージカード●報告レポート

【応援コース 3,000円】●感謝のメッセージカード●報告レポート

【応援コース 3,000円】は、リターンとしてお品物でのお返しのない、全額をプロジェクトの運営資金とさせていただくコースです。プロジェクトの趣旨にご賛同くださるご支援者の方々、応援ありがとうございます!

●感謝のメッセージカード
現地で雇用したスラムの親やその子供達から届いた、感謝のメッセージカードをお送りします。(PDF形式でメールで送付)

●報告レポート
縫製事務所開設に関するご報告をPDFにしてメールでお送りいたします。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

3,000


alt

●感謝のメッセージカード●報告レポート●オリジナル待受け画像

●感謝のメッセージカード
現地で雇用したスラムの親やその子どもたちから届いた、感謝のメッセージカードをお送りします。(PDF形式でメールで送付)

●報告レポート
縫製事務所開設に関するご報告をPDFにしてメールでお送りいたします。

●オリジナル待ち受け画像
フィリピンゆかりの名所や美しい風景の画像をお送りします。(PNG形式でメールで送付)

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

3,000


【応援コース 3,000円】●感謝のメッセージカード●報告レポート

【応援コース 3,000円】●感謝のメッセージカード●報告レポート

【応援コース 3,000円】は、リターンとしてお品物でのお返しのない、全額をプロジェクトの運営資金とさせていただくコースです。プロジェクトの趣旨にご賛同くださるご支援者の方々、応援ありがとうございます!

●感謝のメッセージカード
現地で雇用したスラムの親やその子供達から届いた、感謝のメッセージカードをお送りします。(PDF形式でメールで送付)

●報告レポート
縫製事務所開設に関するご報告をPDFにしてメールでお送りいたします。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月
1 ~ 1/ 12

プロフィール

ホープエイドの活動は、主体である日本事務所による運営と、現地フィリピンのスタッフによるヒアリング・支援アレンジメントなどの実務で成り立っています。また、スラムにおける人々の雇用や支援物資を届けるにあたり、地元のキリスト教会にご協力いただいています。キリスト教信者の多いフィリピンにおいて、地元の教会は日頃から身近な存在です。現地の人々と共に歩み、地域に根ざした教会と連携することで、「地域密着型の支援団体」として活動できることも、ホープエイドの特徴です。

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