口腔内ポリープの再発を繰り返す保護猫の治療費にご協力をお願いします

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支援総額

240,000

目標金額 140,000円

支援者
61人
募集終了日
2022年2月28日

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2022年02月11日 14:59

エンジンルームに入り込んだ子猫を保護した話(その1)

 

今からおよそ2年ほど前の2020年6月ころのお話です。

 

とある日の夜7時頃、私が野良猫をお世話している地域で、ひと際甲高く鳴く猫の声が聞こえました。

 

どことなく悲痛な叫び声にも聞こえる声で、私は子猫の鳴き声だと直感しました。

 

しかし、その地域はTNRを済ませているので、子猫が鳴いているのは不自然です。

 

少し頭の中を混乱させながらも声の主を探していると、小さなキジトラの子猫が一生懸命鳴き声をあげていたのです。

 

私はとっさに周囲に母猫や他の子猫がいないか見回してみましたが、他の猫の姿は見当たりませんでした。

 

その日は雨が降り始めており、気温も次第に下がってきていました。

 

もし迷子の子猫だったら寒い中でひと晩過ごすのは命に関わるかもしれません。

 

そう考えた私は子猫を保護するために、急いで自宅に捕獲機を取りに帰りました。

 

30分ほどして子猫が居た場所へ捕獲機を持って戻ってきたのですが、すでに姿を消してしまった後でした。

 

しかし、子猫の行動範囲はそれほど広くはないはずです。

 

私は辺りを探してみると、隣の駐車場から子猫の声がするのに気づきました。

 

月極の駐車場なので部外者の私が入るのは気が引けましたが、子猫を放っておくわけにもいかないので、駐車場の隅にそっと捕獲機を設置しました。

 

捕獲機を設置してから30分ほど様子を見ていたのですが、一向に子猫が捕獲機に近づく様子はありません。

 

しかし、子猫の鳴き声が止むことはなかったので、駐車場のどこかにいるのは確かなようでした。

 

そこで、子猫の所在を確かめるために駐車場の中を探してみたところ、1台の車の下から鳴き声が聞こえてきたのです。

 

私はその車の近くに捕獲機を移動させて、しばらく様子を見ていたのですが、やはり子猫は捕獲機へ近づいてきません。

 

さらに子猫は捕獲機に驚いたのか、車の下から姿を消してしまい、完全に見失ってしまいました。

 

どうするべきか車の近くで考えていると、その後も捕獲機を置いた車の方向から子猫の鳴き声が聞こえ続けてきます。

 

どうやら車の下からどこか車の内部へ入り込んでしまったようでした。

 

こうなると子猫の捕獲よりもまず、子猫の安全を確保するためにも車の持ち主さんを探すことが先決です。

 

もし子猫が車の中にいることを知らずにエンジンを付けてしまったら、子猫の命が危ないからです。

 

しかし、車の持ち主を特定する良い方法が思い浮かばなかったので、とりあえず私は子猫の行方を見守りながら駐車場に誰か人が来るのを待つことにしました。

 

その間も子猫は車の中で鳴き続けるものの、車の外へ出てくることはありませんでした。

 

こうして1時間ほど経ったころ、駐車場へ仕事帰りと思われる男性2人組がやってきました。

 

私は子猫を保護しようとしていること、子猫が車の中に入り込んだと思われること、子猫が入り込んだ車の持ち主を探していること、を2人の男性に伝えました。

 

私の話が突飛過ぎたのか最初は要領を得なかったようですが、駐車場に響く子猫の声を聞いて2人の男性もようやく事態を察してくれたようでした。

 

そして、幸運にも子猫が入り込んだ車は、2人の男性が働く会社の社長さんのものだったのです。

 

そこで1人の男性がさっそく社長さんに電話をしてくれたのですが、社長さんはまだ忙しいとのことで、男性が会社まで例の車のカギを取りに戻ってくれました。

 

しばらくすると社長に連絡してくれた男性と、もう1人別の男性が駐車場へ戻ってきました。

 

その新たにやってきた男性は車の持ち主である社長さんで、話を聞いて駐車場へ様子を見にきてくれたそうです。

 

私はお礼もそこそこに、さっそく車のボンネットを開けてもらいました。

 

そして懐中電灯でエンジンルームを照らしてみると、子猫の小さな縞模様の背中が目に入りました。

 

そこで、私はエンジンルームに入り込んだ子猫を掴もうと手を伸ばしたのですが、あと少しのところで逃げられてしまったのです。

 

しかも、子猫は車の外へ出てくることなく、エンジンルームよりも奥の方へ入り込んでしまったようでした。

 

一向に車から子猫が出てこなかったため、社長さんと男性2人で車を押して動かすことになりました。

 

そして車が少し揺れた瞬間、驚いた子猫は車から飛び出して、駐車場から逃げていってしまったのです。

 

結局、子猫の保護には失敗してしまいましたが、ひとまず車の中に入り込んだ状態からは解消されました。

 

私は社長さんと男性2人にお礼を言って、子猫が走り去った方に再び捕獲へ向かいました。
(続く)
 

リターン

500


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支援者
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支援者
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13
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10,000


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支援者
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完売
発送完了予定月
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