大阪市で障がい者とともに交流したり仕事ができる居場所を作りたい!!
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 39人
- 募集終了日
- 2022年6月16日
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- 総計
- 55人
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- 36,000円
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- 残り
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- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 1,090,000円
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- 残り
- 23日
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- 支援者
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- 残り
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- 支援者
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#医療・福祉
- 現在
- 1,951,000円
- 寄付者
- 150人
- 残り
- 29日
プロジェクト本文
終了報告を読む
はじめに
はじめまして。『一般社団法人エンパワメントサポートセンター』は、2020年12月に大阪市で立ち上げたまだ新しい法人になります。障がいを持つ当事者と、サポートする支援者が一緒に考え話し合いながら少しずつ進めて創りました。
「エンパワメント」という言葉は、「社会的な抑圧状態に置かれた人や集団が、自己決定や自己実現を行うことでそれまで無視されてきた自らの権利を回復する」というような意味を持っています。
障がいを持っていたり様々なことが原因で弱い立場に立たされる方々がエンパワメントできるよう、活動をサポートできるような法人になりたいという願いを込めて「エンパワメントサポートセンター」としました。
プロジェクト立ち上げのきっかけ
法人の代表・清水が精神保健福祉士として勤務した現場で、利用者さんに対する職員の心無い対応をいくつも目撃したことが大きなきっかけでした。
施設内でミーティングをしても、「最後は職員が決める」として利用者である障がい者の方々の民主的な決定権が奪われている現実を目の当たりにし、施設の運営のやり方に疑問を抱いた利用者さん達と代表で、2017年に当事者団体「障がい者の人権を考える当事者の会Future~みらい~」を立ち上げました。
最初は少人数でしたが、学習会やレクリエーションを企画して少しずつメンバーやサポートしてくれるボランティアも増えていきました。楽しいランチ会から、減薬や転院の相談を受けたり、独自の仕事づくりやメンバーの就労先との交渉など・・様々なことに取り組む中で人との繋がりや価値観を広げようと活動してきました。
また、民主的な決定の場から遠ざけられたメンバーの経験から、Futureではレクリエーションや一年の活動のこと、会費や出費、役員を決めるなどの様々なことをメンバーやサポートボランティアみんなで会議をして話し合って決めていくようにしています。
その中で「就労系の施設に通うだけでなく、自分たちでも仕事を作りたい」というメンバーの思いから「シッポファーレ 仕事づくりクラブ」というサークルも生まれました。
シッポファーレでは自分たちでどんな仕事ができるか話し合いながら、サポートしてくれる専門業者さんと一緒にエアコンやレンジフードの清掃を行っています。
時にはオーダーメイドで家具作りを請け負ったり、マンションの清掃や草刈りなども行っています。最近では、「もっとやれる仕事を増やしたい」と木工品製作にチャレンジする動きも・・・
今回のクラウドファンディングでは感謝の気持ちとしてこれらをリターン品にさせて頂いています。
人が増え、したいことが増えていく中で、メンバーからは「自分たちの居場所を作りたい」という声が出されるようになりました。
これまではメンバーやサポートボランティアのお家に集まったり、協力してくださる団体の事務所をお借りしたり、区民センターなどをお金を出し合い借りたりして、なんとか場所を確保してきましたがそれにも限界がありました。
Futureやシッポファーレのメンバーはみんな様々な障がいを抱えながら日々暮らしています。そんな中で「悩みを相談したり、ホッとできる場所があれば」という声は少しずつ出ていました。
また、これまで通った施設の中で利用者として意見を出しても聞いてもらえなかったり、希望を職員から却下されてきた経験を持つメンバーからは、「誰かが用意してくれた場所ではなくて、自分たちで自分たちのことを一から決めて場所を作っていってみたい」という思いも出されました。
学習会を企画したり
地域のお年寄りや子供たちに貢献できるような仕事を作ったり
みんなでご飯を作って楽しく食べられるような
そんな場所をいつか一緒に作れたらと考えるようになったのです。
「もっとメンバーが増えたらいいな」「いろんな人たちに来てもらいたい。活動を知ってもらいたい」「場所はどこがいいかな」ドンドン夢は膨らんでいきましたが、大きな課題は居場所を維持する費用と方法でした。
みんなで悩んだ末、障がい者の支援をする事業所(生活介護と計画相談)を立ち上げてそこでサポートボランティアが働き、メンバーが集まれたら良いのでは?と考え、2020年にこの法人を創りました。
生活介護とは、障がいのある方が日中過ごせるための場を提供する通所施設です。
計画相談とは、障がいのある方が地域で暮らす中で必要な情報提供をしたり、複雑な障がい福祉制度の中で必要なサービスを受けられるように手続きなどのお手伝いを行う相談業務です。
しかし、事業所を立ち上げる中でまた新しい悩みが出てきました。
生活介護や計画相談の利用者として施設に登録を希望するメンバーもいれば、利用者にはならずにFutureやシッポファーレの活動ができたら良いと考えるメンバーも当然いました。
また、施設が開所したら施設の利用者さんは増えますが、利用者さん全員がFutureやシッポファーレに入る訳ではないことは容易に想像できます。
どうしたら一つの場所を立場の違う人たち同士で協力しながら運営していけるのだろうかと、みんなで何度も話し合いました。
施設自体の体制についても検討しました。
利用者よりも職員が強い権限を持つような施設の体制に疑問を抱きFutureを立ち上げた経緯を踏まえ、私たちの施設はそうした運営に陥らないよう、当事者と一緒に歩むものでなくてはなりません。
これまで「ボランティア」という形で関わってきたサポートスタッフが「職員」になり、全員ではないもののメンバーが「利用者」になる時に、上下関係が作られないような施設のあり方を考えなければなりませんでした。
そのため、Futureやシッポファーレのメンバーと話し合いを重ね、法人の運営についてもオープンにして会議で一つ一つていねいに決めてきました。
そして利用者さんやこれから働く職員に取っても、この2つの当事者団体が同じ場所を使って活動をすることが大きくプラスになるようにみんなで試行錯誤していこうと決めました。
こうして動き出した居場所づくりですが、物件探しも難航しました。
Futureやシッポファーレのメンバーは、大阪府内の様々な地域に住んでいました。
なので、全員から近い場所というのがなかったのです。
大阪市内に作ろうと決まってからも、市内では広さのある物件を探すこと自体が困難で、良いと思える物件が見つかっても「障がい者の施設や活動をするなら貸さない」と言われ断られたこともあり、何か所も物件情報を集めてはメンバーと見に行く日々がありました。
そんな中、2021年末に物件情報に出回っていない古民家を見に行く機会に恵まれました。
古くなった一戸建てで、家主さんも「自分たちで手を入れて借りてくれる人がいれば」と思っていたところに行き会うことができたのです。
それがこの大阪市淀川区、十三東駅前商店街の近くにある昭和の懐かしい雰囲気の古民家でした。
実際に中を見てみると、「ただ施設に必要な平米数だけでなくメンバーが活動できるスペースがあること」という条件を叶える大きなお家でした。
ここにみんなで「ひろば」と名前をつけました。
誰もが気軽に集まれて楽しく過ごせるお家にしたいという思いをこめて。
しかし、古民家の傷みはひどく、耐震性にも問題があることと生活介護施設の基準を満たすためのリフォームも必要でした。
かかる費用は約1,000万円・・・
とても悩みましたが、こんなに良い立地で(十三駅から徒歩5分)広いスペースのある物件にこの先出会えるとは考え辛く、あってもすぐにこの金額が吹き飛ぶ賃料になることや、淀川区などの大阪市の北側は南側と比べ事業所の数が少なく、潜在的ニーズもあると考えられることなどから、私たちはこの場所でがんばってみたいとリフォームを決意しました。
そしてこのリフォーム費用を少しでも集めるため、また「ひろば」を知ってもらうために、今回クラウドファンディングへ挑戦させていただくことにしました。
プロジェクトの内容
築70年の古民家をリフォームして、Future・シッポファーレといった団体の活動拠点と、法人が立ち上げる生活介護と計画相談といった障がい福祉サービス事業の提供場所にします。
<Future>
レクリエーションや学習会などを企画し、障がい者をはじめその親御さんや地域の方たちにも楽しく参加してもらえるような居場所づくりを目指します。
<シッポファーレ>
障がい者や働くことが困難な方の仕事を創る活動を通して社会に貢献できるよう、地域の便利屋さんを目指します。
<プラス+>
生活介護と計画相談事業を運営することで、フォーマルな障がい福祉サービスとインフォーマルで自由な活動とが共存できるよう目指します。
外部にオープンな施設環境をつくり、既存の制度では届かない方へのサポートやアウトリーチも行っていけるようになれたらと思います。
リフォームの内容
- 耐震改修工事(耐力壁の設置。基礎、屋根部分の改修。)
- 施設基準を満たすための工事(採光・換気のため窓を広げる。既存壁の撤去。)
- バリアフリーのための工事(畳の撤去、床の張り替え。室内ドアの交換、壁撤去など)
- その他設備工事(車いすトイレを含むトイレ増設やお風呂、洗面所など水回りの改修や増設。使えなくなったキッチン設備の撤去や交換など)
現在、建築士さんとの打ち合わせ段階にあり詳細な見積もりはこれからとなります。
5月〜6月に工事をして7月頃「ひろば」開設というスケジュールを予定しております。
内装など自分達でやれることは行いできるだけ予算を抑えたいと考えていますが、どれも大事な工事のため諸費用を含めるとやはり1000万円はかかるだろうと言われています。
また、今の社会情勢と建築材料の高騰からも予算は膨らむ恐れがあります。
建物改修のための市の補助金が400万円まで下りる見通しで、残りは自己資金と金融機関からの借り入れによって賄うことになります。
皆さまからいただいたご支援は、すべてこのリフォーム費用に充てさせていただきます。
プロジェクトの展望・ビジョン
「ひろば」を創ることで、人が集まる場所ができます。
場所があれば、Futureやシッポファーレのように「何かをやりたい」あるいは「こんなことで困っている」という人が集まれて相談もできるようになります。
そしてその声や思いを実現することで、みんなをエンパワメントしていく、それがこの法人の目標だと考えています。
リフォームが完成し「ひろば」を開設できたら、まずは安定した居場所づくりをし、そこからスペースを利用した子ども食堂を開きたいとも思っています。
障がい者だけではなく子どもたちや高齢者、さまざまな人が交流できるサロンを開いたりして外へと繋がる活動から地域に貢献していけたらと思います。そしてそれはオープンな施設運営にも繋がると考えます。
クラウドファンディングで費用を集めることを通じてより多くの方に私たちの活動や取り組みを知っていただく事も大事だと考えています。
障がい者の支援施設としてオープンする「ひろば」が、誰もが集まれる「ひろば」に成長できるよう、みなさまの温かい応援とご支援をどうかよろしくお願いいたします!
- プロジェクト実行責任者:
- 清水裕(一般社団法人エンパワメントサポートセンター)
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年7月15日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
障がいをお持ちの方の居場所づくりと仕事づくりができる拠点として生活介護と計画相談の事業所を立ち上げます。集まった資金は、そのための物件の耐震リフォーム費用に充てさせていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 事業開設には大阪市からの認可が必要です。 現在は仮申請の段階で事前協議書類を大阪市に提出済みです。開設の2か月前の5月に市との事前協議を行い本申請に入る予定です。 6月中に物件のリフォームを行い、2022年7月頃には指定登録の手続きを完了させ開設となる見込みですが、工事の進捗状況等によりずれ込む可能性があります。
- リターンを実施する上でのリスクについて
- ※エアコン清掃とレンジフード清掃のリターンについては、関西圏(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山)限定とさせていただきます。 ※支援者さま側のご都合により1年間の有効期限内(2023年4月)にお申込みいただけなかった場合は無効となりますことをあわせてご了承ください。
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 不足分は、自己資金及び日本政策金融公庫などからの借入で賄います。万が一資金の確保ができなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金は致しかねます。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
エンパワメントサポートセンターの代表理事・清水裕(しみずゆう)と申します。 精神保健福祉士、社会福祉士として障がい福祉の現場で働いております。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円+システム利用料
感謝のお手紙とアクリルたわし
●Futureのメンバーから感謝の手紙をお送りします。
●シッポファーレのメンバー手作りのアクリルたわしを送ります。
※デザインは変更になる可能性があります。
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
3,000円+システム利用料
感謝のメール【3千円応援コース】
●法人から感謝のメールをお送りします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年7月
3,000円+システム利用料
感謝のお手紙とアクリルたわし
●Futureのメンバーから感謝の手紙をお送りします。
●シッポファーレのメンバー手作りのアクリルたわしを送ります。
※デザインは変更になる可能性があります。
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
3,000円+システム利用料
感謝のメール【3千円応援コース】
●法人から感謝のメールをお送りします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年7月
プロフィール
エンパワメントサポートセンターの代表理事・清水裕(しみずゆう)と申します。 精神保健福祉士、社会福祉士として障がい福祉の現場で働いております。