みなさんこんにちは。AMDA-MINDSホンジュラス事務所の陰山亮子です。

早いもので2018年もそろそろ終わろうとしています。ホンジュラスでもクリスマスとともにお祝いし、家族と一緒に過ごします。

 

そのような中、皆さまにご支援をいただいたコミュニティ活動も、いよいよ最後のものとなりました。小さな子どもたちへの心温まる支援活動をご報告します。

 

12月2日、ラス・パルマス地区の幼稚園に遊具が設置され、お祝いのイベントが開催されました。以前「コミュニティからこんにちは!~ラス・パルマス地区よりその1」という記事でご紹介した同地区のリーダーたちからの手紙の中で、取り組みたい活動として書かれていたものです。

 

遊具の組み立て準備をした青少年リーダーと彼らが描いた壁画(右)

 

2009年にこの幼稚園ができるまで、ラス・パルマス地区には就学前の子どもの教育を担う施設がなく、周辺地域の幼稚園へ通わせる交通費や時間の問題から、祖父母や親戚に子どもを預けるケースも多かったそうです。ただ、預けられたといっても面倒を見てもらえずに路上ではだしで遊んでいたり、おなかをすかせ、近所を歩き回っておやつを探したりという状況が散見されました。また、幼稚園に行く機会を得られなかった子どもたちは、小学校に入学すると、その理解力や学力が他の子に追いつかず、手先を使った作業でも遅れをとってしまうことなどが問題となっていました。

 

絵の具で日本国旗を塗る子どもたちと見守る保護者

 

この幼稚園が開園されてからは、こうした子どもたちも、早期に教育を受けることが可能となりました。幼稚園でただ一人の教員であるイリス先生は、できる限りの教育を子どもたちに与えたい、と日頃から近所の人々や地元企業に協力を求め、幼稚園の塀を設置する支援を得たり、教室の壁に絵を描いてもらったりするなど、様々な努力を続けてきました。

 

こうした努力が実り、年々通園する子どもたちの数も増え、この度、コミュニティグループのメンバーたちとの話し合いの結果、地区内で唯一の貴重な幼稚園により良い環境を提供しようと、遊具を設置する運びとなりました。

 

寄贈された遊具で遊ぶ子どもたち

 

遊具だけにとどまらず、青少年リーダーたちは自分たちの手で、心のこもった絵を壁に描きたい、とお祝いイベントの数日前から何度も集まって、壁画とリサイクルタイヤの花壇も設置しました。

 

青少年たちが想いを込めて作成した壁画
園庭に設置されたリサイクルタイヤの花壇

 

イベント当日は、日本の皆さんに感謝!ということで、Readyfor、AMDA-MINDS、そして私の名前まで入った、かわいらしい壁画を飾ってくれたほか、子どもたちがクレヨンや絵の具、色紙を用いて作った日本の国旗も披露してくれました。

 

感謝の気持ちが詰まった壁画
それぞれの日本国旗を披露する子どもたち

 

イリス先生は「私たちは将来ホンジュラスの大統領、大臣、企業家となって、国を担っていく人間を育てているのです。この子どもたちの将来のために、まずは私たち教員、親、地域の大人、青少年が彼らの見本となって、一人一人が子どもたちの成長に手を差し伸べましょう。」とあいさつをしてくれました。

 

最後にはReadyforを通して寄付をして下さった皆さんへの感謝状の授与があり、私が代理で受け取らせていただきました。準備からイベントまで、すべてをやり遂げた青少年リーダーたちからの「ありがとう」のメッセージが届きますように! そして世界中のみんなが、幸せな新年を迎えられますように。

 

授与された感謝状

 

新着情報一覧へ