プロジェクト概要

 

突然ですが、皆様は「香害」「化学物質過敏症」をご存知でしょうか。

私の夫の「タカヨシ」は、4年前に突如発症し、昨年9月医師より「化学物質過敏症」と診断されました。

 

香水や柔軟剤、洗剤などの "ニオイ(香害)"で目が痛くなる、鼻水が止まらない、ひどい時には動悸で胸を抱えこむなど、簡単には人と接触できなくなってしまい、1年前には引きこもり宣言までされました。

 

その中で、なんとか環境を整え働き出し、現在は同じような悩みを持った人の受け皿になれればと思い、過敏症の方の採用も始めました。

 

このプロジェクトを通して、この「香害」「化学物質過敏症」についてや"ニオイだけ"でこんなにも悪い症状が出る人がいることを多くの方に知っていただきたいと思っております。

首に小型空気清浄機をかけ、マスクをしながらお菓子作りをするタカヨシ
マスクは何重にも重ねて使用していた時期もあります

 

「化学物質過敏症」の夫を抱えるお菓子屋女性社長の大きな決断。

 

はじめまして。北海道倶知安(くっちゃん)でお菓子屋さんの3代目をやっております「お菓子のふじい」代表の藤井 千晶です。冒頭でも申し上げましたが、私の夫は害による化学物質過敏症が突然発症し、現在も悩まされております。

 

香害(こうがい)とは香りつき商品(柔軟剤・合成洗剤・消臭除菌スプレーなど)の成分により、健康障害が引き起こされることを意味する新語です。健康障害には、化学物質過敏症・シックハウス症候群・喘息・香料アレルギーがあります。

 

また化学物質過敏症は、洗剤や柔軟剤、シャンプーやリンスー、タバコや農薬など様々なものに含まれる極微量の化学物質に反応して、精神・身体症状を示すとされるものです。症状は、結膜炎や鼻炎、気管支炎、動悸、けいれん、不眠、うつ状態など非常に多岐に渡ります。

 

家では普通に子供と遊んでいます。
「ニオイ」が苦手なだけで他は通常の生活のため、病気であることがわかりづらいです。

 

タカヨシの場合は、家族だけだったお店にスタッフが増えてきた4年前、スタッフのニオイに耐えられなくなり、寝込んだことが始まりでした。

 

最初は原因がわからず、内科、眼科、アレルギー科、耳鼻科などに通うも、どこに行っても「正常」と言われました。


なんとかしようと色々とヒアリングをすると、特定の人が近くに来ると具合が悪くなる症状が出たので、「もしかしたら柔軟剤かも?」と気がつくまで1年かかりました。

 

そこからネットで化学物質過敏症という症状だということに気づくも、どこの病院を受診していいかわからず、ようやく昨年9月に病院で化学物質過敏症の診断をうけました。

 

 

それから、柔軟剤をやめ、洗濯・食器・手洗いの全ての洗剤を無添加のものに。洗濯機を購入し、スタッフのユニフォームはお店で洗濯。中に着ているアンダーや下着からの微量な匂いでも反応するため、スタッフには指定の洗剤を無償支給。私物とユニフォームのロッカーは分けました。

 

一般的に"いいニオイ"が"毒ガス"状態に陥る。しかも、彼一人が。上記に限らず、ハンドクリームに、制汗剤、化粧品など、もう多岐にわたりすぎて防ぐのが限界でした。また、ニオイの制限が厳しく他のスタッフも働きづらい状況になっていきました。


スタッフにはとてつもなく申し訳なく、このままだといけないっと感じ、仕事のあり方、やり方、考え方をシフトさせ、同じ症状の「化学物質過敏症」の人を雇うことを決断しました。
 

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その時に作成した募集案内

 

大きな決断が多くの声へ。悲痛な思いを受け止め、新たなチャレンジに

 

この決断はもちろん夫であるタカヨシやお店のスタッフのためであるのですが、これまでの様々な経験から、きっと同じことで悩んでいて、仕事ができなくなってしまった人が世の中に必ずいるはずだと思ったことも大きな理由です。

 

私たちは、たまたま事業主である夫がこの病気にかかたため、様々な対処ができ、スタッフも理解しくれたのではないかと思います。一方、一般的に働いている方ではかなり対処が難しく、周りからの理解も得ずらいと思います。
 

そんな中で、2018年4月1日に北海道新聞で私たちのこの採用の取り組みが記事に出たことによって、全国から同じ境遇の人、家族がなってる人、求人への問い合わせ、現在発症している人からのアドバイス、化学物質過敏症に理解のある企業様など様々な声が寄せられました。

 

化学物質過敏症の者です。知人より北海道新聞の記事を頂き、検索してHPにたどりつきました。引きこもり宣言をされたタカヨシさんの気持ちに共感しました。私もマイナス思考なので、友達にも会えない、アレもダメこれも出来ない…そんなことばかり考えてしまいます。千晶さんの行動力にも感動しました。皆様の活動が成功して多くの過敏症患者が救われることを祈っています

 

ブログを拝見いたしました。私も化学物質過敏症に長年悩まされております。化学物質過敏症の方だと自分のことばかりになってしまうと思いますが、同じような方が社会参加してかつ同じような方の雇用のチャンスまで考えていられる方が存在するのだとびっくりしました!そしてとても勇気づけられました。

 

北海道新聞で化学物質過敏症の方の求人募集の記事を読みました。応募ではなくてすみません。私も最近になって柔軟剤、ファブリーズ等の消臭剤、色々と気持ち悪くなるようになり、大きく記事になっているのを見てちょっと安心しました。「神経質すぎるのでは」等という無神経な言葉などは、本当に怒り覚えますよね!

 

ただ、現状では募集に対してタカヨシより重度の方や遠方からの応募が多いことや、住居も一緒に準備をする必要があり、結果的に受け入れには至っていません

 

でも、働きたくても働けない、働きたくても理解が得られないっという全国の悲痛な思いを多く受け止め、当店での雇用だけでなく、過敏症に関わるすべての人をなんとかしたいと考え始めました。

 

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北海道新聞さんに載せていただいた記事

 

香害・化学物質過敏症の認知を「CANARIA-UP(カナリアップ)」!

 

改めて、化学物質過敏症とは、多くの人が何も感じないほどわずかな化学物質を体内に取り込むことにより、さまざまな体調不良が引き起こされる病気です。香り(ニオイ)のしない化学物質でも発症・悪化します。

 

そのため、私はまず認知が低いこの香害による体調不良や健康障害の症状を多くの方に知ってもらう必要があると思いました。"多くの人が知っている"という状態だけでも作ることができれば、周りの理解は徐々に深まり、同じ症状で困っている方が前を向けるのではないかと考えています

 

そこで今回は「CANARIA-UP(カナリアップ)」というブランドを核にして、多くの方に届けるためのサイトと冊子の作成、過敏症だと判断がつくようなロゴやグッズの作成をしたいと考えております。いち早く多くの方に届けたいと思っているため、ロゴとサイトの作成は先行して行っております。

 

今回、皆様からいただくご支援は、サイトや冊子、グッズの作成費にあてさせていただければと思っております。多くの方にこのことを知っていただくためにも、ぜひ温かいご支援をお願いいたします。

 

◆「CANARIA-UP(カナリアップ)」について

今回、タカヨシの過敏症の件を知り、私の理想や過敏症の人たちの大変さを理解してくれ、啓発ブランドをやろうと言ってくれた「村尾隆介」さんにご協力いただきました。おそらく日本初の香害に対してのブランドづくりになります。

 

過敏症の方々は、炭鉱でのガス察知などに使われた経緯をふまえて「カナリア」と呼ばれています。そのカナリアの認知や地位を「かなりアップ」させる。そして議題にあげるという両方の意味合いで社会問題としても投げかけていきます。

 

◆ロゴとグッズについて
今回のロゴは、お店や会社の入り口に貼る認証マークとして主に使われます。将来的には商品パッケージにも入れる予定です。香害に理解があり、配慮・対策しているという証になります。


また「妊娠しています」のキーホルダーのように周囲の方に知ってもらうためのグッズも製作する予定です。どちらも背景がカナリアイエローはカナリア本人、白はサポーターや理解者になります。

 

◆サイトと冊子について

サイトは、香害による化学物質過敏症を知ってもらう、ロゴマークの認知と拡散、化学物質過敏症を診断できる簡易チェックをはじめは予定しております。

 

冊子は、全12〜16ページのうち半分を漫画として、全く知らない方や過敏症の方が新しい環境に行った時にすぐに使えるようなツールを目指しています。漫画は自身も過敏症であり、過敏症の漫画も書いている「松岡おまかせ」さん。監修は「香害」という本の著者である「岡田幹治」さんと医師の「渡辺一彦」さんです。

 

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カナリアの様に可愛くスマートに理解してもらいたいです

 

まずは知ってもらう!そして、少しでもすごしやすい環境や行ける場所を徐々に増やしていきたい!

 

今やろうとしてることは反対運動とか、周りになんとかして欲しい!ということじゃなくて、「スマートに理解してもらう」ということです。香害によるニオイへの配慮を求める時一番大変なのは周りに説明することだから。

 

そして、過敏症の人にとっては、行く場所や使うものが限られているので、香害に理解あるお店や会社、商品が事前にその情報がまとまっていて知ることができれば、気を使うことなく過ごせると思います。

 

そのため、今回は"知ってもらう"ということを主軸に置いていますが、今後は香害に理解あるお店や会社、商品など増やしていくことを積極的に行っていきたいと思っております。

 

お菓子屋さんでありながら、最終的に「カナリアップ」を一つの事業として来春には運営できるようにしていくことが目標です!ぜひ皆様よろしくお願いいたします。
 

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皆様からの直接の声に本当に励まされております

 

ご支援の使用用途

 

・ウェブ制作費および半年分の維持費:100万円

・デザイン費:60万円

・冊子作成費(1万部):40万円 

・グッズ作成費:50万円

缶バッチ2種 各1000個、ステッカー2種 各1000枚

キーホルダー2種 各1000個、トートバック2種 各100枚

 

リターンについて

 

リターンにはカナリアップグッズとして、ステッカーや缶バッジ、キーホルダーがついております。これらは、カナリアを知らせるためグッズとカナリアの理解者である事を示すグッズに分かれています。

 

背景がカナリアイエローはカナリア本人、白はサポーターや理解者を意味してます。バッグやスマホ等に簡単につけていただけるようになっており、色々な方の目に入るようにしております。カナリア同士だとさらに仲良くなれるし、理解者だと思えば話もしやすくなる。それだけでずいぶん状況は変わるはずです。

 

また、今回はすべてのリターンに品物がついております。これは、より多くの人にこのグッズが届く事で、多くの方に見てもらえると可能性が高まると思ったからです。そのため、お手元に届いたら、身につけていただいたり、ご友人にお渡しいただければと思います。

 

背景色イエローがカナリア本人、白がサポーターや理解者です

 

カナリアップメンバー

 

お菓子のふじい

北海道・倶知安(くっちゃん)町にある小さなお菓子屋。お土産菓子を中心として和菓子・洋菓子を取り揃える。地元ニセコエリアや北海道の素材にこだわりおいしいお菓子づくりと楽しいお店づくりに奮闘中。

HP:https://sweets-fujii.com 

Facebook:https://www.facebook.com/sweetsfujii/

Twitter:https://twitter.com/sweetfujii 

 

菓子職人:藤井隆良(タカヨシ)

1966年 北海道洞爺湖町生まれ

高校卒業後 株式会社わかさいも入社、札幌の和菓子店「甘仙堂」で8年勤務

      その後九州で和菓子店や洋菓子店などで8年勤務

      北海道千歳市 株式会社もりもと 和菓子部 8年勤務

2007年 藤井千晶と結婚し、千晶の実家である現・お菓子のふじいに

2014年頃から柔軟剤の匂いなどにより体調不良になり、各種病院行くも原因が不明で、ネットではじめて化学物質過敏症を知る

2017年頃から悪化し、その頃たまたま手に取った岡田氏の「香害」の本で渡辺一彦医師を知り同9月に受診し、「化学物質過敏症」の診断を受ける

2018年3月「化学物質過敏症」方の求人開始

 

ブランドデザイン:村尾隆介(むらおりゅうすけ)

ビジネス書のベストセラー作家&講演家。 直近では就労困難者に向けた本 『大丈夫、働けます(ポプラ)』を ライターとして上梓。 年間出張320日、講演数100以上。 現在、日経BP総研客員研究員でもあり、第一学院高等学校の起業家教育の 講師+プログラムディレクターの顔も同時に持つ。代表作『小さな会社のブランド戦略(PHP)』『安売りしない会社はどこで努力しているか(大和書房)』は受賞作でもあり全国の中小企業経営者の間でバイブル的な存在。

 

冊子漫画:松岡おまかせ

自身が化学物質過敏症。会社勤めの傍ら趣味で漫画などを製作していたところ、2017年6月に発症。SNSを中心に自身の症状などを発信している。

https://twitter.com/matsuokamcs

 

冊子監修:渡辺一彦

1977年 道立札幌医科大学卒業。

1984年 国立小児病院(現成育医療センター)アレルギー科レジデント

1995~97 厚生省「食物アレルギー研究班」協力研究員

1990年頃より勤医協札幌病院小児科でシックハウス症候群の診療研究を始め、1997年 北海道アトピー環境研究会発足に係り、2000年 渡辺一彦小児科医院開業。

2000~03年 厚労省「シックハウス研究班」協力研究員

2007~14年 日本小児アレルギー学会研究推進委員

その他 SIDS家族の会メディカルアドバイザー

日本保育保健協議会副会長、北海道保育保健協議会会長、

札幌市学校医協議会幹事、札幌市乳幼児園医協議会幹事

 


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