【CACI物語： 協力団体 ⑤「里親ワンコかまくら」】

 

「金子さん、鳥猟犬ではないのですが、お願いできませんか？」

大型犬は引き出しをされる保護団体が少なく

ましては、少々？？の犬は、保護をお願いされることがあります。

 

それは、CACIが愛護センターから、ひとえに信頼をされている証。

CACIは主に鳥猟犬専門ではありますが、時と場合によっては他犬種も受け入れています。

 

千葉県動物愛護センターから引き取った　正体不明の超大型犬

家畜の糞の臭いが身体中から漂っています。

放浪している所を捕獲収容されました。

 

バリケンに入れるにも、大暴の大興奮。

私たちには無理かもしれない…

本当に大丈夫、私？と頭によぎりながらも

この手を離せば、きっとどこも受け入れてもらえないだろう・・・・

と思い直し、まずは連れて帰ろうと車にバリケンを積み入れました。

 

車内でも、泡吹きながら吠え続け、バリケンは見事大破。

なんとか病院に！検査をせねば、どこにも託せません。

 

病院到着後、落ち着かせるため、お泊まりで検査が終わるまで預かっていただくことにしました。

　

翌日、病院に会いに行くと、やはり泡吹き吠えまくり、目も血走っている…

ストレスがMAXなのでしょう。

病院スタッフの方々にも低く唸り触らせず、とうとう鎮静をかけることに。

 

 

心も体も悲鳴をあげているに違いありません。年齢も若くないように見えます。

検査結果は、フィラリア強陽性。

 

30キロ超えの犬・・・・。CACIシェルターではお世話ができる大きさではありませんでした。

大型犬になれている方、そして静かな環境・・・・。

広く声をかけると、手を挙げてくださったのは

「里親ワンコかまくら」さん。

ペットショップを経営されており、常日頃ご支援をいただいております。

 

移動当日、病院スタッフ総動員で、正体不明超大型犬を洗って下さいました。

 

犬1頭の保護にどれだけの人々の協力があったことでしょう。

車にバリケンをのせ　いざ鎌倉！

「里親ワンコかまくら」さん宅で「ハイジ」と名付けられ、すくすくと懐いていきました。

 

 

そして、この生体不明の超大型犬種も明らかに！

犬種は「ランドシーア」ではいかといわれています。

 

ドイツを原産国とする犬種。

犬名は、この犬種をモチーフとして多くの絵画を描いたイギリスの動物画家エドウィン・ランドシーアに由来。

 

 

ハイジ、表情も日に日に穏やかなっていきました。

そして、新しい家庭も決まりつつあるそうです。

 

ハイジ、本当に良かった・・。

 

CACIと繋がる協力団体。

これからも、共に歩んでまいりましょう。

よろしくお願いします！

 

 

里親ワンコかまくら

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