5年で生息数が1/5になった島根のアユが生きれる魚道を作ります!

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支援総額

1,043,000

目標金額 1,000,000円

支援者
102人
募集終了日
2016年1月29日

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2015年12月29日 16:28

アユと郷愁 (14)

ー 私の想い その14 ー

 

 数年前、県内でも最も絶滅の恐れが高い絶滅危惧種である「ミナミアカヒレタビラ」という魚の観察会に参加した。この魚は環境省のレッドリストの中でも絶滅危惧ⅠB類に分類されるほどのものだ。島根県では宍道湖にそそぐ川の一部と大田市を流れる大原川にしか生息していない。その保護活動を平成19年から県や市、小学校、そして保護団体が連携して行っているという。「ミナミアカヒレタビラ」看板は見るが、本物を拝んだことがない。「是非、この目で見たい。」と連れ立って参加を決めたものだ。

 

 久手の公民館で基礎知識やこれまでの保護活動の成果、課題などを学んだ。タナゴ亜科のこの魚はどぶ貝、いし貝等の2枚貝のえらに卵を産んで、仔魚期をその貝の中で過ごす。その貝が、水質汚濁や泥の堆積など河川環境の悪化により見られなくなってきたことがこの魚の減少の要因になっているという。

 

 さて、いよいよ現地に出て観察の段である。結構な水量の川の中、数か所ワナが仕掛けてあった。一つ目のワナをあげる。川の畔に集まった観衆が息をのむ。本物を見たことがないのに、係りの人の顔色を見て「ミナミアカヒレタビラ」がかかっていないことを察する。結局、期待は裏切られ、全てのワナに目当ての魚がかかることはなかった。「残念。」みんな帰途に着こうとする。

 

 すると、突然、透明な魚専用の観察箱を手に他の係員が「みなさん、目当ての魚は見れなかったんですが、この魚なんだかわかりますか?」と10㎝くらいの長細い魚を指さす。

 

 「????」声にならない声の中、「アユ?」と誰かが自信なさそうに答えた。「そうです。アユですよ。」「へー、この川にアユがいるんだ。」とアユを見た感激に「ミナミアカヒレタビラ」の姿をいつか大原川に見れる日があるかもしれないと、期待するのだった。

 

(続く)

リターン

3,000


☆魚道の石に芳名プラン☆

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■ サンクスメール
■ 魚道の石に芳名

申込数
51
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年2月

10,000


☆大畑蘭の似顔絵プラン☆

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■ サンクスメール
■ 魚道の石に芳名
■ 大畑蘭による似顔絵(データ)

申込数
24
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年2月

3,000


☆魚道の石に芳名プラン☆

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在庫数
制限なし
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2016年2月

10,000


☆大畑蘭の似顔絵プラン☆

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