プロジェクト概要

はじめまして。京都大学法学部3年生の角 憲和と申します。
「発展途上国では、貧しいがゆえに教育を受けられない子どもたちがいる」この事実は、みなさまご存知の通りです。しかしぼくは、実際にどのような現状なのか、実際に自分の目で見て確かめたいと考え、大学1年生のとき、海外ボランティア経験のある方や大学の友人と共に、初めてタイのチェンマイに行きました。

山奥の小学校には、予想以上の現実が待っていました。

 

貧しさゆえに、薬物の運び屋に手を染めている。
貧しさゆえに、危険な肉体労働を強いられている。
貧しさゆえに、人身売買の被害に遭った子どもがいる。

 

それ以来、ぼくたちはミャンマーやカンボジアに年に2回ほど行くようになり、現地の子どもたちと何度も交流を重ねました。厳しい現実の中にいても、子どもたちはいつもぼくたちがやってくるのを楽しみに待っていてくれます。そして、必ず笑顔で迎えてくれます。

 

「この笑顔を守りたい」


2010年10月。共に参加していた友人の竹内と【アジア教育支援グループ たすき】を結成しました。支援物資を子どもたちに届けるだけではなく、現地の子どもたちや先生、支援先の団体のスタッフ、我々会員といった、この活動に関わるすべての人々と「子どもたちに教育を!、良い未来を!」という思いをひとつにつなげていきたいという願いを込めて、駅伝競技でチームの心をつなぐ「たすき」を団体名にしました。今までに、カンボジアの農村部にある小学校2校に、生徒全員分の1年分の文房具や、スポーツ用品などを支援してきています。

 

僕達の支援方針は3点あります。

①チームメンバーが、原則現地に赴き、現場でのやりとりや話し合いを通じて、相手方が本当に必要としている物資などを調査・支援し、文化交流を深める。
②子どもたちへの教育に必要な物品の支援にとどまらず、学習しやすい環境づくりをサポート、提供する(ただし、校舎の修理やインフラの整備は原則行わない)。
③安定した支援を構築するために、支援は原則3年固定の自動継続契約とし、これにより相手方が計画的に子どもたちへの教育を行うことができるよう配慮する。

現在支援している小学校「Wat Thlork Primary School」は、特に貧しい子どもたちが多く、働くために途中で学校に行けなくなる生徒が非常に多いです。また、たとえ卒業できたとしても、中学校に進学できるのは、たったの40%というのが現実です。
Wat Thlork Primary Schoolの授業は、机の上に何もない状況で、ただ先生の話を聞くだけという学習スタイルです。そしてこれは、カンボジアの貧しい小学校の基本的な学習スタイルなのです。

 

 

「貧しさから抜け出すためには、まずは読み書きができるようになる必要があるのではないか。」

 

2011年10月。現地の先生方の協力や、現地にいるたすきメンバーと、このプロジェクトに協力していただける方の協力を得ながら、子どもたちに、本の面白さや文字が読めることの素晴らしさを伝えるための活動を開始しました。そうすることで、少しでも子どもたちの学習意欲を向上させ、就学の継続を図れればと考えています。

 

 

【プロジェクト概要】
●坂野カップ(BANNO CUP)プロジェクト
カンボジアの自国語である、クメール語の識字率を高めるための活動。

●活動内容
・ 現在支援を行っている、カンボジアの小学校Wat Thlork Primary Schoolに、貸し出し用の本を寄贈。(10月時点で約100冊を寄贈。)
・ 週1回、上級生には「読書タイム」を設け、下級生には、先生や上級生による「読み聞かせ」を行う。生徒は読書カードに感想を書いてもらう。
・ 成果発表として、2012年3月3日に【坂野カップ】と称した読書感想発表コンテストを開催。5・6年生は読書感想文を書き、本のおもしろさを下級生へ伝えてもらう。4年生以下は、読書感想画を描き、 本のすばらしさを実感してもらう。

 

このプロジェクトは現在1校のみで行っていますが、カンボジアの貧しい小学校で随時拡大していくことを目標としています。さらには、小学生のみならず、地域で本の貸し出しができるような仕組みを作り、地域を巻き込んだ識字率向上プロジェクトへ発展できないかと考えています。

 

皆様にお送りする引換券の内容は、できるだけ、支援していただいた方が、受け取った後に、手元に残していただけるようなものにしたいと思います。周りの方との話題としていただけるものにすることで、カンボジアのこどもたちの現状、また坂野カップの取り組みを知っていただきたいと考えています。そこから、カンボジアへのつながりができれば…と祈っております。

目標金額を越えた場合は、本の蔵書を増やしたり、新たな小学校で坂野カッププロジェクトを展開するための費用とさせていただきますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

ただ物資を支援するだけでなく、本を通し、時間をかけて支え続けることで、少しでも子どもたちの将来が明るくなりますように。

 

【たすきメンバー】


代表   角 憲和(京都大学法学部3年)
副代表  高山信弘(河合塾数学科講師):アドバイザー、監査
メンバー Chamna Chhorn Sothavarak(Pannasastra University4年)

     竹内彩帆(京都大学総合人間学部2年)
     柴田亜矢美(東京大学教育学部2年)
     坂野雅宏(京都大学経済学部1年)
顧問   阿木幸男(成蹊大学講師)
     中野穂積(ルンアルン(暁)プロジェクト代表)
     金 広文(京都大学大学院工学研究科准教授(G30特定教員))
     千賀奈緒美(岐阜県立中学校教諭)

http://www.aesgtasuki.org/ 


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