支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 349人
- 募集終了日
- 2023年3月31日
貨物鉄道博物館プレミアムツアー 加悦鉄道ワブ3
貨物鉄道博物館スタッフの坂中です。
旧関西鉄道有蓋貨車のリターンである貨物鉄道博物館プレミアムツアーで車内公開予定の車輌紹介第二弾!加悦鉄道ワブ3をご紹介します。
ワブ3は惜しまれながら閉園になった加悦SL広場(京都府与謝野町)からやって来た車両で、現在貨物鉄道博物館にの貨車としては一番の新入りとなります。
緩急車は貨物列車の緩急・・・ブレーキを締めたり緩めたりすることができる車両で、古くは機関車のブレーキを補うため、機関車からの合図で車掌がブレーキ操作を行っていました。
機関車から列車全体のブレーキを扱うことができるようになってからも緊急時にブレーキを掛けたり、列車後方からの安全確認を行うため連結されていました。
加悦鉄道は京都府北部の丹後地方を走っていた5.7kmの短い私鉄線で、沿線は絹織物の丹後ちりめんの産地として知られています。
加悦鉄道のワブ3は1926(大正15)年に大阪府堺市の梅鉢鉄工所で製造された無蓋貨車のト2から1943(昭和18)年に屋根付きの有蓋緩急車に改造されたとされています。
当時は戦時中の資材難で、加悦鉄道終点の加悦の南の大江山でステンレス原料となるニッケル鉱床の開発が進められ、大江山ニッケル鉱山から宮津湾に面した精錬所までの鉱石輸送手段として加悦鉄道に白羽の矢が立ちました。
大江山ニッケル鉱山跡の三本煙突
長大編成の貨物列車が鉱山と精錬所を結ぶため、車掌が乗務する緩急車が必要になったのかと思いきや、当時の加悦鉄道の鉱石輸送列車でワブをつないでいる写真をまだ見たことがありません。
ワブ3に備えられたブレーキ装置は貧弱なもので鉱石を満載した思い列車を止めるには心許無い印象を受けます。
戦後は精錬所が輸入ニッケル鉱石の加工を行うようになり、国鉄宮津線との接続駅である丹後山田駅(現 京都丹後鉄道与謝野駅)から精錬所への路線は貨物線として活況を呈しましたが、本線の貨物輸送はニッケル鉱石輸入が途絶えたときの緊急避難的な輸送を除けば、地場産業の丹後ちりめんなどの小口貨物を細々と運ぶのみとなりました。3台あった緩急車も機関車が牽く客車列車に混じって連結されたり、荷台付きのガソリンカー、ディーゼルカーに連結されたりする程度だったようです。
加悦鉄道のガソリンカー、ディーゼルカーの荷台は簡単に荷物を積むことができる反面雨ざらしなので、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほどよく雨が降る丹後地方では屋根付き貨車の緩急車は欠かせない存在だったようです。
両端に荷台が付いた加悦鉄道キハ101。小さな車体ですが貨車を牽くこともありました(加悦SL広場にて)
私事で恐縮ですが私の両親の故郷が加悦鉄道の近所の丹後地方で、祖母は加悦鉄道沿線の小学校に勤めていた頃、朝は加悦鉄道のガソリンカーが満員で荷台に乗って通勤していました。
また、祖父は丹後ちりめんの工場を経営しており、取引先との商談や買い付けで加悦鉄道を利用していました。戦前当時でも既に物珍しかったマッチ箱客車に乗った話を聞かされました。
或いは買い付けたちりめんや絹糸を運ぶためワブ3を利用したことがあったのかも知れないと思うと、感慨深いものがあります。
旧関西鉄道鉄製有蓋車のクラウドファンディングの30,000円のリターンで企画している貨物鉄道博物館プレミアムツアーでは未公開のワブ3の車内を公開します。
この機会を是非ご利用下さい!
リターン
3,000円+システム利用料
お気持ちコース 3,000円
■お礼のメール
■復元記念プレートへのお名前記載(希望者のみ)
※リターン送付先にご登録いただいているお名前となります
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年4月
5,000円+システム利用料
貨鉄博クリアファイル
■お礼のメール
■貨鉄博クリアファイル
■旧関西鉄道鉄製有蓋貨車パンフレット
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- 申込数
- 160
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3,000円+システム利用料
お気持ちコース 3,000円
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- 2023年4月
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