クラウドファンディングの募集を開始して本日で32日目です。現在、49名の方々から58万円のご支援をいただいています。ご支援下さった方々、本当にありがとうございます!企画委員会一同、心から感謝しております。

 

目標達成まで、残り42万円です。READY FORは、期限までに目標に達しないと、支援がゼロになってしまう仕組みになっています。一人でも多くの知日派のリーダー・日本のファンをハーバードから輩出できるよう、どうか引き続きご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

さて、私たちハーバード・ケネディスクールの日本人学生は、2月26日(木)、ジャパントリップへの参加者を主な対象として、日本の政治、経済、安全保障、文化について学ぶセミナー、「ジャパン101」を開催しました。

(ハーバード大学のダニエル・スミス准教授、ハーバード・ビジネススクールのイーサン・バーンスタイン准教授、ハーバード・ロースクール客員研究員の石井由梨佳さま、ボストン大学のメリー・ホワイト教授をゲストとしてお招きしました)

 

 

今年のジャパントリップには、アメリカ、中国、ペルー、コロンビア、ヨルダン、オマーン、ケニアなど様々な国からの参加がありますが、ほとんどの学生は、日本に行くのは今回が初めてです。


今回のセミナーを通じて、トリップの参加者に対し、日本の現状や課題について事前に理解を深め、しっかりとした問題意識を持って日本に来てもらうという狙いがありました。

 

当日は、トリップの参加者以外も含め合計50名ほどの参加があり、質疑応答も盛り上がって、当初の目的を達成できたのではないかと感じています。


以下に、当日の議論のうち、特に興味深い部分を抜粋します。

 

・日本のビジネスは、戦後、優れた哲学を基盤として発展してきた。特に、オムロンの立石一真さんやパナソニックの松下幸之助さんの言葉からは、大企業病を克服するための起業家精神の重要性など、現代のリーダーシップの最前線に通じる考え方を読み取れる。日本のビジネスは、80年代には過剰に評価されてきたが、今日では過少に評価されているのではないか。
・株主の利益を重視するアメリカと比べ、日本は、資源のない国であるため、持続可能性(Sustainability)に重きを置いてきた。これが、新しい形の資本主義を生み出す可能性がある。
・50人で180億ドルの企業価値を生み出したアメリカのWhatsAPPという企業のように、特にサービス産業においてイノベーションを起こすための組織づくりが、日本にとっての課題だ。
・朝鮮戦争が始まった際に自衛隊ができてから、日本は国連憲章の基準よりも自らが行使できる自衛権を厳しく解釈してきた。昨年、憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を行使できるという立場をとった。日本の安全保障は、現在、憲法9条の改正の議論など、歴史上重要な変化の時にある。
・自民党は、60年代から70年代にかけての経済成長を背景に、手厚い社会保障や農家への補助金などを通じ、基盤を固めてきた経緯がある。第二次安倍政権にとっての課題は、成果の見られないアベノミクスの第三の矢、TPPの締結、憲法改正だろう。
・日本は現場レベルで非常に面白い変化が見られる。かつては過労死が問題になったが、近年は若い人の間で働き方に対する考えが変わりつつある。
・コーヒーなど食文化における「こだわり(Kodawari)」は、日本に独特のものである。日本に行った際には、食の面でも楽しんでほしい。
・今後日本が考えなければいけない問題には、給与におけるジェンダーギャップをどう埋めるか、移民をもっと受け入れるか、海外の子供を養子として迎えるかなどがあるだろう。

 

私たちとしては、引き続き、こうした取組みを通じて、参加者が日本での滞在期間を最大限有効に活用してもらうことができるよう、努めていきたいと考えています!

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