プロジェクト概要

 

 

福島県猪苗代町に、子どもたちの「やりたい」を実現できるサードプレイスを作りたい!

 

家庭環境が理由で福島を出たいと思う子どもや、「福島だから出来ない、良い学習機会がない」という理由で地元を離れてしまう子どもたちのために。

 

周りの目を気にせずやりたいことに熱中できる、家庭でも学校でもないサードプレイスを創ります。

 

 

東日本大震災が起きても、福島に戻りませんでした。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。一般社団法人福島ブースター・代表理事および猪苗代町地域おこし協力隊の遠藤孝行です。


現在、私は猪苗代町地域おこし協力隊の一員として、ふるさと納税の促進と猪苗代湖の環境保全をおこなう傍ら、福島ブースターで子ども向けのロボット教室やプログラミング教室をおこなっています。

 

 

私は福島県福島市で生まれ育ちました。しかし、当時の私は福島を愛するどころか、福島を早く出たいと思っていました。

 

高校生だった私は、福島に対して「田舎でカッコ悪い」というマイナスイメージを持っていたのです。さらに、私の両親は仲が悪く、毎日のように朝は喧嘩の声で目を覚ましました。居心地の悪い家庭環境から早く抜けだしたいという思いもあり、高校を卒業してすぐに上京しました。

 

そして、上京してすぐの2011年3月11日、東日本大震災が起きました。

 

福島にいる両親に電話をかけるものの、その電話は繋がらず。その日の夜ごろ、ようやく安否を確認することができました。多大な被害を受けた福島ですが、そんな状況をニュースで見た私は「絶対に福島には帰ることはないな」と心に決めていました。

 

震災直後の様子

 

 

離れて気づけた福島の現状。そこから、福島のために貢献したいと思うようになりました。

 

「福島が嫌い」という考えが変わったのは大学2年生のときです。カナダ留学中に、震災からちょうど2年目の3月11日を迎えました。その頃は、日本と遠く離れた地から、日本や福島を俯瞰して見られるようになっていました。改めて、ありとあらゆる建物が津波に流されている光景を見て、震災の現状を目の当たりにしたのです。

 

特に気になったのは、公園や学校などいたるところに放射能の計測器が設置されていて、子どもたちの外に出る時間が制限されていることでした。

 

私の姉には2人のこどもがいて、福島で新居を購入した直後に被災しました。私はこどもの頃、何不自由なく外で遊ぶことができたのに、姉の子どもをはじめ福島の子どもたちは、外に出ることすら制限されていたのです。

 

そのとき、地元である福島のために何らかの形で貢献したいという想いが芽生えました。今まで「福島が嫌い」という理由で、福島の過酷な現状に目を背けてきたことを後悔したのです。

 

それからは、なんの力もない自分を奮い立たせ、ITという具体的なスキルを取得することや、留学やアルバイトに挑戦することで様々な経験を積んでいきました。そして、社会人2年目の24歳のとき、福島に戻って起業することを決意しました。

 

自分と同じように、家庭環境が理由で福島を出たいと思う子どもや、「福島だから出来ない、良い学習機会がない」という理由で地元を離れてしまう子どもたちをサポートしたいという想いがあったからです。

 

震災直後の様子

 

 

中学校は統廃合され、町内唯一の高校は存続が危ぶまれる現状があります。

 

震災が起きた2011年3月〜5月の福島県の転出超過数は1万7000人を上回り、前年同期に比べ転出者数の増加率が統計開始以来過去最高となりました。

 

私が現在住んでいる猪苗代町では、2年前に9箇所あった幼稚園・保育所が3箇所に統廃合、4年後には3校ある中学校が1校へと統廃合予定。町内唯一の高校は存続の危機に直面しています。

 

学校が統廃合されると、物理的に遠いという理由で子どもたちが学校に通いづらくなります。また、教育の幅が狭まるので、子どもたちの個性が押しつぶされ、多様性がなくなってしまうのです。地元の塾などの校外の学習機会が減れば、高校生になると町外に出ていく子どもが増加します。

 

子どもたちが外に出ていくことで地域の人口が減り、労働力不足・担い手不足が深刻化し、地域の衰退に繋がっていきます。

 

猪苗代湖や磐梯山といった恵まれた土地で生まれた子どもたちが、良質な学習の機会がないという理由だけで、町外に出ていってしまうのはとても悲しいことです。

インターネットが普及した現代では、場所に関係なく誰でも最新情報にアクセスできるようになりました。課題は、こどもたちが最新情報にアクセスしながら自由に学べる学習環境を、大人がどれだけ整えられるかどうかだと考えています。

 

猪苗代湖

 

 

地元の先駆者たちに背中を押されて、この挑戦を決めました。

 

今回のプロジェクトを実施する決意を固めることができたのは、次世代にバトンを渡すため一生懸命に猪苗代町での活動に取り組んでいる地域の方々の後押しがあったからです。猪苗代町には、猪苗代湖の環境保全に取り組む方々や、商店街や温泉街を盛り上げようとしている方々がいます。

 

直近では、「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代」という子どもたちを巻き込んだ国際芸術祭が開催されました。私も運営団体の一員として参加し、猪苗代町の無限大の可能性を目の当たりにしました。

 

ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代

 

ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代

 

 

子どもたちの「やりたい」を実現できるサードプレイスを作ります!

 

このプロジェクトでは、商店街にある空き店舗を改修し、子どもたちが立ち寄りたいと思えるサードプレイスを作ります。

サードプレイスは、「家と職場・学校との間の第三の居場所」です。家庭や学校などの決まりきった空間だけでなく、子どもたちが周りの目を気にすることなく、やりたことに熱中できる環境を、私たちが創ります。

 

施設名は『集まりいな - 猪苗代町こども学習支援所 -』を予定しています。

 

 

改修する空き店舗

 

子どもたちはみな、好奇心旺盛です。そして好奇心の矛先は、10人いれば10通り。興味のあることに思いっきり取り組み、知識を深められる環境を整えるのが、私たちの役目だと思っています。

 

学校の勉強以外で、自分の好きなことや得意なことに取り組む環境を作ることで、その子の良さを最大限に伸ばします。

 

<できること>

  • 5教科学習(オンライン学習サービスを利用)
  • 英語学習(外国人講師の協力のもとネイティブ英語での学習予定)
  • ロボット作り(電子工作部品やレーザーカッター完備)
  • プログラミング学習
  • ゲーム作り(PCやタブレット用意予定)
  • 動画制作(PCやタブレット用意予定、簡易撮影スタジオ準備予定)
  • 料理(近くの調理施設を借りる予定)

※その他、こどもたちがやりたいことによって順次揃える予定です。

 

 

<使いかた>

  • 学校帰りなど好きなときに来て、勉強やものづくりをする
  • 授業を受ける

基本的には自由に学べるスペースを確保。

(オンライン学習サービスによる5教科や各自の教材)

定期的に授業形式でネイティブ英語の授業や、やりたいことを支援する授業を開催。発表会も定期的におこなう予定です。

 

住所

〒969-3133
福島県耶麻郡猪苗代町千代田字柳田15

オープン時間

9:00〜22:00(仮)
※年末年始以外

対象年齢

小学1年生〜高校3年生

利用料金

未定/月
入会金15,000円(税別)

設備

PC、タブレット、レーザーカッター、
机、イス、電子工作部品、書籍(プログラミング、ビジネス、哲学、図鑑など)など

 

また、一般的には子どもたちを5教科の成績や合格した大学などで判断することが多いように思います。しかしここでは、子どもたちを5教科の成績や大学などでジャッジしません。ゲームが好きな子どもであっても、ゲームを作れるようになれば、社会に出てからは色んな会社から引っ張りだこです。好きなことをトコトン突き詰めることが大切であり、そういった場づくりを目指します。

 

 

 

 

困難な経験をした福島の子どもたちだからこそ、人のため社会のために何かしたいという想いを強くもっています。その想いを実現する支援をしていきます!

 

千円札にもなっている世界的に有名な野口英世博士は、福島県猪苗代町出身です。博士は1歳の時に左手に大火傷を負って指がくっついてしまい、学校で過酷ないじめを受けます。

 

しかし、悔しさをバネにクラスで1番の成績を守り抜き、後にアメリカのホワイトハウスに招待されるまでの医学者となりました。困難な経験をしながらも決して諦めず、目の前のことに一生懸命取り組んできたからです。

既に福島で生まれた子どもたちには、東日本大震災という困難な経験から学びを得ているはずです。それは、今は意識していないかもしれませんが、彼ら彼女らが大人になるにつれ、その経験は強くて太い芯になると思います。

豊かな自然に囲まれ、のびのびと育った子どもたちだからこそ、この先できることがたくさんあると私は思います。それを応援するために必死に頑張っている大人たちがたくさんいることも知っています。そんな思いと環境に背中を押されて、私はこのプロジェクトに挑戦することを決めました。

 

ここから出た子どもたちには、自分の好きなことで社会に良い影響を与えてほしいと思います。そして、猪苗代、福島だけでなく、世界で活躍できる大人になってくれたら嬉しいと心から思っています。

 

猪苗代町の桜

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