プロジェクト概要

石巻の子どもたちに地元のモノづくりの楽しさを!
地元企業に子どもたちが訪れ、実際に体験できる機会をつくります

 

はじめまして、NPO法人まなびのたねネットワークの伊勢です。私たちは、教育支援、人財育成を10年間行ってきました。仙台市を拠点に、主体性のある人を育てるべく、学校や地域社会で様々な「子どもと大人の学びのたねまき」を行っています。

 

2011年の東日本大震災を機に、石巻で地元の産業を知って欲しいという先生の思いと、未来を担う人を育てたいという企業の思いがマッチして、2014年から復興の次世代を担う小学生が、“モノづくりの現場”を体験し、働くことを考えるきっかけにする試みを始めました。

 

体験プログラムのための費用をご支援いただき、石巻の子ども達を共に育てていただけませんか?石巻の名産品とともに、復興と次世代の育成のご支援をお待ちしています。

 

講習を受ける小学生
今日は地元企業で働くおとなが”先生”。会社や工場が”学校”です。いつもより表情は真剣かも

 

きつい、汚い、危険の3Kのイメージから脱却
環境を整え、地元から人材を生み出したい

 

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県の石巻市。復興へ向けた活動が続いていますが、地域の未来に目を向けると、震災以降の人口減少など心配な状況が続いています。特に主産業である水産加工や金属加工は、未だに「きつい、汚い、危険の3K」の仕事と思われています。

 

しかし石巻のモノづくりの現場は、その多くが今回の震災を機に働く環境を一新しました。いずれも大津波により甚大な被害を受けた企業ばかりですが、災い転じて福をなすという言葉通り、最新の設備を導入し、清潔で働きやすい環境の実現へ邁進しています。

 

震災による人材流出により、働き手の不足に悩んだからこそ、働く人の立場から満足できる環境を整備しようというのが石巻の中小の経営者の考え方になっています。さらに将来に向けた人材確保のためには、まず地元の子どもたちにモノづくりの現場の今を感じてもらうことが必要と考えています。

 

受け入れ企業の1つ宮富士工業と、地元の子どもたち

 

子どもが地元を知る機会に、大人は自分たちの仕事をより誇りに
日本を支える技術を持つ企業が積極的に協力を申し出てくれています

 

既に子どもがモノづくり体験をした石巻市内1校の小学校からは、「キャリア教育(宮城県志教育)として、子どもたちが地元を知る貴重な機会」と好評をいただいています。企業の皆さんからも、普段、消費者との接点がほとんどなく、説明するという”講師役”には苦労したけれど、子どもたちの真剣な表情に感激し、自分たちの仕事にさらに誇りを持てたと語ってくれました。

 

今年度も、石巻から日本を支える技術を持つ企業が協力を申し出ています。中小企業が業務以外に今回のプロジェクトに協力する「人、時間、お金」の余裕は限られています。それでも地元の未来を担う子どもたちのためにと、各企業のトップ自らが強く共感してくれ、思いを共有しています。

 

道具は自分の「手」。自分だけの「貯金箱付きペン立て」を作っています

 

モノづくりの現場で、モノづくりに携わるおとなが先生です

 

昨年行われた例をもとに、実際の一日の流れをご紹介します。

 

(1)はじめに「会社を知る、復興を知る」お話

水産加工や金属加工などの企業より、震災当時のお話から復興に至るまでのお話や、企業理念・事業内容・組織体制といったキャリア教育の視点でのお話をしていただきます。

 

(2)ふだん見ることのできない「モノづくりの現場」を見学

実際の「モノづくりの現場」を訪問。地元の小さな工場の中に最新の設備があることにびっくりしたり、ベテランの器用な手先に目を丸くしたり貴重なひとときです。社員が働く環境や製品を見て、触って、ホンモノを感じ取ります。

 

(3)自分の手を使って行う「体験プログラム」を実施

金属加工の企業では、子どもが直接機械をいじることは難しいので、予めオリジナルキットを用意してもらい、金属製の貯金箱付きペン立てをつくります。

水産加工の企業では、調味液を配合し、たらこを作っていきます。当日作ったたらこは、持ち帰って家族と一緒に食べ、生産者と消費者の両方を立場を感じます。

 

(4)活動を通して感じたことをふりかえり

ただ楽しかったで終わらせないために、最後にふりかえりを行います。自分はどう感じたか、お友だちはどう感じたかを話し合うことで学びを深めます。

 

◇◆◇子どもたちの声◇◆◇

「溶接は宮城でNo.1 だったり、鉄鋼業の全国大会に出ていることを知って、石巻にもこんなにすごい人たちがいるんだということが分かりました。」

「緊張したけど、優しくサポートしてくれて『上手』と優しく声をかけてくれて、本当に本当に嬉しかったです。6年間の最高の思い出と最高の作品になりました!」

「たらこ、生まれて初めて食べました。苦手なお母さんも『美味しい』と言ってたべてくれました。」

「私の知らなかった石巻のことをたくさん知ることができたような気がします。」

 

金属加工の貯金箱作り
誰もが「達成感」を味わえるよう社長の思いが込められていて、企業の高い技術が凝縮されています

 

地元って、仕事って、自分の将来を考えるきっかけへ
活躍する「人づくり」で真の復興を目指します

 

魅力ある大人との出会い、多様な体験活動は、間違いなく小学生たちの将来へつながる機会になるはずです。そして地元のモノづくりにかかわる大人や企業にとっても、市場や取引先だけでなく新鮮な評価基準を感じられることに価値があります。

 

東日本大震災で顕在化した地元を支える産業の「担い手不足」。被災地では目に見える道路や建物はようやくカタチになってきました。しかし、真の復興にはそこで活躍する人が育つことが必要です。

 

工場再建を果たした地元企業の方々が、本気で小学生からの「人づくり」に乗り出そうとしています。どの経営者からも、中小企業だからこその心意気と地元愛を感じます。多くの地元の小学生たちが参加できるよう、体験プログラムのための資金のご支援をお願いしたいと思っております。ご協力をよろしくお願いします!

 

通称「たらこ先生」(社長)が分かりやすく愛情いっぱいのたらこの作り方を教えてくれます

 

資金使途

 

活動報告パンフ取材・デザイン費
活動報告パンフ印刷費     
子ども達のバス借料費          
打ち合わせ等の交通費

 

特定非営利活動法人 まなびのたねネットワークのご紹介

 

■「まなびのたねネットワークは」宮城県外にて「子どもと大人の学びのたねまき」を行っています。これまで多くの子どもたち、おとなたちが進んで学ぶことのできる多様なプログラムを開発、展開してきました。多様な「学びの場」をつくり、学校教育・社会教育活動を支援している人財育成NPOです。


■ めざしているのは「一人ひとりの自立と自律」、そして「主体性を育むこと」。私たちは学習者自らが能動的に学習する「アクティブ・ラーニング」を早くから取り入れ、多くの実績により教育関係者や行政、企業、NPO等の多くの皆様に認めていただいています。


■ 東日本大震災以降、特に太平洋沿岸で最も被害の大きかった石巻・女川エリアでの「学び」の活動に力を入れています。特に「子どもたちが地元に誇りを持ち、自己肯定感を育み将来への希望を持つキャリア教育」の一環として、地域全体で子ども達を育てるための「しかけ役」が私たちの大きな使命と考えています。

 


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