高野選手より大会にかける思い

障がい者テニスといえば、車いすテニスを思い浮かべる方が大多数だと思います。(ちなみに僕の場合、右手でラケットを持ったら、左手先が欠損しているので車いすを操作することができず、やりたくても車いすテニスはできません！）しかし近年、世界では身体に障がいはあるが車いすには座らずに、立ってプレーがしたい、立ってプレーができる、という人がやる、‘立位テニス’が世界中で行われています。既に世界では、ワールドツアーの大会も開催されており、世界ランキングも存在します。実は、僕は去年の１２月にアメリカのテキサス州ヒューストンにて開催されたUSA Tap Open 2018大会に出場し、そこで優勝してきました。（これで世界ランカーになりました！笑）僕は約1年ほど前、知人の紹介でこの競技と柴谷さんに出会いました。初めて練習に参加させてもらった時はとても驚きました。一緒に練習をしている中で、相手が打ったボールに向かって走って、止まって、打つという健常者の方々なら当たり前のようにできるこの一連の動作が、障がいのある方々はどんな工夫をしてやっているのか、この競技とどう向き合っているのか、見るだけでものすごい刺激になったし、感動しました。ジュニアの頃からテニスをやってきましたが、自分と似たような境遇の方と会ったことはほとんどなかったので、こんなにもいたのか！と素直に驚きました。もし日程の都合が合えば、大会も見に来てください。会場は千葉県千葉市にある、フクダ電子ヒルスコートです。チーバ君やかそりーぬも来ます。そしてもちろん僕も大会に出場します。