プロジェクト概要

 

 

金澤町家を復元修理し、藩政期当時の姿で後世に残したい!

 

はじめまして、高宮一浩と申します。金沢市の隣、かほく市で繊維関係の会社をしております。

 

私には金沢市東山(観音町地区)に当家の先人が残してくれた古い家があります。その家には祖父母と叔母が住んでいたのですが、祖父母が亡くなり、叔母も高齢により施設に入居し誰も住んでいない状態になりました。そんな中、10年前に浅野川が氾濫し、床上浸水の被害に遭ってしまいました。

 

水害当時の様子。

 

ただ、この災害でひとつの大事なことがわかりました。それはこの家が重要伝統建造物に指定されている「町家」だということです。金沢市と設計士の幾度となる調査の結果、当町家は築150年以上と一際古い建造物で、他町家と異なり低い屋根、太い柱、まれな上げ下げ戸(蔀戸・しとみど)が特徴の建造物ということがわかりました。構造から推測して、藩政期当時の商店、もしくは茶屋だったのではということです。

 

 

それからというもの、何とかこの貴重な町家を修復したい、蘇らせたいという想いが募っていき、その想いが届いたのか、3年前に金澤町家情報館がオープンしました。それから町家再生への道が拓き、2018年6月に設計士や市の家屋調査を経て、修復工事に着工することになりました。

 

修復後は、「ひゃくまんさん」を型どりました焼き菓子「ひゃくまん焼き」をメインに甘味処カフェを開き、当町家を活用した場づくりをしたいと考えております。しかし、総額約5000万円かかる資金面で苦慮しているのが正直なところです。そこで、皆さまに町家の修復費をご支援いただきたくクラウドファンディングに挑戦させていただきます。

 

4月1日のオープンを目指して現在改修工事中です。今回は、工事中の施工内容追加変更などで想定外にかかってしまう120万円を皆さまから募らせていただきます。どうか応援よろしくお願いいたします!

 

歴史と想いをつなぐために後押しをよろしくお願いします。

 

 

先人が残してくれた貴重な"金澤町家"

 

金沢市では、旧市内(旧城下)に残る昭和25年以前に建てられた木造建築を「金澤町家」と呼んでいます。

 

中には、明治以前の藩政期に建てられた金澤町家も多く残り、往時の暮らしに即したさまざまな知恵や工夫、特色のある意匠形態が見られ、今なお多くの方々に住み継がれています。これらの町家は旧市内の多くの地域に約5600棟が残り、特色のある街並みを形成しています。新しい建物と比べ、古い、暗い、寒い、住み難いなどのイメージから、利用されずに残る町家も多く存在します。

 

一方、近年では都市の中で快適に暮らす知恵や、季節の移り変わりを楽しむ町家の利活用も見られるようになってきています。しかし、それでも解体・建て替えに伴い、毎年100棟程度のペースで減少しています。

 

昔ながらの街並みを守っていきたいです。

 

 

災害をきっかけに、町家を守るという意識が高まりました。

 

金沢の情緒ある古い町並み、後世に残したくなる伝統的な町家ですが、町家を後世に残すには多大な費用が掛かります。手厚い補助があったとしても全体の1/3程度に過ぎないのです。

 

そのため、活用されていなければ、改修より安く抑えられる新築に建て替えられることもしばしば。壊された後、駐車場になったりすることはよくあることです。

 

●修復費用がかかってしまう理由

重要伝統的建造物群保存地区の街並みにも寄与する外観や、伝統工法を用いた構造の修理には手厚い補助制度が準備されていますが、他にも防火性能の向上など、建物をより安全に使い続けるための修復作業が求められます。

 

そんな町家に対する考え方を一変したのが2008年7月の局地的集中豪雨でした。金沢市に流れる浅野川が氾濫し、中流域にある東山1丁目(旧観音町地区)は甚大な被害を受けます。この地区は古い家屋が多く、また卯辰山麓重伝建地域だったこともあり、これをきっかけに町家保存の意識が高まっていきました。

 

氾濫した浅野川

 

地域一丸となり復旧活動を行ってきました。

 

記録的豪雨による災害

平成20年7月28日早朝、金沢市は山沿いを中心に1時間に100ミリ以上と記録的豪雨に見舞われ、55年ぶりに浅野川が氾濫。それにより、金沢市内で大規模な水害が発生し、5集落12世帯21人が一時孤立。浅野川流域を中心に約2万世帯、5万人に避難勧告が出されました。浸水被害は床上浸水507棟(床下浸水:1486棟、全壊:2棟、半壊:9棟、一部損壊:6棟)に上ります。

 

 

 

その後、北陸新幹線開通に伴い、金沢は以前にも増したくさんの観光客で溢れる観光都市になりました。東山地区も「ひがし茶屋街」を中心に10年前と比べると大きく変わり、当町家の前にも多くの観光客が行き来するようになりました。このような時勢から、今こそ町家を改修するいい機会ではないかと思い、町家の改修を計画しました。

 

計画内容は、江戸時代から続く町家を当時の姿にできる限り近づけます。それから1階を甘味処のカフェ、2階を貸部屋やギャラリーとして活用する予定です。観光客の方にはちょっとした休憩がてら、地域の方にはふらっと立ち寄れる、そんな素敵な町家をつくっていきたいと思います。

 

<町家カフェ詳細>

住所:石川県金沢市東山1丁目1-4

オープン予定日:2019年4月1日

1階:甘味処カフェ

2階:貸部屋やギャラリーに活用予定

 

完成後イメージ

 

設計図

 

 

 

 

改修工事費用総額5000万円。存続には皆様のご協力が必要です。

 

当町家は重要伝統建造物に指定されているため、国からの補助金1500万(最高額)をいただいております。しかし、その補助金の対象は表通りに面した外観、後世に末永く残すための基礎及び耐震構造、屋根に充てられます。

 

それに市の補助金100万円を加えた1600万が補助金のすべてなのですが、それも町並み景観条例、卯辰山麓重伝建地域などであること、多くの規制の上で藩政時代当時の姿に戻すことが市の意向です。

 

そのため、柱などの使用木材にもこだわり、熟練棟梁がすべての木をその場でカットします。土壁も残せる部分は残しつつ、職人が昔の工法で長期間かけて塗り作業を行っています。このように、多くの時間と手間をかける改修工事は総額で約5000万円と補助金があったとしても、約3400万の資金が必要です。

 

通常であれば、とても個人事業主が飲食開業する額ではないのですが、まずは町家再生・改修ありき。何より空き家となっていた町家を藩政期の姿に蘇らせ、地域の方や観光客の方にご利用にしていただきたいです。その結果、石川県の観光促進、ひいては金沢市の町並み・景観保存に貢献できればと思っております。

 

石川県、金沢、そして地域のために。

 

<資金使途>

建築主屋修理工事:42,563,946円
設計監理費用:4,266,000円
ひゃくまん焼き、焼き機3台:2,084,000円

施工内容の追加によりかかる費用:1,200,000円
必要金額合計:50,113,946円

 

 

長く愛される町家へ。

伝統的な金澤町家の魅力、保存の重要性を伝える

 

北陸新幹線開通により、ひがし茶屋街が注目され、たくさんの方々が金沢を訪れるようになりました。この町家のある観音町も以前より増して人通りが増えました。

 

しかし、その中心はひがし茶屋街であり、まだまだ東山全体での町家の認知、魅力という点では薄いかもしれません。だからこそ、この町家改修をきっかけにひがし茶屋街以外に残る町家も知ってもらいたいという思いもあります。

 

町家1階の甘味処カフェでは、石川県観光推進キャラクター「ひゃくまんさん」を模った焼き菓子「ひゃくまん焼き」を販売します。今回、町家のすばらしさを伝えたい余り意識が外に向かいがちですが、地域の人が気軽に立ち寄れる場としての価値も高めていきたいと思っています。

 

このように、街並みを形成する町家が利活用され、そのよい部分を地域が受け取り、地域で受け継がれていく、そんな循環をつくっていけたら幸いです。長く愛される町家を目指して、皆さま、どうかご支援よろしくお願いいたします。

 

 

 

メンバー紹介

 

石島雅人(町家カフェ店長)

 

多華味屋で勤務する予定です。高宮オーナーとはロードスター乗りの仲間という
繋がりで知り合い、気付けば20年以上の付き合いとなります。

 

今回の町屋再生事業の計画を聞いてから興奮が止まらずついつい前のめり。気付けば一緒にプロジェクトに参加してたという次第です。この伝統的建造物がこれから続いていくよう活かしていく事が私達の使命との思いで、お客さまに愛される店づくりを進めてまいります。

 

 


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