プロジェクト概要

 

宮沢賢治が詩を詠みながら旅した三陸海岸に詩碑を建立し、

賢治の心の旅を追体験できる周遊ルートをつくりたい!

 

 

はじめまして、岩手県三陸地域にある大槌町で「風の電話」を運営している佐々木格と申します。「風の電話」はグリーフケアの一環で、故人と会話をする心のケアのための電話ボックスとして、これまで多くの方々に利用されてきました。

 

 

2011年の東日本大震災の津波で大槌町は壊滅状態になり、たくさんの方々が命を落とす惨状を目の当たりにしました。その中で、「自分は生かされた。だから誰かの役に立つ生き方をしていきたい」という思いが次第に大きくなっていきました。

 

そんなとき、被災地の子どもたちのために「風の電話」の近くに石造りの小さな「森の図書館」を建てたのですが、全国から本当にたくさんの図書を寄付していただきました。その中には郷土の童話作家・宮沢賢治の作品が数多くあり、あらためて手にして読んでみると、「けれども本当の幸いは一体なんだろう?(銀河鉄道の夜)」など震災後の我々の生き方のヒントになる言葉にあふれていることに気づきました。このようなことをきっかけに、宮沢賢治の「利他の精神」を、被災地で実践していくための「大槌宮沢賢治研究会」を発足しました。

 

宮沢賢治は童話「ポラーノの広場」の中で、三陸海岸を「イーハトーヴォ海岸」と呼び、その地に暮らす人々がとても親切だったことを物語にしています。今回、その「イーハトーヴォ海岸」を実現するため、三陸地域に点在している宮沢賢治の詩碑をつなぐことで、宮沢賢治の旅を追体験できる三陸周遊ルートをつくることができると考えました。

 

2016年に第1基目となる詩碑「暁穹への嫉妬」を大槌町内に建立しました。そして今回のプロジェクト、皆さまからいただいたご支援で、2019年3月に復旧予定の三陸鉄道・大槌駅に第二基となる詩碑を建立させていただきたくクラウドファンディング を立ち上げました。

 

どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
 

 

 

宮沢賢治の転機。一人で旅した三陸

 

1925年、一人で三陸を旅した宮沢賢治は、翌年に花巻農学校を依願退職し、貧しい農民のための私塾「羅須地人協会」を開きました。農家の青年を集めて,農業について学習したり種や作物の交換会をしたり,レコードを聞いていたそうです。


しかし、彼の思いは農民から理解を得ることが難しく,その後の宮沢賢治の病もあって,数年で閉じてしまいました。

 

それでも宮沢賢治は彼ができる世の中のために貢献できることを探し続けました。


その中で、彼が三陸で見た風景はどんなものだったのか。

 

 

 

私たちの思いと活動内容

 

東日本大震災後の生き方を宮沢賢治の「利他の精神」に学び、全国各地の宮沢賢治研究会に所属の皆さんと連携しながら、被災地の観光人口拡大に繋げることを目的として、活動しております。

 

【メインの活動
・宮沢賢治と大槌町に関わりある詩碑の建立
・月例会
・他団体との交流・連携
・被災地の観光人口拡大に繋げるため、詩碑を巡る旅を連携団体と企画運営

 

 

そこで大槌宮沢賢治研究会では、多くの方のご協力をいただき、2016年に第一基目となる詩碑「暁穹への嫉妬」を大槌町内に建立しました。

 

暁穹への嫉妬 一九二五、一、六、
薔薇輝石や雪のエッセンスを集めて
ひかりけだかくかゞやきながら
その清麗なサファイア風の惑星を
溶かさうとするあけがたのそら
宮沢賢治

 

(副碑)
2011年3月11日 東日本大震災で大槌町は壊滅的
被害にみまわれ多くの貴い命を失った 生き残った私たち
は亡くなられた人たち これから生まれてくる子どもたち
に どう生きるかを示す責任がある 私たちは宮沢賢治の
「利他の精神」がその道しるべになると考える ここに大槌
と関わりの深い「暁穹への嫉妬」を建立し顕彰する
2016年8月27日 大槌宮沢賢治研究会

 

上記のような内容で建立させていただき、多くの方に読んでいただけるものとなりました。

 

 

 

詩碑として宮沢賢治の記憶を後世に


2019年3月に復旧予定の三陸鉄道・大槌駅に第二基となる詩碑を建立し、除幕式を行ないます。

 

宮沢賢治が1925年の旅で、山田町から釜石市へ向かう途中で詠んだとされている「旅程幻想」を刻む予定です。(※当研究会ではこの「旅程幻想」は大槌町内で詠まれた可能性が高いと考えています。)

 

宮沢賢治の尊い考え、そして彼が表現した三陸地域の方々への思いはきっと人の心を優しく包み込むと思います。そして半永久的に、その想いを繋いでいくためにどうしても詩碑という形で残したいのです。

 

建立・除幕式開催予定日:2019年3月16日
資金使途:詩碑建立費1,000,000円 / 除幕式費230,000円 / Readyfor手数料(税込)275,400円
建設場所詳細:岩手県上閉伊郡大槌町 三陸鉄道・大槌駅前

 

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現在復旧中の三陸鉄道・大槌駅

 

 

宮沢賢治の生き方を知っていただくきっかけを作りたい

 

今回のプロジェクトを通して、町内外の人々に宮沢賢治の生き方を伝えるきっかけになると嬉しいです。もちろんそれだけでなく、三陸鉄道の全線復旧により、宮沢賢治の1925年の旅が追体験しやすくなるので、それぞれの町や村の詩碑の前で賢治が見た心象風景に、思いをはせながら三陸の旅を楽しむための一助になることを願っています。

 

また、当研究会では賢治にまつわる詩の朗読会や手づくり音楽祭なども行なっておりますので、三陸を訪れる全国の宮沢賢治ファンとの交流を深めていきたいとも思っております。

 

そのための第一歩を、どうか皆様の暖かいご支援をお願いいたします。
 

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