宮崎大学|SFTSから猫と人を守るためのシェルターを作製したい!!

宮崎大学|SFTSから猫と人を守るためのシェルターを作製したい!!

寄付総額

4,405,000

目標金額 3,000,000円

寄付者
133人
募集終了日
2022年8月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

プロジェクト達成の御礼

 

ご支援をしてくださった皆様

そして、このページをご覧いただいた皆様へ。

 

この度、みなさまのお力でこのプロジェクトは成立いたしました。ここからをスタートとして、隔離シェルターを作製していきたいと思います。

 

そして、みなさまに使っていただけるように汎用性のあるもの、利便性のある形のものを作っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

今後とも、金子、岡林、宮﨑大学ともども何卒ご支援いただければと思います。頑張って進めて参ります。

 

宮崎大学農学部附属動物病院

金子 泰之

 

ご支援していただいた皆さま

 

皆さまからの本当に多くの暖かいご支援により、第一目標を達成することができました。また温かい激励のお言葉もいただき、大変うれしく感じております。


いただいた応援コメントは全て拝見させていただいております。心に刻み込んで、今後の活動の糧にしていきたいと思います。私たちの取り組みを応援してくださりありがとうございます。

 

皆さまからのご支援いただいたご寄付を用いて、猫用の簡易隔離室および動物病院用の簡易隔離室を作製していきたいと思います。


また、ただ作るだけではなく、使い勝手もいいように改良していきたいと考えております。そのため、ネクストゴールとして、特に飼い主さん向けに作製する猫用の簡易陰圧室を実際に活用いただけるように整備していきたいと考えております。

 


また情報が広がることでSFTSの病気のことも皆様に知っていただけるといいなと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。

 

2022年7月20日追記

金子 泰之、岡林環樹

 

 

 

 

本プロジェクトの目的・趣旨について

 

-感染症の拡大を防ぐためのネコ用簡易隔離シェルターを作製したい-

 

はじめまして、宮崎大学農学部附属動物病院の金子 泰之と申します。ページのご閲覧ありがとうございます。私は大学の動物病院で肝臓・消化器病を専門に診察しています。その中で、感染症の患者さんに接する機会も多いです。

 

今回は重症熱性血小板減少症候群(以下、SFTS)というネコやイヌに感染する病気の対策用の簡易シェルターを作製したいと考えております。この病気はペットの猫ちゃんから人へ感染する例が報告されています。

 

SFTSはあまり知られていない感染症ですが、実は新型コロナウイルスと同様あるいはそれ以上に怖い病気で、現在西日本を中心に発生しており、最近では東日本でも確認されています*1

 

SFTSは主にマダニによって広がるウイルスの病気で、ヒトにも動物にも感染する人獣共通感染症です。

 

その致死率は新型コロナウイルス感染症より高く、ヒトの致死率は20%程度もあり、ネコでは50%を超える※2,3と言われています。感染したネコやイヌから感染を広げる可能性があり、ペットの猫ちゃんから飼い主さんへ感染した事例も報告されています。対策としては本来、新型コロナウイルス感染症のように隔離し、適切な処置を行う必要があります。

 

しかし現在のところ、猫と人との接触を防ぐために簡単に使用できる隔離シェルターはありません。そこで私たちは猫および人を守るため、今回のプロジェクトの第一目標で自宅および動物病院で使用できる簡易隔離シェルターを作製したいと考えています。

 

もしこのまま感染が全国に広がり続けた場合には猫、特に「地域猫」と言われる避妊去勢済みの外で暮らしている猫などが感染症予防対策として殺処分の対象にもなりかねません。

 

このような悲しい未来を避け、今後も猫たちと人がお互いに感染症をうつし合うことのない関係を築いていくために、あたたかなご寄附・応援を何卒よろしくお願いします。

 

 

*1. https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-idwrs/7415-sfts-nesid.html

 *2. Kobayashi Y, Kato H, Yamagishi T, Shimada T, Matsui T, Yoshikawa T, et al. Severe fever with thrombocytopenia syndrome, Japan, 2013-2017. Emerg Infect Dis. 2020;26:692–9.

*3. Matsuu A, Momoi Y, Nishiguchi A, Noguchi K, Yabuki M, Hamakubo E, et al. Natural severe fever with thrombocytopenia syndrome virus infection in domestic cats in Japan. Vet Microbiol. 2019;236:108346.

 

 

本プロジェクト実行者からのご挨拶

 

金子 泰之|宮崎大学農学部附属動物病院 准教授

 

 

【プロフィール(経歴)】

2012年:宮崎大学農学部獣医学科卒業、獣医師免許取得
2016年:宮崎大学医学獣医学総合研究科、高度獣医師育成コース修了、博士号取得
2016年:宮崎大学農学部附属動物病院 助教、消化器内科、外科担当
2021年:宮崎大学農学部附属動物病院 准教授、消化器内科、外科担当

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【メッセージ】

私は現在宮崎大学農学部附属動物病院で実際に患者さんの診察をおこなっております。私の専門は肝臓・消化器病で、SFTSの患者さんに特徴的な黄疸の患者さんを見る機会は多いです。その中でSFTSを疑う患者さんやSFTSから改善した患者さんの治療も実際に経験しています。もちろんSFTSだけでなく、各種感染症に接する機会も多いです。


今回、まだまだわかっていないことの多いSFTSウイルスに感染した猫ちゃん用の簡易シェルターの作製を行なっていきたいと思っていますが、同時にご家族の方に適切な知識もお伝えしていきたいと思っています。また今後はこのシェルターを作製するだけでなく、病気そのものについても研究を進め、治療法についてもアプローチしていきたいと思っています。
 

獣医師の仕事は、動物の治療だけでなく、動物の健康を守ることで人の幸せにも関わっていくことができる仕事であると思います。

 

今回の疾患のように愛するペットの感染により飼い主さんが感染し、亡くなってしまうようなケースは非常に不幸なことであり、それを防いでいきたいと考えています。まだまだわからないことが多い病気ですが、これまでと同様に猫と私たちが触れ合える社会でありつづけるために簡易シェルターを作製したいと考えています。

 
どうかご支援・応援を宜しくお願い致します。

 

岡林 環樹|宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 教授

 

 

【経歴】

2000年:酪農学園大学獣医学研究科博士課程獣医公衆衛生学専攻、博士号取得
2000年:国立感染症研究所獣医科学部協力研究員
2001年:大阪大学微生物病研究所エマージング感染症研究センター特別研究員
2002年:札幌医科大学医学部微生物学講座助手、助教、講師
2011年:大阪大学微生物研究所タイ拠点マヒドン-大阪感染症研究センター
特任准教授
2015年:宮崎大学農学部獣医学科獣医微生物学研究室准教授、教授
2021年:宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター・副センター長

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【メッセージ】

2013年に国内で初めて報告されたSFTS、新しい病気なだけに、まだまだ分からないことが多いです。しかし、日本では類を見ない非常に高い致死率の病気であること、そして、我々の調査研究からも、マダニからヒトだけでなく、ネコやイヌにも感染すること、さらに、ネコやイヌから、ヒトに直接感染する、ということは間違いありません。

 

それでも、正しく診断して、正しくケアしてあげれば、ネコからヒトへの感染はしっかり防げると考えています。そのためにも、この簡易隔離シェルターの開発、そして導入が必要になります。是非とも、これらの感染症時代におけるネコとの正しい付き合いのためにも、簡易隔離シェルター開発へのご支援をよろしくお願いします。

 

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

 

SFTSとは

 

SFTSはマダニによって広がるウイルスの病気で、ヒトにも動物にも感染する人獣共通感染症です。

 

またこの病気はマダニを介してだけではなく、感染したネコからも広がると言われており、感染ネコの体液(唾液、目ヤニ、肛門スワブ)から感染性ウイルスが排泄され、同居のネコや獣医療関係者や飼い主への感染源となるリスクがあることが報告されています。

 

 

宮崎大学は宮崎県内で動物のSFTS感染症の検査ができる場所

 

宮崎大学農学部附属動物病院は宮崎県にある2次診療施設と呼ばれる動物病院です。宮崎県内はもちろんのこと九州中の動物病院からご紹介いただいて、一般の動物病院では治療が難しい病気、いわゆる「難病」の診断、治療をおこなっています(下の治療例を参考にしてみてください)。

 

私たちの研究室は、主に肝臓疾患、消化器疾患、感染症の治療および研究を行なっている研究室です。獣医は人のようにまだ細かく診療分野が分かれていないので、手術も行いますし、お薬を使って内科的な治療も行っています。

 

大学病院の強みとして、動物病院以外にもそれぞれの分野で活躍されている研究者の先生方がいるので、必要な際にはその道のプロに相談し、協力して治療にあたることもあります。

 

術前に学生やスタッフに向けて手術前の打ち合わせをしている様子

 

その中で私はSFTSの患者さんに特徴的な症状である、黄疸の患者さんを診る機会も多いです。また日常の診察の中で感染症の患者さんにも接する機会も多いです。そのため、これまでも現場的な目線での学会発表、論文報告などをおこなっていました。そして、SFTSを疑う患者さんを診察する機会やSFTSの感染から改善した患者さんの診察も行ったこともあります。今回のプロジェクトの共同実行者である岡林教授はSFTSの専門家であり、宮崎県内でSFTSの検査ができる体制を学内に整えております。

 

岡林教授だけでなく、宮崎大学には産業動物防疫リサーチセンターという、さまざまな感染症の専門家が集まっている研究ユニットがあります。各専門の先生と協力し、動物病院の患者さんの感染症治療について多くのアドバイスを受けています。また共同研究を行うこともあり、昨年度は猫のヘパドナウイルスという感染症を発見し (日本初の例*4)、論文報告を行いました。

 

SFTSウイルス感染ネコの対応中

SFTSウイルス培養の様子

※4. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvms/advpub/0/advpub_22-0010/_pdf/-char/ja

 

宮崎大学附属動物病院での治療例

 

①先天的な免疫不全症に陥った犬の治療例


呼吸状態が荒く、息苦しそう、また近くの動物病院で原因がわからないとのことで紹介受診。来院時の検査で肺にカビが感染していることが判明。またその原因が先天性の免疫不全症であることを突き止めた。治療はカビの治療に抗真菌剤の投与と免疫不全の治療に免疫グロブリンという免疫力を増強するお薬の投与を実施。その後、呼吸状態が普通に戻り、肺の状態も改善し元気に暮らしている。

 

 

CT検査の写真で肺の部分が、初診時と治療後でX線透過性が改善している(黒っぽくなっている)。

 

② 先天的な肝臓の血管奇形(門脈体循環シャント)の小型犬


生まれつき血管奇形が認められ、治療困難と判断され大学に来院した。
普通は腸で吸収された栄養素や毒素が門脈という血管を通り肝臓に流れ、肝臓で毒素などが分解されてから全身の血管に流れるが、肝臓を通らずに全身に流れる血管奇形(シャント血管)がある病気。成長不良や発作などが手術前は起きていた。手術で、シャント血管を結紮することで術後3ヶ月現在、症状もなく元気に過ごしている。

 

 

 

簡易隔離シェルターの実用化に向けて

 

新型コロナウイルス感染症によって研究がネコより先に、ヒトに適用された経緯

 

新型コロナウイルス感染症が流行りはじめた2020年の当時も、私たちはSFTSについて認識していました。そのため、SFTSの治療を安全に行うためにも、今までの経験や知識を活かして「SFTS対策用の簡易隔離シェルターを作ろう」と考えていました。

 

しかし、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中で、これまでの感染症の知識を活かして、まずは急務の問題である新型コロナウイルス感染症に対応するためにヒト用の隔離施設の試作を行うことにしました。この取り組みは産学連携として宮崎県や宮崎市の支援も受けることができ、宮崎県内の企業と一緒に新型コロナウイルス感染症対策用の隔離室の試作を何度も行いました。


試作を行う中で、部屋が潰れてしまうなど、何度か失敗もありました。しかし、当時の産業動物防疫リサーチセンター長であった三澤教授や検査検疫部門の岡林教授にもご協力いただき、ヒト用の新型コロナウイルス感染症対策用の簡易陰圧室が完成しました。現在、ヒトの病院や、介護福祉施設などに導入され稼働しています(特許取得済みです)。

 

導入事例


作製したヒト用の簡易陰圧室はCDCガイドラインというアメリカの疾病対策予防センターの基準に則り作製しております。また必要な時に空気で支柱を膨らませることで、簡単に作製することができます。

 

この部屋の特徴は、まず空気で膨らませると約5分で部屋ができるという点です。また患者さんが「入院する部屋」と「看護師、医師などが患者さんの部屋に入る際に準備する部屋」そして「退出する部屋」を分けられる構造になっています。

 

また、部屋には特殊フィルター付き陰圧装置が備わっており、患者さんのいる部屋と準備室の気圧の差を作ることができ、ウイルスが外に漏れないようになっている仕組みです。

 

この経験をもとに今度は本来の目的であった動物用の簡易隔離シェルターを作製したいと考えています。

空気で膨らませる構造なので、使わないときは小さく畳んでおくことができます。

SFTSウイルスの感染を予防する施設が足りていない現状


この病気はネコからヒトに感染することも判明しているため、論理的には感染した猫に入院してもらい管理していくべき疾患だと思います。しかし、特に一般の動物病院ではこの疾患の猫が来院しても安全に隔離する施設がありません。

 

また私たちの研究データのなかで、感染した患者さんの病状がよくなっても体内からウイルス遺伝子を1ヶ月程度排出する場合もあることが少しずつ分かってきています。

 

また現状では新型コロナウイルス感染症の場合と異なり、法的な規制がないため隔離が必要とわかっていても飼い主さんに家に連れて帰りたいと言われれば、帰さざるを得ません。その場合、今度は飼い主さんがSFTSに感染してしまう可能性もあります

 

このような悪循環を止めるべく、家でも安全にネコを隔離するためのシェルターと動物病院での入院用のシェルターを作製したいのです。

 

大学病院の隔離施設の様子

 

簡易用シェルターの実用化にむけて

 

SFTSは徐々に流行地域を広げていることがわかっています。そして、このまま温暖化などの影響により全国的にも広がっていく可能性があり、実際に昨年これまで報告のなかった静岡でも患者さんが見つかるなど広がっています*5。またネコからヒトに感染してヒトが亡くなれば、将来的にはネコとヒトは一緒にいることができなくなる可能性もありうると思います。


私たちはこの課題を解決するために基礎的な研究を進めています。また、大学としては検査ができる体制を作っています。しかし、獣医療全体としては入院治療ができる体制がまだまだ不十分な状態です。


この簡易隔離シェルターを作製することで、ネコどうしの感染や、ネコとヒトとの感染を防げるようにしたいです。また動物病院で入院治療していく中で死亡率を下げたい、ネコやイヌを助けたいと考えています。さらには、今後ほかの感染症対策にも使用できるのではないかと考えています。

 

出典:SFTSの最新の状況について 石嶋慧多、立本完吾、朴ウンシル、前田健 国立感染症研究所 獣医科学部pp.21 (https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000690808.pdf)

 

※5 宮崎大学ニュースリリース:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染源特定

 

皆さまからいただくご寄附で実現できること

 

この簡易隔離シェルターを作製する社会的意義は大きいと考えています。しかし動物に感染したSFTSに対して、法的な規制は現在ありません。そのため国や県の協力を得て、こういった簡易隔離シェルターを作る予算の確保はしにくい現状です。

 

これまで、一般企業さんのご寄附で試作機を作製したことはありますが、まだまだ試作段階で実用化を目指すにはまだ改良が必要な段階です。

 

例えば、猫は人と違い自分で排泄物の処理はできないので、全体の構造を変える必要があります。また、きれいな排気を出すためのポンプも、部屋の大きさが人用とはかなり異なるため、変更する必要があるなど問題があります。


そして一般の企業さんとの連携によって実用化を目指そうとすると、どうしてもビジネスとして成り立たせる必要があります。そのため簡易用シェルターがたとえ完成したとしても費用や価格面で貸出などが躊躇されるケースも考えられ、結局多くの猫たちと人を救うという目的が果たせない可能性があります。

 

そこで、今回は皆さまからのご寄附によって簡易隔離シェルターの作製と設置まで目指していきたいと思っています。

 

また、クラウドファンディングを通しご寄附を募るだけでなく、多くの皆さまにSFTSについて、知っていただきたいです。SFTSの認知度を上げていく過程で、研究の仲間も募り、この病気について研究をより進め、ネコ、ヒトともに感染者の致死率を下げていきたいと考えています。そしてなにより猫と人との絆が引き裂かれないように頑張っていくことが最終ゴールです。

 

目標金額と実施のスケジュールについて

 

 

◆実施スケジュール

2022年に作製を開始し、2023年には例年SFTSがもっとも流行する3月までに実用化できるよう進めていく予定です。

 

※今回のプロジェクトは宮崎大学農学部附属動物病院の金子と宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターの岡林教授と共同で研究を進め、作製していきます。

 

 

応援メッセージのご紹介

 

矢野 安正 様|一般社団法人宮崎県獣医師会 会長

 

 

21世紀は感染症の世紀になるとも言われていますが、それを裏付けるように今世紀に入ってSARSウイルス感染症、MERSウイルス感染症、そして最近の新型コロナウイルス感染症と次々と新型の感染症が現れています。
なかでも人や猫に対して著しく高い致死率を示しているのが重症熱性血小板減少症候群、いわゆるSFTSです。このウイルスは多くの哺乳類に感染することがわかってきましたが、いまだその詳細は不明です。猫や犬から人が感染する事例も報告されるようになってきました。


今回宮崎大学の金子泰之先生を中心として、発症した猫や犬を安全に隔離し必要な治療を実施する体制を整備することとなりました。そのためには飼い主や獣医師等をウイルスから守りつつ安全な治療ができる隔離シェルターを整備することが急務です。動物を隔離するシェルターの開発には多額の資金が必要なため、一般の方から協力者を募ることとなりました。


このことに賛同していただける方は是非ともクラウドファンディングへの参加をお願い致します。

 

永延 清和 様|宮崎大学農学部附属動物病院長

 

 

宮崎大学農学部附属動物病院は2次診療施設であり、診断や治療が難しい病気や怪我の動物の患者さんが来院します。その中には、今回のクラウドファンディングの対象となる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や、他の人獣共通感染症にかかった動物の患者さんも含まれます。


人獣共通感染症はヒトにも動物にも感染する疾患で、動物からヒトに感染する危険があります。そのため、治療には特別な注意が必要です。実際、獣医師がSFTSに感染した例もありますので、私たちも神経を使っております。


今回の隔離シェルターは、動物からヒトに病気をうつさないようにするために非常に有用なものです。私は今回の、金子先生・岡林先生のプロジェクトを応援しております。ご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

僕のヴェットアカデミアさん

 

 

税制上の優遇措置について

 

宮崎大学へのご寄附については、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置が受けられます。寄附金領収書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が宮崎大学に入金された日付で発行いたします。


宮崎大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。


※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
 

■ 個人の場合
○所得税の優遇措置(所得税法第78条第2項第2号)
 寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。
 寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額
(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です。)

 

○個人住民税(県民税・市町村税)の優遇措置
宮崎大学を寄附金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、翌年の個人住民税が軽減されます。都道府県・市町村により取扱いが異なりますので、お住まいの都道府県・市町村にお問合せ願います。

 

■法人の場合(法人税法第37条第3項第2号)
寄附金の全額を損金算入することができます。

 

●寄附金領収証明書の発行について

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。

※寄附金領収証明書の宛先は、基本的にリターンのお届け先にご登録のご住所・お名前となります。

 

確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

 

2022年11月末までに送付します。なお、領収書の日付は、READYFORから宮崎大学に入金のある2022年10月7日(金)の日付となります。そのため、2023年の確定申告で申告をお願いいたします。

 

税制上の優遇措置についてのご質問がある方、またインターネットでのご支援が難しい方は、下記のお問い合わせ先までご連絡下さい。

 

宮崎大学総務広報課

Email:crowdfun[アットマーク]of.miyazaki-u.ac.jp

*[アットマーク]を@に変えてご連絡ください。
TEL:0985-58-2851

 


留意事項

▽ご寄附の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。

▽ご寄附確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

▽ご寄附完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
▽ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

▽ご寄附に関するご質問はこちらをご覧ください。

※本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
金子 泰之(宮崎大学農学部附属動物病院)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

ネコ用簡易隔離シェルターの作製のために活用させていただきます。また、目標金額以上にいただいた金額はネコ用簡易隔離シェルター貸出のための仕組みづくり、シェルターを使用する際の運用にかかる資金として活用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額との差額は自己資金にて補填して、実行します。

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プロフィール

【プロフィール(経歴)】 2012年:宮崎大学農学部獣医学科卒業、獣医師免許取得 2016年:宮崎大学医学獣医学総合研究科、高度獣医師育成コース修了、博士号取得 2016年:宮崎大学農学部附属動物病院 助教、消化器内科、外科担当 2021年:宮崎大学農学部附属動物病院 准教授、消化器内科、外科担当 宮崎大学農学部附属動物病院で、主に肝臓・消化器病の診察を行っております。 出身は群馬県ですが、宮崎大学に入学し、そのまま宮崎の地におります。 人も優しく、食べ物も美味しくいい土地です。

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