筑波大|持続可能なデジタルと自然へ向けた開発研究と人材育成に支援を

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寄付総額

11,635,000

目標金額 15,000,000円

寄付者
267人
募集終了日
2021年10月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

計算機と自然の新しい関係性=デジタルネイチャー。 人に纏わる情報工学研究を軸としながら、今よりもっと多様な未来へ。 計算機自然では、人と機械、物質世界(Material World)と実質世界(Virtual World)の間に、今までの工業化社会よりも多様な未来の形が起こりうる、と私達は考えています。 筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターでは、物質性と実質性の間で計算機応用がもたらすさまざまな選択肢を想定し、それらを計算機科学的に実装することで、産業・学問・芸術に至るさまざまな問題解決に挑戦しています。 我々が作り出している新しい自然ってなんだろう?   デジタルネイチャー開発研究センターとしては初となる、今回のクラウドファンディング。研究開発や人材育成、社会実装に取り組む私達にとってクラウドファンディングは、研究費の確保以上に、研究に興味を持っていただける皆様と繋がる機会として大きな意味を持ちます。   私達の研究に少しでも興味を持っていただけましたら是非、歩みを始めたばかりのこのチームの、新たな仲間となっていただけませんか? 筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター

 

ご挨拶

 

こんにちは,落合陽一です.
筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターでセンター長を務めさせていただいております.

 

「デジタルによって変化し続ける新しい自然と我々の関係はどのようなものだろうか」というのが,ぼくの長い間の問いです.つまり新しい自然と元来の自然の間の関係性,ヒューマンインターフェースはどう変わりゆくか.アートや表現はどうやって変遷していくのだろうということを,ずっと考えています.

 

 スマートフォン普及以後の世界であっても,姿形を変え続ける計算機の姿と比べれば人間の性質はほとんど変化していない.例えば,古典の日記文学と現代のYouTuberってどう違うんだろうとか,歌会と初音ミクの違いは? とか.仏教の話でよくありますよね.砂が落ちていく,その砂の1粒1粒の間に世界があると.今,我々は砂サイズのコンデンサーを使ってスマホとか組み立てているわけです.砂サイズの部品が世の中に溢れてくると,やがて1粒の砂の中には人工の情報処理装置はあるし,液体の数滴の中にもプログラミングされた遺伝子のようなものが入っていて情報が含まれていく.そういう目でぼくは変わりゆく自然の風景を見ています.

 

デジタルによって変化し続ける新しい自然と我々の関係に対して更に研究を進めるべく,デジタルネイチャー開発研究センターを発足しました.計算機と自然の間の隔たりない関係性の先に生まれる相互変換を探求し,そのための研究やプロトタイプ作りに日々邁進しています.

 

計算機によってもたらされる新しい自然を人と調和する豊かなもの,そして持続可能なものにしていくため,研究やプロトタイプ作りを通じて社会還元し,その営みの中で人材を育てていくことは不可欠なことだと思います.ぜひ未来に向けたご寄付をお願いいたします.

 

筑波大学 落合陽一

 

 

 

デジタルネイチャー開発研究センターについて

 

|デジタルネイチャーとは?

 

ユビキタスコンピューティングやIoT、サイバーフィジカルシステムなどの基盤となる計算機技術は、「新しい自然」と言えるような、「自然物と区別し難い人工物」を生成しつつあります。たとえば、音や光などの波動現象を計算機で制御する技術により、実物と見紛う映像(蝶など)を空中に浮遊させ、本物と区別がつかない物体(素材サンプルなど)をプリンターから出力することができます。


このように計算機技術が生み出した、人工物と自然物との相互作用により再構築された環境を「デジタルネイチャー」と呼びます。つまり元来の「質量ある自然」とデータによる「質量のない自然」が融合した「新しい自然」、それをデジタルネイチャーと我々は考えています。


デジタルネイチャーは、3Dプリンターなどを用いたデジタルファブリケーション手法やAR/VR、遺伝子プログラミング、ロボティクスなど、さまざまな手法により生成されます。この人工生成物は、自然環境との相互作用を経て再びデータ化され、再度自然に還流するフィードバックループによって進化していきます。

 

 

 

|デジタルネイチャー開発研究センターの活動

 

私達は、物理世界とデータ世界の循環による新しい自然への思想的・技術的・デザイン的な探求は、持続可能性を必然的に意識しなくてはならない現代において重要な意味を持つと信じています。デジタルネイチャーの到来を見据え、価値創造と次世代の人材育成に力を入れるべき、そう考えています。

 

筑波大学には情報工学分野のみならず、文化・芸術・スポーツ分野の研究者が多く所属しているため、デジタルネイチャーに纏わる研究開発を進めるには大きなポテンシャルがあります。そこで、人に纏わる情報工学研究を軸としながら、計算機と自然の新しい関係性について、文化・芸術・スポーツ分野に展開し推進すべく、2020年に「デジタルネイチャー開発研究センター」を立ち上げました。
 

センターでは主に、研究開発や人材の育成、社会実装に向けた取り組みを行っています。またESG課題などに情報技術とその周辺領域の専門性を生かすべく、積極的に企業との共同研究や公的プロジェクトに参加しています。

 

 

 

なぜクラウドファンディングを実施するのか

 

センター設立以前からさまざまな研究を進めていたデジタルネイチャー研究室では、過去2回にわたりクラウドファンディングを実施してきました。研究に対するご支援をいただいた皆様には、改めて感謝申し上げます。

 

 

研究開発や人材の育成、社会実装に取り組む私達にとって、研究費の確保以上に、研究に興味を持っていただける皆様と繋がる機会であるクラウドファンディングは、大きな意味を持ちます。そこで今回、発足したばかりの開発研究センターとしては初の、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。


皆様からいただくご支援は、主に音響計測に用いる機器の購入、ディープラーニングを研究するためのランニングコストや、高精細な3Dプリンター等の導入経費として活用させていただきます。また、当該ESG課題の解決のための産学官連携活動への出張費や、シンポジウム開催費などに充てることを計画しています。


設備環境の構築と機材拡張が進めば、意欲と経験のある学生たちが自由な創造性を活かせる環境が更に整います。こうした積み重ねが、産学官連携の活性化や社会交流を通じた、次世代の人材育成と研究開発成果の社会還元の加速の礎となる、と考えています。

 

クラウドファンディング支援者を研究室に招いて。

 

■第一目標金額:1,500万円

■プロジェクト終了要項:集まった寄付金を2022年12月31日までにデジタルネイチャー開発研究センターの研究費として使用したことを以て、プロジェクト終了とする。

※本プロジェクトは、All in形式です。寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、集まった寄付額に応じてプロジェクトを実施します。

 

 

「新しい自然」のその先に思い描くもの

 

新しい自然をより確かな形で思い描き、人と調和する持続可能な自然に近づけていく。それが私達が見つめる課題です。

 

人が作り出した計算機によるデジタルデータだけでなく、元来の自然の中には「生物が生み出したデジタルデータ」が含まれているというということはご承知の通りでしょう。我々の遺伝情報は離散情報ですし、神経細胞の情報伝達はデジタルで動いている。そして、生物は自然を変え続けてきました。例えば、かつて藍藻類が酸素を作り出して地球環境を改変したように、人も良い意味でも悪い意味でも自然環境を改変しつつあります。そして人が生み出した計算機ネットワークは物理的な世界だけでなくデジタル情報による質量なき世界も同時に作り出しています。この新しい生態系の中で、持続可能なデジタルと自然の間の関係性、ヒューマンインターフェース工学を用いて人の豊かさにどうやって貢献するか。私達の取り組みは、そういった思考を深め、紐解いていく営みです。
 

私達はこれからも新しい自然、質量ある自然と質量なき自然の間の隔たりない関係性の先に生まれる相互変換を探求し、そのための研究やプロトタイピングに日々邁進しています。未来を共に想像し、共に考えていきたいとご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご寄付をお願いいたします。
 

 

所属教員からのメッセージ

 

センター所属の助教として音響浮揚と超音波技術を専門に研究を行っています.空中超音波は人体に影響が少なく,遠隔的に物体を動かしたりできるのでデジタルネイチャーの達成に寄与できる媒体です.現在は,小さくて軽い物しか浮揚できませんが,私はより大きな物体の浮揚に繋げられる技術を達成したいと考えています.センターは特色ある応用物理研究から人工知能,障がい者支援技術まで広く研究しています.独自の研究を探索する学生を支援するためにもご支援の程よろしくお願い致します! 伏見龍樹  助教

 

Our Research and Development Center for Digital Nature seeks to transcend the barriers between the digital and the physical, and also to foster a harmonic coexistence between the virtual and the living planet. As an Assistant Professor in our Center, I am cooperating with Ainu peoples in Japan and the world to explore and develop contemporary manifestations of their culture intersected with technology. Our students learn about inclusion and diversity as key ingredients for their research projects. With a multi-faceted vision, our students can tackle complex issues in our globalized world, in parallel to having a real impact among their communities. We can continue our work with the contribution of people like you. Please consider participating. Thank you! Xanat Vargas Meza 助教

 

As a researcher (Ph.D. in Kyoto University) in R&D Center for Digital Nature,University of  Tsukuba,  I am proud  of showing my AI research works  in assisting human creation activities, such as co-creation AI tools for Japanese novel writing and visual contents creation. In developing AI researches for creation assistance, not only challenging state-of-the-art AI technologies, I need to tackle real-world problems, needs of end-users, contributions to industries and academics, and promotion of research results to the public, especially for Japanese users and contexts. In order to develop our quality AI co-creation researches, please consider supporting us if you are interested in our research projects. Jun-Li Lu  Researcher

 

 

税制上の優遇措置について

 

筑波大学へのご寄附に対しましては、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。(詳細はこちら:https://futureship.sec.tsukuba.ac.jp/tax/index.html

 

優遇措置の内容

 

■ 個人でご寄附をされる場合

− 所得控除

所得税法上の「寄附金控除」の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)の税法上の優遇措置を受けることができます。具体的には、総所得金額等の40%を上限とした寄附金額について、「寄附金額-2,000円」の額が所得から控除されます。

 

− 住民税の軽減

お住まいの都道府県・市区町村が、条例で筑波大学を「寄附金税額控除」の対象として指定している場合、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、下記の金額が翌年の個人住民税額から控除されます。

・都道府県が指定した寄附金 [寄附金額 - 2,000円]×4%に相当する額

・市区町村が指定した寄附金 [寄附金額 - 2,000円]×6%に相当する額

※県・市町村の両方が、寄附金税額控除対象指定を行っている場合、都合「寄附金額 - 2,000円」の10%に相当する額となります。

※平成23年度税制改正により、寄附金税額控除の適用下限額が、5,000円から2,000円に引き下げられてます。

※本学を寄附金税額控除対象指定している自治体は、茨城県、千葉県、つくば市など多数があり、詳細は「寄附⾦税額控除の対象として本学が指定された県および市町村⼀覧 (平成29年2⽉1⽇現在)」をご覧ください。

 

− 計算例

課税所得500万円でつくば市にお住まいの方が、10万円寄附された場合の計算方法は以下のとおりです。

(所得税の軽減額)

・寄附していない場合

  5,000,000円×20%(税率)-427,500(控除額)=572,500円

・10万円寄附している場合

  {5,000,000円-(100,000円-2,000円)}×20%-427,500(控除額)=552,900円

  572,500円-552,900円=19,600円(所得税の軽減額)

(個人住民税の軽減額)

(100,000円-2,000円)×10%=9,800円(個人住民税の軽減額)です。したがって、つくば市にお住まいの方が10万円寄附された場合、 19,600円(所得税の軽減額)+9,800円(個人住民税の軽減額)の合計29,400円が税制上の優遇措置による軽減額となります。

※上記はあくまでも目安です。実際は収入の種類、各種所得控除等により変動が生じることがあります。

 

優遇措置を受ける手続き

本学では、寄附金のご入金を確認しますと、ご寄附を頂いた方へ「寄附金受領証明書」をお送りしています。この証明書を添えて、所轄税務署で確定申告を行ってください。(住民税の寄附金控除のみを受ける場合は、市区町村に申告することになります。)なお、この証明書は、税制上の優遇措置を受けるために必須の書類ですので、大切に保管してください。

 

※一般的な所得税の確定申告提出期間は、毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1ヵ月間です。なお、この期日が土曜日・日曜日と重なると順次繰り下げ、月曜日までとなります。

 


ご注意事項

●ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●寄付金受領証明書に記載する受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。
●寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
●銀行振込にてご寄付いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

●ワークショップの開催について、天災等やむを得ない事情によりイベントが開催できなかった場合には、 延期またはオンラインでの開催に変更することとし、いただいたご寄付金の返金はいたしませんのでご了承ください。

 

 

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ギフト

10,000


alt

スタンダードコース

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
175
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


alt

クラウドファンディング限定 ワークショップ

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1
●クラウドファンディングでご支援いただいた方限定のワークショップ(親子でのご参加も大歓迎です) ※2

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※2 2022年3〜4月に実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更・オンライン実施となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


alt

スタンダードコース

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
175
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


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クラウドファンディング限定 ワークショップ

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1
●クラウドファンディングでご支援いただいた方限定のワークショップ(親子でのご参加も大歓迎です) ※2

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※2 2022年3〜4月に実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更・オンライン実施となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月
1 ~ 1/ 10

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