筑波大|持続可能なデジタルと自然へ向けた開発研究と人材育成に支援を

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寄付総額

11,635,000

目標金額 15,000,000円

寄付者
267人
募集終了日
2021年10月31日

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2021年10月04日 17:00

研究開発センターメンバーからのメッセージvol.2 伏見龍樹

いつも応援をありがとうございます.現在までに245万円を超えるご寄付をいただきました.誠にありがとうございます.

 

本日はデジタルネイチャー開発研究センターのメンバーの紹介vol.2として、伏見助教にインタビューを行いました.ぜひご覧ください.

 

Tatsuki Fushimi

Assistant Professor 伏見龍樹

 

プロフィール:

デジタルネイチャー研究開発センターで音響浮揚と波面ホログラムの研究を行っている。音響浮揚とは集束した音波を用いて軽量な物体を浮揚させる技術を指し、2014年にフェーズドアレイ型音響浮揚機(PAL)が開発されて以来、音響立体ディスプレイやセンチメートル級の物体の浮揚が可能となってきた。音響浮揚の非線形力学や波面ホログラムを始め、音響浮揚の基礎技術から応用技術まで幅広く研究を行っている。

※詳細はこちら

 

ーーデジタルネイチャー開発研究センターへ入るきっかけは何だったのでしょうか.また日々どのような形で活動をされているのでしょうか.

 

 

 

デジタルネイチャー研究開発センターに入るきっかけは私がD1(博士一年)の時になります.当時,私は英国ブリストル大学で音響浮揚の研究をしていたのですが,落合さんも同じ分野の研究者で,一時帰国の際に研究室の見学をお願いしたのがきっかけです.

 

今は助教に転任して自分でも研究プロジェクトを抱えながら日々,学部生や院生の研究プロジェクトの指導を行っています.卒論や修論プロジェクトも多岐にわたるので,超音波の研究のみならず,光学やHCI,障碍者支援の研究にも携わっています.

 

 

ーー「音響浮揚と波面ホログラム」に着目されている理由を教えてください。

 

 

 

 

『空中超音波を使って物体を浮揚させる』.これが,音響浮揚です.物体が音響浮揚により空中に浮揚する光景は魔法のようで神秘的ですが,その舞台裏には超音波を制御する高度なシステムと物理計算が必要です.その物理計算にあたるのが波面ホログラムで,性能が高いシステムがあったとしても,波面ホログラムの精度が悪ければ安定した音響浮揚を実現することはできません.

 

物理世界とデジタル世界が融合するには,コンピューターが物理世界を指示した通りに動かせる必要があります.私の夢としては,部屋にあるものがドラッグ&ドロップで移動してくれれば良いのですが,現状あるドローンやロボットがそのような世界を実現できないと考えています.

 

それはなぜかというと,ロボットやドローンには質量があり人が目視できる為,無質量なデジタル世界の写像には向かないからです.超音波は無質量に限りなく近く,それを用いて物体を浮揚させたり移動させたりする技術こそ,人とデジタルが共存する世界につながると私は考えています.

 

 

ーー最も思い入れの強かった研究はなんですか.

 

一番思い入れがある研究は音響浮揚の理論モデルを用いて,音響浮揚の限界を検証した研究です.これは近年開発されている音響浮揚の応用(例えば,空中投影ディスプレイ等のHCIアプリケーション)の理論的上限を求めることができ,今後の研究開発の指針となる研究です.しかし,私にはそれ以上に当該分野における自分の感性や推論の精度の高さを高める良い機会になり,現状の問題点や課題を明らかにすることができました.

 

 

ーー研究資金がもっと潤沢になれば実現したいことはなんですか.

 

研究のお金が無くて止まってしまうことは回避しようがあるのですが,人員が足りなくて研究できないというのはこの研究室に限らず,日本全体の大学や研究機関でも言えることかと思います.研究資金が潤沢にあるのであれば,私は学部生や院生をRAとしての雇用を増やしたいと思います.可能な限り早い年齢から研究に専念できる環境を整備し,研究を計画し実行できる人材を育成することが,社会的問題の解決一石を投じるのではないかと考えます.

 

 

ーーこれからデジタルネイチャー開発研究センターを通じてどんなことを実現していきたいですか.

 

 

 

研究室がデジタルネイチャー開発研究センターになったことで,更に社会実装を含めた研究を行いたいと考えています.特に私が実現したいのは超音波技術によるDigital Natureです.その為には,波面ホログラムや音響浮揚を始め,超音波を用いた新規アプリケーションの開発や社会実装を目指しています.また,学部生や院生の指導を通して学際的な研究ができる研究者の育成に寄与していきたいと考えています.

 

 

ーー最後に今回のクラウドファンディングの実施についての想いを教えてください.

 

センターには学部生から院生まで多くの学生が集まり,様々な研究プロジェクトが並行して進んでいます.そのような学生が興味を追求し,研究に専念できるような環境を整えたいとの一心がこのクラウドファンディングには詰まっております.是非,開発研究センター初のクラウドファンディングとしてご支援いただければ幸いです.

ギフト

10,000


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スタンダードコース

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
175
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


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クラウドファンディング限定 ワークショップ

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1
●クラウドファンディングでご支援いただいた方限定のワークショップ(親子でのご参加も大歓迎です) ※2

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※2 2022年3〜4月に実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更・オンライン実施となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


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スタンダードコース

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
175
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


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クラウドファンディング限定 ワークショップ

●サンクスメール
●寄付金受領証明書
●支援者限定ステッカー
●センターウェブサイトにお名前掲載(希望制)
●落合陽一によるセンター案内ツアー(オンライン)※1
●クラウドファンディングでご支援いただいた方限定のワークショップ(親子でのご参加も大歓迎です) ※2

※1 ライブ配信・1週間アーカイブ有。2022年3月までに実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更となる場合があります。
※2 2022年3〜4月に実施予定、詳細は実施1ヶ月前までにご案内します。感染状況によって日程変更・オンライン実施となる場合があります。
※寄付金受領証明書に記載する寄付金受領日は、READYFORから本学に入金のある2021年12月10日となります。2022年1月末日までにお手元にお届けします。

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月
1 ~ 1/ 10

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