支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 367人
- 募集終了日
- 2024年6月18日
【ご報告】リニューアル前、最後の宿泊営業が終了。工事前のホテル棟を振り返る。
皆様、いつも御花の活動報告を読んでいただき誠にありがとうございます。
クラウドファンディングは終了いたしましたが、今後はライトアップやリニューアルの進捗をご報告する場として更新してまいります。楽しみにしていただけますと大変嬉しいです。
2024年7月1日午後11時。
リニューアル前最後のご宿泊のお客様をお見送りし、宿泊の営業を終えました。
いよいよ、2025年1月のリニューアルオープンに向け一層、努めてまいります。
今か40年前に建てられたホテル棟「松濤館」を振り返る
東京オリンピック、大阪万博を経て全国的に交通網が整備され、マイカーが大衆化し、急速に観光の地盤が揃ってきた日本。
最初は伯爵時代の食器・布団などを流用して料亭旅館を営んでいた立花家も、昭和46年(1971)に株式会社 御花となり、観光ブームに乗り遅れないよう設備の充実をはかるようになります。
「御花」を訪れる観光客は増え続け、昭和49年(1974)には10万人、昭和56年(1981)は20万人を突破!
結婚式のデラックス化や宿泊客の増加に対応するため、新たな建物の必要に迫られてきたたことから、現会長である立花寛茂は一大決心。
「古いものを未来に残していくためには、古いものだけでは残せない。」地元の人も良かったと喜んで、観光客もまた満足して帰る、そんな観光を目指したいと決意します。
この決断により、14代が築いた屋敷の一部を取り壊すことになり、複雑な思いを沢山抱えながら、それでも未来の御花を作るため、文化財を維持していくために必死で取り組んだのが松濤館のオープンでした。
松濤館が建てられていく様子
ホテル棟「松濤館」が1984年3月にオープン。
オープン前のハガキ
懐かしい当時のロビーの様子
40年前、誕生したての客室(二間続きの和室)
この欄間は松濤館を建てるために取り壊した「お鶴の間」というお部屋の欄間であることがわかり、こちらは新しいお部屋にも取り入れられる予定です。
40年前、誕生したての客室(洋室ツイン)
工事前の最後の写真
クラウドファンディングの応援コメントでも、「最後の思い出に宿泊をしたかったけれど叶わなかったので、ぜひ最後の写真を見せてください」という温かなご要望をいただきました。
愛を込めてスタッフにより撮影した写真をお届けいたします。
40年間毎日のようにお客様をお迎えしてきたロビー
40年間輝き続けてきたシャンデリア。
今の時代では生み出せないダイナミックな輝きを放っています。
紫をベースとした美しいロビー。
果たして何回チェックインしてきたのでしょうか。
お客様との一期一会の物語が思い出されます。
お客様が立花家の歴史に触れる場所。
古写真や農事試験場で育てていた植物や果物の図絵が並びます。
COFFEE TERRACE ういすてりあ。
ホテル棟ができる前は、御役間にて「一番館」という洋食屋を営んでいました。一部メニューは、 COFFEE TERRACE ういすてりあにて引き継がれていきました。
藤の花を愛してきた立花家は、英名で「藤」という意味の「ういすてりあ」という名前をこの喫茶につけました。
地域に住む方からは、このういすてりあで出会って結婚したという素敵なエピソードも聞かせていただきました。
当時から変わらない面影を残す客室(スタンダード和室/洋室)
スタンダート和室/洋室は、40年前とほぼ変わらない姿で営業を続けてきました。
まさに、昭和のホテルらしいお部屋となっています。
御花オリジナルの浴衣。
「おはな」という文字は、伯爵家の姫として生まれ、のちに料亭旅館の営業を始めた立花家16代立花文子の文字です。新しい浴衣にもこの文字は引き継がれていきますので、おたのしみに。
料亭旅館を始めて70年以上お客様に綴ってもらってきた思い出帳。
私たちはこのお客様の幸せな思い出に触れることで、どんな時も営業を続けることができました。
最後はロビー入り口横の「OHANA」プレートで。
クラシックホテルにありそうなこちらのプレート。真ん中に小さく家紋の祇園守りが入っています。
こうして振り返ると寂しさが溢れてきます。
本格的な工事が始まると、その想いがさらに強くなることと思います。
来年2025年のリニューアルオープンの際は、御花が料亭旅館を始めて75周年の記念すべき年を迎えます。
「素人ばっかりで水商売がでくっとじゃろうか。止めた方がよか。失敗でんすりゃ世の中の笑いものばい。」
今から74年前、旧大名家の殿と姫が自ら始めることとなった当初はこのように言われていました。
まさに無謀な挑戦としか思えなかった料亭旅館「御花」は、お越しいただくお客様、地域の方々、立花家とそのスタッフにより代を重ね、ここまでやってくることができました。
どの時代も、「この御花に受け継がれてきた文化遺産や物語を未来へと繋いできたい。」という想いは変わりません。
先人たちの想いを受け継ぎながら、リニューアルに向けて、私たちも更なる努力を重ねてまいりたいと思います。
今年度の営業について
日帰り観光やランチ・料亭・ご宴会の営業については、引き続きご利用可能です。
ぜひご利用お待ちしております!
ランチ営業(対月館にて)11:30 - 15:00(ラストイン14:00)
文化財見学/立花家史料館/お花小路(ギフトショップ)10時〜16時
リターン
5,000円+システム利用料
クラファン限定 記念ポストカード 3枚セット
金箔押桃形兜という、桃山時代から江戸時代初期まで立花家が家臣に着用させていた兜をモチーフにしたクラファン限定のポストカードセットをお届けします。(デザインはイメージです)また、今回ご支援いただいた皆様を、2024年8月〜11月に実施を予定するライトアップイベントへご招待いたします。(現地までの宿泊費・交通費はご負担ください)
●限定記念ポストカード 3枚セット
●夜間照明イベント招待(詳細は7月上旬にご連絡いたします)
●末裔からの御礼状
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
10,000円+システム利用料
75周年記念手拭い
2025年に料亭旅館を創業して75周年となる御花。その「記念手拭い」をいち早く手にすることができます。
●75周年記念手拭い
●末裔からの御礼状
●御花WEBサイトへのお名前掲載(希望制)
●限定記念ポストカード 3枚セット
●夜間照明イベント招待
※2024年8月〜11月に実施を予定、詳細は7月上旬にご連絡いたします。現地までの宿泊費・交通費はご負担ください。
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
5,000円+システム利用料
クラファン限定 記念ポストカード 3枚セット
金箔押桃形兜という、桃山時代から江戸時代初期まで立花家が家臣に着用させていた兜をモチーフにしたクラファン限定のポストカードセットをお届けします。(デザインはイメージです)また、今回ご支援いただいた皆様を、2024年8月〜11月に実施を予定するライトアップイベントへご招待いたします。(現地までの宿泊費・交通費はご負担ください)
●限定記念ポストカード 3枚セット
●夜間照明イベント招待(詳細は7月上旬にご連絡いたします)
●末裔からの御礼状
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
10,000円+システム利用料
75周年記念手拭い
2025年に料亭旅館を創業して75周年となる御花。その「記念手拭い」をいち早く手にすることができます。
●75周年記念手拭い
●末裔からの御礼状
●御花WEBサイトへのお名前掲載(希望制)
●限定記念ポストカード 3枚セット
●夜間照明イベント招待
※2024年8月〜11月に実施を予定、詳細は7月上旬にご連絡いたします。現地までの宿泊費・交通費はご負担ください。
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
戸次道雪・立花宗茂の眠る福嚴寺 聖観音を後世に。復活にご支援を
- 現在
- 5,965,000円
- 支援者
- 120人
- 残り
- 10日
倉敷市楯築墳丘墓出土特殊器台修復プロジェクト
- 現在
- 2,490,000円
- 寄付者
- 211人
- 残り
- 15時間
鳥飼八幡宮の遷宮、最終章へ|百年先に残る祈りと集いの場を皆様と共に
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- 2,200,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
- 24日
【緊急支援】レバノンの人道的危機にご支援を
- 現在
- 651,000円
- 寄付者
- 65人
- 残り
- 25日
吉村作治エジプト調査隊、存続の危機!
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- 7,415,000円
- 支援者
- 370人
- 残り
- 50日
兵庫丹波の古刹・慧日寺|本堂・庫裏の茅葺屋根に一刻も早い修復を
- 現在
- 4,705,000円
- 支援者
- 84人
- 残り
- 38日
土津神社|ご神体が鎮座する御社殿を修繕し、「東北の日光」を再び。
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- 5,760,000円
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- 298人
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- 30日