女川町の復興の軌跡をたどる映画「サンマとカタール」を作りたい

女川町の復興の軌跡をたどる映画「サンマとカタール」を作りたい

支援総額

2,009,000

目標金額 2,000,000円

支援者
59人
募集終了日
2016年2月16日

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プロジェクト本文

津波からの復興にかける人々を通じて、人間の底力を描き出すドキュメンタリー映画「サンマとカタール~女川つながる人々」を完成させたい!

 

皆様こんにちは。日本カタールパートナーズと申します。私たちは、東日本大震災による津波で受けた甚大な被害からの復興にかける、宮城県女川町を舞台としたドキュメンタリー映画「サンマとカタール~女川つながる人々」の製作委員会として、映画製作を行っています。

 

 

              

ご存じですか?復興のトップランナーと呼ばれている女川町で、

復興の最初の希望の光をともしたのは、中東の国「カタール」の支援だった事を。

 

宮城県女川町は、牡鹿半島の付け根にある水産業の町。サンマの水揚げで有名です。石巻線の終着駅で、古くから天然の良港として栄えた美しい港町でした。

 

2011年3月11日、東日本大震災による津波で住民の1割近くが犠牲となり、8割以上が住まいを失いました。被災した全ての市町村の中でも、人口比では最も激烈な被害を蒙った町です。

 

(女川町所在地(地図データ:Google))

 

各地の被災地で復興が大幅に遅れている中、女川は着実に復興への道を歩み続け、今では「復興のトップランナー」と呼ばれています。

 

実はその女川町で、震災後最初の希望は、中東の国カタールによってもたらされました。カタールは震災直後に大型基金を設置し、最初の大きな支援が女川港に冷蔵冷凍設備を作ることでした。貯蔵能力6,000トンを誇る冷凍冷蔵施設で津波対策は万全です。

 

カタールの基金担当者、プロジェクトの主体となった女川買受人協同組合、そして建設を請け負った日本企業が全力で取り組んだ結果、驚異的な工期で完成し、2012年10月「マスカー」と名付けられて本格操業を開始しました。

 

町の中はまだ瓦礫の山だった頃。女川港の奥にすっくと立つ雄々しいマスカーを見たとき、町の人は「女川は本当に復興するんだ!」と希望を感じたと言います。その後マスカーの周辺には多くの水産加工工場の建築が進み、まさに女川の水産業復興の牽引役となりました。

 

 (カタールからの支援を受けて操業した、多機能水産加工施設「マスカー」)

 

                     (マスカー内部での撮影風景)

 

 

刻々と変化する「町のすがた」を記録する定点カメラ


マスカー設立の舞台裏を聞いたとき、我々はこの話を多くの人々に伝えねばならない、と映画製作を決意しました。しかし取材を進めると、マスカーの立役者は「女川は若い人がすごい。マスカーの話は過去の話。今の女川を撮ってほしい」と言われたのです。

 

そこから我々は、女川の「いま」を撮影していくことになりました。とはいえ、最初は誰も知らず、右も左もわかりません。ですが、来るたびに町の景色が変わっていくのがわかります。そこでまず、刻々と変化する「町のすがた」を撮影することにしました。

 

24時間録画する定点カメラを設置する予算はなかったので、町内で定点撮影ポイントを決め、町の方々の協力を得て、数日置きに人が定点ポイントに足を運び、少しずつ撮りためる方法をとりました。そんな方法ではうまくいかないのではないか、という意見もありましたが、挑戦するしかありませんでした。

 

1年半たった今、協力してくれた町の皆様のおかげで素晴らしい映像がとりためられています。編集で滑らかにつなげば、きっとこの2年間の町の変化が一目瞭然となることでしょう。これは、「ゼロからのまちづくり」を見て実感できる貴重な映像資料となるものと確信しています。

 

(サンマ祭りでの撮影風景)

 

 

まちづくりを委ねられたのは、若きリーダー達


「町のすがた」の撮影を続けながら、我々は女川のまちづくりの中心にいる人々に出会っていきました。どうやって探したらいいのか…という心配は無用で、皆が毎日のように集まってまちづくりについて熱く議論していたのです。中心になっていたのは、30~40代の若きリーダー達。一人ひとり強烈な個性を持ちながらも、「女川復興」のために各自が自分の持ち場で力を発揮していました。

 

20年後の女川町をひっぱっているのは若者たち、だから若者にまちづくりを任せる。「還暦以上は口を出すな」という女川の大御所の発言がニュースで取り上げられましたが、この意味するところは、還暦以上の今まで女川町をひっぱってきた世代は、未来を担う若者たちのバックアップに回れ、ということでした。

 

まちづくりの中心は若者だけど、大御所たちはいつもそこで助言し叱咤激励し、何かあったら助ける。一方の若者たちも、先輩たちが必死に頑張ってきた後ろ姿を見てきたから、今度は自分たちの番だと頑張れる。「なんでもやってみろ、責任は俺たちがとるから」という先輩方に押されて、若者が伸び伸びと力を発揮する。そこには、一朝一夕ではできない、長年にわたって女川町で続いてきた世代間の連携と信頼関係がありました。

 

 

 

映画「サンマとカタール」は、人間の底力を描き出すドキュメンタリーです。

 

震災の様子は、知れば知るほど愕然とします。被災した一人ひとりが、耐えがたい悲しみと苦しみを経験しています。それでも女川町の人々は、どこまでも明るく「まずは復興」と、5年近くなる今でも、寝る間を惜しんで取り組んでいます。あれほどの絶望の中から、人はどうやって立ち上がったのだろう。我々はそれを本作品で描きたいと思っています。

 

人間の底力。我々が取材のたびに感じる、女川の人々の中にある情熱と使命感。小さな町だからできる独創的な発想がここにはあります。復興にかける若きリーダーたちとその仲間が素晴らしい波及効果を生んでいます。
 
復興は着々と進み、震災前より確実にレベルアップした町づくりが進んでいます。陸の孤島だった女川も、石巻線の終着駅「女川駅」が2015年3月に復活し「まちびらき第1弾」として華々しくオープンしました。そしてクリスマスには駅前の商業施設エリアが「まちびらき第2弾」としてグランドオープンします。ゼロから町ができるという、未曽有の出来事。私たちは、その過程を映像に収めてきました。

 

映画「サンマとカタール」は、女川で復興にかける人々を追いながら、国境を越えた人々の絆、生きる力、人間の底力を描き出すドキュメンタリーです。

 

                         

 

撮影完了を目前にして、製作資金が200万円不足しています。

 

撮影作業はカタールロケも含め順調に進み、当初2015年秋完成予定といわれていた女川駅前商業施設エリア、プロムナードの完成を撮影しクランクアップの予定でした。しかし、この商業施設の完成が約2か月程延びてしまいました。

 

監督はじめスタッフ一同、復興のシンボルとして商業施設エリアの完成映像は映画になくてはならないものと考えていたことから、これに伴い撮影期間も2か月の延長となりました。結果として、撮影費用、その間撮り貯めた映像の編集費用として200万円が不足してしまいました。

 

この映画を完成させ、女川町の人々があれだけの災害を乗り越えて生き抜く姿を、日本国内だけでなく、震災に支援をしてくれた世界中の人々にお礼の意味も込めて伝えたいのです。生きることはどういうことか、そして人間にはこれだけの底力があるということを、映画を通じて皆様にも実際に見て体感してほしいのです。そこから、何か変わるかもしれないという期待を込めて。

 

同じ日本人として誇るべき、そして愛すべき、女川町の人々を通じて、この映画が多くの人々の心を奮い立たせると信じています。どうか皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか?

 

                     (カタールでのロケの様子)

 

 

映画「サンマとカタール」について

 

◎監督 乾 弘明(いぬい ひろあき)

1963年北海道生まれ。 1986年『ニュースステーショ ン』(テレビ朝日)でディレクターになる。その後も主にドキュメンタリー番組の制作を中心に活躍し、『素敵な宇宙船地球号』(テレビ朝日)など多くの番組を制作。特に、自然生態、環境問題、水中番組で高い評価を得る。2010年より『池上彰の学べるニュース』(テレビ朝日)プロデューサー、現在『相葉マナブ』『しくじり先生 俺みたいになるな!!』等多くの番組を手がける。

 

◎映画の内容

・更地から町ができるまで(各所に定点カメラを設置し記録)

・自宅の再建を目指す母娘

・震災以前の町よりも進化した女川を目指す若きリーダーたち

・マスカーを中心とした国境を越えた絆と持続可能な水産業

・女川と原発

・若き町長のまちづくりと信念

復興にかける人々を追いながら、心の復興に迫るドキュメンタリーです。

 

◎上映スケジュール・場所

劇場公開に先立ち、2月下旬女川にて先行特別試写会を開催予定です。

3月~4月に東京で完成披露試写会、カタールで特別上映会を計画しています。

5月7日から、東京をはじめ全国での劇場公開とホール上映を予定しています。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆リターンについて◇◆◇◆◇◆◇

ご支援いただいた皆様には、下記の引換券をお送りします。

・サンクスメール

 

・映画「サンマとカタール」鑑賞券(全国共通特別限定券)

 

・マスコミ用パンフレット(非売品)

 

・女川町カタログギフト

つくり手と産品が描かれた10枚のカードが入っています。その中からお好きな商品を選んで申し込むと、旬の時期につくり手から直接商品が届きます。

 

・女川町の特産品詰め合わせ(READYFOR限定品)

私たちスタッフが厳選した女川町の特産品を詰め合わせてお届けします。一般には販売されていない、READYFOR支援者様限定の詰め合わせセットになります。

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リターン

3,000


alt

◼︎サンクスメール

支援者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年3月

10,000


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映画「サンマとカタール」鑑賞券プレゼント

◼︎サンクスメール
◼︎映画「サンマとカタール」鑑賞券2枚
◼︎マスコミ用パンフレット(非売品)

支援者
24人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年4月

50,000


女川町のカタログギフトが手に入る!

女川町のカタログギフトが手に入る!

◼︎サンクスメール
◼︎映画「サンマとカタール」鑑賞券4枚
◼︎マスコミ用パンフレット(非売品)
◼︎女川町のカタログギフト

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年4月

100,000


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【READYFOR限定】女川町の特産品セットをプレゼント

◼︎サンクスメール
◼︎映画「サンマとカタール」鑑賞券4枚
◼︎マスコミ用パンフレット(非売品)
◼︎女川町の特産品詰め合わせ(READYFOR限定品)

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年4月

プロフィール

津波からの復興にかける人々を通じて人間の底力を描き出すドキュメンタリー映画「サンマとカタール~女川つながる人々」を製作しています。

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