日向動物保護管理所

日向動物保護管理所

冷たくて寒くて暗い収容所・・・

狩猟の銃の音が重く響き渡る山中に、日向動物保護管理所があります。

2015年3月
管理所を訪問した際に収容されていた
1頭の黒い大きな犬と出会いました。

交通事故でしょうか…
何かを訴えるかのように、ずーと
わたしをみていました。

この子の命は
ここで途絶えてしまうのでしょうか。。。

ドッグアイランドで
この子の存在を知っていた「いのちのはうす保護家」

山下さんは、保護家にこの子を迎えることを決めていました。
山下さんのお迎えの日、
この子は日向保健所に移動となりました。
そこでもまだこの小さな檻の中にいました。
とても不安そうに。。。

痛みや不安で
その動かない体を必死に動かし抵抗する。。
そんな力も残っていませんでした。

この子を山下さんの車に乗せるとき、
この子の動かない身体のおもさと、
さらに不安の重さがのし掛かりました。

山下さんの車は、
保護家の子たち、
そう管理所から保護家へ向かう子たちのにおいがしたのでしょ。
車にのった、
黒く大きな子の顔から
不安が抜けていくのがはっきりとわかったのです。
きっと、きっと、幸せになるんだよ。。。