閲覧室ミニ展示「高峰秀子」展、12月24日までです

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤祥子です。

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さて、当館閲覧室では、ミニ展示「高峰秀子」展を12月24日（木）まで開催中ですが、現在前日までの予約制での開館のため、展示の観覧につきましてもご不便をおかけしております。そこで、今回の新着情報では『高峰秀子』展の資料をご紹介いたします。
 

高峰秀子は、エッセイストとしても著名で、多くの文章を残しています。
写真左の書籍は、1953年に発行された「巴里ひとりある記」で、高峰秀子の初めての著作です。この2年前の1951年、3月に公開された日本初の本格的カラー映画『カルメン故郷に帰る』で、木下惠介監督作品に初出演した高峰秀子は、その成功のなか、6月にフランスへ旅立ち、6か月にわたってパリでひとり暮らしをしています。この書籍ではパリでの生活と、パリの後に立ち寄ったアメリカでの日々について綴っており、巻末では、無声映画時代に活動弁士として活躍した徳川夢声との対談で、旅について語っています。

右の書籍「まいまいつぶろ」は、1955年に発行された2冊目の著書で、松竹蒲田撮影所での子役デビュー、映画『二十四の瞳』ロケ、木下惠介監督の助監督を務めていた松山善三との結婚の話や身辺雑記など、さまざまな事柄について綴っています。

どちらの書籍も、装幀と挿画は高峰秀子自身によるもので、とくに「まいまいつぶろ」に収録の「縁の下の人たち」では、撮影所で働くスタッフの姿を、イラストで色彩豊かに細部まで描いており、現場をよく知る女優ならではのユーモアあふれるコメントも添えられています。
 

現在当館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館は前日までの予約制となっております。展示をご覧になりたい方は、ご予約の上ご来館ください。
℡：03-5550-1694（平日：10時より16時）
来館：電話予約制（前日まで）
松竹大谷図書館の開館日はカレンダーでご確認下さい。

「高峰秀子」展
展示期間：2020年 10/30(金)～12/24(木)
展示場所：松竹大谷図書館　閲覧室

▼【第9弾】新着情報2020年11月02日「11-12月のミニ展示「高峰秀子」展」はこちら