支援総額
目標金額 6,300,000円
- 支援者
- 1,263人
- 募集終了日
- 2021年5月28日
◆肥育場から3頭目・4頭目の受け入れ完了!引退馬の引き取り…
【注意事項】
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用については固く禁じます。既に転載している場合には直ちに削除してください。このプロジェクトならびに、情報公開においては、肥育場さん、並びに馬事学院さん、また、生徒の皆様のご協力において情報を作成しております。今後とも、支援者の皆様にたくさんの情報をお伝えしていくためにも、無断転載・無断使用の禁止に、どうかご協力をお願いいたします。
クラウドファンディングの支援者様へ
(殺処分されてしまう引退馬に生きる道を。肥育場の馬たちを救い出したい)
3頭目・4頭目の受け入れ
先日は、クラウドファンディングへのご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。さて、1頭目・2頭目の受け入れについては、こちらの新着情報に記載しています。(まだ、ご覧いただいていない方は、まず1頭目・2頭目の新着情報からご覧ください。)
今回、引き続き3頭目・4頭目の入厩が完了いたしましたのでご報告させて頂きます。さて、今回も私は、前回に続いて直接現地の肥育場に向かいました。肥育場の社長さんにも、ゆっくりお話しできる機会があり、私なりに「支援者の皆さんの気持ち」を含めた今回の取り組みについて、沢山お話させて頂くことができました。より良い関係を維持していき、1頭でも多く救ってあげられた馬たちに乗馬として活躍できるチャンスと機会を提供して行きたいと改めて思いました。
今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
まず、3頭目の仮称「マッシュ」です。
私が、肥育場で目にしたときは、比較的大きめの馬体が特徴で人懐っこい子でした。それよりも、厩舎は大雨の直後というのもあり、馬体がかなり汚れており、排泄物が体に付着してしまっている状態で匂いも相当きつい状態ではあったので、社長から引き渡してもらった時には「早く、バジガクさんで、全身をきれいにしてもらえたらな~」と。馬の状態がどうかよりも、それが、私の第一印象でもありました。
一方で、同伴してくれていた野口さんは、馬運車に積み込む際の僅かな距離を歩く馬の歩様をみて、
「ん!!林さん、この子の足に違和感がありますね~」と私に伝えてくれました。素人の私には、特に気にならなかったのですが・・・。野口さんのその言葉が気になりました。
ひとまず、バジガクの馬運車に積み込み、現地に到着し馬運車から降ろそうとしました。
しかしながら、馬運車から降りようとしません!
私は、「初めての場所で不安なのかな?」と思いながら見守ることしかできませんでしたが、そこで、積み込む際に野口さんがおっしゃっていた「違和感」が影響しているのだと気付きました。長時間の輸送でさらに「足」・または「その負担による腰等」の痛みが生じたようでした。私が見ても、歩様に乱れがある状況は分かるほどでした。なかなか馬運車から降りようとしないこの子に対して、到着を待ち構えてくれていた生徒さんが、一歩、一歩・・・馬に声をかけながら促してくれて、無事に洗い場へと到着することができました。
一体、この足の状態に何があるのでしょうか?
(到着後の実際の写真)
心配だった私は、野口さんに「大丈夫ですかね?治りますかね?」と聞いてみました。
すると、野口さんは
「肥育場送りになる馬の多くは、足が遅い、勝てない…。という能力や成績等の問題だけでなく、走れない状態になった馬(疾病や故障、怪我や病気)も混じっているもの…。馬が自分で『どこが痛い。どういう状況。』と口にできればいいのですが、それが出来ない。だから、ちょっとした仕草や状態をみて、あらゆる可能性を考えて馬からの少しのシグナルを察知して管理していかなくてはならないものですね。(もちろん肥育場からの馬に限らず・・・)」と、話してくれました。
野口さんは「第一線での活躍に見切りをつけられた馬たちの中には、軽度の骨折を患っている状態・骨瘤の痛み・屈腱炎(例え、人間でいうと腱鞘炎のような症状)・靭帯等の損傷・疝痛持ち(すぐにお腹が痛くなる体質)・精神的な不安定・クラブフット(巻き爪)・サク癖(空気をのむ癖)※疝痛になりやすい・旋回癖(馬房のまわりをグルグル回る)・さらには、蹄葉炎など、様々な事情等で肥育場に送られてくる馬が存在するものです。」
「しかし、一旦受け入れたからには、時間とお金をかけてでも治せるものなら最善を尽くします。もし仮に、受け入れてからその状況が判明した場合は、クラウドファンディングの支援金の予算ではなく、馬事学院の自腹ででも、その馬たちに最善を尽くしますから」と野口さんは言ってくれました。
実際に、馬事学院さんでは1年間あたり40頭以上もの引退馬を競馬場の厩舎や馬主さんから受入れて、乗用馬として再調教をし、全国の乗馬クラブさんへ送り出しています。そうした入退厩を繰り返していく中で、何らかの疾病や外部に自信をもって送り出せない事情が存在する馬たちを、馬事学院で所有し継続して管理を行っています。
例えば、
●バジガクチュラ号・・・クラブフット(巻き爪)により、常にケアが必要。乗馬としての運動は可能だが、日頃からその蹄のケアが重要。乗馬クラブに出向いても不安定な稼働が予想されるため馬事学院で継続して所有。
●カレンスレイ号 ・・・・蹄骨の骨折で入厩し全身麻酔による手術を行った。完治には至らず日々ケアが必要。
●バジガクトリック号 ・・筋肉の疾患により、乗馬クラブには行けない。
●オールフォーユー号 ・・馬の乗り降りの際に、多少問題をかかえているために、逆に乗馬クラブから逆購入し馬事学院で管理しています。
●ハギノミネルバ号 ・・・運動は出来ていますが、昔の傷跡(怪我の跡)が残っているため。
なども、そうした事情を抱える代表的な馬たちです。
話はずれてしまいましたが、、、。馬事学院さんでは、引退馬からリトレーニングして他の乗馬クラブや個人さんから求められて十分に活躍できると見込まれる馬たちは、新たな活躍の場所へと送り出して、反面、他に送り出しても十分に活躍できる見込みがない。稼働率が悪い。ほかの馬よりもケアが必要であると判断される馬たちは、実は継続して馬事学院で所有されているのです。
馬運車から降ろした馬たちを洗い場に向かう途中、こうした話をしてくれました。本当にありがたいことだと思いました。
さて、そんな話をしていると洗い場に到着しました。
全身、汗や排泄物等で汚れた馬体を手際よく、生徒さんたちが洗い流してくれました。「元気になるんだよ~。」「大丈夫だからね~。」男の子であったこの子は、女子の生徒さんたちに囲まれて幸せなひと時を過ごしていました。笑
その後、続いて装蹄師さんが馬たちの蹄の状態を確認し、治療にあたってくれました。まずは蹄の形を整えて、「馬専用のブーツ」を履かせるなどの対応、歩くことの不安と痛みを無くし、治療を進めていきます。
また、獣医さんは蹄のレントゲンも撮影し、どの部位にどんな問題があるのかを細かく診断してくれました。また、馬の口の中の歯もかなりとがっていて、その処置もやってくれました。
さぁ、これでいよいよ騎乗できる状況となりました。生徒さんが、この子に話しかけてくれている言葉に・・・。
「これから、一緒に頑張って行こうね!!」
「バジガクにやってきてくれてありがとう」
そんな優しい言葉をかけてくれていました。肥育場からの馬の輸送、そしてバジガクに到着してからの生徒さんたちとの一部始終を見ていて、本当に感動しました。
さて、4頭目の仮称「リバー」についてもご紹介いたします。
この子は、肥育場を訪れた時に一番近い場所にいて真っ先に出会いました。自分が置かれている今の状況を分かっているからなのか、逆に、まったく分かっていないのか。普通に私に顔を近づけて来てくれました。カメラを向けると、カメラ目線・・・。きっと、生産牧場から人に大切にして貰ってきたんだろうな~と、本当に何一つ、攻撃的な面がなく、人間に甘えて来てくれます。人間を信頼しきってくれているというか、何の疑いもなく、すり寄ってきてくれました。
私は、ふと・・・こうした馬たちが、屠殺場に到着し屠殺を受ける瞬間、「一体、馬たちは、人間に対して何を思うんだろう?」と。
それを考えてしまうと、本当に本当に、言葉を詰まらせてしまった瞬間でもありました。
この子は、幸いにも社長さんに選んでいただいた子の1頭だったので、よかったのですが、隣や、またその隣にも、同じようにすり寄ってきてくれる馬たちがいます。私は、正直、その子たちに「ごめんね」と撫でてあげることしかできませんでした。顔をちゃんと、見てあげることができませんでした。
そんなことを思っていると、輸送の積み込みの段取りができたという報告が来ました。
早くバジガクさんのところに行って、待ってくれている生徒たちのところに連れていってあげたい!そんな思いで、積み込み作業を見守りました。まずは、肥育場からは肥育場さんの馬運車に積み込み、そこから広い道路で、待機しているバジガクさんの馬運車へと積み替えます。
何の疑いもなく、馬運車に乗り込んでいきました。乗り込んだこの子は、私の姿を見つけると窓から顔を出しています。この子は、今その時、何を思い感じているのだろう!?私は、そのことばかりが頭の中で考えてしまい消えませんでした。
積み替え場所に到着し、バジガクさんの馬運車に乗り替えられました。
出迎えてくれたバジガクの生徒さんたち。と、洗い場での様子。
そして遂に、千葉県八街市のバジガクに到着!!
写真を撮影しようと思っても、青草を食べるのが夢中で顔を上げてくれません。
カメラを構えていた野口さんは、学生に対して・・・
「もう二度と口に頬張ることができなかったかもしれない青草やもんな~」
「いいよ、いいよ。写真はいつでも撮れる」
「気が済むまで、食べさせてていいよ。」
と、あまり顔を撮影できない写真をパシャリ。
今回は、1頭目、2頭目に続いて今回の3頭目・4頭目の受け入れにも同伴させて頂きました。前回も思ったことではありますが、本当に受け皿がバジガクさんでよかったと思います。草を全力で頬張るこの子をみていて、ずっとそんな思いを寄せていました。私は、馬たちの写真をしっかり撮影しようと意気込んで、草原に出してもらいましたが、この子はずっと草を食べていました。
そろそろ、少し暗くなってきたところで、
すると最後に。。。
草をくわえたまま、カメラ撮影に応じてくれました。
【ご覧いただいた皆様へ】
このプロジェクトは一つ一つが慎重に進めなくてはならないため、行動をしたからすぐに公表という訳にもいかない部分があり、新着情報に遅れが生じる場合があります。また、肥育引き取り場所の特定を避けるため、写真を一部修正または加工ならびに、時系列を前後して内容や画像を公開していることがありますので、ご了承ください。
本日は3頭目・4頭目の2頭ではございますが、保護することができた馬たちの状況を随時ご報告させて頂きます。今後は、この子達の進捗状況や新しく保護した馬達の話題などを定期的にお届けしていきたいと思います。
※今後、継続的に引退馬支援を続けていくため、リタッチ(意味:再び手を差し伸べる)を設立いたしました。ぜひ、月額1800円(入会金1万円)のリタッチへのご参加もご検討ください。
野口さんのご協力もあり、引退馬の森(千葉県八街市)に、馬たちの拠点を置くため、引退馬の森のサイトにも、リタッチメンバー専用の最新情報を掲載させて頂きます。また、このクラウドファンディングにより受け入れることができた馬たちの近況は、Retouch(リタッチ)のTwitterにも掲載させて頂きます。
今後とも、このクラウドファンディングならびに引退馬支援 Retouch(リタッチ)をよろしくお願いいたします。
令和3年8月25日 林 由真
リターン
3,000円
【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース
・お礼のメール
・活動レポート
こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。
- 申込数
- 779
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
10,000円
【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース
・お礼のメール
・活動レポート
・サンクスビデオメッセージ
こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。
サンクスビデオメッセージでは、救い出した馬たちが引退馬の森で過ごしている様子をビデオにおさめてデータにて送付します。
- 申込数
- 405
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
3,000円
【3千円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース
・お礼のメール
・活動レポート
こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。
- 申込数
- 779
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
10,000円
【1万円】肥育場から1頭でも多く馬を救い出すために。全力応援コース
・お礼のメール
・活動レポート
・サンクスビデオメッセージ
こちらのコースはリターンにコストがかからないため、ご支援いただいた資金のうち手数料を差し引いた全額をプロジェクトのために活用させていただきます。
サンクスビデオメッセージでは、救い出した馬たちが引退馬の森で過ごしている様子をビデオにおさめてデータにて送付します。
- 申込数
- 405
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年8月
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!
- 現在
- 31,645,000円
- 支援者
- 2,006人
- 残り
- 45日
日高から全国に。馬たちの幸せな余生を願う、引退馬と呼ばない未来へ。
- 現在
- 30,440,000円
- 支援者
- 1,227人
- 残り
- 17日
一般譲渡ができない犬猫たちにもしあわせになってもらうために
#動物
- 現在
- 9,815,000円
- 支援者
- 672人
- 残り
- 17日
引退競走馬にセカンドキャリアを!!
- 総計
- 102人
元競走馬レッドプレイヤーの命を救って下さい
- 現在
- 1,380,000円
- 支援者
- 152人
- 残り
- 44日
一頭でも多くの命を救いたい〜施設維持のためにご協力をお願いします〜
- 現在
- 1,820,000円
- 支援者
- 118人
- 残り
- 7日
広島市安佐動物公園|マルミミゾウの赤ちゃん誕生をみんなで支えよう!
#子ども・教育
- 現在
- 23,325,000円
- 支援者
- 1,598人
- 残り
- 10日