プロジェクト概要

本プロジェクトに共感頂いた皆様の熱い思いや情熱、行動力のエネルギーを残り12日間、全力投球して頂けないものでしょうか?


ポポラではこの勢いを糧にNEXT GOALに挑戦したいと思います🔥

 

【NEXT GOAL(追加保全措置)】について・・・【総額250万円】

第一目標達成により、公共用道路にニホンリスの橋を設置する事が可能になりました。

 

◆NEXT GOALでは、第一目標で設定したニホンリスの橋(人工構造物)が、リスに認知され、利用を高めるような工夫が必要です。そのために、リスの橋に誘導するネットやリスの餌台を製作し、設置することで橋の利用頻度を高めることが出来ます。

 

🐿橋にリスを誘導するネット及び餌台の製作・設置・・・【15万円】

・一部、イベント開催やボランティアを募る等により”みんなの力”で整備することを計画しています。

 

ニホンリスの餌台の製作・設置

 

🐿ニホンリスの好適な生息環境の向上

 (スギ林の間伐及びクルミ等の餌樹木の育樹)・・・【85万円】

 

スギ林の適度な間伐

 

🐿芝浦工業大学との産学連携プロジェクトに係る整備費用・・【150万円】

 ~RE-CORRIDORの広場(ニホンリスPARK(仮称))~

芝浦工業大学澤田研究室とのコラボレーションにより進めているプロジェクトに係る費用の内訳は以下のとおり

 

芝浦工業大学との産学連携プロジェクト

 

【費用内訳】

HASAGI-CORRIDOR(スギ間伐材利用)の組立・建込・・・【60万円】
 一部、イベント開催やボランティアを募り、”みんなの力”で整備することを計画しています

 

HASAGI-CORRIDORイメージ図

 

倍力システムを活用することにより、小学生でも間伐材の丸太を引き上げることが出来ます。イベント等により”みんなの力”で楽しく安全に整備することを計画しています。

 

倍力システムとは、レスキュー等で活用されている引き上げシステムで、プーリーとプルージックないしカムデバイスという特別な器具を利用し、小さな力で大きな引き上げ力を得ることが出来ます。

 

倍力システム(コリドー君と呼んでいます)を応用した間伐材の建て込み状況

 

法面保護緑化、スギ間伐材のチップ舗装、雨水対策・・・【90万円】

RE-CORRIDORの広場(ニホンリスPARK(仮称))は、法面保護のための緑化や広場の雨水排水対策のためのインフラ整備を行います。

 

この広場は、ニホンリスを身近に観察できる空間であり、人間がゆったりとくつろげる公園的要素を取り入れなど、種々の野外イベントを開催できる多目的広場としての環境を創造します

 

RE-CORRIDORの広場(ニホンリスPARK(仮称))整備前(上)・整備後(下)

 

RE-CORRIDORの広場(ニホンリスPARK(仮称))イメージCG

 

NEXTGOALにてご支援いただきました資金は、上記費用に充てさせて頂きたいと考えております。


そして、NEXTGOAL470万円(+250万円)を達成した暁には、支援者の皆様へ感謝の気持ちを込めて、①オリジナルニホンリスストラップ②アルプスアドベンチャー優待券(1名様)をプレゼントいたします!
*送料などの関係上、12,000円以上ご支援頂いた方に限定させていただきます。誠に申し訳ございません。

 

2018年5月19日追記

荒川茂樹(あてま森と水辺の教室ポポラ 館長)

 


 

 

二ホンリスは、日本の固有種で本州、四国、九州に分布していますが、近年、九州での生息は確認されておらず、琵琶湖以西では個体数の減少が懸念され、絶滅のおそれのある地域個体群としている地域が増えています。

 

二ホンリスは森林の樹上を主な生活空間とし、食物も樹木の種実に依存することから、良好な森林環境の指標動物でもあります。また、近年、社会的関心が高まっている里山環境に生息し、日本産哺乳類の中で数少ない昼行性であるなど、人との接触の機会もあり、観察・レクリエーション・環境教育の対象となり得ることから、人と里山の自然環境をつなぐ好適な自然資源となっています。

 

ニホンリスは、種の絶滅が危惧される状況にはありませんが、生息環境である森林の分断化・孤立化による生息環境の劣化や車による事故死(以下ロードキル)などにより個体数の減少が懸念されています。

 

あてま 森と水辺の教室 ポポラ

 

 

 

 

車に轢かれて命を落としてしまう二ホンリスを救いたい。
森から森へ移動する二ホンリスたちの橋づくりプロジェクト!

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。『あてま森と水辺の教室ポポラ』館長の荒川茂樹と申します。

 

『あてま森と水辺の教室ポポラ』は、新潟県十日町市のあてま高原にある自然環境施設で、世界でも有数の豪雪地帯として知られている豊かな自然に囲まれた環境(雪里)で活動しています。

 

具体的には、自然環境保全に係る調査・研究をはじめ、1年の大半が雪で覆われた中で生まれた妻有地域(十日町市と津南町の総称)の自然・文化・暮らしに係る体験プログラムを365日間毎日実施しています。直接自然と触れ合うことで、感じる雪里の恵み。このすばらしさを地域の宝、日本の宝として次世代につなげていくために、人と自然が共に心地よく暮らすヒントをお伝えしています。

 

『あてま 森と水辺の教室 ポポラ』館長の荒川茂樹です(五穀豊穣)

 

 

道路で車に轢かれて命を落としてしまう動物たち――。
ロードキルの実態をあなたは知っていますか?

 

ところで、皆さまは野生の二ホンリス(以下リス)を見たことがありますでしょうか?

 

森の中を散策していて、リスの愛らしい姿に出会うと森からプレゼントをもらったようで、とてもハッピーな気持ちになります。ここあてま高原の森においても度々、リスを目撃することができますが、残念なことにロードキル(道路で車に轢かれて死んでしまうこと)にあったリスを確認することも少なくありません。

 

私たちは道路を当たり前のように利用していますが、もともとは動物たちの通り道を開発してできたものです。日本全国の道路でも多くの生物が交通事故にあっています。現在、データが公開されているNEXCO三社のロードキルの件数は4万件余りですが、このデータは全国の道路延長の1%以下であることから、日本全国では相当数のロードキルが発生していると推測されます私たちは暮らしの中で、誰もが1度は、タヌキなどの小動物のロードキルを目にしているはずです。どれほど数多くの生き物が犠牲になっているか想像もつきません。

 

オニグルミを食べるニホンリス

 

 

ここあてま高原の森でも同様で、特にリスは、同じ場所で何度もロードキルにあっていることを調査により確認しています。私たちは、これまで、リスの生態を把握するために専門家による技術協力や企業からの資金面のサポートを頂きながら調査・研究を進めてきましたが、ここ数年はその状況にありません。

 

一方、公共用道路を管轄する地方自治体は、特定の場所で、絶滅危惧種ではないリスの保護対策のために独自予算を組み入れることは難しい状況にあります。また、豪雪地帯である十日町市では、積雪期において、道路に降り積もった雪を道路脇に排雪することから、高い壁が築かれます。冬眠しないリスは、分断された森と森を毎日行き来する際に、この長大な雪壁が障害物となり、雪壁を登ることができなくて、通行する車に怯えながら道路を右往左往しています。

 

県道田沢水沢線 ニホンリスのロードキル

 

雪壁で右往左往するニホンリス

 

 

このまま放置すれば、いずれ、良好な森林環境の指標動物であるリスをはじめとする里山の野生生物の姿を見ることができなくなってしまうかもしれません。

 

私たちは、絶滅危惧種も大事であると考えますが、里山を支え、私たちに色々な面で恩恵を与えてくれるリスをはじめとした里山で普通に暮らす生き物たちの保全を社会に認知してもらうことも必要であると考えます。

 

この度、同じ場所でロードキルが頻繁に起こっている樹上性の小型哺乳類二ホンリスを守るために、県道田沢水沢線上にリスが安心して通ることのできる橋(以下コリドー)を設置することを計画しています。

 

今回のご支援で設置するコリドーイメージ図

 

 

今回、広く皆さまに現状とその保全に対してのご理解を深めていただく共に、二ホンリスが安心して暮らせるような環境を創造することに関してご支援を得るべくクラウドファンディングを立ち上げ、必要な資金を得ることにいたしました。

 

ニホンリスたちが安心して森から森へ渡ることができるよう、どうか皆さまご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

日本に生息するリス類について

 

日本列島に生息するリス類は、おおまかに樹上性、地上性、滑空性の3タイプの生活形に分けられます。

 

そのうち、樹上性のリス類は、北海道にキタリス、本州と四国に二ホンリスの2種類のリスが生息しています。キタリスは北海道だけでなくユーラシア大陸北部に広く分布しています。

 

一方、二ホンリスは日本固有種で、国外に生息地はなく、本州、四国、九州に分布していますが、近年、九州での生息は確認されておらず、琵琶湖以西では個体数の減少が懸念され、絶滅のおそれのある地域個体群として指定している地域が増えています。

 

二ホンリス(以下リス)は、本州では平地から亜高山帯にかけての森林地帯などで生息する樹上性のリスで、比較的低地の松林などに多く見られ、普段は単独で生活しています。

 

二ホンリスについて

体の大きさは、20㎝程度、体重は300g程度です。夏毛は赤褐色や灰褐色、冬毛は淡い灰褐色の個体が多く腹部は真白です。昼間に活動する昼行性であり、樹上に枝などを集めて球状の巣を作り、冬眠はしません。

 

夏毛のニホンリス                 冬毛のニホンリス 

 

フサフサした尻尾が愛らしく一目見ただけで虜になってしまいます。この尻尾は、バランスをとって樹上を素早く移動するために発達したということです。

 

食物は、若芽や木の実、芽、果実、キノコ類など植物質を主に食べますが、ドングリや松の種子を好みます。あてまの森のメインフードは、オニグルミで、鋭い歯でシャリシャリと音を立てながらクルミを割る姿は一度聴いたら忘れられない感動があります。

 

また、秋にはドングリなどの木の実を地中に埋めて蓄える習性(貯食)があり、貯食した何百もの木の実の中から、発芽することもあり、森の生産者的な役割も果たしています。

 

行動範囲は、食糧事情などによって変化しますが、森林が分断されているようなところでは、その範囲はかなり広くなります。

 

そして、近年は①開発による森の分断・孤立化による生息地の減少②ロードキル③タイワンリスなどの外来生物の分布拡大による生息環境の劣化、などからその生息環境が脅かされています。

 

ここあてまの森においてもリスの行動が完結できる林分と完結できない林分があり、車道上の轢死事例が確認されています。このような環境条件は、他地点に置いても同様であり、ロードキルによる事故が予測されます。

 

 

痛々しい画像になりますので、閲覧にはご注意ください。

下記リンク先でご案内いたします。

 

【写真】ロードキルで轢死したニホンリス

 

これらのことから、環境選択の厳しい二ホンリスが地域的な絶滅要因になる可能性があるのです。

*林分:樹木の種類・樹齢・生育状態などがほぼ一様で、隣接する森林とは明らかに区別がつく、ひとまとまりの森林

 

 

なぜポポラが二ホンリスの保全に取り組んでいるのか?

 

『あてま 森と水辺の教室 ポポラ』(前身のあてま自然学校 以下、ポポラ)は、新潟県十日町市当間高原にある自然環境教育施設で、1997年に活動が始まりました。当初は、地域の自然観察ガイドを主体的に実施していましたが、里山環境の保全を目的とした調査・研究及び教育旅行プログラム、企業研修、自然観察指導員養成研修など、段階的に活動範囲を広げてきました。

 

あてま高原の森ではこれまで、調査・研究では、身近な里山環境に生息するフクロウ、二ホンリス、カエル類、ホタルなどの生物多様性の保全に関する研究や"里山の危機"と呼ばれ、日本国内の共通課題となっている放棄水田や放棄森林の再生に係る取組みを大学機関や専門コンサルタントなどの方々にサポートを頂きながら進めてきました。

 

①フクロウ②アナグマ③モリアオガエル④二ホンリス⑤ホタル

 

 

近年では、「①里山を守る②里山で遊ぶ③暮らしに里山の知恵を取り入れる④地域を活性化する⑤新たな里山の活用方法を見出す」を合言葉に、これまで蓄積してきたノウハウを社会に還元する事を念頭に置き、多種多様な異分野の方々と連携し、持続可能な取組みとして機能する仕組みづくりを構築しています。

 

これは、このクラウドファンディングを立ち上げた理由のひとつでもあります。

 

①出前授業 ②放棄水田の再生 ③環境教育 ④企業研修 ~森づくり編~

 

 

これまでの二ホンリスの保全に係る取組み

 

リスの生態調査は、あてま森とその周辺で、NPO法人ラプタージャパンをはじめとする専門家の方々にご協力をいただき、2001年からスタートしました。

 

調査地点は、海抜高350m~400mで、林地、開放地(草地、水田)、道路が混在し、森林植生はスギ植林やコナラ、ブナなどの落葉広葉樹、及びアカマツやカラマツなどの針葉樹との混交林がみられる場所です。

 

二ホンリス調査用餌台30ヶ所設置

 

 

リスは、種の絶滅が危惧される状況にはありませんが、九州や中国地方などで地域的な生息数の減少が報告され、生息環境である森林の分断や孤立化が問題視されています。本調査地点は、連続した林分と分断・孤立化した林分が分布し、生息環境の連続性や分断、孤立を調査・解析する調査地として適当でした。このような背景から、調査手法や保全技術を開発し、他地点への水平展開を視野に入れ、リスを守ることを目的に調査・研究が始まりました。

 

専門家によるニホンリス生態調査

 

 

リスが森の中をどのように生活しているのかを把握するために、テレメトリー調査(捕獲した個体に発信機を装着して行動を把握する調査方法)を実施しています。また、私有地内で、リスが安心して渡ることのできる機能を有した、簡易な橋を設置して効果の確認も実施しています。生態的な配慮、低予算、メンテナンスフリーを踏まえ、広く社会に受け入れられることを念頭に設計しました。

 

積雪期のテレメトリー調査状況

 

 

具体的には、二ホンリスを4個体捕獲、発信機を装着し、森林内の行動様式を追跡しました。結果は、リスの行動が完結できる林分と完結できない林分があることがわかりました。林分の面積、内部の植生内訳、資源量(食物資源・ねぐら環境となる樹種の分布、量などの)の違いによるものだと考えています。また、車道上の轢死や道路横断の目撃を頻繁に確認したことから、孤立林分間の移動の延長として、道路横断の利用が示唆されました。

 

ニホンリス(4個体)の行動範囲調査結果

 

 

これらの結果から、応急処置的にリスを守る看板の設置と簡易な丸太橋を設置し、人工構造物の利用状況試験を実施しました。しかし、看板を設置したものの、なかなか顧みられないのが現状でした。

 

そんな中、手作りの丸太橋(以下コリドー)をリスが利用してくれた状況を確認できた時の喜びは今でも忘れられません。併行して、公共用道路に設置できるような構造物の検討・設計に取り掛かりました。

 

①ロードキル地点 ②リスギャー看板 ➂④⑤当時の手作りコリドー製作・設置状況 ⑥初めてのコリドー利用

 

 

芝浦工業大学澤田研究室の皆さんとの出逢いから産学連携プロジェクトに発展

 

澤田研究室の皆さんがあてま高原の森に訪れたのは、2015年の夏。研究室の建築研修旅行で当間高原リゾートに宿泊された際に、ポポラの環境保全活動についてフィールドをご案内しました。特に、ニホンリスのロードキルについて、関心を持たれ、産学連携の共同プロジェクトがスタートしました。

 

具体的には、県道田沢水沢線に架けるコリドーと既存森林の中間に、バッファーゾーン的な役割を果たす自然環境と建築アートを融合した構築物『RE-CORRIDOR』をデザイン頂きました。また、構築物の構造設計については、富山大学大氏研究室の皆さんにもご協力を頂いています。

 

①間伐材の皮向き②コリドー組み立て実証試験③現地調査(デジタル測量)④デジタルフィッティング

 

 

RE-CORRIDORについて

 

かつて、この場所はイキモノが自由に棲む森でした。

ヒトはこの場所で自由に寄り添って生きていました。

時が経ち、ヒトは木々を切り、道を築き、土地を拓きました。

 

私たちは、この場所に訪れたとき、リスが通りアスファルトの上で車に轢かれてしまうことを聞きました。

 

リスが森から森へと移動するために道路を渡ろうとして、車に轢かれてしまうのだそうです。イキモノたちは、自然(森)と人工(道路など)の区別なく生きています。

 

私たちは、この場所に、イキモノが自由に、安全に、森と森を行き来するための通廊(コリドー;CORRIDOR)をつくらなければならないと考えました。

 

「リ・コリドー」の「リ」は英語で「RE」、「再び、もう一度」という意味を持つ接頭辞です。かつての「森」を再びこの場所に築こう、という思いを込めて、私たちはこの計画を「リ・コリドー(RE-CORRIDOR)」と名付けたのです。

 

かつてヒトが森を切り拓いた場所に、この地に棲むリスたちの遺伝子に刻まれた「森」を今一度再生しようという計画です。

 

現地調査を基に製作したCG;RE-CORRIDOR:Place as Origin ”2017森フェス in あてま"より

 

 

また、リスとヒトとの出会いの通廊(HASAGI-CORRIDOR)を円環状で形成し、その内側の円形広場を、「起源としての場(Place as Origin)」と名付けました。太古より世界を構成する四大元素、世界の起源(Origin)とも言えます。

 

「火」「土」「空気」「水」

を直に感じる場であり、すべてのイキモノが対等に存在できます。私たちが生きることの「起源」を想起する場所です。

 

間伐材を活用した「RE-CORRIDORの広場 ~ニホンリスPARK~(仮称)」

 

 

鳥追いの橋 ~TORIOI-BRIDGE~

 

ヒトとイキモノが再び共に棲むために必要な架け橋です。道路上5mの空中に架けた、リス専用の通廊橋です。移動するリスを猛禽類などの天敵から守るためにデザインしました。

 

*鳥追い:田畑の実りを鳥の被害から守ることを祈念して行われる子供が主役の、十日町市の伝統行事です。子どもたちがすげぼうし(菅帽子)をかぶり、鳥追いの歌を唄いながら、地域をねり歩きます。

 

鳥追い橋 TORIOI-BRIDGE

 

 

はさぎコリドー ~HASAGI-CORRIDOR~

 

あてま高原の森でも、間伐が必要です。この地で伐採された木々で<はさぎコリドー ~HASAGI-CORRIDOR~>をつくろうと考えました。間伐材は、15~25センチほどの直径で、長さもさまざまです。

 

それらを有効に活用したいと考え、ヒトと一人の身体的なスケールから決めた三角錐を三本の丸太で原始的にもたせ掛ける方法で組みます。秋の稲の収穫期に見られる稲架けの田園風景をイメージしてデザインに引用しました。

 

*はさぎ;稲架木(はさぎ)。稲刈り後に稲穂を束ねて天日干しするために作る木や竹で作った架け木です。スゲぼうしにも似た尖がり形状にため、デザインに引用しました。

 

はさぎコリドー HASAGI-CORRIDORH

 

 

RE-CORRIDORプロジェクトは将来的に実施していく事業となります。

 

 

コリドーの仕様について

 

コリドーを設計する基礎条件として、①二ホンリスの生態に配慮すること②工事費の低コスト化③メンテナンスフリーであることを掲げて検討しました。

 

■基本仕様

・形状;橋状のワイヤー形式

・基本構造;支柱両側(計2本)と高架移動路

・大きさ;支柱高さ約7m、移動路の長さ20m、移動路の地上高さ5m

 

■各部仕様

・支柱;コンクリート電柱、または鉄柱

・移動路;6mmのステンレスワイヤーを芯として、2~3本のナイロン混紡の漁業用ロープ、または、麻縄を巻き、直径50mm以上にしたもの。

 

■生態的配慮

リスの足跡幅は25~35mm、歩行実験によれば16mmのロープを渡ることも可能でしたが、リスは指でロープを掴んで渡ることになり、天敵を回避するための素早い移動ができる移動路の幅を確保するととして50mm以上としました。また、上空から猛禽類などの天敵から身をまもるために移動経路の上部に天敵防止用のワイヤーを設置しました。

 

■その他

支柱を補強するための支線ワイヤー、移動路の振れ防止ワイヤーも設置しています。現在に至るまで、メンテナンスフリーであることとリスの利用を確認していることから、生態的にも構造的にも一般道路で十分耐えうる人工構造物であることは実証済であり、道路設置許可に伴う申請においても行政担当箇所より承認を頂いています。

 

一般の道路横断部に設置するための実証試験コリドー

 

コリドー利用状況調査

 

 

今回の資金で実際に実施すること

 

資金の使用用途としては、二ホンリスの保全事業を達成するために、以下の事項について活用させていただきたいと思います。

 

①ロードキル防止のためのコリドーの設置及びメンテナンス

分断された森でロードキルが頻繁に起こっている県道田沢水沢線に人工構造物の橋(コリドー)を設置するための総工事費及び管理費用として活用させていただきます。

 

②二ホンリスの好適な生息環境の整備

二ホンリスが棲みやすい森の管理やメインフードとして利用しているオニグルミなどの樹種の育成

 

③二ホンリスの保全の取り組みの普及啓発

当施設に来訪する一般の方をはじめ多くの方々に対して、二ホンリスをはじめ里山に生息する生物の保全意識を高めるための展示、エコツアーなどイベントの開催に活用します。

 

今回のご支援で設置するコリドーイメージ図

 

 

今後の展望

 

国内では、放棄された棚田や森林の荒廃によって里山と呼ばれる環境で生育・生息している生物が絶滅の危機に瀕しています。かつて普通に見られていた生物を守るためにこれまで蓄積してきたノウハウを基に多様な方々との連携により持続可能な活動及び情報発信基地として活動していきたいと思います。

 

この二ホンリスを守るプロジェクトを通して、「森」と「森」、「森」と「人」、「人」と「人」をつなぐ架け橋を築くことが私たちの希望でもあります。

 

皆さまのご支援・協力をよろしくお願い申し上げます

 

二ホンリスのコリドー設置予定地(新潟県十日町市田沢水沢線)

 

 

リターンについて

本クラウドファンディングへご支援頂いた方にはご支援額に応じて様々な返礼品をご用意しております。

 

詳細はこちらからご確認いただけます。

 

本クラウドファンディングのリターンについて

 

支援方法について

本クラウドファンディングへのご支援の際は、「クレジットカードでの支援」もしくは「銀行振り込みによる支援」の2種類がお選び頂けます。

 

下記より支援のマニュアル(PDF)をダウンロード頂くことが可能です。

 

クレジットカード支援マニュアル

銀行振り込み支援マニュアル

 

※ご支援にはアカウント登録が必要になります。

 

お問い合わせ

あてま 森と水辺の教室 ポポラ

あてま 森と水辺の教室 ポポラ

■連絡先 〒949-8556 新潟県十日町市珠川 当間高原リゾート内

■TEL 025-758-4811 (9:00~17:00)

■E-mail popora@belnatio.com (担当:高橋、伊藤)

■ホームページ http://popora.jp

 

 

■お車でのアクセス

東京方面 関越道 練馬IC→塩沢石打IC経由(約2時間45分)

新潟方面 北陸道 新潟IC→越後川口IC経由(約1時間40分)

 


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