PPP45° 鹿屋市特別公演「朗読劇 月光の夏」報告
【ごあいさつ】
この度、PPP45° 鹿屋市特別公演「朗読劇 月光の夏」の上演が7月29日(日)”リナシティかのや”にて実現し、盛況のうちに幕を閉じることができました。
特攻隊出撃の地でこの公演を実現できたのは、ご支援いただいた多くの皆様の想いが実を結び、私達を鹿屋へ運んで下さったおかげです。
また、私たちPPP45°にとっても、初の旅公演という大きな夢を叶え、肌身で様々なことを感じ、成長する貴重な機会となりました。私たちだけでは到底成し得ない夢を一緒に叶えてくださり、本当にありがとうございました!
【プロジェクトの成果】
2回の公演で100名近くのお客様がご来場頂き、またほとんどの方が、アンケートにご協力くださいました。
アンケートには「今こうして、戦争の時のことを語ってくださる人がいることに感動しました」 「今の子どもたちのために、また是非、この鹿屋の地で再演して頂き子どもたちに観せて、聴かせて頂きたいです」「戦争についてまだまだ知らないことばかりだなと思います。お芝居を通して、もっともっとたくさんの人に広め、考える機会をもってもらえるといいですね」「戦争についてついさけてしまいがちですが、このような機会を与えてくださり、ありがとうございました」
など、私たちがこの朗読劇を通じて届けたかった想いが丁寧に綴られ、そして、たくさんの「ありがとう」という言葉を頂戴しました。
お客様の中には、身近で特攻に行かれた方のお話を私たちに伝えてくださった方、出演者に感謝の言葉を贈ってくださった方もいました。
お一人お一人が真剣な眼差しで観、真っ直ぐに聞いてくださいました。
この公演を通じて私たちは多くのことを学びました。
鹿屋市では戦跡ガイドの方に鹿屋市内に今も残る多くの戦跡案内して頂きました。神雷部隊宿営の地・野里国民学校跡では特攻隊の方も見たであろう山と田の緑の大地が広がっていました。
ガイドの方の説明を真剣に聞くメンバーたち。その近くには桜花の碑があります。
昭和20年3月21日、初めて出撃した日に160名という多くの戦死者を出した特攻機が飛び立った場所です。
その他、特攻機を格納した川東掩体壕、突撃前に送る最後の電信(モールス信号) を受け取った地下壕第一電信室、平和の塔、航空基地史料館では数多くの遺影や遺品遺書… メンバーそれぞれが「戦争とは?」と考え、感じ、自分たちが「朗読劇 月光の夏」を通し、多くの方に届けなればならない想いを受け取ることが出来ました。
戦争は決してあってはいけない。そんな当たり前のことが薄れかけている今だからこそ、私たちにしかできない演劇でたくさんの方に伝えたい。そんな想いが溢れる初の旅公演となりました。
【支援金の用途について】
クラウドファンディングの手数料を引いた支援金の用途については、貸切観光バス代181,000円、15名分の往復航空運賃と宿泊料金837,000円、会場費16,620円の一部に使用させていただきました。
【リターン発送について】
リターンの発送は完了いたしております。
【PPP45°今後の活動について】
この鹿屋公演でそれぞれが感じた想いを乗せ、来たる8月18日(日)足利市民プラザにおきましてPPP45° 第7回公演「朗読劇 月光の夏」を上演致します(19時開演)。鹿屋公演の成果を皆様にお届けできるこの機会に、ぜひ私たちに会いにいらしてください。ご来場心よりお待ちしております!
また、2018年11月4日(日)青年劇場「島」が足利初公演となります!戦後の広島で生きる人々の物語です。PPP45 ° メンバーは実行委員として参加しています。こちらもぜひご来場ください。(会場:足利市民プラザ)
そして、2019年1月12・13日(土・日)PPP45°代表・村松永弓による書き下ろし作品がプロの演出、俳優とアマチュアの交流演劇公演として予定しています。
今後の活動について、詳細はPPP45°で検索いただき、HP、Facebook、twitterからご覧ください!
今後ともPPP45°を宜しくお願い致します。