難聴ってそうなんだ!「聞こえづらい世界」の正しい理解を常識に
難聴ってそうなんだ!「聞こえづらい世界」の正しい理解を常識に

支援総額

1,831,000

目標金額 1,260,000円

支援者
227人
募集終了日
2021年1月25日

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2021年01月11日 21:37

あり得ないほどおかしい日本の聴覚障がいの認定基準

こんにちは。岩尾です。

ついに90%の達成率まで来ました!

ご支援いただいた方、シェアやご紹介をしていただいた方、本当にありがとうございます!

 

そこで、昨日で一旦難聴の話は締めくくると言ったのですが、難聴に関わる状況についての話を今日はしようと思います。

 

実は、日本の聴覚障がいの認定基準は、あり得ないほど厳しいという現状があります。

 

現在、両耳とも70dB以上でないと聴覚障がいの認定がおりません。

もしくは、両耳を足して140dB以上。

 

つまり、左耳70dB、右耳60dBの場合も、両耳とも69dBの場合も、聴覚障がいの認定がおりないのです。

 

じゃあ、60dBなら?69dBなら、そこまで不自由なく過ごせるのかと言いますと・・・

 

とんでもありません!

60dBでも全くと言っていいほど聞こえません。

50dBでも、40dBでも、聞こえづらいことには変わりなく、そこまで不自由なく生活できるレベルではとてもありません。

1/3の新着情報で、難聴の聞こえづらさは詳しくお伝えしています

 

ちなみに、WHOでは、30dB以上は、補聴器を使用することが望ましいという指針を出しています。

信頼が地に落ちているWHOですが、この指針は支持します。

 

欧米でも、30dB以上は、何らかの助成をする制度がある国がほとんどです。

 

日本の70dB以上というのは、あり得ない基準で、この基準を変えないと言っているやつらの聴力を全員50dBぐらいにして1ヶ月ぐらい過ごしてもらった後に、本当に基準を変えないでいいと思うか聞いてみたいです。

 

何も、聴覚障がいの認定が欲しいとか、障がい者手帳が欲しいとかではありません。

 

 

何が困るかというと、まず、

障がい者手帳がないと助成金や、様々な制度の支援が受けられなくなることです。

 

特に補聴器は高価です。

ただし、補聴器に関しては、市町村や県などの自治体が独自で30dB程度までは補助金を出しているところも結構あります。

 

しかし、イヤーモールド(自分の耳穴の型を取って装着するもの)やワイヤレスマイクなどの助成金はない自治体がほとんどです。

ワイヤレスマイクはメーカーによって様々ですが、定番物は30万円します。

 

この問題が住んでる場所によってこうも左右されるのはおかしいですよね。

 

もう一つ、日本では補聴器をつける人が少なく、これも認定基準が高いことに起因していると僕は思うのです。

 

日本では、自分を難聴と思っている人の14%しか補聴器をつけていません。

イギリスでは41%、ドイツでは34%、フランスでは30%です。

 

単純に、助成金が出ない人たちは、高価だから買えないということも多いかもしれません。

そして、認定基準が高すぎるため、50dBでも、自分はまだ障がいというほどではないんだ(だから、補聴器をつけるほどではない)という認識も生まれているんじゃないかと思うのです。

 

何も、自分に障がいがあると思った方がいいというわけではなく、「補聴器をつける」という意識的なハードルが高くなっている現状があるように思え、それが問題だなと思うのです。

 

軽度・中度であれば、補聴器をつければかなり聞こえはよくなり、過ごしやすくなるはずです。

でも、補聴器をつけてたら変な目で見られそうとか、いじめられるんじゃないかと思う人も多くいると聞きます。

 

そういう理由でつけないのは非常にもったいない話で、補聴器や人工内耳をつけることは、目が悪い人がメガネをかけるぐらいの認識になれるといいなと思っています。

 

もちろん、補聴器や人工内耳をつけずに、手話を使うという選択肢もあります。

 

いろいろな選択肢の中から自分に合ったものを選べばいいのですが、補聴器をつけるという選択のハードルが下がるようなシステムが、今の日本では絶対的に必要だと思っています。

 

聴覚障がいの認定基準の引き下げは、「デシベルダウン運動」などとも呼ばれて、ずっと続いていますが一向に変わりません。

そろそろ本気で変えていく時期に来ていると思います。

 

これは国相手になるので、なかなか小さな団体一つでは立ち向かえませんが、小さな団体でも連携すれば大きな波を起こせると思っています。

もし、デシベルダウンにご賛同できる団体があれば、ぜひ連携していきたいと思っていますので、お気軽にお声がけください。

どうぞよろしくお願いします。

リターン

3,000


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ご好意応援プラン

①感謝のメール

申込数
87
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

5,000


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後押し応援プラン

①感謝のメール
②活動報告(報告レポートをメールにて7月あたりに1回送付)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

3,000


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ご好意応援プラン

①感謝のメール

申込数
87
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

5,000


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後押し応援プラン

①感謝のメール
②活動報告(報告レポートをメールにて7月あたりに1回送付)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月
1 ~ 1/ 5


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