PEERパートナー：スポーツを通じた障害者の社会参加を応援する！

いつもWITH PEERの活動を応援いただきありがとうございます。

私たちWITH PEERは、セネガルでパラスポーツやユニバーサルスポーツ（＊１）を活動の軸にしています。

その中で大切にしていることは、「主役は現地の障害当事者であり、彼らがより一層活動・活躍できる場をつくり、広げていくこと。」です。

2024年は、その場として「ユニバーサルスポーツフェスタ」の開催を計画しています。

このフェスタの参加者は地域のみんな。障害のあるなし、障害の種別、年齢、性別は関係なく誰もが楽しめるスポーツの空間を作ります。そのスポーツの一つとして、ボッチャを導入する予定です。

これまで現地のパートナーがボッチャのファシリテーター（地域での紹介・促進役）となって、障害者センターや聾学校、スペシャルオリンピクス（＊）の活動先に出向いて、ボッチャの体験会を行ってきました。

7月から10月頃までは、セネガルが雨期に入っていたため、屋外での活動がなかなか難しいこともありました。そんな中でも機会を見つけては、ボッチャを開催してきました。

さらに、セネガルに留学中の日本の大学生が活動地の障害者センターまで見学来た時にも開催しました。自分たちでセンターの中庭にコートを引き(なんと炭で！)、そして、日差しを避けて木陰に椅子を置いてボッチャ会を自主的に催しました。

なんだ、そんな小さなことかと思われる方も多いかもしれません。

でも、この経験こそが現地の障害当事者たちの自己効力感を高め、「こんなこともできそうだ」「やれるよ」という行動の原動力になっています。

この彼らの原動力とともに、2024年6月にユニバーサルスポーツフェスタを開催できるように少しずつ動いています。

開催が近づいたら、その様子を皆さんにお届けしますのでお楽しみに。

（＊１）年齢、性別、障害の有無などによらず、みんなが参加し楽しめる形態のスポーツやまたそのためにルールなどを工夫したもの。

（＊２）スペシャルオリンピクスとは知的障害のある人々の自立や社会参加を目的に各国でスポーツプログラムを提供し、国際大会を開催している国際組織です。