「自立援助ホーム」って?施設で暮らす子どもたちの絵本を作りたい!

支援総額

1,629,000

目標金額 1,000,000円

支援者
95人
募集終了日
2024年2月19日

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プロジェクト本文

第一目標金額達成へのお礼とネクストゴールについて(2023年12月29日追記)

 

皆さまの温かいご支援と応援、周囲の方へのシェアなど、お一人おひとりのお力添えのおかげさまで、第一目標金額の100万円を無事に達成することができました。様々な形でお力添えをいただいた皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。

 

たった一人の大学生の想いから始まったプロジェクトで、「自分には達成できないんじゃないか」と当初は不安で一杯でした。それが今では、お世話になってきた方から直接お目にかかったことのない方にまで活動を知っていただき、ものすごい勢いで支援の輪が広がり、わずか1週間足らずの異例のスピードで100万円という大きな目標に届きました。

 

現在48名もの方からご支援をいただき、114%に到達しています。「このプロジェクトがきっかけで自立援助ホームを知りました」「まだまだ知らないから教えてほしい」と言って下さる方もいらっしゃって、一歩踏み出してクラウドファンディングに挑戦して本当に良かったと大変嬉しく思っています。

 

協力してくださる方が増えるほどに、これからの絵本制作への責任感をひしひしと感じるとともに、本当に想いを形にできるんだというワクワク感で胸がいっぱいになります。

 

 

 

<寄贈先候補の募集について>

現在、寄贈先についてのお申し出を複数いただいております。

中には「絵本を点字翻訳させていただき、それを盲学校の図書館やライトハウスに寄贈できないか」とのお申し出や、「中高生が利用する児童館に寄贈できないか」とのお声もありました。

 

ご紹介いただいた児童館では、家庭に居たくない子どもたちや学校に馴染めない子どもたちがのびのびと過ごしているそうです。

メッセージを下さった方は元利用者として思い入れがあるため、現在児童館を利用している子どもたちにも自立援助ホームのことや絵本について知ってもらいたいとの思いから、寄贈先の候補としてご相談をいただきました。

 

寄贈先として思い当たる場所は、私の知識では当然に限りがあります。

今回、私には思いつかなかった方法や場所への寄贈をご提案いただいたことで、当初の予定には無かったのですが、本日より絵本の寄贈先の候補の募集を開始いたします

(詳細は活動報告内で掲載する「絵本の寄贈先施設等の候補の募集について」という記事をご覧ください。)

 

 

 

<ネクストゴールの設定について

第一目標金額であった100万円という数字は全て、2冊の絵本の印刷・製造費として株式会社加藤文明社様にお支払いする費用に充てさせていただくものです。

しかし、プロジェクトの実施には他にも以下の費用が必要です:

Ready Forへの手数料12%(集まった全ての金額の12%=プロジェクト終了時点の支援総額が100万円の場合、手数料として支払う金額は12万円)・イラスト制作費30万円・リターン配送料等の諸経費5万円

 

製造費の100万円以外にかかるおよそ47万円の金額は、クラウドファンディングが達成しない可能性を鑑みて、本格的に絵本制作を始めた今年の1月よりプロジェクト実施責任者である私ひとみがコツコツと貯めてきたお金から補填する予定でいました。

 

しかし、「絵本を作りたい」という想いを形にする上で、できる限り赤字にならないこと、協力してくださるクリエイターの方々にしっかりと還元できること、そして今後寄贈先の拡大を目指していく中でより一層強固な資金の基盤が必要と考え、ネクストゴールとして150万円という数字を設定させていただきました。ご支援金は引き続き絵本の制作費とそれを届けるためのプロジェクト全般に全て充てさせていただきます。

※仮にネクストゴールを達成できなかった場合でも自己資金を元にプロジェクトを実施させていただきますが、皆さまからの多くのご支援を頂けますと幸いです。

 

 

先日、制作している2冊目の絵本『みんなのいえ』のイラストが完成しました。

自立援助ホームについて誰でも分かりやすく理解できたり、「知ってみたい」と思えるような絵本にしたいと考えながら制作に取り組んでいます。

この絵本制作プロジェクトを通して、どこかの誰かが少しでも子どもの福祉について考えてみようと思えたり、自立援助ホームに暮らす子どもたちを応援したいと思ってもらえるきっかけになればと願っています。

 

クラウドファンディングの終了日まで、絵本の完成まで、そしてそれを一人でも多くの方にお届けできるまで、まだまだ先は長いですが、限られた期間の中で自分にできる限りを尽くしていきたいと思っています。

 

皆さまからの力強いサポートを糧に、引き続きネクストゴールの達成に向けて努めてまいります。残り52日間、最後まで温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

__________________________________________

 

はじめまして、こんにちは。早稲田大学社会科学部3年の人見玲奈と申します。

大学進学を機に上京し、学業のかたわら、千葉県市原市にある自立援助ホームみんなのいえで約2年間「ひとみん」として職員をしていました。

 

みんなのいえでは、家族等の後ろ盾のない10代後半の子どもたちが暮らしていて、彼らが施設を巣立った後も自分の力で生活をしていくための自立支援に、微力ながら携わってきました。

 

自立援助ホームみんなのいえにおいて職員をしていた頃、山中湖でのキャンプへ出発する前に撮影した写真(掲載している名称および画像は自立援助ホームみんなのいえ様より許諾を得て掲載しています。また、絵本のモデルとなる本人および施設関係者から絵本製作の了承を得ています。)

 

ニュースではあまり報道される事のない「虐待のその後」を生きる子どもたちについて。

多くの人にとって馴染みが薄いと思われる、自立援助ホームでの暮らしについて。

たくさんの人に知ってほしいという思いから、2023年1月より絵本作家のまるささんと協働し「自立援助ホームをテーマにした絵本」の制作を始めました。

 

 

 

皆さんは「自立援助ホーム」という場所をご存じでしょうか?

自立援助ホームとは、なんらかの理由で家庭に居られなくなり、働かざるを得なくなった原則として15歳から20歳まで(状況によって22歳まで)の子どもたちに暮らしの場を与える施設です。

 

ドラマやニュースで取り上げられる事も多い「児童養護施設」については、聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それぞれ子どもの福祉を担う児童福祉施設の一種ですが、実は生活の中身は大きく異なります。

 

児童養護施設に暮らしているのは、2歳から18歳になるまでの子どもたちです。親が子どもを虐待し監護を怠った場合、都道府県による「措置」として入所させることができる施設です。「養育」の意味合いが強いため国からの補助も大きく、入所している子どもたちに金銭的な負担はありません。

 

一方、自立援助ホームに暮らしているのは、原則15歳から20歳までの義務教育終了後の子ども・若者たちです。就労し社会へひとり立ちする「自立支援」が目的であるため、国からは子ども一人につき1万円程の生活費(事業費)を助成されるだけで、十分な補助金はありません。

 

(出典:自立援助ホームみんなのいえ・Buzz Feed Japan)

 

同じ年齢の子であっても、児童養護施設の場合は医療費は全額公費で負担。入居費などの自己負担もなく、お小遣いもあります。

 

一方で自立援助ホームの場合は、15歳の子も19歳の子も同様に、自身が世帯主となり、国民健康保険に加入して保険料を納める必要があります。そして、自ら就職先を見つけて働き、20歳に満たない年齢で毎月の住民税や入居費、水道代や光熱費などを支払って生活していかなければなりません。

 

子どもたちは、中学校を卒業後、家族や親戚の援助すら受ける事ができない状況で「自立」を強いられます。

中には、生活費を稼ぐために働きながら勉強をし、高校進学を目指す子どももいます。

それぞれが生活費を稼ぐために働き、勉強し、「自立」するためにがむしゃらに頑張っているのです。

(参考:自立援助ホームみんなのいえ『自立援助ホームで暮らす若者たちに、「明日への活力」を届けたい』)

 

 

2023年11月28日毎日新聞夕刊より(掲載している新聞記事は、取材を受けられた自立援助ホームあすなろ荘様より、毎日新聞の担当記者様にご確認を頂いた上で許諾を得て掲載しています。)

(出典:自立援助ホームあすなろ荘「後ろ盾がない青年達を支援したい、自立援助ホームの新しい形の実現へ」)

 

自立援助ホームに来る子どもの約7割は被虐待児とされています。

家庭からの入居が約40%を占めている事を鑑みると、10代後半まで虐待を受け、不適切な養育を長期間受け続けてきた事が伺えます。

 

ただその日を生き延びる事に精一杯で、多くの人にとっての当たり前を経験して来なかったり、誰も信じない、頼らない、なぜ生まれてきたのか分からないといった思いを心の奥底に抱えた状態で入居する子どもたちも多くいるのが現状です。

(参考:全国自立援助ホーム協議会)

 

 

きっかけは、自立援助ホームの認知度の低さと、そこから生まれる無意識の偏見を目の当たりにした事です。

 

みんなのいえで自立支援に携わり始めた当時、私は19歳でした。入居する子どもたちとはほとんど年齢が違わず、中には全く同い年の若者もいました。

そんな子どもたちの暮らしを「おとな」側として支える中で、むしろ子どもたちから学ぶ事が数えきれない程ありました。

 

入居する子どもたちは、虐待や貧困など、それぞれに壮絶な過去を抱えてやって来ます。おとなに裏切られ振り回されて生きてきて、明るい「これから」を描けずにやって来ます。

 

それでも自立援助ホームでの暮らしを通して、なんでもない日常の中で人との距離感を少しづつ学んだり、失敗経験や成功体験を積み重ねて徐々に前を見て歩けるようになって行きます。

 

学校での悩み事や将来への不安、自分自身の苦手や課題、そして過去と向き合い克服しようとする姿。

小さな目標や大きな夢を持てるようになって、高卒認定試験に合格したり、希望の仕事への就職を叶えて、人と喜びを分かち合う姿。

そして、自分で決めたタイミングで自信と目標を持って前向きに社会へひとり立ちしていく姿。

 

自分とほとんど年齢の変わらない20歳前後の子ども・若者たちが、親の後ろ盾ない険しい道のりを懸命に歩いて行こうとする姿。

ペースや方向は違えど、それぞれの足取りで踏ん張って、時に転んでは起き上がり、それでも前向きに歩んでいく子どもたちの姿。

 

自立援助ホームの職員として、そんな子どもたちの姿をこの目で見られる事、彼らの人生の転機に関われる事に大きなやりがいを感じていました。

 

 

しかし、一歩外に出ると自立援助ホームの存在はあまり知られておらず、児童福祉そのものが「とっつきにくい難しい問題」とされていたり、暗いイメージが蔓延っていることを痛感する場面が何度かありました。

 

例えば、「自立援助ホームで働いています」と誰かに話す時。そこがどんな場所でどんな子どもたちが暮らしているのかを説明する際、どこか腫れ物に触るような反応をされたり、中には「施設出身=かわいそう」と決めつけられる事もありました。

 

児童福祉施設の暮らしは外から見えづらく、多くの人にとって「日常生活の外」にある馴染みの薄い存在だと思います。ドラマ等で題材にされることもある児童養護施設はさておき、自立援助ホームに関しては名前すら聞いた事がなかったという方も多いのではないでしょうか。

 

 

(引用:ALL HOME)

 

実際、2023年に実施された「社会的養護の認知度・理解度」に関する街頭調査をもとにすると、社会的養護関連施設の中で自立援助ホームの認知度は最も低いという事が読み取れます。

 

児童養護施設の認知度が95%を超えるのに対して、自立援助ホームはわずか25.7%と、その差は著しいです。

中には、児童養護施設で働く職員さんですら「自立援助ホームの存在を知らなかった」という方もいらっしゃったり、いかに自立援助ホームが世間で認知されていないかが伺えます。

 

このような背景がある中で、自分がどれだけ子どもたちの明るく前向きな姿を見て知っていても、それが伝わり切らない事が多くずっともどかしさを感じていました。

 

しかし、様々な困難を抱えながらも前向きに生きる子どもたちの姿を自分の目で見て来たからこそ、「かわいそう」なんてネガティブなイメージではなく、きちんと中身を知ってほしいと思うようになりました。

 

 

 

そこで、自立援助ホームについて誰でも分かりやすく理解できたり、気軽に「知ってみたい」と思えるような手段は何かと考えた時、一番に絵本が浮かびました。

 

絵本であれば、私が日々感じていた自立援助ホームの温もりや親しみやすさも伝わるのではないか。

なんでもない日常から自立援助ホームならではのやり取り、子どもたちや職員さんの表情の機微など、私が見て感じた事のそのままを丸っと伝えられるのではないか。

 

そのような想いから、「自立援助ホームをテーマにした絵本」を作りたいと考えるようになりました。

そこで、絵本作家のまるささんに制作を依頼し「スダチのナカミ」として絵本制作プロジェクトを始めました。

 

子ども自身が、自信と目標を持って自分で決めたタイミングで施設での生活に区切りをつけ、前向きに社会へ独り立ちして行く事。これを、私がいた自立援助ホームみんなのいえでは「巣立ち」と呼んでいます。

 

育ってきた過去の環境や今の生活スタイル、そして施設を退所する際の「巣立ち」のかたちは、当然子どもによって全く違います。

外からは見えづらい自立援助ホームでの暮らしのこと。日々の暮らしを通じて、おとなになる力を蓄えていく子どもたちのこと。そして、「巣立ち」を支える職員さんたちのこと。

 

20歳前後の年齢で、親の後ろ盾のない状態で「大人」として社会へ出て行く、子ども・若者たちの巣立ち。

そんな「巣立ち」にまつわる様々な「中身」を、絵本を通して多くの人にわかりやすく伝えたい。

 

そんな想いを、果皮が青く未熟なままに出荷を迎える果物の「すだち」とかけたのが「スダチのナカミ」の由来です。

 

 

「自立援助ホームをテーマにした絵本を作りたい」「それを多くの人に手に取ってもらいたい」と明確に思い始めてからも、全く絵心が無い私は、想いだけは持っているけれど一向に行動に移せないでいました。

 

そんな中、何気なく大学の近くにある珈琲屋さんに立ち寄った際、店内にいくつも飾られているイラストが目に留まりました。「この絵だ!」と思い、その場で店長さんにその絵を描かれたイラストレーターさんについてお伺いし、後日絵本制作の企画書を持って依頼し引き受けていただいたのが、偶然にも絵本作家を目指されていたまるささんでした。

 

それ以来、印刷会社さんやデザイナーさんをはじめとする様々なご縁に恵まれ、沢山の方々が応援して共感して協力して下さり、ついに絵本が完成間近というところまで辿り着く事が出来ました。

 

(左から、写真・映像デザイナーの野中さん、絵本作家のまるささん、原案であり作の一部を担当する人見、創業100年を超える印刷会社である加藤文明社の村上さん・三河さん)

 

 

このプロジェクトでは、2冊の絵本を制作します。「自立援助ホームをテーマにした絵本を多くの人に手に取ってほしい」という思いから始まったプロジェクトなので、その絵本を主なリターンとしています。選択頂くメニューによって、ご支援をいただいたご本人様宛にへお届けしたり、こちらで選定した施設等へ寄贈いたします。

※詳細は下記の<寄贈について>をご覧ください。

 

2冊の絵本のタイトルと概要は、それぞれ以下の通りです。

①『みんなのいえ』(判型:21cm四方の正方形・上製本)

自立援助ホームで働くおとな視点のお話。何気ない日常からちょっと変わった出来事まで、暮らしの一コマを切り取ったアルバムのような絵本。

②『くるまにのりたい』(判型:11cm四方の正方形・上製本)

虐待のその後を生きる子ども視点のお話。自立援助ホームでの暮らしを経て、子どもからおとなになっていくまでの物語。

絵本制作のきっかけにもなった、実際にみんなのいえを巣立った男の子がモデルの絵本。

 

 

ここでは、絵本のページの一部をお見せします。こちらは、ある子どもが朝6時から9時まで絶え間なく話している様子を、職員さん目線で切り取った場面です。

 

『みんなのいえ』という絵本を制作するにあたって、絵本作家のまるささんと一緒に実際に自立援助ホームみんなのいえに伺い取材を行いました。上のイラストは、その際に職員さんから伺った「他に子どもたちが居ない朝、自分に自信がない事や将来への不安を吐き出してくれた時」の話をもとにしたエピソードです。

 

「ただそこに居て、ひたすらに耳を傾ける」ことは、時に体力を大きく消耗します。また、おとなから何か働きかけるのではなく、子どもたち自身が自発的に何かしようとする事を「待つ」ことも重要だと思います。

「子どもが3時間話し続けた」というなんでもない場面ではありますが、実は職員さんにとっては「子どもが初めて心を開いてくれた」と実感できた印象的な場面であったり、子どもたちにとっては「初めて誰かに心の内をさらけ出せた」「人を頼ることができた」「頼っても良いんだ」と思えるような、何かしらの「はじめの一歩」とも言える大切な思い出であったりもします。

 

そんななんでもない日常の裏側にある、職員さんの気持ちや子どもたちの心の中身など、たくさんの事を想像しながら絵本を楽しんでいただきたいなと思っています。

 

 

そしてこちらは、子どもたちがお皿洗いや洗濯をしている風景を切り取った場面です。

多くの自立援助ホームでは、洗濯や洗い物をはじめとする身の回りの家事は、子どもたちが自ら行うそうです。

そう遠くない将来のために「自分のことは自分でする」練習をし、施設を巣立った後も自分の力で生活していけるよう生活基盤を整える場所だからです。

 

学校や仕事等それぞれに生活軸が異なる子どもたちは、一人ひとりが自分に合った生活スタイルを日々の暮らしを通して少しずつ見つけていったり、次第に確立させていきます。また、共同生活であるため(例えば自立援助ホームみんなのいえの場合は6名定員)、洗濯や入浴の時間等を子どもたち同士で相談しその都度決めていく事もあります。

 

絵本では他にも、料理や買い物、誕生日、ゲームや旅行、時に起こる喧嘩、そして巣立ちの日など、様々な場面を描いています。

子どもたちの日常だけでなく、職員さんの日常も含めた「自立援助ホームの暮らしのナカミ」を集めて描き一つにしたものが、『みんなのいえ』という絵本です。

 

きっと誰もが体験した事のあるような共感できる出来事も、初めて知るような自立援助ホームならではの「あるある」も、暮らしを覗き見するような形で楽しみながら読み進めていただきたいという気持ちで制作を進めています。

 

※イラストや文章は現在制作中のため、変更の可能性があります。

 

 

<寄贈について>

自立援助ホームを知らない方にも絵本を届けたいとの思いから、ご支援くださったご本人様宛以外に、児童福祉施設や小中学校・高等学校、社会福祉士や施設職員を目指す学生が多く在籍する大学等、そして、幅広い方に読んでいただけるよう町の喫茶店さん等へ絵本を寄贈するコースもご用意しています。寄贈先の決定につきまして、まずは早稲田大学ボランティアセンターが実施する「本のWA!」というプロジェクトを活用させていただき、今後も引き続き流通経路を拡大していく予定です。

 

寄贈先の決定方法:主に早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)が実施する「本のWA!」を利用し寄贈先を決定する。

対象:「本のWA!」提携先の施設(例:早稲田大学近隣の幼稚園等)

人数や対象数等:リターンにおいて選択されるペイフォワードコースの数に準ずる。

適切に寄贈先を決定出来る理由:

・関係性:プロジェクト実施責任者(人見玲奈)が在籍する大学の一機関

・「本のWA!」による寄贈実績:2022年9月26日  戸山幼稚園様に34冊の譲渡

 

※寄贈完了後、詳細はReady ForならびにInstagram(@sudachi_nakami)にてご報告をいたします。

 

 

プロジェクト実施に係る合計金額:150万円

内訳:

・絵本2冊の製造費100万円(『みんなのいえ』60万円/150部・『くるまにのりたい』40万円/150部)

・イラスト制作費30万円

・Ready For手数料約12万円(12%)

・リターン配送料等諸経費約5万円

 

今回の目標金額である100万円の資金は、絵本の製造費に使用させていただきます。

その際不足するイラスト制作費・Ready Forへの手数料・リターン配送料等の諸経費(約47万円)は、自身で補填します。

 

※発行部数(ご支援いただく方の数や寄贈件数)によって製造費は変動します。

※最終的な製造費はプロジェクト終了時(発行部数確定時)にご報告いたします。

 

 

私は中学2年生まで、血のつながりのない養父と共に生活をしていました。母がいない間に包丁を向けられ「私は今死ぬんだ」と覚悟した瞬間もありました。数年間、家の中で笑っていた日の記憶はありません。あの時社会的養護について知っていれば何かが変わっただろうか。しんどい時にしんどいと誰かに言えたんじゃないか。家族まるごと助けてもらえたんじゃないか。こんなに沢山の逃げ場とこれからをサポートしてくれる施設がある事を知っていれば。知っていたかったな、と今になって強く思います。

 

もう過去に戻ることは出来ないけれど、これからの子どもたちのために、今おとなとして自分に出来ることは何かを考え続けたいです。このプロジェクトを通して、どこかの誰かが少しでも子どもの福祉について考えてみようと思えたり、自立援助ホームに暮らす子どもたちを応援したいと思ってもらえるきっかけになればと考えています。

 

この絵本が、社会的養護や自立援助ホームの認知度を高めるだけでなく、理解度の向上、そして未来の活動にも繋がる事を願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
人見 玲奈
プロジェクト実施完了日:
2024年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

スダチのナカミとして絵本2冊『みんなのいえ』『くるまにのりたい』を制作し、株式会社加藤文明社に印刷・製造を委託します。支援者本人宛のリターンの発送完了を以ってプロジェクト実施完了としますが、それ以降もリターンに応じた部数の絵本を製造し、支援施設等への寄贈を継続して実施します。 今回の目標金額である100万円の資金は、絵本の製造費に使用します。その際、不足するイラスト製作費・Ready Forへの手数料・リターン配送料等の諸経費(合計約47万円)は自身で補填します。 プロジェクト実施に係る合計金額:150万円 内訳: ・絵本2冊の製造費100万円(『みんなのいえ』60万円・『くるまにのりたい』40万円) ・イラスト制作費30万円 ・Ready For手数料約12万円(12%) ・リターン配送料等諸経費約5万円

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己負担にて補填いたします。

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リターン

3,000+システム利用料


A|お礼のメール・オリジナルステッカー1枚

A|お礼のメール・オリジナルステッカー1枚

1. お礼のメール
2. オリジナルステッカー1枚
をお送りします。
※ステッカーは絵本のあるページと同じデザインを使用します。

支援者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

8,000+システム利用料


B|絵本『みんなのいえ』1冊・ステッカー1枚

B|絵本『みんなのいえ』1冊・ステッカー1枚

1. お礼のメール
2. オリジナルステッカー1枚
3. 絵本『みんなのいえ』1冊をお送りします。
※ステッカーは絵本のあるページと同じデザインを使用します。

支援者
35人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

15,000+システム利用料


C|絵本2冊セット(『みんなのいえ』『くるまにのりたい』各1冊)・絵本にお名前掲載(希望者のみ)

C|絵本2冊セット(『みんなのいえ』『くるまにのりたい』各1冊)・絵本にお名前掲載(希望者のみ)

1. お礼のメール
2. オリジナルステッカー1枚
3. 絵本『みんなのいえ』1冊
4. 絵本『くるまにのりたい』1冊をお送りします。
5. 希望される方のみ、絵本制作にご協力いただいた方として最後のページにお名前を掲載いたします。
※ステッカーは絵本のあるページと同じデザインを使用します。

支援者
33人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


D|自分用に2冊セット、支援施設等に10冊寄贈するペイフォワードコース

D|自分用に2冊セット、支援施設等に10冊寄贈するペイフォワードコース

1. お礼のメール
2. オリジナルステッカー1枚
3. 絵本『みんなのいえ』1冊
4. 絵本『くるまにのりたい』1冊をお送りします。
5. 希望される方のみ、絵本制作にご協力いただいた方として最後のページにお名前を掲載いたします。
6. ご本人様宛の2冊に加えて、支援施設等へ絵本を10冊寄贈いたします。
※詳細は<寄贈について>をご覧下さい。
※寄贈完了後、Ready ForならびにInstagramにて詳細をご報告をいたします。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

50,000+システム利用料


E|自分用に2冊セット、支援施設等に10冊寄贈するペイフォワード+応援コース

E|自分用に2冊セット、支援施設等に10冊寄贈するペイフォワード+応援コース

手書きのお礼のお手紙
2. オリジナルステッカー1枚
3. 絵本『みんなのいえ』1冊
4. 絵本『くるまにのりたい』1冊をお送りします。
5. 希望される方のみ、絵本制作にご協力いただいた方として最後のページにお名前を掲載いたします。
6. ご本人様宛の2冊に加えて、支援施設等へ絵本を10冊寄贈いたします。
※詳細は<寄贈について>をご覧下さい。
※寄贈完了後、Ready ForならびにInstagramにて詳細をご報告をいたします。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

100,000+システム利用料


F|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+応援コース

F|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+応援コース

1. 手書きのお礼のお手紙
2. オリジナルステッカー1枚
3. 絵本『みんなのいえ』1冊
4. 絵本『くるまにのりたい』1冊をお送りします。
5. 希望される方のみ、絵本制作にご協力いただいた方として最後のページにお名前を掲載いたします。
6. ご本人様宛の2冊に加えて、支援施設等へ絵本を20冊寄贈いたします。
※詳細は<寄贈について>をご覧下さい。
※寄贈完了後、Ready ForならびにInstagramにて詳細をご報告をいたします。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

200,000+システム利用料


G|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+似顔絵つきコース

G|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+似顔絵つきコース

G|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+似顔絵つきコース
200,000円
画像
1. 手書きのお礼のお手紙
2. こちらにご支援いただいた方の似顔絵を『みんなのいえ』と同じ絵柄で描かせていただきます。その似顔絵入りのイラスト画像(jpeg形式)をお送りします。
※似顔絵を希望される方のお写真をお送りいただくために、後ほど個別にご連絡いたします。
3. 絵本『みんなのいえ』1冊
4. 絵本『くるまにのりたい』1冊をお送りします。
5. 希望される方のみ、絵本制作にご協力いただいた方として最後のページにお名前を掲載いたします。
6. ご本人様宛の2冊に加えて、支援施設等へ絵本を20冊寄贈いたします。
※詳細は<寄贈について>をご覧下さい。
※寄贈完了後、Ready ForならびにInstagramにて詳細をご報告をいたします。

支援者
0人
在庫数
3
発送完了予定月
2024年5月

300,000+システム利用料


H|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+応援コース

H|自分用に2冊セット、支援施設等に20冊寄贈するペイフォワード+応援コース

1. 手書きのお礼のお手紙
2. オリジナルステッカー1枚
3. 絵本『みんなのいえ』1冊
4. 絵本『くるまにのりたい』1冊をお送りします。
5. 希望される方のみ、絵本制作にご協力いただいた方として最後のページにお名前を掲載いたします。
6. ご本人様宛の2冊に加えて、支援施設等へ絵本を20冊寄贈いたします。
※詳細は<寄贈について>をご覧下さい。
※寄贈完了後、Ready ForならびにInstagramにて詳細をご報告をいたします。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

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