トヨタ「iQ」6速マニュアル車用LSDの開発・生産を行いたい！

本日は試作LSD（リミテッドスリップデフ）を装着して二回目のオイル交換を行いました。

 

デモカーiQのトータル走行距離

 

 

試作LSD（リミテッドスリップデフ）を装着をしてからの距離

 

装着直後から50Kｍ程は慣らし走行（競技車両独自の方法）を行い、専用トランスミッションオイルを交換し、その後は一回のサーキットテストを行いトータルで900Kｍ程走行をしています。

 

交換のためには、オイルをトランスミッションから抜くわけですが、その時は直ぐに捨てずに容器に溜まったオイルを目視確認を行います。

 

 

廃油中には金属粉が混じるわけですが、その金属分の大きさや色、沈降速度とかを確認してトランスミッション内部の状況を予見するのです。

 

今回は金属粉は出ているものの、量は少なくてすこし沈降したところでオイルそのものの透明度も残っている上に粘度も保持されていました。

 

トランスミッションのオイル容量がLSD（リミテッドスリップデフ）装着により、内部の機械部分の占める割合が増え、数百cc減少（2.5Lから2.2L程度に減少）したので潤滑時の熱的な事が気になった事もあり、900Kｍで交換してみたのです。

 

次回は、今日の距離から1500Kｍ程走ってみて、トランスミッションオイルを交換してみたいと思います。

 

こうやって、データーを取り続ける事がノウハウ蓄積にもなりますし、製造メーカーさんへ報告することにより信頼関係が生まれてくるのです。