珈琲日記を続けるために、支援をお願いいたします。

支援総額

6,770,000

目標金額 6,000,000円

支援者
224人
募集終了日
2021年3月1日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

珈琲日記の小林です。

 

皆さまの熱い応援、ご支援のおかげで、目標額を達成することができました。本当にありがとうございます。

 

クラウドファンディングをスタートしてから、この20日間、スタッフ共々、ドキドキしながら、一喜一憂の日々を過ごしてまいりました。

ご支援だけでなく、温かいコメントの数々に、涙腺が緩みっぱなしの20日間。

むしろ、達成した瞬間は、私たち夫婦よりも、スタッフたちの方が泣き崩れたようです。

 

苦しい一年でしたからね。

 

自己資金は、通販とシェアキッチンで臨時営業した店舗の売り上げのみです。半年間の臨時営業でも、少しは支店開業の資金の足しになるくらいは、ストックできました。

 

今回のクラウドファンディングでご支援いただきました資金をプラスすれば、なんとかオープンに辿り着けます。

 

これだけでも、充分なのですが、更に本店でご提供する内容に少しでも近づけるため、少しでも手取り分(手数料がございますので)を残すため、ネクストゴールを設定させていただきました。

 

ネクストゴールは10,000,000円です。

 

初期設定を達成した後のネクストゴール以降は、All-in方式に切り替わります。

そのため、ご支援のキャンセルはできませんので、ご注意ください。

 

度々お伝えしておりますが、決してご無理のない範囲でのご支援をお願いいたします。

まずは、ご自身の生活と命の確保です。

 

では、3月1日の終了日まで、お付き合いをお願いいたします!

 

 

 

現在、神楽坂で珈琲日記という喫茶店を夫婦で営んでおります、小林正哉と申します。

 

珈琲日記は、2016年9月15日に表参道の日本文化の発信をテーマにした、とある複合施設にて、イベント的に期間限定で誕生した喫茶店です。

(代表である私、小林は地元の神奈川県横浜市で喫茶店を開業したのが、1989年ですので、喫茶業の経営経験は31年ほどです。妻は以前はバリスタとして、大会に出場するなどの活躍をしておりましたが、現在は珈琲日記の人気スイーツを生み出す製菓チームを率いています。)

 

○表参道でオープンした2016年9月

 

飲食店は「人ありき」

喫茶業界(カフェ業界)に従事する者の収入、社会的地位を向上させたいという想いが強く、たまたまのご縁でスタートしたカフェプロデュース業を現場と並行して続けてきました。

しかし、お客様に対しても、ビジネスとしての駆け引きや、うまく儲けることが下手な私は、「綺麗ごと」といわれることを、純粋に地で行ってどこまで商売が成立するのかをチャレンジしてみたかったので、やはり自分でやるのが一番近道と考え、50歳を迎える前に珈琲日記をスタートしました。

 

元々は、コーヒーや紅茶に興味があったわけではなく、「人」が大好きで始めた仕事ですので、接客が売りのお店です。

スタッフも「人」が好きで、接客が好きなスタッフばかりです。

 

 

すべてのメニューに命を懸けて、心を込めて

もちろん、コーヒーや紅茶にも良いものにこだわりはありますが、それを提供する技術や知識はプロとして最低限の当たり前の仕事だという考えです。

珈琲日記は、スペシャルティーコーヒーを主体とした喫茶店(あえてカフェではなく日本に馴染んだ喫茶店と言い張っております)で、自家焙煎店でもあります。

15年以上前から、産地へ足を運んで直接の買い付けもしてまいりました。

実は、元々紅茶の専門家でもあるため、紅茶メニューも充実させています。

 

私が生まれ育った横浜の喫茶文化は独特で、コーヒーはサイフォン主体、紅茶は豊富なバリエーションが主体となっています。

 

そして、今は珈琲日記にとって大切なコーヒー、紅茶をさらに美味しく楽しんでいただくために、自家製スイーツとのペアリングに最も力を入れています。

 

看板メニューは、昔から作り続けている、スコーンとホットケーキですが、珈琲日記といえばこれ!というくらい根強い人気のフルーツサンドも是非お召し上がりいただきたい商品です。

 

珈琲日記のメニューには、「こんなもんでいいや」というものは一つもなく、徹底的にこだわり、洗練されたハイクオリティとオリジナリティーを目指し、開発にたっぷりと時間をかけて、妥協することなく商品化しています。

写真映えなどに惑わされて、奇をてらったものを作るのではなく、食べ物・飲み物として美味しそうで、洗練された見た目の美しさは、当たり前のように追及しています。

 

食べ物メニューはスイーツのみで勝負しておりますが、決して一瞬のヒット商品ではなく、長く愛されるロングセラー商品を目指しています。

 

しかし、新しいことへのチャレンジは常に忘れません。

例えば、コーヒー・紅茶とスイーツのペアリングを徹底的に追及してきた珈琲日記独自の、「スイーツコース」への試み。

ストーリー性のあるコースは、ドリンクの美味しさとスイーツの美味しさをお互いに引き立てながら、飽きずに最後までお楽しみいただけるように、順序と味わいを繊細に組み立てます。

新しい店舗では、是非お楽しみいただきたいと思います。

 

 

行列により、ご近所様へのご迷惑も考えて、移転へ

表参道では期間限定でしたので、その後、代官山での間借りで約一年程度営業したのち、神楽坂に落ち着こうと移転いたしました。

とてもありがたいことにオープン初日から、告知をしなかったにもかかわらず、お客様の長蛇の列ができ、そのまま一年間がむしゃらに営業してまいりました。

しかし、神楽坂の店舗は住宅街の隠れ家的な場所ですので、予定よりも行列が更にエスカレートしてしまい、周りのご近所様へのご迷惑も考慮して、同じ神楽坂内の大きな店舗へ移転することを決めました。

 

 

新型コロナウイルスの影響で、本店工事ストップ。そしてオープン見合わせ。

神楽坂の商店街のたくさんの皆様に支えられて、本店を大きくしてグランドオープンすることを決め、2019年の夏には神楽坂の代表的な石畳の路地に佇む築70年以上の物件に決まり、秋には耐震補強工事からスタートしました。

その時点で、社員契約予定で研修中のスタッフ5名。

 

しかし、2020年2月にスタートした内装工事は、完成目前の4月の緊急事態宣言により、全てが止まりました。(2020年4月28日引き渡し、5月15日オープン予定でしたが4月7日に緊急事態宣言発出)

全く先が見えず、その場所での本店オープンの予定は変わることはないものの、規模が大きすぎるが故に、まだまだオープンの見通しが立っておりません。また、株主の方々も現在の感染者数などの増加傾向により不安があるため、2021年5月以降まで、様子を見たいとのご意見もあり、しばらくは本店のオープンは見合わせとなりました。

そのため、4月から急遽、コーヒー豆と紅茶葉の通販をスタートし、ファンの方々のおかげで在庫を補充すればすぐに完売するという盛況ぶりでしたので、なんとか自分たちの命をつなぐことができました。お客様に助けられ、お客様に「生かされている」ことをスタッフ一同本当に実感した時期でした。

 

○神楽坂本店の工事と完成イメージCG

 

シェアキッチンでの仮営業は、都民限定の完全予約制からスタート。

本店が70席と大きな箱のため、スタッフを5人増やしてますので、スタッフの生活も守らなければなりません。しかし、通販のみでは給料というより、給付金程度にしかなりません。

それでも、珈琲日記のスタッフは誰一人として「金をくれ」とも「辞めたい」とも一言も言わず、それぞれがつなぎのバイトを探し、ある者は宅配便、ある者はスーパーのレジなど、他業種の仕事で生活をつないでくれています。

スタッフ全員と面談をしても、「絶対に珈琲日記で働きたいから」とか「誰も悪くない」との理由で誰も不満をぶつけようとはしません。

本当にスタッフに恵まれていると思っています。

 

しかし、だからこそこの大切なスタッフたちの給付金を少しでも増やしたい、少しでもモチベーションを維持してもらいたいという気持ちでスタートしたのが、シェアキッチンでの仮店舗での営業です。これが昨年の7月16日のことです。

 

ただ、この時すでに新型コロナウイルスは、日本中に広がり始めていました。そして、そういった時期でも医療関係者、金融関係者、スーパーやドラッグストアなどの小売業者、運送業者など、リモートワークもできず、リスクを覚悟で不特定多数の人々を相手に現場で働く人々がいました。

もちろん、ウイルスや人に恐怖を感じて、外出を徹底して控え続けた人々もたくさんいらっしゃいました。

今でもたくさんいらっしゃいます。

 

○徹底した感染症対策を施した完全予約制の仮店舗

 

「飲食店はお客様の命を預かる仕事

珈琲日記では、「飲食店はお客様の命を預かる仕事」という考え方を元々徹底しています。

口に入る物で、人は簡単に命を落とします。そういう意味で責任の重い仕事だという意識をしっかりと持っているのが珈琲日記のスタッフです。

「絶対的安心感」を守るため、

仮店舗でも、どうせやるなら、最もストレスを抱えた人々の癒しの場所にもなりたい。。そのような方々でも安心してお越しいただけるお店作りを目指したい。

そう考え、振り切るほどの感染症対策を徹底した上での完全予約制の営業にチャレンジすることを決めました。

以前の神楽坂の本店では行列が凄かったため、このご時世での行列(密集)を避けるための完全予約制でもあります。もちろん、テイクアウトも行列の可能性があるため、テイクアウトのみのお客様はお断りすることにしました。

そして、都民だけがGoToキャンペーンから除外され、疎外感を感じていることや、東京以外の地域へ感染を広げてたまるか!という気持ちもあり、「都民限定」の予約制からスタートしたのです。

入店時には、お名前とご住所を確認できるもの(免許証、保険証など)を提示していただくという徹底したやり方ですが、お客様全員何一つ嫌がらず積極的に協力してくださいました。

お客様にも本当に恵まれています。

 

 

自分たちの場所を作り、もっとグレードアップした状態でお客様をお迎えしたい。

おかげさまで完全予約制での営業は、好評で常に全ての時間帯で予約が埋まりました。しかし、シェアキッチンですので、お菓子の生産能力や、席数に限界がございます。元々、カフェに携わる者の社会的地位などを向上させるために立ち上げた事業ですので、当店のスタッフも守りたいですし、感染症対策をきっちりとしたカフェとしても、もう少しグレードアップさせて、お客様にリラックスして楽しんでいただきたい。

お客様が楽しみにしてくださっている、通常メニューを楽しんでいただく為にも、、このご時世に安心して楽しんでいただく為にも、新しい形を目指しております。先ずは大規模な本店はさておき、少し小さめの居抜き店舗で、支店からスタートしようと考えております。

本店で資金を使い果たしてしまったので、現在は資金が不足しています。

その不足している資金を、賛同していただける皆さまに助けていただきたくクラウドファンディングにチャレンジいたしました。

 

 

何をどうするのか

まずは、このプロジェクトをご覧いただいている皆様にお願いです。

このコロナ禍で、世界中のみんなが大変な時のご支援のお願いですので、ご無理の無いようにお願いいたします。

そして、遠くてなかなかお越しいただけない方や、珈琲日記にお越しいただいたことの無い方は、ご自身が本当に賛同できるか、、また、本当に得があるのかをよくお考えになって慎重にご支援いただけると幸いです。

 

尚、このプロジェクトは、株主の同意を得ているものですので、トラブルになるようなことはございませんので、ご安心ください。

 

まずは、新しい喫茶店のスタイルとして珈琲日記がチャレンジすることをわかりやすく、箇条書きにしてみます。

 

  • 完全予約制の喫茶店。(すでに実績あり、ノウハウの構築もできています。)ご近所様への配慮のための行列回避、行列を回避することで、お客様の熱中症などの回避、密集、密着対策などが目的です。お客様にとっては時間が読めるのも利点です。
  • 徹底した感染症対策を施した店舗づくり。これからもしばらくは続くと思われる新型コロナとの共存環境に適合させるため、しっかりと感染症対策のためのディテールなどは設置します。その後いつか来るであろうアフターコロナという通常生活にも戻せるような作りのアイデアは必要となります。
  • 従業員の働きやすさや収入の向上の実現。商品を作る技術だけではなく、人間力の向上を伴うサービス業のプロフェッショナルを育て、さらには収入の向上、安定を実現します。従業員の疲弊や余裕の無い生活は、結局お客様に負担がかかります。そういった意味で働き方改革は必ず必要と考えます。「できない」とか、「飲食店はこういうもの」という既成概念を捨てて、どうしたら実現できるのかを真剣に考えることが必要です。そして実現できるノウハウが珈琲日記にはあります。
  • 理論化した技術伝達と、人間性を大切にした人材教育。「見て覚える」「技術を盗む」などの考え方ではなく、「人が育つ育たないは、育てる側の実力」という考えのもと、スタッフ全員が後輩育成に力を注ぎます。自分が十年かかったことを、いかに短時間でできるようにしてあげるかが、指導者のプライドであるべきです。そして、人間性を磨ける環境を作ることも企業の重要な仕事です。

 

以上が、珈琲日記プロジェクトです。これは一足飛びに実現できるプロジェクトではありませんが、すでに半分は実現できていると思っています。

 

そして、今回のクラウドファンディングのチャレンジは、夢半ばでコロナの影響にあい、これらを継続するための足掛かりを作るためのプロジェクトです。

 

皆様からのご支援は、下記の一部として大切に使わせていただきます。
 

 

 

●支店の物件取得に必要な金額

保証金、前家賃、仲介手数料で約200万円

 

●居抜き物件を探していますので、造作譲渡費

平均200万円

 

●必要な造作(カウンターや配管、感染症対策に必要な造作)工事

約200万円

 

●コロナ禍で、十分な収入が得られなくなったスタッフの、オープンまでの人件費

約200万円など

 

●readyforプラットフォーム掲載手数料 達成額の12%

 

その他諸々で、合計900万円以上はかかる予定ですが、皆様からのご支援はその費用の一部として大切に使わせて頂きます。

 

その他、厨房機器、コーヒーの道具やマシンなどは、すでに揃っているものもございますし、皆様からのご支援以外は自己資金で間に合います。

 

 

支店のオープンをもって、今回のプロジェクトは完了といたします。

(リターンやオープン後の目標は継続します。)

 

リターンの送付日は、基本的に支店のオープン日(レセプションご招待権はそれ以前)としますが、商品の場合は、商品ご到着をもって送付日とさせていただきます。(記載には6月までにとありますが、前倒しになる可能性が高いです。)

※各リターンを履行するために必要な、製造・送付に関する許認可は取得済みです。

 

 

 

珈琲日記の今後と、必ず実現させる未来

今回のクラウドファンディングもそうですが、珈琲日記のプロジェクトは、誰か個人の私利私欲のために動くものではありません。

本物のサービスとは何かを追及したお店作りをしたい。

 

AIロボットがどんどん進化して、飲食店もいつか人間が必要なくなってくるかもしれません。

だからこそ、ますます「人と人とのつながり」を求める人々が増えるのではないかと思っています。

 

正直、ロボットがやっても変わらないサービスをしている飲食店も少なくありませんし、むしろロボットがサービスしたほうがマシなのではないかと感じるお店もたくさんあります。

 

これからは、そういった接客のプロ意識の低いお店が淘汰されていくと思います。

 

ただ、それ以前に、このコロナ禍の影響で、本当に良いお店まで閉店してしまっています。

まずは、この現状をなんとか乗り越えたい。

そう思っています。

 

そして、珈琲日記の企業理念である「珈琲日記に携わる全ての人々を幸せに」を実践すべく、今まで通り、第一次産業の方々を守るためにも、「良いものは適正な価格で仕入れる」「良いものは適正な価格で販売する」ということを大切にしていきたいと思います。

例えば運送会社の送料も安さを求めてしまえば、人に無理がかかります。

その企業に携わることで、誰か一人でも不幸になっていたら、その企業の未来は無いと思っています。

そんなきれいごとを貫き通すことが、これからの時代に合ったビジネスだと確信しております。

 

安いことが正義みたいに、コスパという言葉を間違えて使っていると、コロナに関係なく、日本の経済はデフレスパイラルからいつまでも抜け出せません。

 

飲食店も二極化していくであろう、これからの時代を担っていく若者たちに生き抜いてもらうためには、「モノ」だけの価値ではなく、そこに携わる「人」というプロフェッショナルの価値を同時にコストに換算していただけるような人材教育が必要なのではないかと思います。

 

そして、最も大切なお客様をお店側もきちんと選び、賛同してくださるお客様だけに徹底したサービスをする。

そういったお客様は、必死でお店を守ろうとしてくださいます。

今までも良いお客様ばかりで、常にお客様に守っていただいている意識はありましたが、昨年の臨時営業でそれをひしひしと実感し、思い知ることができました。

そしてお店側も、そういったお客様のことは全力で守ろうと思うのです。

 

徹底した感染症対策に努めてきましたのも、自分やスタッフはもちろん、お客様を守るという強い意識からです。

もちろん、「絶対的安心感」という、ブランドイメージの基本を大切に守るという目的もあります。

 

 

●飲食店に携わる者の社会的地位の向上

「飲食店は給料が安くて労働時間が長い」という言葉をよく言われます。

間違いありません。

日常的なものにしようという気持ちが強く、リーズナブルとかコストパフォーマンスという言葉を間違えているのか、いつも安売り戦争の中にいるのが大半の飲食店です。

これでは、従業員のお給料は一向に上がりません。

ただ、高い給料が取れるほどのプロ意識で仕事をしている人が少ないのも事実です。

一杯100円や200円のコーヒーでは、飲むほうも作るほうも「まぁ、これでいいか・・」ということになってしまうのでしょう。

例えば、楽器の教室などでも、教える方も自信が無くて、安い月謝で教えていたら、教わるほうも安いから休んでもいいか。。。となってしまいます。

教えるほうも、きちんと教えたいからしっかりとした金額を取ろうとなれば、責任を持って教えるし、常に技術を磨く練習や勉強を怠りません。

金額は、教わるほうのやる気次第で振り分けられる基準となり、これだけの金額を払っているのだから、無駄にしないようにきちっと通おう。

となります。

 

良いものは高く、高いものを出すには常にプレッシャーを実感しながら提供する。商品だけでなく、「人間力」を常に磨きながら、高い技術を身に着ける。

払うほうは、自分の「モノ」と「時間」と「空間」を大切にする。

 

これが成立したとき、働くものの価値は高く評価されて、収入につながります。

 

私たちのお給料をくださっているのは、お客様ですから。

 

 

●労働環境の向上

「飲食店はサービス残業が多くて大変」

そんなイメージがあると思います。これも間違いありません。

美容室なども同じですが、雇う側がやる気のあるスタッフのやりがいを利用して「やりがいの搾取」を散々行ってきたことが、デフォルトになっている業界です。

「昔はこうだった。」「今の若い奴は・・・」などと言っていると、どんどん時代の流れから置いて行かれてしまします。決して後輩たちを甘やかすという意味ではなく、その時代の法律には従った上で、働き甲斐のある職場にすることが、後世に良いものを残していくのだと思います。

これは、私たちの義務でもあり、責任でもあります。

与えられたルールの中で、やれる工夫をする。

もう一つの問題は、「単価が低くて、営業時間が長い」これは特にカフェの話。

営業時間が長いことは、ローテーションを上手に組めばなんとかなりますし、単価は上げる努力をすれば良いことですが、もちろん単純ではありません。

そこには、強い信念と、お客様との信頼関係を築く、高いプロ意識が必要です。

 

スタッフが疲弊したり、気持ちに余裕がなくなってしまっては、お客様に癒しを与えたり、良いもの提供することはできません。

そのためにも、労働環境の向上は常に考えるべきものだと思います。

まずは、

  • 残業は二時間まで(できればゼロが良い)
  • 八時間労働(休憩一時間)
  • 週休二日制
  • インセンティブなどの設定

など、最低限これを実現させることからだと思います。

 

 

●人材教育への注力

人の話に耳を傾け「良く聞く」。

人の動きに目配りして「良く見る」。そして、そこに「応える」 。

これは、人の心を感じ、読む「技術」が必要です。接客とは 人柄だけでなく、努力と経験で身につけられる、感性と知識が必要な「技術」なのです。

今後、ロボット社会になり、人が必要ではなくなったとしても、この接客技術は人間でなければできない。 これは 、ロボット社会になればなるほど、人がより求めるものであると信じています。

そして、私たちが長年かけて身につけた知識や技術、今はなかなか受け継がれることのない喫茶店独特の接客技術を、後世に伝えていくことが 、今の若者たちへ喫茶店で働く本当の楽しさを知ってもらうこととなり、夢のある仕事へと変わっていくのだと、私は信じています。

「即戦力、即戦力 」 などとすでに教育の必要のない人材を求め 、 人を育てることを面倒くさがり、企業が育成を放棄したようなことを言うのではなく、ゼロから人を育てるということが、企業としての義務でもあると思っています。

真の意味でのおもてなしの心を持ち、一期一会で 来て頂いた お客様に 、 その時に出来る最高の向き合い方で、向かい入れることの出来る志と技術を持った人間を育て上げる。その実現の ためには、店として、企業として、その仕組みを支えるためのしっかりとした、売上げと利益が必要です。「雇用を生む」とは「人を育てる」覚悟を持つということでもあり、単純に技術だけを伝えることが、人を育てるということではなく、人間力、人間性を高めていける意識を持たせ、独りよがりな人間にならぬよう、お金をいただくということに対する真摯な思いを持つ 「 プロ意識」を育てる環境を用意するということだと思います。

商品、空間、接客、全てにおいて、高いと感じる可能性のある価格設定に恥じないように立ち居振舞うこと、そのプレッ シャーを常に感じながらの仕事であるべきです。それが、企業全体の成長につながると 確信し ています。

 

 

●感染症対策の徹底

現在までに行ってきた感染症対策の内容を一覧にいたします。

今後は、仮店舗ではなくなりますので、キャッシュレスやパーテンションなど、さらにバージョンアップしたものにしていきます。

 

お名前とご住所が確認できる書類(免許証、保険証など)のご提示をお願いしております。これももちろん、感染症対策の一環となります。まずは、「完全予約制」そのものが対策の一つですが、わかりやすく箇条書きにしたいと思います。

  1. お店のご予約が可能なお客様の在住地域を限定しています。(東京から感染を広げないことと、疎外感のある都民を優先することが目的です。)
  2. それぞれのテーブルは、滞在時間をズラして、隣り合ったテーブルでは同じ人同士が30分以上一緒の時間を過ごさないように予約時間を設定しています。
  3. ご予約時間とご予約時間の間を15分空けて、殺菌消毒の時間を作っています。(これは、席数が増えれば増えるほど、時間を長くとりますので、ソーシャルディスタンスも徹底しないといけません。特に珈琲日記のお客様は、ドリンクもスイーツも、おかわりをする方々がほとんどですので、滞在時間が短すぎると対応が追い付かずご迷惑をおかけしてしまう恐れがあります。感染症対策による滞在時間とのバランスは課題になると思います。)
  4. お申し込みの際、お名前は、お連れのお客様も含め、フルネームをご入力いただきます。(万が一のときに備え、感染経路が追えるようにするため)
  5. マスクの着用は、珈琲日記の「ドレスコード」です。ご入店の前に、必ず着用をお願いいたします。こちらでは、一切ご用意がございませんので、マスクをお忘れになったお客様は、ご入店をお断りいたします。(現在、マスクの着用は周りへの配慮、気遣いなど、思いやりの意思表示だと思います。マスクを忘れるということは、普段からその意思がないとの判断ですので、お店でご用意することはありません。マスクに効果があるかどうかは別の問題です。)
  6. 着席後は、マスクは外していただいて構いませんが、お手洗いなど、お席を離れる場合は、必ずマスクの着用をお願いしています。(都内でもまだまだ怖がっている人々はたくさんいらっしゃいます。周りに思いやりを持って、行動してください。)
  7. ご来店の際は、免許証などのような、ご住所を確認できるものをご提示いただいています。(不正防止です。)
  8. 各テーブル専用にアルコール消毒液を設置することで、アルコールの容器も毎度消毒でき、安心して何度でもご使用いただけます。
  9. ミルクやシロップは、一人にひとつ。兼用にはしない。
  10. コースター、ナプキン、おしぼり、使い捨てマスクケースなどの消耗品は、汚れていない、使用していない場合でも、一度お客様に提供したもは必ず廃棄し、使い回しは絶対にしません。
  11. コーヒーカップのように直接口をつけるものは、磁器のカップは毎回、次亜塩素酸ナトリウムで殺菌消毒していますが、それでも気になる方は、使い捨てのカップをお選びいただけます。
  12. カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフ等)は、全て一本ずつ紙ナプキンで包んで提供しています。
  13. バッシング(食器等下げる)は、基本的にドリンクサービス担当が全て行います。特に、作業中のパティシエ担当とは絶対に連携をとらないようにしています。(食器類など、テーブルの上にあったものは全て飛沫を浴びているため、作業中の者には絶対に手渡しません。)
  14. パティシエは、常に使い捨て手袋をして作業にあたっています。
  15. 定期的に入り口と窓を開けて、換気をしています。
  16. 使い捨てマスクケースを一人ずつお渡しして、マスクの管理をし易くしています。
  17. お客様がお帰りになった後は、次のお客様のために、テーブル、椅子、消毒アルコール容器、メニュープレートなど、全て殺菌消毒します。
  18. テーブルとテーブルの間は、充分な距離を置き、アクリルパーテーションを設置しています。(お客様が入れ替わる度に、消毒しています)
  19. カウンターと客席フロアは、ビニールシートとアクリルパーテーションで仕切られています。
  20. スタッフは全員マスクを着用し、常にアルコールでの手指消毒をしています。
  21. お会計は、テーブル会計、キャッシュトレーでの受け渡しです。当たり前のことですが、硬貨、紙幣を触った手は必ずアルコール消毒をしてから次の作業に移ります。
  22. キャッシュトレーの消毒を常にしています。
  23. テイクアウトは、お席のご予約を頂いたお客様のみ対象としています。テイクアウトを積極的に行うと、行列などの可能性があり、密をつくる原因となります。最小限のスタッフ人数で営業しておりますので、予約タイプのテイクアウトも不可能と判断し、行っておりません。
  24. 現在はあくまでも感染症対策のためのルールですので、ご高齢の方、またはご高齢のご家族と同居している方にはなるべく予約を控えていただいております。そのため、あえて大半のご高齢の方が苦手とするであろうネット予約のみに限定しております。

 

 

これらをさらにブラッシュアップして、実現させることが、珈琲日記の今後のビジョンです。

 

 

 

●本プロジェクトの終了要項

・オープン完了予定日    
2021年6月30日

・建築・改修場所    
東京都23区内賃貸物件

・建築・改修後の用途    
喫茶店・カフェ

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プロフィール

初めまして、今年3月16日まで、東京は四ツ谷にて、「珈琲日記」という喫茶店を営んでおりました、小林正哉と申します。 一昨年、あまりの忙しさで(嬉しい悲鳴ですが)、私が身体を壊してしまいました。 それからというもの、自身の体調管理をしながら、経営スタイルの見直しを模索する毎日でした。 後輩育成ということに関しても、まだまだ志半ばというところですので、これは珈琲日記を創業する以前に本業として続けてきた「プロデュース業」へ復帰して、継続していくことを決めました。 早いもので、今年4月で四ツ谷の物件は契約満期を迎えました。 夫婦で悩み、話し合いを重ね、この契約満期を機に、四ツ谷店を撤退して、次のステップへ踏み出すことを決意しました。 そして、新たなプロジェクトへ向けて歩き始めました。

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リターン

10,000


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お気持ち支援A

●感謝の気持ちをメールにてお送りいたします。

※こちらでいただきましたご支援は、リターン費用がかからない分、サービス手数料を除いてすべてプロジェクトに活用させていただきます(寄付控除の対象にはなりません)

申込数
101
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月

30,000


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お気持ち支援B

●感謝の気持ちをメールにてお送りいたします。

※こちらでいただきましたご支援は、リターン費用がかからない分、サービス手数料を除いてすべてプロジェクトに活用させていただきます(寄付控除の対象にはなりません)

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月

10,000


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お気持ち支援A

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2021年6月

30,000


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お気持ち支援B

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※こちらでいただきましたご支援は、リターン費用がかからない分、サービス手数料を除いてすべてプロジェクトに活用させていただきます(寄付控除の対象にはなりません)

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月
1 ~ 1/ 19

プロフィール

初めまして、今年3月16日まで、東京は四ツ谷にて、「珈琲日記」という喫茶店を営んでおりました、小林正哉と申します。 一昨年、あまりの忙しさで(嬉しい悲鳴ですが)、私が身体を壊してしまいました。 それからというもの、自身の体調管理をしながら、経営スタイルの見直しを模索する毎日でした。 後輩育成ということに関しても、まだまだ志半ばというところですので、これは珈琲日記を創業する以前に本業として続けてきた「プロデュース業」へ復帰して、継続していくことを決めました。 早いもので、今年4月で四ツ谷の物件は契約満期を迎えました。 夫婦で悩み、話し合いを重ね、この契約満期を機に、四ツ谷店を撤退して、次のステップへ踏み出すことを決意しました。 そして、新たなプロジェクトへ向けて歩き始めました。

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