口腔内ポリープの再発を繰り返す保護猫の治療費にご協力をお願いします

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支援総額

240,000

目標金額 140,000円

支援者
61人
募集終了日
2022年2月28日

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2022年02月01日 12:17

小さなサビ猫を保護した話(その2)

 

家で保護することになったリノちゃんですが、不妊手術を受けるためには急いで体重を増やす必要がありました。


リリースまでの猶予は最長でも1か月ほどですので、手術後に療養する期間を逆算すると2週間ほどで2.5~3キロまで増量しなくてはなりません。

 

しかし、その当時の1.6キロしか体重がなかったリノちゃんを、たった2週間で1~1.5キロを増やすのは至難の業でした。


そこで、私は毎日のように総合栄養食を多めに与え続けたのですが、思うようにリノちゃんの体重は増えませんでした。

保護当時のリノちゃん。ケージから脱走したがっていた。

 

なぜなら、リノちゃんが全く人馴れしてくれず、食欲がどうにも不安定だったからです。


まだ4ヵ月ほどの幼猫だったので成猫ほどの強い警戒心は持っていないと思ったのですが、リノちゃんはよほど人が怖かったのか、私がケージに近づくだけで小さく丸まってしまうのです。

 

私はなるべくリノちゃんに構わないようにして、ケージにご飯を置くようにしていたのですが、人が近づくと警戒心が勝ってしまって食欲が失われてしまうようでした。


その後、しばらく放置しておいてもせいぜい食べるのは置いたご飯の半分ほどで、とても体重をオーバーペースで増やすほどの食事量には満たなかったのです。

 

それでも私はおやつの種類を変えたり食事回数を増やしたりして、リノちゃんの体重が増えるように懸命に取り組みました。


それでもリノちゃんの食欲が不安定だったのは変わらず、見た目も大きくはなっていませんでした。

まだ細かったころ。なぜか2本脚で立つことが多かった。

 

そして、TNRのタイムリミットである2週間が経ちました。


私は意を決してリノちゃんの体重を量ってみたのですが、予想通り体重は大きく増えておらず2キロを少し超えたほどしかありませんでした。

 

この時点ではリノちゃんの不妊手術は不可能だったので、私がとるべき選択肢は2つしか残されていませんでした。

 

1つ目はリノちゃんを一度リリースして、大きく育ったころを見計らって再捕獲することです。


前にも書いたとおり、野良猫は家で過ごす期間が長くなると自分の縄張りや寝床を忘れてしまいますので、1か月を超えるとリリースは難しくなってしまいます。

 

食欲が安定しないリノちゃんの場合だと、このまま家で2.5キロを超えるまで保護していたら、優に1か月を超えてしまうでしょう。


そのため、いったんリノちゃんをリリースして、外で十分に育つのを待ってから再度TNRを試みる方が、私とリノちゃんの双方に負担が掛からなくなります。

一向に体重が増えないリノちゃん。不妊手術のタイムリミットが迫っていた。

 

しかし、リリースしたリノちゃんが再び私の前に現れてくれる保障はありません。


もしかしたら、外の世界で生き残れないかもしれませんし、無事に生き残ったとしても私の目の届かないところで発情期を迎えて子猫を産んでしまう可能性があります。

 

このようなリスクを考えると、私はどうしてもリノちゃんをリリースする気になりませんでした。

 

2つ目の選択肢は、リノちゃんのTNRを諦めて、家猫として迎え入れることです。


これなら体重が増えるペースが遅くても、リノちゃんの成長に合わせて不妊手術が受けられます。

 

それに、家猫になれば外の世界で辛い思いをさせることもありませんし、命の危険に迫られることもありません。


まだ小さなリノちゃんが幸せな一生を過ごすためには、やはり家猫として迎えるのがベストだと思いました。

少しずつ人馴れしてきたリノちゃん。おもちゃで遊ぶように。

 

しかし、私の家にはすでに1匹の保護猫がいて、なかなか2匹目を保護する決意が湧きませんでした。


その頃は1匹の保護猫の面倒だけで手いっぱいで、新しい家猫を迎え入れる自信が無かったのです。

 

そんな時、私を見かねた友人が、知り合いの保護猫カフェを紹介してくれました。


その保護猫カフェでは多くの野良猫を受け入れており、新しい里親さんへの譲渡を行っていたのです。

 

そこで、私は保護猫カフェへリノちゃんのことを相談してみると、不妊手術が済んだタイミングで受け入れてくれることになりました。


これならリノちゃんをリリースする必要はありませんし、ゆっくり体重を増やす時間的な猶予も生まれます。

保護猫カフェへ行くことになったリノちゃん。不妊手術までは家で過ごすことに。


私はある程度余裕を持ちながら、リノちゃんの不妊手術を待てることになりました。

 

こうして、私は保護猫カフェへ譲渡するまで、リノちゃんを保護することになったのです。
(続く)
 

★この話を最初から読む⇒小さなサビ猫を保護した話(その1)

 

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