支援総額
目標金額 140,000円
- 支援者
- 61人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
エンジンルームに入り込んだ子猫を保護した話(その3)
エンジンルームに入り込んでしまった子猫ですが、車の持ち主である社長さんや従業員さんの協力もあり、無事に保護することができました。
さっそく保護した子猫の体重を量ってみると、わずか700グラムしかありませんでした。
目も子猫特有のキトンブルーの状態だったので、月齢にすると1~2か月ほどでしょう。
こんなに小さな子猫が母猫から離れて1匹きりだったのは不思議ですが、命の危険なく無事に保護できたのは何よりでした。
さっそく家で様子を見たところ幸いにも病気やケガはありませんでしたが、駆虫薬を施すとノミや回虫が出てきました。
しかし、野良生活をしていた猫なら大抵はノミや回虫を持っていますから、何回か駆虫薬を済ませておけば健康面でリスクが生じることはありません。
食事面に関しては離乳が済んでたこともあり、ご飯の手間が掛からなかったのも私にとっては助かりました。
無事に我が家の一員となった子猫ですが、まずは名前を付けなくてはなりません。
私はいろいろ考えたのですが、「エン」ジンルームに入り込んでいたことと、いろんな人との「ご縁(えん)」で保護できたことを踏まえて、「えん」ちゃんと名付けました。
家猫生活を始めたえんちゃんは、良く食べて良く遊ぶ元気な子でした。
私は子猫を保護するのが初めてだったため、無邪気なえんちゃんと過ごす毎日は今までにない新鮮な体験となったのです。
私にとってえんちゃんの一挙手一投足は全てが愛しく、先住猫と比べても遜色のないほど大切な存在となってくれました。
そんな毎日を過ごす私とえんちゃんでしたが、保護から1か月半が経ったところで、えんちゃんの猫エイズ・白血病検査の日がやってきました。
野良の子猫なのである程度のリスクは覚悟していましたが、幸いにもえんちゃんの検査結果は全て陰性で、健康状態にも問題はありませんでした。
こうして晴れて我が家の一員となったえんちゃんですが、私は手元で育てるべきかどうか迷い始めました。
もし私がえんちゃんを家猫として迎えてしまったら、他の猫を保護するのは難しくなってしまいます。
この頃の私の家ではTNRで短期間預かる猫や、ケガや病気の療養で預かる猫が出入りしていたのですが、えんちゃんを保護してからはそれも厳しくなっていたのです。
そのため、私はえんちゃんの里親さんを見つけることを考え始めました。
えんちゃんは可愛く、私にとってはすでに大事な家族の一員です。
さらに、初めて保護した子猫であることや頑張って捕獲したことも、えんちゃんへの愛着を深めていました。
しかし、可愛いという理由だけでえんちゃんを保護するのは違う気がしました。
私が保護するべきなのは、病気やケガで行き場を失くした猫だと感じていたからです。
それに、えんちゃんは子猫で可愛らしく人馴れもしているので、新しい里親さんを見つける余地が十分にあります。
私の家のように猫の出入りが激しい環境ではなく、えんちゃんだけを可愛がってくれる里親さんを見つけられれば、それがえんちゃんにとってもベストな環境だと思いました。
私は断ち切りがたい未練を感じながらも、えんちゃんの里親さん探しを始めることにしたのです。
(続く)
★この話を最初から読む⇒エンジンルームに入り込んだ子猫を保護した話(その1)
リターン
500円
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- 支援者
- 25人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
1,000円
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- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
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- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー&オリジナル保護猫ポストカード
我が家の可愛い保護猫の写真を添えた感謝のメールをお送りします。
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- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年3月