「お腹の赤ちゃんは元気です」　

死者数３１９人・・・インドネシア政府の９日の発表によれば、５日にロンボク島で発生した地震で亡くなった人の数は今も増え続けています。重機による倒壊家屋などの捜索が進み、多数の犠牲者が見つかっています。

 

現地の災害支援NGO「ACT」をサポートするA-PADは、昨日、日本の医師２名を含む３名のメディカルチームが、ムタラン北部のGuntlemachang地域に入り15名の患者を診察しました。患者の症状は外傷のほか、度重なる余震の影響かめまいや関節の痛みを訴える人が多くいます。

 

避難者のなかにはお腹に３ヶ月の赤ちゃんを抱えた女性もいました。地震のショックなどでお腹の赤ちゃんに影響がなかったか心配していました。

 

佐賀大学医学部付属病院の太田美穂医師（高度救命救急センター）が日本から持参した機材等を使ってエコー検査をしたところ、お腹の赤ちゃんの心臓はしっかり動いていました。太田医師が「元気です。大丈夫」と伝えると、若いお母さんはホッとした表情を見せていました。

 

また、救助犬のハルクと夢之丞、ルークを含む捜索救助チームは、昨日捜索したGegerung LIngsarで今日も行方不明者の捜索を行う予定です。

 

甚大な被害を前に支援が足りていません。現地NGOをサポートするA-PADの緊急支援活動に力を貸してください。

 

 

▼プロジェクトページはこちら