寄付総額
目標金額 4,500,000円
- 寄付者
- 344人
- 募集終了日
- 2019年4月26日
英霊の「みこころ」とご事蹟を後世へ|靖國神社遊就館改修にご支援を
#地域文化
- 現在
- 41,004,000円
- 支援者
- 1,838人
- 残り
- 12日
九七式中戦車改、里帰り直前の急展開!?輸送費用のご支援を
#国際協力
- 現在
- 7,618,000円
- 支援者
- 395人
- 残り
- 33日
手のひらサイズの衛星が、宇宙の神秘を歌い上げる!
#音楽
- 現在
- 3,515,656円
- 支援者
- 239人
- 残り
- 3日
国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 643人
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!
#子ども・教育
- 現在
- 33,417,000円
- 支援者
- 2,076人
- 残り
- 41日
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
#地域文化
- 総計
- 364人
ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
#国際協力
- 総計
- 89人
プロジェクト本文
終了報告を読む
「巨額の資金と最先端の技術が投入される国家的プロジェクト」という壮大なイメージが先行しがちな宇宙開発。
ロケットの打ち上げや、衛星や探査機の宇宙での活躍のニュースを見て初めて、「お~どうやら宇宙開発は進んでいるようだ……」と感じつつも、遠い存在に感じている方も多くいらっしゃるかと思います。
一方で実は皆さんの暮らしには、天気予報、カーナビ、衛星放送などすでに宇宙を利用したものが多く存在し、むしろ近年はもっと近しい存在となっているのです。
本当は身近な存在の“宇宙開発”を、もっと知っていただきたい。もっと身近に感じていただきたい。
検討に検討を重ねた結果……
今回初めてクラウドファンディングを活用し、
「身近な宇宙開発」の実現へ、新たな挑戦をはじめることにしました。
このプロジェクトで募集する資金は、450万円。
資金は、JAXAで研究を進めている「ワイヤレス電力伝送技術」を確立させる上で不可欠な送受電コイルの設計・製作に使用致します。何故、この技術なのか。どんな研究開発が行われているのか、この後詳しくご説明します。ぜひ、応援をよろしくお願いします。
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はじめまして、JAXA研究開発部門です。
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初めまして。JAXA研究開発部門です。私たちは、JAXAにおける技術研究の中核をなす部門として、斬新な「アイデア」と高い国際競争力を持った「技術」の創出に取り組み、宇宙を用いた豊かな社会の実現に挑戦しています。
これまでは、JAXAプロジェクトを確実に遂行させるべく、プロジェクトを支える研究を主に進めていましたが、近年は社会からの要請に積極的に対応し、将来必要となる宇宙・航空分野の先端的な技術に関する研究を進めるとともに、将来的に達成したいミッションの創出を先導する研究に注力して日々研究活動を行っております。
(左)「こうのとり」6号機搭載の薄膜太陽電池フィルムアレイシート
(右)超小型三軸姿勢制御モジュールの31mmサイズと100mmサイズ ©JAXA
Challenge:
未知なる場所を探すため。
求められるのは早期、宇宙空間での技術実証と技術確立。
その先導する研究の一環として、今回、私たちは将来の新たな探査手法への適用が期待されるワイヤレス電力伝送技術に取り組もうとしています。
現在、様々な異分野の人材・知識を集め、これまでにない新しい体制や取組で宇宙探査の研究等を推進している「宇宙探査イノベーションハブ」において、複数の小型探査機により機能を分散し、協調しながら未踏峰地点を広範囲に探査する手法が検討されています。
このような探査手法を実現させるためには、各小型探査機が自律的に充電設備まで移動できる機能や、自動で充電を行う機能の実装が求められます。
Technology development:
技術開発
研究開発部門では、先導する研究の一つとして以下の技術を研究しています。
ワイヤレス電力伝送技術
ワイヤレス電力伝送技術は、イメージとしては携帯電話が有線をつながずに充電ができるように、宇宙機が給電システムに格納された後、有線を介さずに無線で充電ができるようになる技術です。
人工衛星や探査機には、そのミッションを達成するための観測機器などのほか、地上との通信を行う機器、姿勢制御を行うための機器、太陽電池で発電した電力をためる電池など、多くの機器が搭載されています。これらの機器の間は、多くの伝送ケーブルでつながれているのですが、そのケーブルをなくしてしまおう、というのが今回の研究の目的です。この技術は、他の技術と組み合わせることで将来宇宙探査における課題に対応できる等、今後の発展が見込まれており、実用化への第一歩として早期に宇宙空間での技術実証による技術の確立が求められております。
宇宙空間での実証が達成されれば、世界初の宇宙における無線給電の実証となります。
Technical proof:
技術実証
現在宇宙空間での技術実証の場として目指しているのが、Int-Ballというロボットによる技術実証です。
「地上からの遠隔操作により宇宙空間を移動して撮影するInt-Ball。イントボールって呼ばれているよ」
© JAXA/NASA
Int-Ballへのワイヤレス給電のイメージ ©JAXA
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宇宙飛行士の作業時間を捻出する、 新たな 相棒(クルー) 誕生。
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Int-Ballとは、宇宙船の中でぷかぷかと浮かぶ宇宙ロボットで、実際に、2017年6月に宇宙へ行った宇宙飛行士の相棒ロボットです。
新規開発する技術について説明する前に、まず宇宙空間での技術実証機会として目指しているInt-Ballが、どのようなロボットなのか、このロボットでどのような実証を目指しているのかご紹介します。
宇宙飛行士の相棒ロボットInt-Ballと金井宣茂宇宙飛行士 / © JAXA/NASA
Int-Ballとは、自律移動型船内カメラです。筑波宇宙センターからの遠隔操作で、自分で姿勢をコントロールしながら国際宇宙ステーションの中を移動して、静止画と動画(音声無し)の撮影を行うことができます。
なぜカメラの開発……?と思われる方もいるかもしれません。実は、「きぼう」日本実験棟内で宇宙飛行士が作業を行うときは、定点カメラによる撮影が多く用いられるのですが、死角が多く画質も悪いため、手持ちカメラ(ビデオ及びスチール)を使って、詳細な状況を地上で把握するようにしています。
この手持ちカメラの準備や撮影自体にも多くの時間がかかっており、現在、宇宙飛行士の作業時間の約10%程度を撮影タスクが占めています。こうした撮影にかかる宇宙飛行士の作業時間を減らし、限られた時間を有効活用することで、「きぼう」利用実験による成果の最大化に寄与すべく、自律移動型船内カメラ(Int-Ball)を開発することとなりました。
Int-Ball 地上品イメージ(フライト品とは異なるところがあります)/© JAXA/NASA
このカメラは地上の管制局で運用することができ、最終的には、宇宙飛行士による撮影時間「ゼロ」を目指しています。
▼JAXA初の自律移動型カメラInt-Ballの映像です
また、Int-Ballは、2016年6月の開発着手からわずか9か月で初期検証を開始させるという、これまでにないスピード感での開発となりました。これは、既に量産化されている民生部品を積極的に活用したことや、外側だけでなく内部構造も全て3Dプリンタで作製したこと、推進機構には既に確立しているドローン技術を採用するなどの工夫により実現しました。
これにより、これまで大規模かつ開発に長時間が掛かる宇宙機開発のイメージを覆し、早くて安い手ごろな宇宙機開発の道を切り開いたのです。
今回の初号機の取り組みの結果、Int-Ballは単にクルータイム0への貢献だけでなく、地上技術の宇宙空間での技術実証の場としての価値も注目されることとなりました。
そのため、今後Int-Ballでは引き続きクルータイム0に向けた技術課題に対応しつつ、地上技術の宇宙活用における技術課題を解決する実証機会としての発展性が見込まれています。
今回JAXA研究開発部門が取り組む「ワイヤレス電力伝送技術」は、惑星探査での適用に向けて、その第一歩としてInt-Ball3号機以降による、宇宙空間での技術実証を目指し、研究開発を進めています。
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道のり。
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今後JAXA研究開発部門では、ワイヤレス電力伝送技術を、Int-Ball3号機以降での実証を目指し順次研究開発を進めていきます。
今回のプロジェクトでご支援いただく資金は、「ワイヤレス電力伝送技術」を確立させる上で不可欠な送受電コイルの設計・製作に使用させていただきます。
なお、Int-Ballでの実証については、社内外の審査等を経て決定されるため、場合によっては搭載されない可能性もございますので、その点ご理解頂けますと幸いです。
2019.4 クラウドファンディング 終了、達成!
2019.6 ご支援金の受け取り
2019.7 ワイヤレス電力伝送技術設計・製作準備開始
2019.秋頃 地上試験
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一緒に前へ、一緒に宇宙へ。
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JAXA研究開発部門は、これからも次の宇宙開発に必要な最先端技術の研究開発に挑戦していきます。
テレビのニュースを通して見る宇宙だけでなく、実際にみなさんが宇宙開発の当事者となって、一緒に開発を進めることでより宇宙開発を身近に実感していただけるような、そんな機会を、JAXA研究開発部門はつくっていきたいと思っています。
今後ここでみなさんと進めた技術が、10年20年先の宇宙開発に生きるかもしれません。
このプロジェクトを通して、私たちの宇宙開発への挑戦に同乗するクルーとして、多くの方と出会えることを楽しみにしています。
みなさまのご支援の使い道
Int-Ball3号機での実証を目指している「ワイヤレス電力伝送技術」を確立させる上で不可欠な送受電コイルの設計・製作に、皆様のご支援を活用させていただき、鋭意開発を進めて行きたいと思います。
お返しについて
ご支援は3,000円から受け付けております。一部ご紹介します。
---グッズで応援コース---
非売品JAXAグッズつき:寄付コースA
10,000円
■ JAXAグッズ:パタパタメモ (非売品)
■ JAXAグッズ:マグネットクリップ (非売品)
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート (PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・JAXA開発チームから感謝状
・受領書
パタパタメモ
マグネットクリップ
非売品JAXAグッズつき:寄付コースB
12,000円
■JAXAグッズ:ネックストラップ (非売品)
■ JAXAグッズ:リール (非売品)
*リールは、ネックストラップとセットでお使いいただけます。
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・JAXA開発チームから感謝状
・JAXAグッズ:パタパタメモ、マグネットクリップ (非売品)
・受領書
(左)リール、(右)ネックストラップ
非売品JAXAグッズつき:寄付コースC
50,000円
■トートバック (非売品)
■ JAXA研究開発棟に支援者のお名前を掲示(掲示期間:1年間、希望者のみ)
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・JAXA開発チームから感謝状
・JAXAグッズ:パタパタメモ、マグネットクリップ、ネックストラップ、リール (非売品)
*リールは、ネックストラップとセットでお使いいただけます。
・受領書
トートバック
---体験ツアーで応援コース---
【JAXA研究施設見学ツアー】
一般非公開の研究開発棟をご見学(「きぼう」日本実験棟の運用管制室の職員の解説付き)
35,000円
■ 筑波宇宙センターにて、研究施設見学ツアー
一般の見学ツアーには入っていない、実際の研究開発現場にご案内します。また、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の運用管制室の職員の解説付きでのご見学も予定しています。(10月頃に筑波宇宙センターにて開催予定)*旅費、交通費は支援者様のご負担となります。
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・JAXA開発チームから感謝状
・ JAXA研究開発棟に支援者のお名前を掲示(掲示期間:1年間、希望者のみ)
・JAXAグッズ:パタパタメモ、マグネットクリップ、ネックストラップ、リール (非売品)
*リールは、ネックストラップとセットでお使いいただけます。
・受領書
【JAXA研究施設見学ツアー】
一般非公開場所・ワイヤレス電力伝送模擬実験のご見学+研究者との意見交換会
50,000円
■ 筑波宇宙センターにて、研究施設見学ツアー(模擬実験つき)+研究者との意見交換会
一般の見学ツアーには入っていない、実際の研究開発現場へのご案内及び国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の運用管制室の職員の解説付きでのご見学も予定しています。また、見学ツアーに加えて、ワイヤレス電力伝送模擬実験を実際にご覧いただきます。
また、研究者との意見交換会へご参加いただけるコースをご用意しております。(10月に筑波宇宙センターにて開催予定)*旅費、交通費は支援者様のご負担となります。
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・JAXA開発チームから感謝状
・ JAXA研究開発棟に支援者のお名前を掲示(掲示期間:1年間、希望者のみ)
・JAXAグッズ:パタパタメモ、マグネットクリップ、ネックストラップ、リール (非売品)
*リールは、ネックストラップとセットでお使いいただけます。
・受領書
---そのほかのコースは、ギフト欄をご覧ください。---
税制上の優遇措置について
本プロジェクトでは、税制上のメリット(控除)がございます。いただいたご支援金は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)への寄付金として受領いたします。
JAXAは所得税法施行令第217条に定める特定公益増進法人ですので、JAXAに対する寄附金は特定寄附金であり、寄附金控除の対象となります。
なお、控除を受けるためには、寄附を証明する書類が必要になります。寄附者様からの寄付のご入金が確認できた場合、JAXAより「受領書」を発行いたします。
本プロジェクトのご注意点
目標金額以上の資金を当団体が使用することができないため、本プロジェクトは、目標金額達成後、3日後に支援募集終了を予定しています。
*目標金額達成後、3,000円のコースのみを残し、他のリターン枠の募集を終了。3日後に、全てのリターン枠のご支援を終了と致します。
*状況により、終了を早める可能性がありますので、予めご了承ください。
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プロフィール
JAXA研究開発部門です。私たちは、JAXAにおける技術研究の中核をなす部門として、宇宙航空分野の技術力の根幹となる基礎研究開発の推進、基盤技術研究の維持・向上を進めています。 「身近な存在の“宇宙開発”を、もっと知っていただきたい。もっと身近に感じていただきたい。」 そこで、今回初めてクラウドファンディングを活用し、「身近な宇宙開発」の実現へ、新たな挑戦をはじめることにしました。
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ギフト
3,000円
お気持ちコース
■ お礼のメール
■ ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
■JAXA HPにお名前掲載(希望者)
■受領書
- 申込数
- 116
- 在庫数
- 予定数終了
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
【“身近な宇宙開発”の実現へ】応援コース
■ JAXA開発チームから感謝状
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・受領書
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 予定数終了
- 発送完了予定月
- 2019年12月
3,000円
お気持ちコース
■ お礼のメール
■ ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
■JAXA HPにお名前掲載(希望者)
■受領書
- 申込数
- 116
- 在庫数
- 予定数終了
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
【“身近な宇宙開発”の実現へ】応援コース
■ JAXA開発チームから感謝状
・お礼のメール
・ワイヤレス電力伝送技術レポート(PDF)
・JAXA HPにお名前掲載(希望者)
・受領書
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 予定数終了
- 発送完了予定月
- 2019年12月
プロフィール
JAXA研究開発部門です。私たちは、JAXAにおける技術研究の中核をなす部門として、宇宙航空分野の技術力の根幹となる基礎研究開発の推進、基盤技術研究の維持・向上を進めています。 「身近な存在の“宇宙開発”を、もっと知っていただきたい。もっと身近に感じていただきたい。」 そこで、今回初めてクラウドファンディングを活用し、「身近な宇宙開発」の実現へ、新たな挑戦をはじめることにしました。