プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

ケニアの乾燥の激しい農村部地域で
果物加工のトレーニングと備品提供を行いたい!

 

ページをご覧いただきましてありがとうございます。Kenya Fruits Solutionsの山本 歩です。青年海外協力隊を経て、ケニアで果物加工会社を立ち上げた2014年に、Readyforを通じて、乾燥機一台を日本から購入する代金をご支援頂き、農村部の加工事業者から買い取った一次加工品の二次乾燥と包装をして販売を始めました。

 

現在は乾燥機は3台、好調な売れ行きのため、今年中にさらに生産量を拡大すべく、中型の乾燥機をあと3台増やすことを予定しています。拠点も首都ナイロビから車で約1時間のティカという産業都市に移り、ケニアの食品会社のなかに場所を借りてマンゴー・パイナップル・ココナッツの3種類を加工しています。

 

弊社が取り組んでいる果物加工の技術(ドライフルーツとジュース)のトレーニングを提供していきたいと考えています!農村部の加工事業者が、適正価格で果物を地域の農家から買い取り、農村部の若者を雇用する自立的、持続的な加工事業を確立していく支援をしていきます。みなさんのお力を再び、必要としています!

 

2016年8月に実施した果物加工のデモストレーションには4つのグループから
関心のある約30名の農家が集まりました。

 

 

ケニアの農村社会とのパートナーシップを育みながら、果物加工事業を通じて
ケニアの農村社会をより活力あるものに変えていきます!

 

私たちは、創業当時から完全な利益追求の企業形態ではなく『ケニアの農村社会とのパートナーシップを育みながら、果物加工事業を通じてケニアの農村社会をより活力のあるものに変えていく』ことに挑戦しています。

 

現段階では、自社の加工施設で買い取れる量は、収穫シーズンになると大量に溢れる地域のマンゴーの収穫量のほんのほんの僅かです。そこで、自社の加工施設での生産量拡大を図ると同時に、農村部での一次加工支援により注力し、各地域の加工事業に携わるグループ・個人事業者を育成していくことを決断しました。

 

この育成を通じて、農村で過剰に生産されたマンゴーを、果物加工品として市場に卸して農村の収入増をもたらすことができます。また、農村の若者たちに雇用の機会を提供するという、持続的な事業を自主的に運営していく仕組み作りのお手伝いをしていきます。 

 

現在のティカの製造現場での加工風景。

 

 

生産量を増やしながら、持続的な事業にしていくためには、加工事業に携わるグループ・個人事業者が、食品衛生のルールに基づいた運営を徹底する必要があります。加工事業に携わるグループ・個人事業者は食品の基本的な製造と衛生に関する知識をしっかり身につけ、日々実践する必要があるのです。

 

そのために、専門の知識を持った弊社の社員を現地に派遣し、技術的な支援を継続的に提供していきます。各事業者には、ケニア国内の食品衛生の認証の取得を第一段階とし、それをクリアしたら第二段階として国際的な食品衛生水準に則った製造管理を導入していきます。

 

ドライマンゴー・ドライパイナップルに関しては、衛生面に加え、品質に関しても安定的に高品質のものを生産できるようにトレーニングを継続的に提供していく必要があります。マンゴー・パイナップルのシーズンは限られていますので、それ以外の時期は地域で入手できる果物でドライフルーツやジュースを製造して、自分たちで販売して売上を上げてもらいます。安心して買い取れる品質のものが製造できるようになれば、弊社の取引先として、これらの加工品を仕入れます。

 

 

 

今回のプロジェクトの内容

 

 

 

上の地図で、○印で示した箇所は農村部の加工事業に携わるグループ・個人事業者を対象とした2017年~2019年までの3年間のプロジェクトを実施中の農村です。☆印の場所が弊社の製造現場で、対象地域はMakueni・Machakos・Kilifiの3つのCountyに点在しています。4つがマンゴー加工の農村で、1つがパイナップル加工の農村です。

 

2015年から買取を行っているグループリーダーのレヘマさん(写真左)は、
ドライマンゴーの製造にとても熱心です。

 

加工スタッフへのトレーニングを提供することにより、食品衛生のレベルを更に向上していきます。

 

 

加工経験があり、現在弊社が買い取りを行っているのは写真のひとつのグループのみです。

 

2016年8月のデモンストレーションの際に、実際にパイナップル加工の体験をしてもらいました。

 

 

ドライパイナップル加工を始めたムキラさん

ドライパイナップル加工を始めたばかりのChamariという海岸地域のグループがあります。リーダーのムキラさんは他の部族から、この地域に移り住み、パイナップルの栽培と加工を通じて、住民たちの生活をよくしたいという強い希望を持っています。

 
2015年10月にWorldvisionのオフィサーから連絡があり、現地を初訪問。そのときにムキラさんと撮影。


 

ムキラさんが強くそう望む背景には、仲買業者による安値での買い取りや雨が降るとトラックが通れなくなり売りに行けなくなり腐ってしまうという問題を抱えているからです。グループリーダーのムキラさん、Worldvision(NGO)のオフィサーのアシュトンさんと私の3者がともに、住民たちで加工をすることにより、仲買業者よりも少し高い値段で買取れる、業者が買い取らなかったサイズのものも買取る仕組みを作れるという共通した思いで協働しています。

 

ある時、ムキラさんは、こう語っていました。

 

「貧しい状況から自分たちが抜け出せるというふうに考えられない人たちを、どうやって貧しさから抜け出す手助けができると思う?」

 

この地域は、Wathaという少数民族のコミュニティー。乾燥が激しく主食のメイズは育ちません。パイナップルの栽培には適しており、住民の収入源となっています。パイナップルも季節が限られているので、農業だけでは暮らしていくのは過酷な環境。仕事を求めて、都市にでる人もいれば、貧困のまま変化を求めず、援助物資での生活に頼る人もいる現状。識字率の低さが発展を阻む要因となっているようです。

 

NGOが地域住民に対して手を差し出して、養鶏などのプロジェクトに取り組んでいるが、収入向上につながるチャンスが目の前にあっても、この地域の貧しい人達の関心は薄く、成果があまりでていないとのこと。

 

弊社では、2016年8月に現地で加工のデモストレーションを実施し、その後10月にティカの弊社の製造現場まで呼び寄せ4名の若者に3週間の有給トレーニングを提供しました。これまで計4回現地を訪問して指導をしていますが、まだ本格的な製造は始まっていません。ようやく加工できる準備が整い、何とか軌道に乗るように、今まさに取り組んでいるところです。
 

グループリーダーのムキラさんが約720km離れたティカまで4名の若者を連れてきてくれて、
トレーニングの受け入れをした2016年10月に撮影。

 

Kenya Fruits Solutionsが取り組む持続可能な事業に向けて

 

弊社と各地域の農家たちとのパートナーシップを基盤とし、各地域での持続可能な事業を育成するため、彼らの自主的な管理・運営能力を高める支援を最大限行っていきたいと考えています。具体的な戦略は以下の3つです。

 

1. ケニア半乾燥地域における果物加工事業の技術と運営の総合支援

 

農村部での衛生的な加工施設の確保、3ヵ年の事業計画作成、予算・実績管理、製造・在庫管理記録、KEBS(ケニア食品認証)所得などに関わる必要な支援をします。

 2. 人材育成

 

各グループ・個人事業者から2-4名に、弊社の製造現場での有給トレーニング(3-14日間の業務体験)を提供し、果物加工品製造と衛生的な運営のために必要な基礎知識を習得してもらいます。

 3. 定期訪問・指導の実施

 

弊社の食品製造責任者が定期的なチェックのため製造現場訪問を実施し、食品衛生のルールに基づいた果物加工品製造と衛生的な運営をしていくためのアドバイスを提供します。

 

其々の進捗状況を定期的にまとめて、各事業者に共有していくことでシナジー効果が生まれ、5つの加工事業者がお互いに切磋琢磨し成長することを期待しています。

 

Copyright@Worldvision Kenya

 

 

地域発展の可能性を果物加工に賭けて――。

 

弊社は、農村部の事業者たちとのパートナーシップのもと、技術と運営面での支援を継続的に実施し、自立的・持続的な加工事業の確立に取り組んでいます。その結果、地域が活性化していくことを目標に取り組んでいます。農村部の加工事業者が適正価格で果物を地域の農家から買い取り、農村部の若者を加工スタッフとして雇用する仕組みを拡大したいと考えています。

 

今回集まった資金は、3年間の支援プロジェクトの初めの半年間に掛かる経費に使わせて頂きます。食品製造・衛生の専門家の派遣費用、製造設備を整えるための必要な備品購入費(施設補修費・防虫ネット・殺菌用アルコール等)、食品衛生向上のための現地人材のトレーニング(ティカの弊社製造現場)のための交通費と滞在費 (日当は弊社負担)を予定しています。

 

農村の人達が援助に頼ることなく、地域の資源を活かして、自分たちの力で生活していけるように、農家の人たち・行政・研究機関・NGOなどと連携して、各地域に適した持続的なビジネスモデルを構築していきたいと考えています。自社で支援プロジェクトの全ての経費を賄える余力はまだありませんので、皆様からの温かいご支援を必要としてます。最初の半年に掛かる経費を賄うため、皆様のお力を是非ともお貸しください!

 

Copyright@Worldvision Kenya

 

資金使途:

♦食品製造・衛生に関するトレーニング実施費用  
♦加工施設の整備および加工に必要な備品提供費

 

 

 


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