こんにちは。アダンサミット石垣島実行委員会の木下です。

クラウドファンディングを開始して10日が過ぎました。ご支援を多数いただいております。とても感謝しています。応援メッセージもお寄せいただきありがとうございます。島のアダン文化の魅力についてお伝えしていきたいと思います。

 

今日はリターンである、バヌアツ共和国フツナ島のアダンバスケットについてご紹介したいと思います。

 

バヌアツ共和国フツナ島の伝統的なアダンバスケット

 

バヌアツ共和国は、南太平洋に位置する大小の島々からなる国です。西にはニューカレドニア、東にはフィジー、北にはソロモン諸島があります。

 

このアダンバスケットをつくっているのは、バヌアツ共和国の中でもフツナという島の人たちです。沖縄、和名ではアダンとよばれるタコノキ科の植物、英語ではパンダナス(pandanus)と呼ばれます。フツナ島のことばでは、ファラ(fala)といいます。

 

細かい編み目によって丈夫なつくりとなるアダンバスケット

 

琉球弧の島の人たちもそれぞれアダンを利用する文化を持っていますが、島によって少しずつ使う方法が異なるように、南太平洋の島々も同様に、どの島にも伝統的にアダンを利用する文化がありますが、島によってやはり使い方、技術が異なっているのが特徴です。

 

主に女性たちの手によってつくられているアダンバスケット

 

南太平洋の多くの島の人たちと同じく、フツナ島の人たちは、アダンの葉から、バスケット、マット、伝統的なダンスの衣装など、さまざまなものをつくっています。

 

バスケットをつくっているところです。つかっているマットも、アダンの葉を編んでつくったものです。

 

フツナ島のアダンの葉の使い方の特徴は、使用する葉を採取したあと、茹でずに使うことです。島によっては、アダンの葉を一度茹でた後に乾かして使うという方法をとるところが多いのですが、フツナ島では茹でずに、自然乾燥させたものを使います。

 

これにより、フツナ島のアダンクラフトの出来栄えは、白くなりすぎない自然なアダンの葉の色を持ち、葉に油分が残っているため比較的丈夫で、使うほどツヤが出てくるという特徴を持ちます。

 

それから、フツナ島のアダンクラフトのもうひとつの大きな特徴は、編み目が非常に細かいというところです。特に、バスケットの編み終わりとなるフチの部分は細かい数ミリの編み目となり、繊細な文様が描かれているのが特徴です。文様は、家によって、作り手によって違っており、多様な種類があります。

 

作り手によって異なる文様が描かれています

 

今回、バヌアツからクラフト名人をアダンサミットに招待することはかなわなかったのですが、ゆくゆくは、島を超え国境を超えて交流するアダンサミットを実現したいと考えています。

 

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