
支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 98人
- 募集終了日
- 2019年5月31日

令和6年豪雨で倒壊した山形県酒田市 御瀧神社|修繕と復興にご支援を
#地域文化
- 現在
- 13,620,000円
- 支援者
- 465人
- 残り
- 14日

火災で焼損、安堵町の中家住宅。代々守り継いできた文化財を修復したい

#地域文化
- 現在
- 18,376,220円
- 支援者
- 654人
- 残り
- 14日

小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか

#地域文化
- 総計
- 124人

能楽文化を絶やさない!「岡山後楽能」を未来につなぐご支援を。

#地域文化
- 現在
- 2,045,000円
- 支援者
- 61人
- 残り
- 25日

「The Book of MINO-美濃焼の解剖-」制作にご支援を

#地域文化
- 現在
- 1,955,000円
- 支援者
- 52人
- 残り
- 46日

子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための「くるみ割り人形」

#地域文化
- 現在
- 580,000円
- 支援者
- 23人
- 残り
- 24日

文化をつなぐ|芸能芸術支援-芸団協マンスリーサポーター

#地域文化
- 総計
- 2人
プロジェクト本文
終了報告を読む
ワラや木などで作られた人形の神様、
秋田人形道祖神
この民間信仰を徹底取材することで
昨年書籍化し、好評を博しました
そして、この度さらに取材を進め続編
「村を守る不思議な神様2」
を刊行することにしました
前作よりボリューミーなこの本を
気軽な価格でお手に取ってもらうために
クラウドファンディングを行います。
どうぞ応援をお願いいたします
「秋田人形道祖神プロジェクト」です!
はじめまして、秋田人形道祖神プロジェクトの郷土史研究家の小松和彦とイラストレーターの宮原葉月です。
小松は東京の大学で考古学を学び、現在は地元で工芸ギャラリー「小松クラフトスペース」を運営しています。また郷土史家として『秋田県の遊廓跡を歩く』(渡辺豪さんとの共著、カストリ出版刊)や秋田魁新報電子版での連載コラム『新あきたよもやま』などを執筆しています。
宮原は神奈川県出身で現在は秋田市在住。『ピンクとグレー』(加藤シゲアキ、KADOKAWA)、『服を買うなら、捨てなさい』(地曳いく子、宝島社)など数々のベストセラーの装画や、広告やプロダクトのイラストも担当しています。仕事上の経験を通して「古代の神様を今風にポップにアレンジ」し、アートとして表現することに挑戦しております。
人形道祖神に魅了されたわれわれは2017年から県内各地を取材し、「秋田人形道祖神プロジェクト」としてそのユニークな文化を紹介する活動をしております。
秋田人形道祖神との出会い
>>>そもそも“秋田人形道祖神”って?
人形道祖神とは疫病などの災いが入ってこないよう、村の入口や神社など屋外に立てられたワラや木などで作られた人形の神様です。大小様々な人形道祖神があり、大きいものでは4.5m、小さいものも70cm程あります。
最も有名なのは湯沢市岩崎にある「カシマサマ」。こうした人形道祖神は東日本に分布していますが、とりわけ秋田県には多く、北部と南部の内陸を中心に130体以上確認されています。
カシマサマ、ショウキサマ、ニンギョウサマ……秋田県内にはこんな名称で村を守っている神様がたくさん存在し、民俗学者の神野善治さんはこれらを「人形道祖神」と命名して、分類をされています。
>>>「プリミティヴアート」という目線で見直すディープな文化
2017年、小松は秋田魁新報電子版に連載している郷土史コラムの取材で、初めて人形道祖神のお祭(作り替え、村を回ってお披露目する)に参加し、「今でもこんなプリミティヴな魅力に溢れたお祭りが行われているとは」と感動しました。
それから間もなく、五城目町で行われたアートプロジェクトの講師として招かれた際に、宮原と出会いました。その際、「秋田県が誇るプリミティヴアート(原始美術)です」という触れ込みで人形道祖神の話をしたところ、宮原は「これほど面白い存在は他にあるだろうか」と反応し、意気投合。
そして私たちは、翌2018年の春から本格的に秋田県内の人形道祖神を取材をすることになりました。北から南まで、各地の人形道祖神の作り替え行事を取材している中で、よりそのディープな文化に魅了され、ほぼ毎週のように調査、取材するまでになったのです。
そんな中で、今までどんな文献にも記載されていなかった人形道祖神を見つけることができたり、人形にまつわる知られざる様々なストーリーを記録していきました。
>>>失われる前に。この文化を広めたい!
人形道祖神を作りに携わっているのは、県内の村で暮らす60後半~90代の高齢の方々が中心です。村は過疎化が進み、人形道祖神を今後も作り続けていくのは大変厳しいことが予想されます。
そこで人形道祖神の文化がまだ残っている間に、何とかしてこの存在を記録しなければならないと感じたのです。さらに古代から伝わる貴重な行事や村の文化遺産を県外や世界に伝えていきつつ、多くの方が見に来られる環境を作り出したいと思い、まずは取材をまとめた「村を守る不思議な神様」という小冊子を2018年7月に自費出版しました。
宮原がアートの視点からビジュアルイメージを、小松が聞き取りや文献資料を基に文章を担当して冊子を作るという内容です。これまで民俗学として人形道祖神を取り上げた本はありましたが、アートとルポルタージュという組み合わせではおそらく初めてです。
そして出版された「村を守る不思議な神様」は発売から約半年で1000部販売しました。自費出版ながら全国12都道府県の書店やアートギャラリーに取り扱いしていただけたのです。
その理由の一つに、本のデザインをtobufuneの小口翔平さんが担当したことが挙げられます。大胆な装丁デザインと、中身の読みやすいデザインが好評でした。
出版に合わせて東京や秋田県内でトークイベントも開催し、予想を超える反響を受け、地域の文化遺産としてその魅力をより多くの人に伝えていきたいと強く思いました。
「村を守る不思議な神様2」は前作以上に内容が盛り沢山です
そしてさらにこのムーヴメントを盛り上げるべく、第二作目となる「村を守る不思議な神様2」をこの夏に刊行することにいたしました!
続編「村を守る不思議な神様2」で紹介する人形道祖神は、すべて作り替えなどを行う祭りの日に取材したものです。
一作目と比べ、今回は各村の作り手の方々に取材したり、見に行くだけではなく作る過程をみさせていただいたり、前回よりディープな内容になります。ナマハゲとの関係性やこれまでほとんど紹介されてこなかった奇祭など個性的なストーリーが満載です。
また、あまり知られていない遺跡でのエピソードも紹介します。地図を掲載する為、同一冊があれば人形道祖神巡りなど車でのディープな秋田の旅が可能です!
「村を守る不思議な神様2」概要
・大館市中羽立のニンギョウサマ:ワンダーランドで出会った来訪神
・美郷町本堂城回のショウキサマ:戦国の城とカリスマリーダー
・横手市末野のカシマサマ:村の大イベントに潜入取材
・湯沢市御返事のカシマサマ:これぞ奇祭!悪魔を憐れむ歌
・湯沢市三ツ村のカシマサマ:仏様の前で行われる神がかり的行事
・大館市松原のニンニョサマ:仁王カップルと歴史ミステリー
・大仙市鶴田のショウキサマ:人気プロレスラー、最期の勇姿
・湯沢市若畑のニンギョウサマ:天空の村に祀られる団結の象徴
・大仙市北観音堂のニオウサマ:イケメン神様の師弟対決
・大館市松峰のニンギョウサマ:巨大鉱山と人形道祖神
・大館市山田のジンジョサマ:奇祭に裏に隠された民俗のカオス
---取材こぼれ話---
・湯沢市岩崎地区の初丑まつり:カシマサマの前で繰り広げられる裸の男たちの戦い!
・人形道祖神だけではありません!県内の縄文土偶のご紹介
---エピローグ~能代市荷八田の塞ノ神---
完成した本は、書店や雑貨店などで販売する他、本書で取り上げた人形道祖神を祭っている皆様に配布いたします。また、秋田県内や東京をはじめ県外でも刊行記念スライドトークイベント開催いたします。
秋田といえば「秋田犬」「なまはげ」が有名ですが、「人形道祖神」を通じてみえてくる、これまでの写真や動画とはまた違った、ディープな秋田の魅力を感じていただきたいです。
秋田の人形道祖神文化を全国、そして海外へ!
>>>世界に発信できる文化遺産。この本をブームの火付け役に!
私たちは「村を守る不思議な神様2」を秋田の人形道祖神ブームの火付け役とし、取材させていただいた地域のディープな魅力を広める一冊にしたいと思っています。
現状は「秋田ってどんな場所?」「何もない田舎?」など、「地方移住」や「地方活性化」では残念ながら他県に流れてしまっていますが、この本を通じ「人形道祖神」を広めることで、秋田の魅力を最大限発揮できると信じています。なぜなら100体以上のユニークな人形道祖神が祭られているのは秋田県だけだからです!
本を手に取ったならば必ずや、人形道祖神は造形的にも文化的にも、プリミティヴアート(原始美術)として世界に発信できる文化遺産だと確信するでしょう。
昨年東京で開催したトークイベントでは、秋田を知らない方々を含め100名以上の方に参加していただきましたが、イベント後に「今でも本当にこんな風習が残っているのか」と驚かれ、「秋田に行ってみたい」と言っていただくほどの反響がありました。
一人でも多く「本物を見たい」と現地を訪れて、地域にとってのプラスになれば嬉しいです。
>>>集めた資金の使途について
今回のクラウドファンディングで集めた資金は今回のプロジェクトで集まった資金は、本の制作費に充てさせていただきます。
デザイン料:500,000円
印刷代:500,000円手数料・リターン費用:300,000円
計:1,300,000円
前作を大幅に上回るボリュームがあり、制作にかかる費用は倍以上になります。しかし多くの方に気軽に手に取って欲しいので値段は1500円以内に抑えたいと思っております。
一方で前作を手に取っていただいた方にも納得してもらえるクオリティを保つためにも、本のデザインを再びtobufuneの小口翔平さんに依頼することにしました!
渾身の続編を多くの人に届けるために、皆様のお力を頂けたら幸いです。
Readyforのリターン限定!オリジナルグッズを制作しました
今回、5,000円以上のご支援に対して宮原葉月のオリジナルイラストによる手ぬぐい、トートバッグ、Tシャツをご用意いたしました。これらはリターン限定で一般販売はいたしません。
また7,000円以上のご支援に対しては『村を守る不思議な神様2』を発売前にお送りいたします。送付日は6月中旬~6月下旬を予定しております。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
「カシマサマ」、「ショウキサマ」といった名称で秋田県内各地の集落で祀られている人形道祖神。そのユニークな造形と文化に魅了された郷土史研究家の小松和彦とイラストレーターの宮原葉月によるユニットです。これまでに100体以上の人形道祖神を調査、取材しました。2018年6月『村を守る不思議な神様』を刊行。全国12都道府県で発売され、東京、秋田でスライド&トークイベントを開催しました。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円

お礼のお手紙
・秋田人形道祖神プロジェクトより感謝の気持ちをこめてお手紙を送らせていただきます。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
5,000円

オニョサマ手ぬぐい&お礼のお手紙
・宮原が描いた「オニョサマ」(※)をプリントした手ぬぐいとお手紙をお送りいたします。手ぬぐいはブラックとレッドの2種類です。
・手ぬぐいはReadyforリターン限定アイテムです。販売はいたしません。色はご指定下さい。
・お礼のお手紙も同封させていただきます。
※大仙市の太田地区、中仙地区に点在する道祖神。お面だけ祭られている場合が多い。
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
3,000円

お礼のお手紙
・秋田人形道祖神プロジェクトより感謝の気持ちをこめてお手紙を送らせていただきます。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
5,000円

オニョサマ手ぬぐい&お礼のお手紙
・宮原が描いた「オニョサマ」(※)をプリントした手ぬぐいとお手紙をお送りいたします。手ぬぐいはブラックとレッドの2種類です。
・手ぬぐいはReadyforリターン限定アイテムです。販売はいたしません。色はご指定下さい。
・お礼のお手紙も同封させていただきます。
※大仙市の太田地区、中仙地区に点在する道祖神。お面だけ祭られている場合が多い。
- 申込数
- 6
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
プロフィール
「カシマサマ」、「ショウキサマ」といった名称で秋田県内各地の集落で祀られている人形道祖神。そのユニークな造形と文化に魅了された郷土史研究家の小松和彦とイラストレーターの宮原葉月によるユニットです。これまでに100体以上の人形道祖神を調査、取材しました。2018年6月『村を守る不思議な神様』を刊行。全国12都道府県で発売され、東京、秋田でスライド&トークイベントを開催しました。