紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から日本へ留学生を招こう

寄付総額

1,703,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
125人
募集終了日
2018年5月31日

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2018年04月07日 10:39

センター長から御礼とプロジェクトのご説明

東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター・センター長の武内進一です。4月4日に開始されたこのプロジェクトは、3日間にして目標額の6割を達成しました。私自身とても驚いており、皆さんの温かいご支援に心から御礼を申し上げます。

 

このプロジェクトは、何とかアフリカからの留学生を増やしたいという発想から生まれました。昨年4月の設立以来、現代アフリカ地域研究センターではアフリカからの留学生を増やす取り組みを続けてきました。本プロジェクトの概要でも申し上げたように、学部レベルで日本に留学するアフリカ人学生の数はとても少ないのが実情です。国費留学を獲得するための試験のハードルは非常に高く、交換留学で招こうとすると今度は経済的な問題が足かせになります。

 

修士課程クラスになると、国費によるアフリカ人留学生の受け入れ数も増え、特に近年は「ABEイニシャティブ」のお陰もあって、急速に受け入れが拡大しています。これは喜ばしいことですが、これら学生の多くは技術系、ビジネス系で、来日後は英語で授業を受け、日本語や日本文化に接する機会をあまり持たないまま帰国する傾向にあります。

 

これはもったいないことだ、と常々思ってきました。アフリカからの留学生が日本の高い技術やビジネススキルを学びたいと考えるのは当然ですが、せっかく長期で日本に滞在するのだから、日本語や日本文化も学んでもらいたい。アフリカに対する日本の関係づくりという意味でも、日本語や日本文化に通じ、それを母国で説明できるアフリカ人人材の育成は大事なことです。そのためには、早い段階で来日してもらい、日本語の勉強を始めてもらうことが大切です。

 

東京外国語大学は、留学生の受け入れに長い歴史と蓄積を持っています。来日した留学生は、インテンシブな日本語学習コースを受講することができます。また、リベラルアーツの大学ですので、学部レベルでは幅広い講義を英語で聴講することができます。学部レベルで来日した学生が勉強するには、絶好の環境が整っています。是非こうした環境の下で、アフリカ人留学生に学んでほしいと思っています。いったん学部レベルで来日すれば、その後修士、博士レベルで国費留学生として戻ってくる可能性も高まります。交換留学の活性化によって、こうした環境を少しでも整備したいのです。

 

とはいえ、アフリカは広大で、54もの国があります。どこから始めるか。幸い、幾つかの国に関しては、企業のご厚意をいただくことができました。私たちのホームページでご案内しているように、トヨタ・ガーナ社と矢崎総業株式会社からご支援をいただき、この4月に初めてガーナから交換留学生がやってきました。しかし、すべての国でそうしたご支援が得られるわけではありません。自分達でできることはないかと考えました。

 

そこで着目したのがルワンダです。私自身ルワンダを研究対象とし、ここ20年ほど現地に通ってきました。15年ほど前に現地で知り合ったのが、佐々木和之さんです。佐々木さんは、日本バプテスト連盟等の支援でルワンダに住み、現地NGOに所属して和解と共生を手助けする取り組みを続けてこられました。その間、英国のブラッドフォード大学で博士号を取得し、2011年からルワンダ南部の街フエにあるプロテスタント人文社会科学大学(PIASS)で教えておられます。私の尊敬する友人です。

 

ここのところ、PIASSでは毎年数人の日本人留学生が学んでいます。佐々木さんが受け入れてくださっているためで、その数は既にのべ19人になりました。しかし、PIASSから日本に留学した学生はまだいません。やはり経済的な問題が足かせになっているのです。佐々木さんがいるPIASSなら、確実に優秀な学生を送ってくれる。なにより、これだけの日本人留学生を受け入れてもらった佐々木さん、PIASS、そしてルワンダに、何らかの恩返しをしたい。そう考えて、このプロジェクトを始めた次第です。

ソルガムビールを作る準備(2003年筆者撮影)
ソルガムビールを作る準備(2003年筆者撮影)

 

ルワンダは1994年に大虐殺があり、不幸な形で世界の注目を浴びました。その事件を題材にして制作された『ホテル・ルワンダ』、『ルワンダの涙』といった映画も、日本を含め、世界的にヒットしました。マウンテンゴリラの観光も有名で、訪問した日本の方も少なくないと思います。大虐殺以来、この国は大きく変わりました。しかし、勉強する機会を渇望する若い世代がいることは、いつの時代も変わりません。是非とも彼ら、彼女らを日本に招き、日本をよく知ってもらいたい。これは、ルワンダへの恩返しというだけでなく、私たちが今後ルワンダ、そしてアフリカとの関係を作っていくうえで、かけがえのない財産になると信じています。

 

皆さんのご支援に感謝しますとともに、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

現代アフリカ地域研究センター 武内進一

ギフト

3,000


留学生との交流会へご招待

留学生との交流会へご招待

皆さまのご支援が、ルワンダを“真の平和”へと導きます。ご支援に感謝申し上げます。
①留学生との交流会に招待します(2018年11月開催予定)
②大学からサンクスメールをお送りいたします
③寄附領収書の発送

寄付者
74人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年10月

10,000


留学生のフォトをお届け

留学生のフォトをお届け

皆さまのご支援が、ルワンダを“真の平和”へと導きます。ご支援に感謝申し上げます。
留学生の写真をお受け取りください。
①留学生のフォトをお送りいたします。
②留学生との交流会に招待します(2018年11月開催予定)
③大学からサンクスメールをお送りいたします。
④寄附領収書の発送

寄付者
37人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年10月

30,000


メッセージ入りフォトをお届け

メッセージ入りフォトをお届け

皆さまのご支援が、ルワンダを“真の平和”へと導きます。ご支援に感謝申し上げます。
留学生直筆レターをお受け取りください。
①留学生からのメッセージ入りフォトをお送りいたします。
②留学生との交流会に招待します(2018年11月開催予定)
③大学からサンクスメールをお送りいたします
④寄附領収書の発送

寄付者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年10月

50,000


直筆レターをお届け

直筆レターをお届け

皆さまのご支援が、ルワンダを“真の平和”へと導きます。ご支援に感謝申し上げます。
留学生の直筆メッセージ入りの手紙をお受け取りください。
①留学生直筆のメッセージを添えたお手紙をお送りいたします(写真を添えて)
②留学生との交流会に招待します(2018年11月開催予定)
③大学からサンクスメールをお送りいたします
④寄附領収書の発送

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年10月

100,000


公式ウェブサイトに企業名かお名前を掲示

公式ウェブサイトに企業名かお名前を掲示

皆さまのご支援が、ルワンダを“真の平和”へと導きます。ご支援に感謝申し上げます。
当センター公式ウェブサイトにお名前を掲載します。
①当センターの公式ウェブサイト内「現代アフリカ教育研究基金」ページ内にお名前を掲載させていただきます(ご希望に応じて)
②留学生直筆のメッセージを添えたお手紙をお送りいたします(写真を添えて)
③留学生との交流会に招待します(2018年11月開催予定)
④大学からサンクスメールをお送りいたします
⑤寄附領収書の発送

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年10月

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